696話の要約 アイニの嘘は続きます。
アイニは、
人魚の王に逆らえなかった。
人魚の王から、
牢屋に入っている人たちは
罪人であり、
規則を破ったので投獄されたと
聞いていたので、
彼を助けなかったと
言い訳をしました。
そこへ偶然にも、
湖の周りの土地を管理している
臣下の父親が登場しました。
怒った父親は、アイニに、
自分たちが破った規則というのは、
例えば、2人の人魚が
酒を飲んでいるのを
子供が見ていたことだと話しました。
そして、2人は連れて行かれ、
子供と一緒にいた女性も
連れて行かれ、
2人を助けようとした人も、
投獄された。
これらは馬鹿げた規則で
正当な理由がないと非難すると
アイニは何と答えていいか分からず
考えが揺らぎ始めました。
それはラティルの耳にも入りました。
しかしアイニは毅然とした態度で、
今回のことは、ラティルが、
単なる興味本位で行ったことであり
彼女のロードとしての役割は
村人たちの信頼を得られないと
説得し続けました。
その様子を、
湖から頭の3分の1を出していた
メラディムと血人魚たちが
見ていました。
ラティルは、アイニが剣の腕を上げ
護身術や人前で話す技術も
磨いたと思いました。
一方、ラナムンは
子育ての腕を磨いたと思いました。
アイニは、
同行して来た黒魔術師と共に
その場を立ち去ることにしましたが
ラティルはどうしていいか
分かりませんでした。
その時、老人がハンカチを取り出し、
自分は30年間投獄されていたこと、
立ち去った女性が
誰なのか知らないこと、
ラティルが、
ロードと呼ばれる存在であることは
気にしないこと、
彼が見ている女性は、
救世主だと言いました。
ラティルは老人の手を取り、
その言葉に感謝しました。
臣下の父親は、
アイニ元皇后が
真実を語ったかどうかは別として
ラティルは自分たちの皇帝であり
囚人たちの
救世主として見ていると言い、
他の村人たちも、その言葉を支持し、
ラティルはどんなことがあっても
自分たちを守ってくれると言いました。
ラティルは、
いつかは、他の人々も
このように自分を
見てくれるかもしれない。
ロードとしての役割は関係なく、
自分の人間としての資質が
重要なのだと考えました。
その時、
メラディムと血人魚たちが
湖から出てきて、
ラティルに近づきました。
人々は最初怖がっていたましたが、
助けられた少年がティトゥに気づき
お礼を言おうと、
彼の腕に駆け寄りました。
ティトゥが彼を抱き上げると、
他の囚人たちも、
ティトゥに気づきました。
そんな中、メラディムは
他の血人魚たちと共に歌を歌い、
村人たちとの楽しいひと時を
過ごしました。
ラティルは土地の管理者と話し、
あの場所で起こったこと、
皇帝がそこにいたこと、
ラティルとアイニの喧嘩、
そして彼女が誘拐された人々を
助けたことを秘密にするのは
難しいと指摘されました。
ラティルは頷き、
心配することはないと言いました。
その後、ラティルとメラディム、
血人魚たちは帰りました。
その様子を後ろから見ていた
土地の管理者の親子は、
地主の息子が
皇帝の側室になろうと
思っていたけれど、
8人もいると知って
考え直したという話をしました。
馬車に乗っていたアイニは、
緊急の知らせで、
馬車を停止させられました。
馬車を停止した者たちは、
ミロの女王と王が黒魔術を使って、
怪物の軍団を作っていた事実が
発覚したことを
アイニに話しました。
そして、見つかった手紙のせいで
アイニの弟が呼び出されたこと、
彼は、
手紙に家門の印を使ったことを
否定したことを説明し、
捜査員たちは、
アイニを疑っていると告げました。
アイニは、同行していた黒魔術師に
ザリポルシ姫と
その友人の黒魔術師が
自分を裏切ったのではないかと
尋ねましたが、黒魔術師は、
分からない、
長い間、その黒魔術師に
連絡を取っていないと答えたので
アイニはその黒魔術師と
連絡を取るよう命じました。
1人になったアイニは
緊張しながら親指を噛み、
ラティルの側室が怪物だと
皆に信じさせようとしたのが
失敗だった。
そして、
自分と同じように
ザリポルシも手紙を燃やすべきだったと
思いました。
アイニは、何とかして
ラティルが
不利になるような方向へ
事を運びたがっているようですが
嘘ばかりつく彼女から
誠意は全く感じられません。
村人たちが、
アイニよりもラティルを信頼したのも
当然だと思います。
悪の存在であるロードを
倒せるのが対抗者なので、
対抗者は善人だと思われているけれど
黒魔術師と行動を共にしたり、
怪物を作ることに
関わっていたとしたら、
どう考えてもアイニは
善人ではないと思います。
子育ての腕を上げたラナムンに
笑えました。
対抗者として、ロードを倒すために
剣術の腕を上げるより、
はるかに良いことだと思います。