自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 302話 ネタバレ 先読み 原作 タッシールをバカにするラナムン

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302話 ラティルはカルレインを押したわけではありませんでしたが・・・

◇嫌いではなく憎い◇

カルレインは、

ここから落ちても死なないと

ラティルが主張すると、彼は

自分が死ぬか死なないか、

どうして分かるのかと

尋ねました。

ラティルは、死んでしまうのかと

慎重に尋ねると、カルレインは、

試したことがないと

笑いながら答えました。

ラティルは、青ざめながら

屋上から下を見下ろしました。

高すぎて、まともに下を

見ることはできませんでした。

 

カルレインは、再び、

新しい側室について聞きました。

ラティルは、なぜ彼が

それを知っているのかと

尋ねました。

自分は人間よりも

耳が良く聞こえると答えました。

 

機密にしろと

指示したわけではないので

噂が漏れる可能性はあるだろうけれど

一体、どこから話が漏れたのか。

ラティルは、ため息をつきました。

クラインとラナムンを避けて来たのに

ここでも捕まってしまいました。

 

手すりを飛び越えたカルレインが

ラティルのそばに立つと

彼女は唸り声を上げて

彼を見上げました。

意外にも、カルレインは

あまり機嫌が悪くなさそうでした。

むしろ、ラティルが

窮地に追い込まれたネズミのように

落ち込んでいるのを

楽しんでいるようでした。

 

ラティルは、

良かったと思いましたが、

サーナット卿が、

側室に入るのはギルゴールであることを

話してしまいました。

その言葉を聞くや否や、

カルレインの暖かい瞳から

笑いが消えました。

 

なぜ、あえて今それを言うのか。

ラティルは、慌てて

サーナット卿を睨みつけましたが

彼は目をそらしました。 

先程も、彼は

側室たちが可哀想とか何とか

言っていたので、

この問題に関しては、

サーナット卿も敵であることに

ラティルは気づきました。

 

ラティルは、

カルレインを見上げました。

彼は依然として、

石のように固まっていました。

そして、側室に入るのが

ギルゴールであることを

確認しました。

 

ラティルは、

「そうなった」と答えると

カルレインは口をつぐみました。

ラティルは、彼の顔色を

ずっと窺っていましたが、

カルレインは、

容易に口を開きませんでした。

 

このままではいけないと思った

ラティルは、 

適当に言い訳をしてみようと思い

カルレインがギルゴールと

仲が悪いのは知っていると

言いましたが、

彼は、仲が悪いのではなく

憎んでいると、

冷たく言い放ちました。

 

そして、彼は手すりを乗り越えると

下に飛び降りました。

ラティルは驚いて

手すりを両手で掴んで

前に乗り出しましたが

遙か下の方に、

カルレインのマントさえ

見えませんでした。

ラティルが落ちるのではないかと

心配したサーナット卿は、

注意深く彼女を捕まえました。

 

ラティルはため息をつき、

頭も出すのをやめました。

それならば、

一体、どうすれば良かったのか。

ラティルは頭が痛くなりました。

 

ギルゴールを相手にするほどの

実力者もいないのに、

自分が覚醒すれば、

彼の相手になれると言うけれど

ギルゴールを相手にするために、

大切な人を殺めて、

その血を飲みたくないと思いました。

◇まだ、いる◇

力なく屋上から降りてきたラティルは

何も考えずに部屋に戻ると、

依然として対峙中の

ラナムンとクラインを発見しました。

2人は、ラティルが来ると、

首をほぼ同時に回しましたが、

ラティルが暗い表情をしていたので

少し驚いた顔で口を閉じました。

 

意図して、こんな表情で

来たわけではないけれど、

むしろよかったと思ったラティルは

今、少し大変なので後で話そうと

疲れ切った声で言うと、

彼らが何のために来たのか聞かずに

部屋の中に入り、

扉を閉めてしまいました。

そして、扉に耳を当てて

彼らの話を聞いてみると、

ラナムンとクラインは、

ひとまず次の約束して帰るようでした。

安堵のため息をついたラティルは

ベッドによろよろ歩いて行き

うつ伏せになりました。

◇冷たい配偶者◇

クラインとラナムンは、

場所を変えただけで、

帰る間ずっと、

第2戦を繰り広げていました。

正確には、クラインが我慢できず

ラナムンに怒ると、

彼が鋭く答えるパターンでした。

目的地まで、ほぼ一緒なので、

二人の口論は、

きりがありませんでした。

 

ラナムンが部屋の前を塞いでいるから

ラティルが疲れて、

そのまま行ってしまったと

クラインが非難すると、

ラナムンは、

クラインが先に来たと

言い張っていたのに

言葉を変えるのかと言い返しました。

 

それに対して、クラインは

ラナムンは無表情で冷たい性格なので

話をすると退屈する。

だから、ラナムンのせいだ。

ラティルは、自分といると

いつも笑っていると自慢しました。

すると、突然、

ラナムンの無表情だった顔に

不快な気配が現れました。

クラインはそれを見ると、

自分がラナムンの弱点を

突いたことに気づき、

さらに明るく笑うと、

冷たい色男を好きなのは

距離を置いている時だ。

冷たい夫とは長続きできない。

情を積み重ねることができないから。

夫婦は愛情を交わすものであり

ラナムンのように

孤高のふりをして

腰だけ伸ばしているものではないと

偉そうに言いました。

 

しかし、ラナムンは、

それを知っている人が

倉庫の鍵を持って逃げたのかと

反撃しました。

 

クラインは、

最近の最も恥ずかしかった記憶を

突かれて、目を見開きました。

ラナムンは、

襟すら触れたくないかのように

体を巧みにひねりながら

その横をさっと通り過ぎました。

 

クラインは、

バニルに落ち着くように言われても

全く聞かずに、

ラナムンをイタチ呼ばわりして

大騒ぎしましたが、

ラナムンは、

反応することなく歩きました。


静かに、

その後を追っていたカルドンは、

会話の声が聞こえないほど

遠くまで行くと、

ちらりと後ろを振り返りながら笑い

なぜ、あんなに無知で、愚かで

いつも、ギャーギャー喚く

皇子がいるのかわからない。

皇族の血がもったいないくらいだと

悪口を言いました。

 

そして、鍵を持って逃げたくせに、

自国で少しばかり苦労したら

皇帝が助けてくれたと自慢する姿を

ここ数日、カルドンは

本当に見たくなかったので、

クラインが、あんなにアヒルのように

抗議しているのを見ると

愉快になりました。

あのような皇子は、

自分の坊ちゃんの

相手にもならないと思い、

ラナムンに同意を求めると、

彼の美しい額の中にはっきりと

不快感が刻まれていたので

カルドンは驚いて

しゃっくりをしました。

 

カルドンは、ラナムンが

少し怒っていることに気づき、

あのバカ皇子のせいで

怒っているのかと尋ねました。

ラナムンは、

 

冷たい配偶者とは長続きしない。

 

と答えました。

 

カルドンは、

あの皇子の言葉は気にしないように、

口から出た言葉を全部話すだけだと

慰めました。


ラナムンも、クラインの言葉を

気にしたくありませんでしたが

自信満々でハーレムに入ったものの

皇帝は予想外に彼の所へ来ず、

少し心配になっていました。

対抗者であることを

明らかにしてでも

関心を持たせたかったのに、

対抗者の数が3人もいるせいか、

意外にも皇帝が気にしないので

さらに焦りました。

そんな中、

関心もない他の貴族だけが

相次いで訪れるので、

とても面倒でした。

その上、1年足らずで

新しい側室を迎えるということは

既存の側室が

気に入らないということでは

ないかと思いました。

おまけに、クラインに

「君は絵に描いた餅」

のようなことを言われて、

気にならないはずが

ありませんでした。


ラナムンはカルドンに

タッシールを呼ぶよう命じました。

◇タッシールの分析◇

クラインとラナムン、カルレインと違い

タッシールは

新しい側室についてのうわさを聞いても

あまり反応しませんでした。

彼は机の前に座って、

いつものように商団関連書類と

色々な情報報告書だけを見ていました。

むしろ、ヘイレンの方が

死にそうなくらい、

新しい側室が来ることを

嘆いていました。

それに対して、タッシールは、

新しい側室が来るのは、

もう3回目なので、

そろそろ慣れてきたらどうかと

助言しました。


しかし、ヘイレンは、

3回目なので、さらに衝撃が増えた。

どうしてお頭は、そんなに暢気なのか。

クラインとラナムンは、

すでに皇帝を問い詰めに行ったと

話しました。


それを聞いたタッシールが微笑むと、

ヘイレンはさらに興奮し、

これが面白いかの抗議しました。

タッシールは、ヘイレンに

落ち着くようにと言って

なだめると、

もしも、ヘイレンが皇帝で、

8人の彼女と付き合うことにしたのに、

そのうちの4-5人が

文句を言ってきたらどうするか

想像してみるよう言いました。

ヘイレンは、

すでに彼女が4-5人いるのに

8人も持つなら、

死ななければならないと叫びました。

 

それまで平然と話していた

タッシールでしたが、

急に悲しい声で、

 

その言葉を、そのまま皇帝に伝える。 

さようなら、ヘイレン。

君は善良で忠実な・・・

 

と言いかけると、

ヘイレンは驚いて慌てて手を振り、

それは、自分たちのような

普通の人の意見だ。

普通の人は側室がいないので、

皇帝の立場では考えられない。

だから、想像がつかないと

言い訳をしました。

 

すると、タッシールは

自分が代わりに考える。

クラインとラナムンが

皇帝のところに行き、何を言っても

あまり役に立たない。

むしろ皇帝の寵愛だけを失う。

それはなぜか、面倒だからと

簡潔に答えたので、

ヘイレンはしょんぼりしました。

彼は、

それでは、どうしたらいいのか。

お頭は皇帝とキスもせずに

暮らしているのに、

次々と新しい人たちが入って来ると

ヘイレンの声が沈みました。

 

その時になり、

ようやくタッシールの口元に

笑みが浮かび、

自分もじっとしているわけではない。

もうほとんど分析したと話しました。

ヘイレンは

何を分析しているのかと尋ねると

タッシールは、

ヒュアツィンテ皇帝と答え、

続けて何か言おうとしましたが

扉を叩く音で会話が途絶えました。

 

護衛がカルドンの来訪を告げると

ヘイレンは、主人と同じくらい

ムカつく侍従を思い出して

タッシールを見ました。

彼は、いつの間にか

机をきれいに片付けていました。

そして、

ラナムンは気が気ではないので、

自分に助けを求めに来たのだろうと

言いました。

◇商人は商人◇

ラナムンが

タッシールに会いたがっていると

カルドンから聞くと、

彼は、ラナムンの部屋に行きました。

 

タッシールが予想した通り、

ラナムンは、

ラティルが新しい側室を

迎えようとしているけれど、

防ぐ方法を探してみてと指示しました。

ラナムンの言葉に、

ヘイレンは半分驚き、半分感嘆しながら

タッシールの方を見ましたが、

彼はいつものように

笑ってばかりいました。

 

ヘイレンは、

ラナムンがタッシールと

同じ船に乗ることにしたと言ったのに、

同じ側室のくせに、

あんな風に命令を出すのが

嫌になりました。

それでも表情を管理していると、

タッシールは、もちろん探してみると

平然と答えた後で、

言葉を濁しながら

妙な笑みを浮かべました。

 

ラナムンがどうしたのかと尋ねると

タッシールは、

数日前、クライン皇子から、

彼が皇配になるのを手伝って欲しいと

頼まれた。

自分は平民出身なので、

皇配の席に上がるのは難しいと思い

彼は頼んできたようだと

話しました。

ラナムンは、

眉間にしわを寄せながら

受け入れるのかと尋ねました。

しかし、タッシールが答える前に

ラナムンは片方の口の端を上げ、

タッシールが望むなら、

受け入れても構わない。 

ただ、自分と同じ船に

乗れなくなるだろう。

そして、自分を訪ねてきたのは

タッシールが先だということを

覚えておくようにと告げると

わざと、タッシールを

商人呼ばわりました。

ヘイレンは悔しくて唇を噛みましたが

タッシールは、

依然と平然としていました。

 

タッシールは、

もちろんそうだけれど、

平民の自分は、

皇子様の命令に背くような

境遇でもないので、

立場が苦しくなったと、

ため息までつくと、

ラナムンは短く笑い、

やはり商人は商人なのか。

自分と皇子の間で

天秤をかけたいのかと尋ねました。

その短い笑いだけで

冷たい雰囲気が盛り上がり、

ラナムンの笑顔は

強烈に印象に残りました。

ヘイレンは、

気分が悪くなったものの、

ラナムン・アトラクシーの最高の武器は

確かに顔だと思いました。

そして、そっとタッシールを見ました。

ゲスターの侍従が、

よく効くという美容道具を

買っているそうだけれど、

自分も乗り出さないといけないようだ。

お頭が寝たら、

顔に泥パックでも乗せるべきだ。

あのクマさえなくなれば、

お頭も競争相手になれる。

クマのせいで、少し負けているのが

悔しいと思いました。

 

ラナムンは、

二兎を追う者は一兎をも得ずという

ことわざを思い出してと言うと、

再び、タッシールを

商人呼ばわりしました。

◇悪口◇

夕方遅くになっても、

ラティルは依然として、

ダガ公爵を

ゲスターに会わせる方法について

悩んでいました。

考えてみれば、

ゲスターがダガ公爵を何とかすれば

ヒュアツィンテを大臣館に会わせるのは

自然に解決できることでした。

しかし、ダガ公爵をゲスターに

会わせる方法が

全く思い浮かびませんでした。

 

ラティルは悩みながら歩いていると、

どこからか、

怒った声が聞こえてきました。

ラティルは立ち止まり、

声に耳を傾け、そちらへ行きました。

庭園のベンチに、

タッシールが微笑みながら座り、

隣でヘイレンが、

ラナムンは本当にひどい。

タッシールが商人出身だからと言って

無視していると怒っていました。


ラナムンが

タッシールに何と言ったって?

 

ラティルはもう少し近づいてみました。

ヘイレンは、

きちんと話さなければならない。

商人だっていいではないか、

ラナムンは、

たまたま良い家に生まれただけ。

お頭も裕福な家に生まれたけれど、

とても、一生懸命働いている。

ラナムンは、

万人が認める怠け者なのに、

偉そうにしていると、

果てしなく悪口を言い続けていましたが

ラティルを発見すると、驚き、

「ラナムンは口だけだ」と言うと、

話すのを止めました。

皇帝の側室の悪口を言ったせいか、

ヘイレンはすぐにうなだれました。

タッシールは、

平然とした顔でベンチから立ち上がると

ラティルは彼に近づきました。

ヘイレンが怒っているのを

聞いたせいか、

タッシールの笑顔が

少し悲しく見えたりもしました。

ラティルは、

ヘイレンが言った言葉は

本当なのか尋ねました。

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ヘイレンは、

ラナムンのことをひどく怒っているので

その怒りをぶちまけたいと思っていた。

ヘイレンの性格をよく知っている

タッシールは、自分の部屋に戻らず、

わざと、庭園に行き、

ヘイレンに、言いたい放題言わせた。

運が良ければ、

それをラティルが聞くことを願って。

 

駆け引き上手なタッシールは、

積極的に前に出ることもあれば、

好機を待つこともある。

以前も、偶然を装いながら

実はラティルを待っていることが

あったので、

タッシールは、

自分が告げ口をするのではなく、

タッシールに対するラナムンの仕打ちを

自然にヘイレンの口から

ラティルに聞かせたくて、

庭園に行ったと思いました。

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