自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 708話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ いつもそばにいてくれるタッシール

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708話 ラティルはタッシールの顔にクマがあるのを発見しました。

 

ラティルは、

タッシールの目のクマを見て、

無意識のうちに微笑みました。

彼はいつも自分のそばにいてくれると

思いました。

 

そうしているうちに、

ラティルの瞼が

だんだん重くなってきました。

彼女はタッシールを見て頷くと、

そのまま横になってしまいました。

 

強い視線を感じたラティルは、

ゆっくりと目を開きました。

横向きに寝ているタッシールの顔が、

彼女の目の前にありました。

目が合うと、

タッシールは目が細くなるまで微笑み

ラティルに、

よく眠れたかと尋ねました。

彼の狐のような笑顔に、

ラティルの心臓は再び鼓動しました。

彼女の様子に気づいたタッシールは

 

陛下は私から

目を離すことができません。

陛下はこのタッシールに

恋をしてしまったようです。

 

と、わざと囁きました。

ラティルは、

 

まさか!

 

と、きっぱり否定し、

手のひらで顔を覆いました。

そして、タッシールが

素敵な顔をしているので、

騙されないようにしなければならないと

言いました。

しかし、彼は、

なぜ、そんなに否定するのか。

恋するのは仕方がないと言い、

自分なら大丈夫とばかりに

ラティルの手首を掴み、

その手のひらに口を合わせました。

 

ラティルは、

くすぐったそうに身をくねらせ、

すぐにその手を引き抜きました、

そして、

タッシールのことは好きだけれど、

恋することはないと、

不動の決意を表明しました。

 

タッシールは顔を少し前に出し、

彼女と目を合わせて、

その理由を尋ねました。

ラティルは、

彼が、とても賢いからだと答えました。

ラティルは、

一度、彼に魅了されれば、

彼の賢さのせいで、

未来の自分が迷い、苦しんでいる姿が

はっきりと思い浮かびました。

けれども、

タッシールが気分を害することを恐れて

それを言えませんでした。

ラティルは、そこまでして

誰かに振り回されたくはなく

サーナット卿への愛で

疲れている彼女にとって、

タッシールへの恋は

本当につらいものだと思いました。

 

あなたも私を愛していない。

 

私はあなたを愛しています。

 

あなたは私を好きだけど、

愛していない。

 

その差は何?

 

大きな違いがある。

 

それは何?

 

タッシールは、

自然にラティルの背中を撫で、

そして、ゆっくりと

彼女の脇腹に移動しました。

ラティルは自分の手を

彼の上に重ねました。

自然と二人の手は握り合いました。

ラティルは、

その手の隅々にまで触れながら

 

言葉では言い表せない違いがある。

 

と呟き、タッシールを見ながら、

 

私のことが好きなのか、

それとも愛しているのか?

 

と尋ねました。彼は、

 

どちらか一方だけでなくていいのです。

 

と答えました。

ラティルは、

タッシールの黒い瞳を覗き込みました。

 

私はまだ夢を見ているのだろうか。

 

タッシールは微笑みながら、

ラティルの唇、顎、頬を拭ぐいました。

 

なぜ私を夢のように扱うのですか?

 

私の夢を見ているのか?

 

推理してください。

 

ラティルは、

タッシールに顔を近づけ、

彼の目を覗き込みました。

 

見てみよう・・・

 

ここに見えますか?"

 

うーん、見えるよ。

 

ラティルは彼の目を覗き込み、

どうしてクマが消えないのか、

毎日働いているからかと尋ねました。

彼は、

自分の両親に聞いてみるようにと

答えました。

 

ラティルは微笑みながら、

自分の額を彼の額にこすりつけ、

それは、変だ。

息子の目の下がくぼんでいる理由を

聞かれたら、

アンジェス商団の頭がどう思うかと

答えました。そこへ、

 

陛下! 若頭!

朝食をお持ちしましょうか?

 

と、扉の外から

ヘイレンの声がしたので、

タッシールはうめき声を上げました。

 

あいつは本当に無粋なやつだ。

頭はいいんだけど、何も気づかない。

空気を壊すんです。

 

と不平を漏らしましたが、

ラティルに、お腹が空いているかと

尋ねました。

彼女は、先に体を洗っていいかと

尋ねました。

 

タッシールは悪戯っぽく笑うと

ラティルの体を掴み、

自分の方に引き寄せました。

ラティルは、

身を任せようとしましたが、

すかさず、

自分は、レアンを許すふりを

することにしたと告げました。

 

陛下とヘイレンの違いは何ですか?

彼は気づかず、

その場の空気を壊してしまった。

陛下は・・・

 

と、タッシールは意味もなく呻き、

起き上がりました。

ラティルは彼の腿の上に寝そべり、

計画の成功率は、まだ58%なのか。

数日経ったけれど、

増えていないのかと尋ねました。

 

タッシールは、

カルレインと大神官が

カリセンに行った後、修正された。

今は57%だと答えたので、

期待に胸を膨らませて

彼を見上げていたラティルは、

顔をしかめました。

 

ラティルは、

なぜ、さらに下がったのかと尋ねると

タッシールはにっこり笑って、

ラティルの首筋に噛みつくふりをして

自分にキスすれば

67%になるかもしれないと答えました。

 

ラティルは、

むずむずと体をくねらせ、

彼の足の横の布団に頭を隠し、

そんなことをしないで。

まだ体を洗っていないと

反抗しました。

 

ラティルは、

昨日、お祭りに行って帰ってきて、

サーナット卿と話をして

ショックを受けて、

ベッドに横になって、

やっとのことでここに来たのに、

眠そうなタッシールを見ているうちに

眠ってしまったので、

風呂どころか、

顔も洗っていませんでした。

 

すると、タッシールは

一緒にお風呂に入ろうと呟くと

ベッドから立ち上がり、

ラティルの足を掴み、

強く引っ張りました。

ラティルは苦笑いしながら

ベッドの端に引きずられるように

移動しました。

 

ラティルは、ベッドの上に転がりながら

何をしているのかと、

抗議している素振りを見せると、

タッシールは彼女を持ち上げて

肩に掛けました。

 

急に視界が開けたので、

ラティルは、驚いて

タッシールの背中をつかみました。

 

私、重くない?

 

ああ、あなたはまるで羽のようです。

 

そう?そうなの?

 

ドラゴンの羽はこんな感じで・・・

 

ドラゴンに羽があるの?

 

ラティルは困惑しながらも

問いかけましたが、

そんなことは、

どうでもいいと気づき、

痛くない程度に彼の背中を叩きました。

 

タッシールは、

苦笑しながら浴室に入り、

彼女を浴槽に下ろしました。

意外なことに、

浴槽にはすでに湯が張られていました。

いつ入れたのか、

ラティルは浴槽の中に手を入れると

お湯は温かでした。

 

タッシールは、

ラティルが休んでいる間に入れたと

答えたので、ラティルは

タッシールはずるいと文句を言うと

彼は、ラティルの方がもっと狡猾だ。

朝は、お風呂に入らなければならないと

返事をしました。

 

ラティルが黙っていると、

タッシールは何を想像したのかと

尋ねました。

ラティルは抗議しようとしましたが、

タッシールがパジャマを脱ぐと、

口を閉じました。

ガウンがずり落ちると、

彼の引き締まった美しい体が

露わになりました。

ラティルは、

目隠しをする振りをしました、

 

タッシールが浴槽に入ると、

近くから水の溢れ出る音がしました。

ラティルは、

唇の端が上がろうとするので、

口元を覆いました。

そして、ちらりと下を見ると、

タッシールが浴槽の中で

人魚のように横になって、

頭と足だけ出して、

彼女を見上げていました。

 

タッシールが、

なんて可愛いのかと囁いたので

ラティルは、

また不機嫌そうな素振りを見せました。

タッシールは、

ラティルのズボンの裾に

手を滑り込ませました。

温かく濡れた手が足首に触れた時、

ラティルは反射的に

サーナット卿の

冷たい手を思い出しました。

 

レアンのことを考える時に、

脇に置いていた

サーナット卿への思いが、

ブーメランのように戻って来ました。

ラティルは、

そのことを考えたくなかったので、

代わりに目の前にいる

ハンサムな男性に注目しました。

 

彼女はパンツだけを脱ぎ、

タッシールに近づきました。

水に濡れたシャツが水面に浮き上がると

タッシールはラティルの腰を掴み、

ニコニコしながら

自分の方に引き寄せました。

 

これは何ですか?

 

洋服です。

 

服だったんだ。

 

タッシールは、

ラティルのシャツのボタンを

下から一つずつ外していきました。

途中まで外して手を離すと、

シャツは完全に浮いたので、

ラティルがシャツを押し付けました。

タッシールはシャツの中心に手を当て

綺麗だと言って、

シャツを擦りました。

 

水に浸かった体にまとわりつく服を

熱く大きな手が包み込むと、

ラティルの顔が熱を帯びました。

タッシールが服に唇をつけると、

ラティルは不思議な気分になり、

恥ずかしくなったので、

服は、どんな味がするのかと、

思わず聞いてしまいました。

 

タッシールは真剣な表情で

お風呂のお湯のような味だと

答えました。

ラティルは微笑みながら

彼のお腹と心臓を撫でました。

水の中のタッシールは、

水の外のタッシールとは

違う感じがしました。

 

ラティルは、

タッシールは毎日働いているのに、

どうやって、この体型を

維持しているのか。

筋肉が落ちないから、

毎日運動しているように見えると

言いました。

 

タッシールは、

筋肉が好きかと尋ねました。

ラティルは、好きだと答えました。

 

どの程度まで?

 

と尋ねたタッシールは、

彼女のシャツを脱がせるか脱がせないか

思案するように、

両手でボタンの部分を触り続けました。

ラティルは手を下ろし、

完全に準備が整ったことを

確認しました。

 

彼女は

お湯とタッシールの美しい顔を見ました。

 

うまくいくかな?

 

ラティルの問いかけに、

タッシールは微笑んで

手を下ろしました。

ラティルはタッシールの肩を抱き、

身を乗り出し、

彼の首根っこを押さえ、

ただじっと立っていました。

 

タッシールは

ラティルの背中に手をやると

そのまま彼女を抱きしめて

浴槽の端に行きました。

そして、ラティルを浴槽に座らせ、

その脚をくわえました。

 

周りに毛布がないからか、

それとも身長が違うからか?

ラティルは、

彼の髪にしがみつきながら

目を閉じました。

いつもの倍、

挑発的な光景となりました。

彼が彼女の足首に、

わずかに口を合わせた時、

彼女の背中と心臓は

奇妙に鼓動していました。

ラティルが湯船に浸かっている間、

タシルは忙しく浴室を歩き回り、

湯船に水を足したり、

ラティルの体をシャボン玉で

拭いてあげたりしていました。 

 

作業を終えたタッシールは、

誇らしげな声で、

ラティルが元気そうだと呟きました。

疲れているように見えたタッシールは

むしろ、今の方が元気がありました。

しかし、ラティルの足は震えていて、

立ち上がるのが大変でした。

タッシールは、

どこからか大きなタオルを持ってきて

ラティルを覆うと、抱き上げました。

ラティルは、落とさないでと

低い声で懇願しました。

 

タッシールは、

ラティルをベッドに寝かせると、

彼女の髪を弄びました。

ラティルは困ったように

タッシールの腕を軽く叩きましたが

また刺激を受けたとわかると

すぐに飛び起きました。

もう起きてしまうのかと、

タッシールは悲しそうな声で

尋ねました。

 

ラティルは、もう朝だし、

今、お風呂に入ったので

これから服を着なければならないと

言いました。

 

タッシールは、

ラティルの内心を見透かしたように

目を閉じて微笑みました。

 

本当に、朝礼に行かなければならないと

ラティルは、

とても忙しい女性のように呟くと、

タッシールの背中をポンと叩き、

着替えを貸して欲しいと頼みました。

 

服を着たラティルは、

ヘイレンが運んできた卵とサラダの

軽食を取りました。

 

彼女は、固ゆで卵を食べながら

ため息をつきました。

美味しくないのかと

尋ねるタッシールに、ラティルは

レアンに対する作戦を

相談しに来たのに、

結局愛し合うことになった。

やりすぎたと答えました。

するとタッシールは、

一回しかしてはいけない

法律でもあるのかと尋ねました。

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サーナット卿は

ラティルのことが好きで、

彼女を守りたいと思っているけれど

自分が傷つくことを

恐れているという点で

ラティルよりも、

自分の方が大事なのではないかと

思います。

タッシールも、

自分のことが大事だと思いますが

感情を押し殺す術を

得ていると思います。

それは商人として、黒林の頭として、

目的を達成するため、

冷静に物事を判断しているうちに

身に付いたものだと思います。

彼が、すぐに冗談を言ったり

からかったりするのも、

自分の感情を隠すための

手段ではないかと思います。

 

ラティルが他の側室たちと

仲よくしているのを見て、

心穏やかでいられない時も

あるかもしれないけれど、

常に冷静さを保ちながら、

時にラティルに

賢明な助言を与え、

ラティルが傷ついている時は

温かく包み込むタッシール。

タッシールは嫉妬することもないし

冗談ばかり言っているので、

本当のことを言っても、

ラティルは

信じようとしませんが、

そんなタッシールのことが

彼女も好きになったようです。

 

ヒュアツィンテとサーナット卿に

傷つけられたことで、

恋することに臆病になっている

ラティルですが、タッシールなら、

絶対にラティルを傷つけたりしないと

思います。

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