自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 728話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ バニルより役に立つクライン

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728話の要約 タリウムの首都に怪物が現れました。 

 

レアンと側近は本宮に行きましたが、

警備兵たちは、皆城壁に行き、

使用人たちは避難してしまったので、

本宮は事実上空っぽでした。

その後、レアンたちは宮殿を出て

小さな家が並ぶ村に行き、

ある家に入り扉を閉めました。

後を追ってきたアライグマは

中に入ることができず、

外に取り残されました。

剣に聖水を振りかけたアクシアンは、

向かってくる怪物の髪を切りました。

怪物の毛は非常に破壊力が強く、

行く手を阻むものを、

全て消滅させてしまいましたが、

アクシアンの剣に塗られた聖水と

クラインのお守りのおかげで

立ち向かえることができました。

 

アクシアンは怪物の頭を見ながら、

どうやって始末するか考えました。

その時、クラインが剣を使って

怪物の髪をよじ登っているのが

見えました。

怖くなったアクシアンは、

クラインを呼びましたが、

怪物の動きを前にして、

クラインを見失いました。

 

アクシアンは馬車の後ろに行き、

弓矢を取り出すと矢に聖水をつけ、

怪物のこめかみを狙い、

思い切り矢を放ちましたが、

矢が当たる前に、

怪物の髪に絡まってしまいました。

アクシアンは強く弦を引きましたが、

その時、

怪物の耳まで到達したクラインが、

そこに剣を突き刺しました。

怪物は雷鳴のような叫び声を上げ、

大きな土煙と化して消え去ると、

クラインは虚空に落ちていきました。

ラティルは、先ほど

城壁から見つけた場所を探すために

足早に通りを走って行きました。

街中に人影はほとんどなく、

これなら被害を最小限に抑えられる、

訓練の甲斐があったと思いました。

ラティルは、怪物を発見することが

できなかったものの、

諦めずに走り続けました。

 

その時、

ラティルは不思議な感覚に襲われ、

後ろを振りむくと、

そこには誰もいませんでした。

ラティルは身を屈めて、

振り向くふりをした後、

また、すぐに振り向きました。

ラティルは、

ある家の窓から何かを見たので、

すぐにその場所に入りました。

辺りは暗く、月明かりだけが

わずかに照らしていました。

 

玄関の前に立っていたラティルは

光の届かないところに

何か塊を見ました。

あれが自分の見たものなのかと

疑問に思いながら、

彼女はテーブルに近づき、

明かりを点けました。

クラインの服が木の枝一本に

刺さっているのを見て、

アクシアンは悲鳴を上げましたが、

深呼吸をすると、

クラインが木に剣を刺して、

木にしがみついているのが見えました。

クラインはさっさと木から降りると、

アクシアンは馬車から

軟膏を取り出しました。

アクシアンはクラインに

大丈夫かと尋ねると、彼は、

大丈夫だけれど、

手のひらを少し痛めたと答えました。

 

アクシアンは、皇帝が、

これら全てを見ていたら、

クラインと恋に落ちていただろうに

残念だと話しました。

 

アクシアンは、

クラインの負傷した手に軟膏を塗り、

包帯を巻きながら怪物の話をしました。

クラインはアクシアンに、

近隣諸国の人が住む地域に

様々な怪物が出現していると

話しました。

 

クラインの傷は

まだ出血していました。

アクシアンとクラインの頭上には

まだ、血の混じった赤い雲が

広がっていました。

アクシアンは

馬車に傘を取りに走りましたが、

時すでに遅し、

雲は血の雨を降らし始め、

2人はびしょ濡れになりました。

そして、雲は消えました。

怪物がいなくなったからだろうかと

クラインが何か言う前に、

馬車から悲鳴が聞こえました。

目を覚ましたバニルが馬車の扉を開け

血を浴びたアクシアンとクラインを見て

再び気絶しました。

アクシアンは、時にクラインよりも

バニルの方が、

役に立たないことがあると思いました。

 

御者が逃げてしまったので、

アクシアンは、人目を引くことなく

馬車を運転できるようにに

服を着替えました。

クラインが乗り込むと、

馬車は再び動き出した。

 

「クライン王子は、

思ったより役に立つ」と、

そう遠くない場所から

状況を観察していたカリセンのスパイが

誰かに手紙を書きながら呟きました。

ラティルが明かりをつけると同時に、

何かが飛び出して飛んできました。

その怪物は、

人の30倍も大きな口をしていて、

まるで獣が彼女を見て

唸っているようでした。

 

ラティルは

「やっつけてやる」と思い、

剣を抜きましたが、

ラティルが音を立てた途端、

怪物は窓の外に逃げ出しました。

ラティルは割れた窓を見て

唸りました。

戦わずして勝つのは良いことなので、

剣を納めると、家の中を見回しました。

万が一、家に怪物が侵入してきても

避難できるように、

家族に配られたお守りは

地下室にあるはずでした。

複数のお守りを所有している家は少なく

地下室以外の場所にお守りがなくても

珍しくはありませんでした。

 

ラティルは外に出ようと

扉に向かいましたが、

妙な気配を感じたので

振り返って、

家の中をもう一度見てみました。

確かに怪物は消えていましたが、

何故こんな感じがするのか。

その時ラティルは壁に描かれた

記号を見つけました。

一体、これは何なのか。

近づいて見てみると、

小さな筆で描かれたようで

絵具がまだ乾いていませんでした。

誰が描いたのか。

ラティルは紙を取り出して

記号を写し取り、

手で絵の具を擦りました。

その時、ラティルの背後で、

誰かが剣を振り上げました。

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怪物が現れて、

アクシアンだって怖がっていたのに

ひるむことなく

果敢と怪物に挑んだクラインを

時にはバニルよりも役に立つと

言うなんて、

少しひどいと思いますが、

それだけ、クラインの活躍が

素晴らしかったということなのだと

思います。

 

会議の場では、居眠りしたり、

ニヤニヤしたりしているし、

側室と喧嘩したり、

すぐに怒るクラインの今回の雄姿を

ラティルが見たら、

恋に落ちることはなくても、

彼を見る目が随分変わるように

思います。

 

レアンが向かったのは

ライオンの宮殿(皇帝の墓)です。

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