730話の要約 アライグマがラティルの部屋に走って来ました。
アニャドミスとの戦いの後、
ラティルは、
見た目がアライグマの、
怪物クリーミーとランブリーに
出会いました。
これらの生き物は、
ロードしか見ることができず、
彼らは保護バリアを作っているので
彼らが許可を与えない限り
他の人が彼らの姿を
見ることができませんでした。
レアンを追っていたアライグマは
ランブリーで、クリーミーは、
ランブリーが
宮殿に帰ってきていないと
訴えました。
ラティルとタッシールがいる部屋の
隣の部屋にいたゲスターは、
バリアがまだあるかどうか
確認しに行くべきだと提案しました。
もしバリアが消えていたら、
ランブリーが去ったか、
死んでいることを示していると
話しました。
彼らに合流したグリフィンは、
自分とクリーミーが
ランブリーを探しに行くので
心配するなと言って
二匹は部屋を出て行きました。
ラティルがめまいを起こしたので、
ゲスターが心配して
大丈夫かと尋ねました。
ラティルは、
疲れているだけだと答え、
ランブリーが、
怪我をしているのではないかと
心配しました。
カルレインは、ラティルのために、
ホットチョコレートを持って
部屋の中に入って来ました。
ラティルは、それを少し飲んだ後、
タッシールに、
吸血鬼に見張らせていた家から
消えてしまった人を探すよう
指示しました。
彼は人を探すのが得意だからでした。
そして、ゲスターには、
ドミスの遺体が
まだあるべき場所にあり、
封印されているか
確認してきて欲しいと頼みました。
皆が帰った後、百花が訪れました。
彼はゲスターが、とても冷たい表情で
部屋を出て行ったと指摘しました。
ラティルは、
先程まで、話していたことが原因だと
返事をしました。
百花は役に立つけれど、
彼の立場は曖昧なので、
何が起こっているのか
詳細を語らない方が良いと思いました。
幸いにも百花は、
それ以上、聞いて来なかったので
ラティルは、
彼の部隊はどうだったかと尋ねました。
百花は、
アニャとレックスが喧嘩をした。
レックスが3位になったことを
伝えなければならなかった。
アニャは人間ではないので
怪物のように戦い、
レックスは人間なので
人間のように戦う、
だから二人の視点が違っていて、
それが言い争いの原因だと話しました。
ラティルは、
誰かに間に入ってもらうようにすると
言いました。
しばらく、ラティルは
部屋の中を歩き回り、
フローラが発生させた刃物による
惨状を観察していると、
狐の仮面が現れ、
ドミスの墓が無傷であること、
破壊されたり襲撃された形跡がないと
報告しました。
ラティルは、
それならば、誰かがドミスの血を
持っているはずだと
言いましたが、狐の仮面は、
必ずしもその必要はないと
告げました。
ラティルは、キツネの仮面が
その印をドミスに教えたはずだと
言うと、狐の仮面は、
ドミスの血を利用することで
自身の能力を最大限に引き出す
黒魔術の象徴に過ぎないと
告げました。
ラティルは、それならばなぜ
彼がドミスの血のことを言ったのか
理解できないと言うと、
狐の仮面は、
自分があの印を作りドミスに見せた。
つまり自分とドミスしか
あの印を知らない。
誰にも明かしていない。
ドミスは死んでいるから
ドミスの記憶を持つ誰かが
やったと指摘しました。
ラティルは、
アイニに協力している者が
背後にいるに違いないと考えました。
アイニは死んでおらず、
攻撃の時を待っている。
もしかしたら、レアンが
関係しているのだろうか。
しかし、そうだとしたら、
なぜアイニはこんなに早く
自分の状況を明らかにしたのだろうか。
あの印は、
ドミスと伯爵しか知らないので
アイニがやったとわかるに
決まっているとラティルは言うと、
狐の仮面は、
ドミスは、自分と彼女の二人だけが
あの記号を知っていることを
知らなかったと言いました。
翌日、
ラティルは大臣たちと面会しました。
彼らは、
ラティルの怪物に対する行動に
拍手と賞賛を送りました。
タリウムは怪物の襲撃に対して、
他の国よりもはるかに
備えができていましたし、
ラティルがただの皇帝ではなく
国民を守るために自ら剣を振るい、
クライン皇子を除いた全ての側室が
出陣したからでした。
大臣の中には、
クラインがいかに役に立たないかを
馬鹿にする者もいましたが、
ラティルが、
クラインの悪口を言うなと言って
それを遮ると、
大臣たちは皆、黙りました。
その後も会議は続きました。
ラティルがコーヒーを飲んでいると、
彼らは一枚の紙を持ってきました。
ラティルはそれを見るなり
非常に驚きました。
ドミスの印が描かれていたからでした。
それを渡した大臣は、
宮殿に戻る途中で、
この印が村のいくつかの家に
描かれていることに気づいたと
話しました。
ラティルは、1つだけではなかったと
思いました。
大臣たちは、
これは何なのか。
なぜ印を、聖騎士団に見せないのかと
尋ねました。
ラティルは入浴したばかりで
何も着ていない
カルレインの部屋に入り、
後ろから彼に抱きつきました。
彼女の顔は、
彼の氷のような肌に触れましたが、
その時、彼女は、
肌に感じる冷たい感覚を
求めていました。
カルレインは、
どうしたのかと尋ねました。
ラティルは、
会議の間、大臣たちが
生き生きしていたのがよかった。
拍手喝采を浴び、
褒められたのが嬉しかった。
でも渡された紙に、
ドミスの印が描かれているのを見て、
それが全て消えたと言いました。
カルレインはラティルに、
拍手が好きかと尋ねると、
ラティルはそうだと答えると、
カルレインは、彼女が望むなら
拍手すると提案しました。
ラティルは面白がって後ろに下がり、
やってみろと言いました。
カルレインは拍手しますが、
それは残酷な支配者に対する
やり方でした。
カルレインは、
気に入らないのかと尋ねました。
ラティルは、それに答えず、
再び拍手しようとする
カルレインの背中に
再び、寄りかかりました。
そして、
拍手するのはやめて、
じっとしていて欲しい。
彼の声を聞くのが好きだと言いました。
しばらくその姿勢でいた後、
ラティルは彼から離れて
ソファに横たわりました。
カルレインは、
ラティルにコーヒーを入れ、
彼女はそれを受け取りました。
カルレインはラティルを見て、
自分に腹を立てているのかと
尋ねました。
彼女はそうではないと答えましたが
カルレインは、
まだ疑っていました。
ラティルは怒っていて、
慰めを求め、
自分の所に来たのではないかと
考えました。
カルレインは肘掛け椅子に腰掛け、
頭を下げました。
その時、扉がノックされました。
タッシールでした。
彼は部屋の中を覗き込み、
入っていいかと尋ねました。
そして、
カルレインと視線を合わせ、
ウィンクをしました。
カルレインの表情が厳しくなると、
タッシールはラティルに近づき、
彼女が探してくれと言った男を
見つけたと告げました。
アライグマは、
仮面をかぶった人ではなく、
本当に、アライグマの姿を
していたのですね。
名前が怪物らしくなくて
可愛いです。
キツネの仮面がドミスの印について
話していることが
よく分かりませんでしたが、
ドミスの血で描かれていれば
彼女よりも弱い怪物、人間は
影響を受けるけれども、
怪物にとって、
その印自体が脅威なので、
ドミスの血で
描かれていようがいまいが、
印を見ただけで反射的に、
恐怖を感じるのではないかと
思いました。
クラインがいれば、
本当に役に立ったのに、
ラティルと大臣たちに、
彼が活躍する場を見て欲しいです。