自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 747話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 信頼されたことが恥ずかしいラティル

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747話の要約 神殿長は大神官に手紙を送ることにしましたが・・・

 

会長は聖騎士団長から

神殿長の解任を要求する手紙を

受け取りました。

彼は手紙を読みながら

「面白い」と言って笑いました。

 

数日前から団長は、

神殿長が、

その地位にふさわしくない理由を

詳細に書き綴っていましたが、

会長から送られてきた返事には、

受け入れられないと書かれていたので

団長の表情が暗くなりました。

 

前神殿長の命を奪ったのは

会長なのに、

なぜ今回は拒否したのか

理由が分かりませんでしたが、

よくよく考えてみると、

それほど、不思議なことでは

ないのかもしれない。

前神殿長は怪物、

現神殿長は人間なので、

それが重要なのだと思いました。

それに、会長自身が

危険で奇妙な人物でした。

 

団長は新しい報告書を書き、

聖騎士会議の議題にするよう

部下の一人に伝えました。

部下は

会長だけが知っていることを

聖騎士に教えても良いのか

尋ねました。

団長は、会議が開かれた時に

報告書を用意するから大丈夫だと

答えました。

出所後、ザイシンは

数日間の休暇を取り、

首都圏内の中規模な神殿を訪れ、

神官と話し、信者と祈り、

助けを求める人を助けるという、

いつもと変わらない時間を

過ごしました。

 

そのような1日の終わりに、

ザイシンが帰ろうとした時、

ある人が彼に声をかけ、祝福を求め

それと引き換えに封筒を渡しました。

祝福を受けた信者が

そのようにするのは

一般的な事なので、

ザイシンはお礼を言って

それを受取りました。

 

馬車に乗ったザイシンは、

渡された手紙を読みましたが

その内容に驚きました。

彼はすぐに差出人を見ると、

神殿長でした。

その手紙には、

ラティルとタッシールが

彼女を罷免するための計画を

立てていたと書かれていました。

 

彼の侍従は、

それは本当だろうかと尋ねました。

ザイシンは、

あり得ないと答えましたが、

神殿長は、

神殿に誓うとさえ言っていると、

侍従は指摘しました。

ザイシンは浮かない顔をしました。

 

神殿に誓うということは、

非常に意義のあることで、

それが神官や聖騎士であれば

猶更でした。

しかし、彼の知るラティルは

そのような罠を

仕掛けるような人物ではなかったので

彼は誤解に違いないと

固く信じました。

 

侍従は困惑した表情を浮かべましたが、

ザイシンはそうに違いないと主張し、

ラティルと話せば、

誤解は解けるだろうと主張しました。

そして、

いかなる疑いも持つことなく

話をしていたザイシンが、

窓から外を見ると、

カップルらしき人がいて、

片方が相手の腰に腕を回し、

そっとキスをしているのが

見えました。

ザイシンは、その様子から

目を離すことができませんでした。

その様子を見ていた侍従は、

慌てて窓を閉めて

視線をそらしました。

タッシールが戻って来たと聞くや否や、

ラティルは、慌てて

執務室を飛び出しました。

彼は、本宮の正面玄関に続く

広くて何もない道を、

ゆっくりとした足取りで

歩いて来ました。

タッシールはラティルの姿を見ると、

自分に会いに来たのかと、

微笑みながら尋ねました。

 

ラティルはタッシールに駆け寄り、

彼を抱きしめようとしましたが、

顔が傷だらけなのを見て

自分の顎を掴みました。

 

抱き締めるのは、

2人きりの時だけにして欲しいと

タッシールは冗談を言って

笑いましたが、ラティルは、

タッシールの目や口の周りの傷を見ると

少しも笑えませんでした。

 

ラティルは、

アライグマから聞いていたので、

その傷が何なのか知っていたけれど、

これは何なのかと尋ねました。

タッシールは、

「メダルだ」と答えました。

 

ラティルは、

タッシールの目を見ました。

彼のクマは、

さらに深くなっていました。

 

ラティルは彼の腕を取り、

個人の執務室に連れて行きました。

彼女の秘書たちは、

許可なしで、そこに入ることは

許されていませんでした。

ラティルは、

彼を治療するための道具を

持って来るよう指示した後、

彼を自分の椅子に座らせました。

2人の秘書が彼女の後に続き、

道具を置くと出て行きました。

 

タッシールは、

ラティルが治療してくれるのかと、

少し顎を上げて尋ねました。

ラティルは、

上からタッシールの傷を見下ろすと、

お腹の真ん中に

石が刺さっているような

気がしましたが、タッシールは

いつもと同じように

振る舞っていました。

ラティルは、

ザイシンは神殿に行っているからと

答えました。

 

ラティルは脱脂綿に

消毒液を染み込ませて、

慎重に傷口に当てました。

粘りけのある液体が

彼の唇の横の傷に触れると、

タッシールはたじろぎました。

ラティルは、

反対側の傷にも薬を塗り続けました。

彼女の目は薬にだけ固定され、

そこから動きませんでした。

タッシールはそんな彼女を見て、

思わず唇の端を上げました。

実は、その傷は、すでに医師により

治療されていましたが、

彼は、喜んで

それを明かしませんでした。

 

ラティルは、

タッシールが変態なのかと

言いかけたところで、

彼は「そうです」と返事をしたので

ラティルは、

まだ話し終えていないので、

早とちりするなと叱りました。

そして、タッシールを見ました。

彼が微笑むと、

ラティルは軟膏を塗りました。

 

実は彼女が彼に聞きたかったのは、

 

あなたは変態ですか?

なぜ笑ってばかりいるのですか

痛くないのですか?

 

ということでした。

それは、タッシールが

治療を受けながら、

笑顔を絶やさなかったからでした。

 

ラティルは、

ザイシンが戻ったら、

すぐにタッシールの所へ行くよう

伝えておくと言いました。

タッシールが部屋に戻って

ソファーに座ると、

ヘイレンは、消毒液や軟膏、

脱脂綿の入った箱を持って

近づいて来ました。

 

タッシールは、

皇帝が治療してくれたのを

思い出して、

身体が震えるほど笑い、

ソファーに横になりました。

そして、ヘイレンに

これで3回目だと言って、

薬の入った箱を片付けるよう

命じました。

ヘイレンは箱を床に置きましたが、

悲しげな表情を浮かべていました。

彼は、タッシールの傷を

くまなく調べていました。

 

彼は、

そんなことはないと

わかっていながら、

どうしたのか、

自分がいない間に

誰かに何かされたのかと、

怒ったふりをして尋ねました。

 

ヘイレンは、

タッシールの向かい側の椅子に座ると

彼が変わってしまったことを

彼自身は分かっているのかと、

寂しそうに尋ねました。

 

タッシールは、

神殿長が顔を殴り続けたので、

ひどい顔をしている。

恐ろしかったと答えました。

 

しかし、ヘイレンは

顔ではなく、心が変った。

元々、タッシールは

組織のリーダーなので、

もう、そんなに危険な行動は

して欲しくないと言って、

肩を落としました。

 

タッシールは、

何事も完璧になるまで計画し、

それを実行に移す人でした。

例外もあったけれど、

ほとんどの場合、そんな感じでした。

タッシールの顔は

ひどいことになっていました。

ヘイレンの知る限り、

皇帝とタッシールが計画したことで

彼がそのような顔になるのは

想定外でした

 

ヘイレンは、

皇帝はタッシールの顔が好きなので

おそらく、これは、

皇帝が同意した計画では

ないのではないかと尋ねました。

タッシールは、なぜヘイレンが

自分の妻のことを、

そんなによく知っているのかと

尋ねました。

 

ヘイレンは、

タッシールは本当に

皇帝を愛しているのか。

それが、タッシール自ら、

危険に身を晒す理由なのかと

尋ねました。

しかし、ヘイレンは、

自分で質問しておきながら、

その答えが「いいえ」であることを

望みました。

これは皇帝への好意とは

別のものでした。

タッシールは、

もちろん、そんなことはないと

簡潔に答え、微笑みました。

 

しかし、希望通りの

答えが返ってきても、

ヘイレンは安心できませんでした。

タッシールは賢いからこそ、

本能的に、危険な感情を

否定しているのではないかと

思いました。

翌朝、ザイシンは宮殿に戻ると、

ラティルのもとへ直行しました。

彼女は部屋で

身支度をしていましたが、

ザイシンが、

自分のやったことを話すと、

ラティルは彼を祝福して

抱きしめました。

そして、

タッシールも戻って来たので、

休んだ後に、彼の所へ行き

治療をして欲しいと頼みました。

 

その時、ザイシンは

神殿長から受け取った手紙のことを

話しました。

洗面台の近くにいたラティルは

驚きましたが、無理矢理、微笑むと

手紙の内容について尋ねました。

ラティルは支度をしながら、

神殿長は、

とてもしつこいと考えました。

 

ザイシンが手紙を渡すと、

ラティルはそれを受け取り、

手紙で顔を覆うと、

表情管理をしながら、

それを読みました。

 

ラティルはその手紙を見て、

現実よりもひどいと思いました。

真実ではないけれど、

現実に近いものであり、

しかも、彼女は神殿に誓っていました。

 

ラティルは手紙を下ろすと、

ザイシンの表情を観察しました。

彼は、手紙の内容を

信じるだろうかと不安になりました。

誓いというのは、

普段しないことなので、

信憑性が増しました。

しかし、ザイシンは

力強い腕で彼女を抱きしめました。

ラティルは目を瞬かせ、

突然、抱擁した理由を尋ねました。

 

ザイシンは、

誤解だと思う、

心配することはない、

彼女があんなことをするとは

思わなかったと告げました。

 

ラティルは顔を和らげ、

ザイシンの抱擁に応じました。

ラティルはザイシンに、

他人の攻撃を返すのは

必要な時だけだと言いました。

ザイシンは知っているから

大丈夫だと言いました。

 

ラティルは、

心臓がドキドキするのを感じ、

ザイシンから離れました。

信頼されたことを喜ぶべきなのに

その信頼が、嬉しさよりも

恥ずかしさを生んでしまうという

状況でした。

ザイシンが

タッシールの部屋に到着すると、

彼は顔に卵をこすりつけながら

両手を広げ、

自分の顔を見て欲しいと言いました。

ザイシンは、

すぐにタッシールを治療しました。

彼は治療が終わると、

自分は皇帝を愛していると思うと

照れた声で話しました。

すると、タッシールも

自分も陛下を愛していると

言いました。

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ラティルは、

神殿長を罷免するために

彼女がタッシールに

暴力を振るうように

仕向けたわけではなく、

タッシールが

手紙を送った犯人だという濡れ衣を

晴らしたかっただけ。

けれども、調査の過程で

神殿長が、タッシールに

何かをするかもしれないことは

想定内で、それが結果的に

神殿長の罷免につながればいいと

思っていたかもしれない。

それが、真実ではないけれど

現実に近いということなのかと

思いました。

 

大神官は、馬車の窓から

目撃したカップルに影響されて

ラティルを

抱き締めてしまったのではないかと

思いました。

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