自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 323話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ヒュアツィンテを助けに行くラティル

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323話 カリセンの宮殿内に邪悪な存在がいるので、大神官を送れないと聞いたアイニは・・・

◇アイニの思惑◇

しばらく深呼吸をした後、アイニは、

ラトラシル皇帝は、

とても怒っているのか?

ばかげたことを言うと

皮肉を言いました。

カリセン使節団と一緒にやって来た

タリウム使節団は、

その言葉にも、ただ微笑むだけでした。

 

アイニは、

タリウム使節を冷たい目で見つめ、

邪悪な存在は、

むしろタリウムにいるはずなのに

訳もなくミシャル侯爵に、

火の粉が飛んだと告げると、

彼は平然と笑いながら、

自分は大丈夫だし、

神殿で検査も受けることができると

言いました。

タリウム使節団は、その話が出ると

待っていたかのように笑いながら

そうしてもらえると嬉しいと

言いました。

 

ミシャル侯爵が

何の関係もないということを、

彼らもよく知っていながら、

そのような態度を取ることに、

アイニは厚かましいと思いました。

なぜ、主君も部下も、

あのように同じなのか。

アイニは心の中で舌打ちしました。

 

アイニは、

タリウムからも1人を名指しして

一緒に調査を受けさせようと

思いました。

当然、黒魔術師の確率がかなり高い

タッシールは、

受けさせるつもりでした。

しかし、最後にアイニは

考えを変えました。

 

ラトラシルは、自分の父親が

屍鬼であることを知りながらも

表に出さない。

それをどのように使おうとしているのか

分からないので、

こちらでも、切札を一枚、

握っていた方が良さそうだと

考えたからでした。

アイニは、ミシャル侯爵が

神殿で検査を受けるのを見せると

タリウム使節に告げました。

彼は深々と頭を下げて

アイニにお礼を言いました。


アイニは冷たい目で彼を見下ろし、

タリウムでも怪しい者がいる場合、

神殿で検査させると警告すると、

使節は、皇帝にそう伝えると

返事をしました。

◇ラティルの思惑◇

仕事の途中で、

しばらくコーヒーを飲みながら

パズルで遊んでいたラティルに

サーナット卿は、

なぜ、あえて

ミシャル侯爵を指名したのかと

尋ねました。

 

ラティルは笑いながら、

それが気になるのかと尋ねると、

サーナット卿は素直に認め、

彼は、ラティルが

ダガ公爵のことを持ち出すか、

人前で公爵に、食屍鬼らしいことを

させるのではないかと思っていたと

言いました。

 

ラティルは、

そのようなやり方も考えてみたけれど

こちらから公爵を攻撃すれば、

アイニは「仕方なく」自分の父親を

捨てなければならない。

けれども、それでは面白くない。

父親を食餌鬼にしたのはアイニなのに

自分だけを恨むのは

いけないのではないか。

アイニは自分を恨みながら、

自分に力を使わせることはできない。

アイニは公爵が食餌鬼であることを

知りながら、自分の手で

父親の罪を

償なわせることになるから。

これらを検討した結果、

アイニが自分で父親を追い払うか、

彼よりも、もっと大きな悪になるか

決めてもらうことにしたと説明し、

そうなった時、果たして誰が

ロードのようだろうか。

自分?それともアイニ?と尋ね、

意地悪く笑いました。

そして、解けなかったパズルを壊して

机の上に置きました。

サーナット卿は

喉元まで上がって来た

「陛下」という言葉を

ぐっと飲み込みました。

◇ゲスターへの悪口◇

その時刻。

ラティルの命令を受けたカルレインは

「それほど速く走れない」ゲスターを

背負って、カリセンに走りながら、

一歩進むごとに、

悪口を255個言っていました。

けれども、カルレインが

ものすごい速さで吐き出す悪口は

うがいをする時の音のように

聞こえたので、

ゲスターは全く聞き取れず、

あまり効果はありませんでした。

 

ゲスターは、カルレインの声が

歯磨きをする時の音みたいだと

指摘して、プッと笑ったので、

カルレインは我慢できなくなり、

ゲスターを投げ捨てました。

◇ヒュアツィンテの部屋◇

再び、地面の上を転がりたくないのか

それ以降、ゲスターは

口をつぐみました。

カルレインも、長い間、

ゲスターと二人きりで

いたくなかったので、

これ以上、早口の悪口を言わずに

走ることに熱中し、

二人はまもなく

目的地付近に到着しました。

 

二人は夜になるのを待って

宮殿の近くに行きました。

暗闇の中、

明かりの灯る数多くの窓を見ながら

カルレインは、額を押さえ、

ヒュアツィンテ皇帝のいる部屋を

見つけるために、あれを全て

確認しなければならないのかと

冷たく言いました。

ゲスターも眉をひそめました。

 

カルレインは、

グリフィンを連れてくれば良かったと

不平を漏らしましたが、ゲスターは

あの鳥の戯言を聞いていると

気が変わると言い返しました。

 

カルレインは、ゲスターよりは、

ましではないかと指摘しましたが、

彼は、タリウムに戻ったらすぐに、

グリフィンをカルレインの所へ

行かせるので、

一緒に生活してみるようにと

勧めました。

 

カルレインは、

ゲスターを蹴りたくなりましたが

彼が指で地面に

何かを描こうとしているように

見えたので、足を下ろしました。

彼は歯を食いしばりながら、

ゲスターの賢い頭を回転させろと

命令しました。

カルレインとゲスターは

静かに歩いて

部屋の中に入ることができても、

数多くの人がいる宮殿で、

しかも、警備が厳重になっている今、

二人一緒に、

一つ一つ部屋を確認していたら

バレることは明らかだし、

扉や窓を開ければ、

より発覚しやすくなるからでした。

眉間をしかめて、

煌めく窓を見ていたゲスターは、

部屋の中が薄暗かったり、

明かりが消えているところから

探してみようと提案しました。

カルレインが、その理由を尋ねると

ゲスターは、

ヒュアツィンテ皇帝は、

長い間、気を失っている。

明るいところで寝続けると

目が疲れるので、

明かりを消しておいたり、

点けておいても

暗くしておくと思うと答えました。

カルレインは頷きました。

◇曲がりくねった滑り台◇

ラティルがいつものように

仕事をしている時、

ラティルに話があると言って、

ゲスターの侍従がやって来ました。 

ラティルは、

ゲスターの名前を聞くや否や

すぐに明るく笑いました。

彼が、仕事をうまく処理して

帰ってきたら、

トゥーリを自分の所へ寄こすことに

なっていたからでした。

 

ラティルは、過度に口元が

ほころびそうになるのを

無理矢理、抑えながら、

今は、少し忙しいので、

午後3時くらいに、

大神官と三人でお茶を飲み、

その時、話を聞くと伝えるよう

指示しました。

 

ゲスターの侍従が退くと

事情を知らない侍従長は、

ラティルはラナムンに

関心がないけれど、

ゲスターにも関心がないと思い

微笑みました。


ラティルは午後2時半に立ち上がり

ゲスターの部屋を訪ねました。 

すでに大神官が到着し、

ゲスターと向かい合って

話をしていました。

 

ラティルが入ってくると、

大神官は立ち上がって

挨拶をしながら、ゲスターが、

記録でしか残っていない

移動魔法を使うそうだと

興奮した声で叫びました。

ヒュアツィンテの治療をしに

行かなければならないという話を、

ゲスターは、それなりに

うまく言い繕ったようでした。

 

ラティルは、

自分も知って驚いた。

ゲスターは本当にすごい人だと

嬉しそうに笑うと、

大神官は純粋に喜びました。

騙されやすい大神官の

明るい笑顔を見て、

ラティルは申し訳ない気持ちになり、

少し胸が痛みましたが、

大神官に真実を打ち明けるのは

タッシールに

真実を打ち明けるのとは全く異なり

本当に気をつけなければならないし、

もしかしたら、

一生、隠していかなければ

ならないかもしれませんでした。

しかし、ラティルは、

まず、ヒュアツィンテを

治療することを考え、

複雑な考えを脇に置きました。

 

大神官は、ゲスターから、

ヒュアツィンテの治療に行く話を

すでに聞いていました。

ゲスターは照れくさそうな顔で

もじもじしながら、

ポケットからチョークを取り出すと、

床に魔法陣のようなものを描きました。

ゲスターが

ダガ公爵の所へ行ってきた時は、

そのまま行って来たような

気がしたので、

ラティルはその繊細な絵を見て

不思議に思いましたが、

大神官のために、

わざと描いているのかもしれないと

思いました。

 

大神官は不思議そうに魔法陣を見て

ゲスターがチョークを下ろすや否や、

魔法陣が丸い通路のように変わると

まるで狐の巣窟のようだと

感嘆しました。


ラティルは、

咽て咳が出そうになるのを我慢して

視線を横に向けました。

大神官の的を射た発言に、

ゲスターもビクッとしたのか、

ぎこちなく笑っていました。

ラティルは何度か咳払いをした後、

大神官の背中を軽く叩き、

「行こう」と言いました。

 

大神官は、巨大な遊び場に

到着したばかりの人のように

目を輝かせながら、

そのまま入ればいいのかと

ラティルに尋ねたので、

彼女は肩をすくめて、

ゲスターを見ました。

大神官も、この通路を作ったのが

ゲスターだと思ったので、

彼が先にお手本を見せて欲しいと

頼みましたが、

彼が言い終わらないうちに、

ゲスターは彼をポンと押したので、

大神官が言おうとした言葉が

こだまのように狐の穴の中で

響きながら、

急速に遠ざかっていきました。

 

ラティルは、

目が飛び出しそうなくらい驚いて

ゲスターを見ましたが、

彼はラティルと目が合うと

慣れていない人は、

怖くて行けないので、

少し押してあげる方がいいと

照れくさそうに言いました。

 

ラティルは、何となく

すっきりしませんでしたが

頷きました。

そして、ゲスターは自分も押すのか。

大神官の悲鳴が、

とても早く遠のいていたので、

スピードが出るのではないかと

尋ねました。

すると、ゲスターは、

自分がラティルを抱えて移動するので

怖くないと思うと答えました。

 

それなら、なぜザイシンを押したのか。

ラティルは

喉元まで上がってきた言葉を

飲み込みましたが、

ゲスターは、それを察して、

自分がザイシンを

抱いて行くわけにはいかないと

言い訳をしました。

 

ラティルは、

大神官とゲスターの身体の大きさは

かなり差があるけれど、

抱いて行けばいいと思いましたが

ゲスターがザイシンを抱きしめたら

下敷きになると思いました。

 

続いてラティルは、

こんなにスピードが出る所を

本当に降りないといけないのかと

不安になりましたが、

ゲスターは注意深くラティルに近づき、

両手で彼女をギュッと抱きしめながら

目を閉じるようにと囁きました。

 

ゲスターの懐は、

思っていたよりも大きかったので

ラティルは驚きました。

ゲスターは、

ただ移動するために

ラティルを抱きしめたということを

分かっていましたが、

彼女は少し照れくさそうに笑いました。

それに、こんなにゲスターが

ギュッと抱いていると、

先ほど、大神官が落ちる姿を見て、

少し心配だった心が落ち着きました。

しかし、その瞬間、

体が急降下しました。

ラティルは悲鳴を上げました。

絶壁に曲がりくねった滑り台を

設置しておいて、

そこを急降下する気分でした。

このままだと、

本当に眼球が飛び出すのではないかと

心配になる頃、

パチンコから発射された石のように、

突然、身体が「ピン」と飛びました。

そのまま狐の穴から飛び出して、

壁に頭をぶつけるのではないかと

思いましたが、

ゲスターは自分を抱きしめて

元気に立っていました。

 

ラティルは、まだ目が

ぐるぐる回っているような気がして

ゲスターを見ました。

彼は、目を閉じるようにと

慌てて呟きました。

目をつぶったら、

こうならなかったのかと

ラティルは尋ねると、

ゲスターは「はい」と返事しました。

帰る時は、必ず目を閉じると

ラティルは呟きました。

ラティルは胃がむかむかして

吐き気を催し、

ゲスターの肩をつかみました。

遅ればせながら、

大神官のことを思い出し、

あたりを見回しました。

一人で急に落ちたザイシンのことが

心配でした。

 

暗い部屋の中、

以前、少しだけ見たことのある、

ヒュアツィンテの部屋の内部の様子が

目に入りました。

乗り物酔いと、

ジーンとする気持ちが混ざり合って

胸が痛みました。

 

ラティルは、足がブルブル震えるのを

我慢するために、

さらにゲスターにもたれかかりました。

そして、ザイシンがいないと

小声で呟きましたが、

ついに彼が、

ヒュアツィンテの上に身を重ねて

気絶しているのを発見しました。

ギリギリ顔が重ならなくて良かった。

二人とも意識がないのかもと

考えていると、ゲスターが、

大神官は、意外と肝が小さいと

手で口を覆って呟きました。

ラティルは、ゲスターが、

きっと笑っていると確信しました。

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カルレインとゲスターは

どうやって、

ヒュアツィンテの部屋を見つけ、

その中に忍び込んだのでしょうか。

それについて、

一切、書かれていないので

とても気になります。

いつか、作者様が

明らかにされることを期待しています。

 

やっぱり、ゲスターは性格が悪い!

子供のように喜んでいる

純粋な大神官を

いきなり、狐の穴に落とすなんて

ひどいと思います。

それでいて、自分は

ちゃっかりラティルを抱き締めて

良い思いをしているなんて

ずうずうしいです。

 

筋骨隆々の大神官が

ヒュアツィンテの上に乗って

大丈夫なのでしょうか。

仮に骨が折れたとしても、

大神官が治療するので

問題ありませんが・・・

 

大神官を可哀そうだと思いながらも

このシーンを想像して

笑ってしまいました。

やはり、このお話の中の大神官は、

笑いを誘うキャラですね。

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