自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 772話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 2人の父親候補

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

772話の要約 ラティルは2人目の子を妊娠しましたが、果たしてその父親は?  

 

ラティルは、

1人寂しく嘆いていました。

 

このことを、

どうやって話したらいいだろうか。

タッシールが、

実の父親の可能性があると言うのは

とても簡単でしだ。

しかし、サーナット卿も

父親である可能性があると

言うのは難しいと思いました。

 

サーナット卿と一線を越えて

恋人同士になるチャンスは

あったけれど、

それは過去のことでした。

サーナット卿が

礼服を焼いてしまったことで

2人の関係は

そこで終わってしまいました。

しかし今、サーナット卿が

父親の可能性がありました。

このことを、

サーナット卿に伝えるべきだろうか?

ラティルは考えた末、

そうしないことに決めました。

その代わり、タッシールに

レアンの件を話しながら、

自分が妊娠していることを

静かに告げました。

 

タッシールは頭を上げ、

ノートにメモを取るのを止めました。

続けてラティルは、

もう3カ月くらいになると告げると、

タッシールは、

すぐに目を見開きました。

予想通り、彼はとても頭がいいと

ラティルは深く感心しました。

 

タッシールは、

それは、つまり、

子供の父親は自分だ・・・と

言いかけているところで、

ラティルは、

タッシールも父親の候補者だと

告げました。

 

めったに緊張した顔をしない

タッシールが、

それはつまり、

他にも候補者がいるということかと

尋ねました。

ラティルは、口ごもりながら

何人かいると答えました。

 

本当は、候補者は

2人しかいなかったけれど、

ラティルは、

サーナット卿のことを隠すために

何人かいると嘘をつきました。

タッシールは、

頭を働かせているようでしたが

彼が、どんなに賢くても、

ラティルが誰と愛を育んだかを

知ることは難しいと思いました。

 

一瞬目を丸くした後、

タッシールは、

すぐにぎこちない笑みを浮かべ、

 

ああ、大変だ。

これ、どうしたらいいんだろう。

えっ?いやいや。

何言っているんだ。

 

タッシールは

首の後ろをさすり続けました。

ラティルは、彼が

興奮しているのが分かりました。

彼が感情を抑えられず、

手を振るのを止められないのを見て、

ラティルは絶望が収まり、

爆笑しました。

 

ラティルは、

そんなに嬉しいのかと尋ねると、

タッシールは、

自分の子供ができたらいいなとは

思っていたけれど、

こんなことになるとは

思っていなかった。

陛下と自分の間に

子供ができるかもしれないと思うと

少し不思議な気分だと言って、

微笑みました。

 

彼が手を下げた瞬間、

ラティルは突然、

彼のあまりの愛らしさに

目を奪われました。

 

ラティルは首の後ろに手を置き、

ぎこちない視線を

タッシールに向けると

どうかタッシールを

赤ちゃんの父親にしてくださいと

心から願いました。

今回、ラティルは

妊娠の知らせを口外しないようにとの

指示を出しませんでした。

そのため、

皇帝の第2子妊娠の知らせが

自然に宮殿内に漏れました。

たった1日で、

宮殿全体が大混乱に陥りました。

 

レアンの側近は、

皇帝が2人目を妊娠した。

どうすればいいのだと、

最初から心配していました。

 

第1子が奇妙で恐ろしい才能を

持っていたからといって、

第2子が同じようになるとは

限らない。

仮に第1子が非難されたとしても

第2子が普通に生まれてくれば、

その子は、

第1子と同じ恩恵を受けるだけで

皇帝は何も失わない。

自分たちは、

もっと強くなるべきだと思いました。

 

レアンは、

側近の考えていることが

分かりましたが、それは

レアンの望むところでは

ありませんでした。

 

レアンや側近ほどではないけれど、

アトラクシー公爵も

同様に緊張していました。

自分たちの姫は、

まだ完全に落ち着いていないのに、

2人目が生まれたら思うと、

彼は、1分も

じっとしていられなくなりました。

 

その様子を見ていた公爵夫人は、

堪えきれなくなり、

実の父親が誰なのか、

まだ分からないので、

ラナムンが、

また父親になる可能性もある。

気楽に考えるようにと告げ、

ラナムンに手紙を書くと言って

彼を止めましたが、それでも公爵は

落ち着きませんでした。

 

数日前の新年祭のことを

忘れてしまったのか。

姫とラナムンが

トラブルになりかけた。

これで第2子が生まれたら、

姫も困ることになるのではないかと

訴えると、公爵夫人は

皇帝は姫を守ってくれたし、

うちの孫娘は、

他のどの子よりも良い子だと

返事をしました。

しかし、皇帝が

皇女を嫌っているという噂は

公爵夫人でさえも知っていました。

 

ロルド宰相は、

すぐにゲスターに人を送り、

子供の父親は誰なのか、

ゲスターに、

その可能性はないのかと尋ねました。

当然、ゲスターは、

自分が赤ん坊の

実の父親である可能性がないことは

知っていました。

 

ゲスターは、

父の手紙を引き出しに入れ、

カードをシャッフルし始めました。

ゲスターは、

子供の父親が誰なのかが

とても気になっていました。

 

子供ができないカルレインは、

苦々しい思いで血を飲みました。

 

ギルゴールは木を植えていましたが、

急にすべてが煩わしく思えてきて、

ザイオールを呼んで、

彼とダンスをしました。

 

ザイシンは、

また百花に叱られる羽目になりました。

 

しかし、彼ら全ての不安や驚きや期待を

合わせても、

サーナット卿が受けた衝撃に比べれば、

どれも些細なことのようでした。

騒々しく入って来た護衛兵は、

サーナット卿に、

皇帝が第2子を懐妊したことを

告げましたが、

サーナット卿が、笑っているのか

顔をしかめているのか

判別できないくらい、

あまりにも奇妙な表情をしたので

護衛兵は黙り込みました。

 

サーナット卿と

皇帝の関係を知っているソスラン卿は

すぐに同僚に向かって首を振りました。

ソスラン卿は、皇帝が

他の男性との間に

子供をもうけたと信じていたので、

そのような判断をしましたが、

サーナット卿が困惑している理由は

全く違っていました。

 

3カ月なら・・・?

 

通常、サーナット卿は、

ラティルと長く一緒にいるために、

シフトを変えず、

たとえ誰かがラティルの警護を

受け持つことになっても、

部下を別の場所に行かせました。

しかし、今日はそれをせず、

彼は更衣室のベンチに座り、

恍惚とした様子で

ラティルと愛し合った

唯一の時のことを思い出しました。

妊娠3ヶ月であれば、

彼が赤ん坊の父親である可能性も

ありました。

 

サーナット卿は興奮が収まらず、

3階の浴室に行きましたが、

頭から冷水を浴びても

興奮は収まりませんでした。

 

もし、その赤ん坊が

自分の子供だったら・・・

サーナット卿は、

できるだけ理性的に、

現実的に考えようとしました。

 

サーナット卿は、皇帝のために

一緒に夜を過ごしました。

彼女を、

愛していなかったからではなく、

愛していたからでした。

 

もしその子が彼の子だったら、

皇帝と話を

しなければなりませんでした。

 

サーナット卿はすぐに服を着替え

外に飛び出しました。

真冬なのに、

綿のシャツにコート、

薄いズボンという出で立ちの隊長に、

部下たちは戸惑いの声を上げましたが

サーナット卿は振り返ることなく

執務室に駆け込みました。

すべてうまく行っていると

ラティルは何度も呟きましたが、

サンドイッチと一緒に

執務室に持ち込まれたコーヒーが

またもや消えていました。

彼女は、定期的にコーヒーに

手を伸ばしていたからでした。

ラティルは、

香ばしいけれど苦い

フルーツティーカップ

握りしめました。

 

ラティルの後ろにいた

近衛騎士団副団長が

しばらく執務室の外へ出て、

ほどなくして戻って来た時、

サーナット卿が、

ラティルに会いたがっていることを

伝えました。

ラティルは無意識に

許可を与えようとしましたが、

その前にラティルは

黙り込んでしまいました。

 

彼は赤ん坊の話を聞いたに違いない。

ラティルはサーナット卿が来た理由を

すぐに察しました。

 

赤ん坊のニュースは、

宮廷中に広まっていたので、

サーナット卿は、ラティルが

妊娠3ヶ月ほどであることを聞き、

自分がこの子の父親かもしれないと

思ったに違いありませんでした。

 

もしもサーナット卿が

礼服を処分していなければ、

ラティルは喜んで

彼にその知らせを伝えました。

しかし、サーナット卿は

彼女との誓いを立てるために

作らせた礼服を持ち出し、

燃やしてしまいました。

ラティルはあの日のことを

サーナット卿と

話したくありませんでした。

 

ラティルは、

サーナット卿に忙しいと伝えるよう

副団長に指示しました。

彼は、ラティルが先ほどまで

コーヒーを探していたことを

知っていましたが、

ラティルは、彼の様子を

見て見ぬふりをしながら、

書類を眺めました。

 

副団長は何も言わずに

部屋を出て行きました。

ペンを持つラティルの手に

力が入りましたが、

サーナット卿が来たという

知らせを聞いてから、

集中力が消えてしまいました。

ラティルは以前とは違う理由で

まともに働くことが

できなくなっていました。

 

ラティルが、妊娠初期で

大変だと思った侍従長は、

執務室を彼女の部屋に

移したらどうかと

心配そうに提案しました。

 

しかし、ラティルは

大丈夫だと答えると、

再び業務に集中しようとしました。

彼女は、何とか15分ほど耐えましたが

このままではいけないと思い、

ついに考えを変えました。

 

しかし、ラティルが何か言う前に、

侍従が近づいて来て

タッシールが来たことを告げました。

ラティルはサーナット卿を

中に入れるよう指示するのを止め、

タッシールの入室を許可しました。

やがて扉が開き、

タッシールが中に入って来ました。

 

彼はまだ興奮しているようでした。

彼のにこやかな笑顔を見て、

ラティルも、

苦悩を感じなくなり始めましたが、

サーナット卿が石像のように

扉の前に立っているけれど、

どうしたのか。

元気がないように見えたという

タッシールの言葉に、

ラティルは再び、

唇の端を下げました。

 

放って置いて大丈夫だと、

ラティルは不機嫌そうに言うと、

タッシールに向かって

両手を広げました。

 

「また喧嘩したのですね」

と言いながら、

タッシールは笑顔で彼女に近づき、

ラティルの頭を自分の腹に

当てました。

ラティルは額を彼の腹部に当てて

深呼吸をしました。

 

ラティルは、

昔からサーナット卿とは

定期的に喧嘩していたと告げると、

タッシールは、

それは仲がいい証拠だと言いました。

ラティルは、

嫉妬しているのかと尋ねると、

彼は、慰めようと思っていると囁くと

ラティルは笑い出しました。

 

侍従は背もたれのない椅子を

ラティルの隣に置き、下がりました。

二人だけになると、

ラティルは、

ゆったりとした気分で

タッシールを見つめました。

 

ラティルはタッシールに、

娘と息子のどちらがいいかと

尋ねると、彼は、

どちらでも、

違いはないのではないかと

答えました。

 

ラティルは、

それでも、どちらかを

選ばなければならないとしたらと

尋ね、目を輝かせながら、

タッシールの返事を待ちました。

 

タッシールは、まるで、

思いもよらないことでも

あったかのように、

自分の両親は、きっと

お姫様が好きだろう。

男の子供しかいない家庭だからと

答えました。

 

ラティルは、

もし一人だけ選べるとしたら

どちらを選ぶかと尋ねました。

すると、タッシールは、

自分が選べば、

自分の意見は尊重されるのかと

聞いて来たので、

ラティルは思わず笑みがこぼれました。

ラティルは、

必ずしも叶うとは限らないと答えると

タッシールは、

それならば選ばない。

そうでないと、

選ばれなかった赤ちゃんが

悲しむからと答えました。

 

ラティルは両手を握りしめて

微笑み続けました。

タッシールは、

どうしてこんなに美しい言葉が

言えるのかと思いました。

 

タッシールはラティルの手を持ち上げ

大きな音を立てて、

手の甲にキスをした後、

彼女の手を下げました。

そして、

ラティルが自分を訪ねて来た後で、

自分たちの計画を

もう一度見直したと告げました。

その時、ラティルは

彼にキスをしようとしていたので

彼女は目を見開きました。

 

ラティルは、

何を見直すのかと尋ねました。

タッシールは、

レアン皇子に対する計画だと

答えました。

 

ラティルは、その理由を尋ねると

タッシールは、

先に立てた計画は、ロードの全戦隊が

優れた自衛能力を持つことを

前提にしているのではないかと

尋ねました。

以前にも聞いたことがある

内容だったので、

ラティルは頷きました。

 

タッシールは、

2人目の子供が生まれると、

自分の身を守れない人が

2人出てくることになる。

いや、2人目は

フローラ姫のような能力はないから、

もっと弱くなるだろうと言いました。

 

ラティルは、

それは正しい。

2人目の子供が生まれる前に

仕事を終わらせるという覚悟で、

事態を加速させる必要があると

思いましたが、

怯えているような表情を

浮かべました。

 

ラティルは、急げば隙が多くなり

より困難になると言いました。

しかし、タッシールは、

たとえ隙が多くなっても、

1人の姫を守るだけなら、

レアンが時折、襲ってきても

何とかなる。

しかし、2人いれば、

もっと大変になると言いました。

 

彼は非常に警戒した表情を

浮かべていました。

ラティルは真剣に頷き、

確かにレアンは、

やることが早いと言いました。

 

タッシールは、2人目の子供が

自分のものかもしれないので、

とても喜んでいるに違いないと

ラティルは思いました。

そんなタッシールを見て、

ラティルは、

なぜか緊張してしまいました。

こんな彼を見るのは好きだけど、

もし赤ちゃんが

タッシールの子でなかったら

どうしようと思いましたが、

彼にはすでに、赤ちゃんが

彼の子でない可能性があることを

伝えてあるので、

タッシールは、それを知っていても

このような態度を取るのだと

思いました。

 

ラティルは自分を納得させるために

さらに40分ほど

タッシールと話をしました。

彼はラティルの頬に

キスをして立ち去りました。

そして、彼が扉を開けた時、

ラティルは、

サーナット卿が、まだ身を屈めて

机の縁を掴んでいるのを見ました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

自分が父親かもしれないと

思った時の、タッシールの喜びようが

読んでいて、とても心地よくて

タッシールが父親であって欲しいと

心から願わずにはいられません。

百花に怒られると思った

大神官の反応も可愛いと思いました。

 

サーナット卿のラティルへの愛情を

ゲスターが奪わなければ

サーナット卿は、予定通り、

ラティルの側室に

なっていたでしょうし、

彼が礼服を燃やすことも

なかったでしょうから、

ラティルがサーナット卿に対して

頑なになることは

なかったと思います。

もっとも、サーナット卿が

無事に側室になっていれば、

10月末の出来事は、

起こらなかったかもしれませんが。

 

サーナット卿が

ラティルの側室になる予定だったことを

ソスラン卿以外の騎士は

知らなかったのでしょうか?

ソスラン卿は、

破談になったことまで

知っているように思います。

 

そもそも、ゲスターは

なぜ、サーナット卿の愛を

奪ったのでしょうか?

ライバルを1人でも

減らしたかったから?

 

けれども、結局サーナット卿は

再び、ラティルを愛するように

なってしまったので、

ゲスターのやったことは

無駄になってしまいましたが

子供の父親を知ろうとして

カードをシャッフルするなんて

ゲスターは暗すぎます。

父親が分かっても、

何もしないで欲しいです。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain