自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 328話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 怠惰なイケメンでもラナムンは賢い

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328話 ラナムンはラティルに、対抗者になりたいのか、それとも対抗者と敵対するのかと尋ねました。

◇鋭い考察◇

ラティルは、

ぼんやりと彼を見つめながら

どうしてそう思うのかと

尋ねました。

タッシールならまだしも、

ラナムンが、

いきなり的を射た質問をして来たので

心臓がドキドキしました。

怠惰なイケメンのラナムンが

こんなに賢くてはいけないと

思いました。

 

真剣だけれど、

少し面倒くさそうに見える

彼の視線と向かい合ったラティルは

素早く表情を整え、

とりあえず警戒することにしました。


ラナムンはメロンをフォークで刺して

ラティルに差し出しながら

彼女が対抗者らしい行動をしたのは、

たった2度だけだと淡々と答えました。

ラティルは、

いつ、それをしたのかと尋ねると、

ラナムンは、

対抗者の剣を抜いた時と、

対抗者らしく

カリセンを非難した時だけれど、

後者は、話をしただけなので

行動とは言い難いし、

皇帝自らも

対抗者の役割を望んでいないようだ。

もし望んでいるなら、

対抗者の剣を抜いた時、その剣を、

誰が持っているべきかについて

話を切り出したはずだと、

とても率直でまともな回答をしました。

 

もしラティルが本当の対抗者だったら

こちらは対抗者が二人いるので

悪辣な所から

剣を持って行かなければならないと

挑発でもしたはずだと、

ラティルは思いました。

 

ラティルは、

笑顔でソファにもたれかかり、

自分は対抗者に

敵対することはないし、

面倒なことを引き受けてくれる

アイニ皇后がいるなら、

自分たちが乗り出す必要はないと

説明しました。

 

しかし、ラナムンは、

それにしてはアイニ皇后と

対立しているし、

アイニ皇后を闇の勢力だと

堂々と話していたので

力を合わせたくはないはすだ。

だからといって、

自分に対抗者としての役割を

期待しているようにも見えないと

指摘しました。

 

ラティルは、それは全て、

ラナムンの考えだと指摘しましたが

ラティルが対抗者として

活動するつもりなら、

側室を入れるのではなく、

皇配を決めたはずなのに

対抗者の師匠を

側室として迎えた。

師匠を自分に付けて

訓練させないラティルは、

混乱を望んでいるように見えると

囁くような声で言いました。

 

ラティルは、わざと

大笑いしましたが、

悪役のような笑いで、

もう少し抑えて笑えばよかったと

後悔しました。


ラナムンが眉間をしかめたので、

ラティルは何気なさそうに笑いながら

彼の目元をこすり、

頭をよく回転させるラナムンは

賢いと褒め、

面白かったと言いました。

 

ラティルは逃げたと思われないために

わざとゆっくりと体を起こし、

笑いながら、

自分が望んでいるのが

混乱なのか平和なのか

一度、考えてみると言いました。

◇避けられない◇

タッシールは、

そういう人だから、

推測していたけれど、

ラナムンまで、

変なことを感じていたことが

ラティルには

信じられませんでした。

これは、自分があまりにも露骨に

対抗者に敵対しているせいなのか、

それともラナムンが

「同じ」 対抗者として

自分に注目していたためなのか、

それとも両方なのか、

焦ったラティルは、

このまま部屋に戻りたいと思いましたが

しばらく遠くの湖を眺めた後、

ハーレムを出て、キルゴールに会いに

温室へ歩いて行きました。

仕事を先延ばしにても

さらに混乱してしまう。

ギルゴールが何を言うか怖いけれども

避けられませんでした。

◇断らない理由◇

どこから持って来たのか分からない

新しい花を植えているギルゴールに

ラティルは近づき、なぜ、ラナムンを

訓練しているのかと尋ねると、

ギルゴールは、

ラナムンが予備の対抗者だからと

平然と答えました。

 

ラティルは、

無理やり声を落ち着かせて

もうギルゴールは自分の味方だと

思っていたと尋ねましたが、

自分で聞いても、

少し機嫌が悪いような声でした。

 

ギルゴールは花の苗を下ろして

ラティルの前に来て、腰を下げると、

彼女と目を合わせました。

ラティルは反射的に

頭をぶつけそうになるのを

我慢しました。

 

ギルゴールは、なぜ自分が

ラティルの味方ではないと思うのかと

尋ねました。

ラティルは、

対抗者を訓練しているからと答えると

ギルゴールは、

自分に断って欲しかったのかと

尋ねました。

ラティルは、当然だと答えましたが

ギルゴールは目尻を下げると、

そこで断ったら、

もっとおかしいのではないかと

尋ねました。

 

そうなのかな?と、

ラティルは、

一瞬、頭が真っ白になりましたが、

確かに、何千年、もしかしたら

1万年以上、対抗者を教えてきた師匠が

急にそれを断るのはおかしいし、

タリウムに側室として滞在しながら

カリセンにいるアイニを教えるのも

話にならない。

ラティルを訓練すれば、

誰もがその事実を知ることになると

思いました。


ラティルは、渋々、

ギルゴールの言い分を認めると

彼は笑い出しました。

カルレインとサーナット卿の

ピンと張りつめた雰囲気に流され

そのように考えなかった自分を

責めましたが、

どんな意図であれ、

ギルゴールがラナムンを教える以上

確かに危険だと思いました。

自分は、数十回、数百回、

対抗者に敗北して来たからでした。

 

簡単なことではない、

これは敵と一緒に寝ることにも

相当するのではないかと

ぼんやり考えていると、

ギルゴールは手についた土を払い

ラティルの手を握って

そっと引っ張ると、

頭の痛いことを考えるのは止めて

自分と遊ぼうと言いました。

ラティルは、危うく彼に

付いていくところでしたが、

足に力を入れて立ち止まり

仕事に行かなければならないと言って

ギルゴールの手を離しました。


彼は、全く理解できないような顔で

なぜ仕事が重要なのかと尋ねました。

自分は皇帝だからと

ラティルは答えましたが、

ギルゴールは、

仕事は頭のいい人たちに

やらせればいいので、

自分と遊ぶよう勧めました。

働くなと言って、

平気で放縦した皇帝になることを

勧めるギルゴールは、

絶対に皇配にさせてはいけないと

ラティルは思いました。

 

彼女は、

自分が前に出て働かなくても

進行状況は引き続き

確認しなければならない。

ギルゴールも側室なら

こんなことくらい、

理解しなければならないと

断固として拒否し、

温室の外に出ました。

しかし、彼のメンタルが少し心配になり

温室の扉を開けて

頭を中に入れると、

ギルゴールは、

すでにいなくなっていました。

◇野生馬◇

ラティルは執務室に向かいながら

ズキズキする頭を押さえました。

ギルゴールを制御するために

側室にしたのに、

彼は、全く新しい方法で暴走しました。

彼の侍従に、

ギルゴールの行方を聞こうと思っても

昼間はどこかに隠れているのか

全く姿を見せませんでした。

 

ラティルは、

側室の規則に従う気は

全くなさそうなギルゴールのことが

急に心配になりました。

 

あれだけ美しい外見と、

気が向くと、

急に人づきあいがよくなる性格なのに、

ずっとロードとうまくいかなかったのは

理由があるのではないか。

もしかしたらギルゴールは、

飼い慣らせない野生馬かもしれないと

思いました。

 

◇物忘れと勘違い◇

ラティルが温室から出るのを見た

メラディムは、

彼の後ろを付いて来たティトゥに

戸惑いながら、

何か変ではないかと尋ねました。

 

ティトウは、

何が変なのかと尋ねると、

メラディムは、

ギルゴールは温室をもらい、

皇帝もあんなに頻繁に

行き来するのに、

どうして自分には個室もないし

皇帝も来ないのかと尋ねました。

 

ティトゥは訝しみながら、

メラディムは側室ではないからと

答えました。

メラディムは目を見開き、

自分は側室ではなかったのか。

側室だとばかり思っていたと

返事をしました。

メラディムの表情を見て、

ティトゥはため息をつきました。

とても寿命が長くて美しく、

水と陸の両方を行き来できる上、

壁に隠れる方法も知り

人間の気づかない周波数で

会話まで交わすなど

数多くの長所を持つ血人魚の

決定的な短所は

物忘れがひどいということでした。

 

これを補うために

「反芻」という作業をすることで

時間がいくら経っても

忘れないように記憶することが

できるけれども、

正直、毎回その作業をするのは

面倒なことでした。

 

このため、血人魚は

重要な情報ではないと思ったら、

そこまで覚えようとしませんでした。

ティトウのように

ほとんどすべての情報を

覚えておく方がむしろ少数でした。

 

ティトウは、メラディムは

まだ側室になっていないと答えました。

するとメラディムは、

夜に誓約式をした記憶があるけれど

あれは何だったのか。

とてもきれいな夜だったし、

人の数も少なかったと言うと、

ティトウは、

他の人の記憶だと答えました。

 

訳が分からなくなっている

メラディムを見て、

ティトゥはため息をつきました。

◇王子の復讐◇

ギルゴールが皇帝の側室になってから

数日が過ぎました。

その間、

皇帝がどれほど平民の側室に

溺れているか、

その平民の側室が

いかに皇帝を巧みに

自分の所へ連れて行くかという話が

聞こえてくる度に、

月楼の王子はプライドが傷つき

イライラして耐え難いほどでした。


しかし、しばらくして、

ついに月楼から

アペラの返事が届きました。

面白そうだから、

王子の依頼を受け入れるという返事に

王子の口元が

満足そうに上がりました。

アペラが来たら、

ギルゴールは彼女に夢中になり

皇帝に突き放されることになると

思いました。
 

◇紐を解く◇

その時刻、アイニは、

数日前に父親に言われたことで

まだ苦しんでいました。

それは

ダガ公爵を操るゲスターが

言った言葉でしたが、

アイニは、それを知らないので、

父親の言葉にひどく傷つき

夢にさえ出てくるほどでした。

 

今まで、家族のために

自分の意見を押し殺して生きてきたのに

彼女の人生を牛耳った父親に、

そんな風に言われたことが

非常に衝撃的でした。

 

そんな中、 ミシャル侯爵が

自ら命を絶ったことをめぐり、

様々な言葉が行き来すると、

アイニは、ここ数日とても大変でした。

しかし、アイニは心を引き締め、

敵の操り人形である父親が

自分を父の操り人形と言うなら

自分さえ、敵の操り人形に

なってしまう。

父親を操る紐が切れないなら、

彼が自分を縛っている紐を

解かなければならないと思いました。

 

アイニは、父の陰から抜け出して

権力を取り戻さなければならないと

決意しました。

そして、敵が父親の口を借りて

何をするか分からないので、

その日の会議に参加しようとする父を

兵士たちに阻止させました。


会議室の奥まで、

ダカ侯爵の抗議する声が

聞こえてきましたが、

アイニは、わざとそちらに行かず、

父親の健康が良くないので、

会議に参加しない方がいい。

療養のために、

しばらく別荘で過ごして欲しいと

伝えるよう命じました。

 

◇2人の狙い◇

ダガ公爵は会議室に入ろうとし、

兵士たちはそれを阻止する。

しかも兵士たちは、ダガ公爵を

強制的に家に送ろうとしたため、

騒ぎはさらに大きくなりました。

 

食べ物を取りに行くために

別宮の外に出て来たアナッチャは、

この騒ぎを目撃しました。

彼女は別宮に戻るや否や、

トゥーラを呼び、アイニ皇后が、

自分の足で立とうとしているので

このままにしてはおけないと

告げました。

 

首だけになったヘウン皇子は

歯ぎしりしながら、

アナッチャとトゥーラが

狙っているのは

ラトラシル皇帝だと思うけれど、

なぜアイニをいじめるのか。

卑怯者と2人を非難しました。

 

これからどう行動すればいいのか

トゥーラと相談しようとしていた

アナッチャは、

ヘウンの声を聞いて笑い出しました。

ヘウンは、アナッチャが

急に面白い話を聞いたように笑ったので

すぐに口をつぐみました。

 

しばらくして

笑うのを止めたアナッチャは

笑みを浮かべたまま、

どうして自分たちの狙いが

ラトラシル皇帝だと思うのかと

尋ねました。

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元々、ラナムンは賢いけれど

人と関わるのが面倒なので

たまたま、

その能力を人に見せる機会が

なかっただけなのだと思います。

対抗者に関しての、

ラティルに対する洞察力は

なかなかのもの。

それなのに、

怠惰なイケメンは

賢くてはいけないと思うラティルは

ちょっとひどいと思います。

ラナムンを

敵にしたくないから、

そう思うのでしょうけれど、

タッシールにしても

ゲスター(嫌な奴だけれど)にしても

周りに賢い人がいれば、

ラティルにとって

損はないと思います。

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