自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

君の死を望んでいた マンガ 93話 ネタバレ 互いに相手を壊さないための別れ

 

93話 ルーは、カルロイが口に含んだ毒入りの瓶を払い退けました。

 

花を摘んでいたルーに

アセルは一緒にマルキア

来て欲しいと言いました。

訳の分からないルーは

アセルに説明を求めると、

彼は、

カルロイが死ぬかもしれないと

返事をしました。

それで、ルーは

ルキアにやって来たのでした。

 

カルロイが気を失わないように

ずっと話しかけて欲しいとルーに頼み

アセルはその場を離れました。

 

カルロイは苦しそうな声で

なぜ、ルーがここにいるのかと

尋ねました。

 

ルーは、カルロイに

本当に死のうとしたのかと尋ね、

彼の胸倉を掴むと、

自分は死なないで、

こうやって生きているのに、

死ぬのがとても難しくて

こうしているのに、

なぜ、カルロイが

こんなことをするのかと叫び、

一体、どこまで

自分を苦しめるのかと

手を震わせながら尋ねました。

 

カルロイは

ルーが自分に謝る言葉を聞くのが

嫌だった。

ルーを苦しめたくないのに

自分がルーの苦痛の原因だから

これ以外の方法は

思いつかなかったと答えました。

 

ルーは、

そんな言葉を一つ聞いただけで

自分がカルロイを救った場所で

死のうとするのかと叫び、

あの時、生き残ったことを

後悔しているのか。

カルロイの人生は、

自分以外には何もないのか。

カルロイにとって自分は何なのか。

自分について、

カルロイが知っていることは

どれだけあるのか。

カルロイが、

自分をどれだけ長く知っていて、

彼の生きる意味になっているのか

自分以外に生きる理由も

死ぬ理由もないのかと尋ねました。

カルロイは涙を流しながら

じっと話を聞いていました。

 

ルーは、

カルロイは本当にどうしたのか。

どうして、こんなに

哀れに生きて来たのか。

どうして、こんなに不幸に生きて

自分が

彼を憎めないようにしたのかと

涙を流しながら訴えました。

 

ルーは、

中途半端なことは

それが何であれ人を苦しめる。

それはカルロイが原因ではなく

いつも自分の心が原因だった。

心からカルロイを愛することも

彼を憎めなかったことも、

彼の命を奪ったり、

救うこともできない

中途半端な気持ちが

最大の苦痛の原因だったことに

気づきました。

 

カルロイはルーの髪に触れ、

口から血を流しながら、

自分は幸せに暮らしていた。

良い場所で、

手に入るものは全て手に入れて

生きて来た。

そんな自分は不幸ではなかった。

だから自分を憎んでいいし

怒ってもいい。

自分が悪かったのだから、

泣かないでと言って、

ルーの方へ倒れ込みました。

 

ルーはカルロイに

しっかりしてと叫びました。

そこへアセルが戻って来ました。

カルロイを心配するルーに

瓶を持って来たアセルは、

これを早く飲ませて、

全部吐かせないといけないと

言いました。

 

ルーは心の中で

死んではいけないとカルロイに

訴えました。

医師はルーに、

皇帝は余り毒を飲んでいないので

問題ないと思う。

アセルが上手く対処したと

告げました。

 

ルーは、毒薬を飲んだのに

本当に大丈夫なのかと尋ねました。

 

医師は、

皇帝は大抵の毒に耐性があるはず。

宮殿での暮らしは、

本当に順調にはいかないと言って

部屋を出て行きました。

 

ルーはカルロイのベッドに付き添い

彼が幸せに過ごしていたなんて

嘘ばかりついていたと呟き、

彼の頬を撫でました。

 

そして、たぶん彼は

知らないと思うけれど

人は食べて行くのが

とても大変な時は、何も考えない。

けれども、

本当に何も考えないのか

自分ではよく分からない。

これは不幸であることとは違う。

考える暇がないだけ。

 

けれども、カルロイを助けて

逃がした時に、

人が生きていくためには、

考えなければいけいない時もあり

良いことをすれば、

やりがいというものを

感じることが分かった。

 

母親にとって、自分が

生きる意味だったけれど、

自分にとってカルロイは

誇りだった。

だから、自分は辛かったけれど

カルロイを救ったことを

後悔しなかった。

自分がしたことの中で

一番輝いていて、

一番良い事だったから。

 

けれども、これからの自分は

カルロイに会ったことも、

彼を救ったことも全て後悔する。

それでも、カルロイのことが

とても可哀そうだと思うと呟き

デルアが

カルロイにそうさせたことを

謝りました。

すると、カルロイはルーに

謝る必要はないと言いました。

 

ルーはカルロイに

死んではいけないと言いました。

そして、

今さらカルロイを救ったことを

後悔しても無駄だけれど、

その彼が死んでしまったら、

自分の人生に何が残るのか。

カルロイを救ったことに

意味がなければ、

母親を失ったことにも

意味がなくなる。

自分がこれ以上後悔しないように

自分の人生を

これ以上、意味のないものにするなと

言いました。

 

そして、涙を流すカルロイの目の上に

自分の手を置き、

あまり苦しまない程度に

少しだけ泣くように。

カルロイも、とても苦しんだから。

今まで、彼は、自分との約束を

一つも守らなかったので、

これだけは守るように。

適当に生きないで、一生懸命、

生きなければならないと言うと

カルロイはそうすると答え、

ルーに謝りました。

彼女は、分かっていると答えました。

彼はルーの名を呼び続けました。

 

ルーは彼の髪を撫でながら、

自分がカルロイを壊さないために、

彼が自分を壊さないために、

彼女が最後まで手元に置き、

自分に唯一残されたカルロイと

離れる時が来たと思いました。

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最後のシーンのルーは

全てのしがらみから解放され

吹っ切れたような顔をしています。

 

母親を亡くしてからのルーは

生きる意味を失い

自暴自棄になっていましたが

血と涙を流しながら

カルロイと向き合っているうちに

ようやく心の整理が

できたのではないかと思います。

これ以上、

互いに傷つけ合わなないために

ルーとカルロイが

距離を置くことは必要なのではないかと

思います。

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