自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

君の死を望んでいた マンガ 94話 ネタバレ 皇后を慰めるのは思ったより難しい

 

94話 ルーは、カルロイと離れる時が来たと思いました。

 

ルーは、

自分がいなくなるまで、

目を閉じていて欲しい。

自分が去る姿を見たら、

カルロイが辛いと思うから。

自分は相変わらず

カルロイのことが嫌いだけれど

彼が辛い思いをするのは

悲しいから。

このように、約束を

一つずつ守ってくれれば、

彼のことを

憎まなくなるかもしれない。

 

そう言って、ルーは去りました。

 

カルロイは、ルーが

自分を嫌いにならないことや

好きになってくれることは

望んでいない。願うわけがない。

しかし、泣く資格もないくせに、

しきりに涙が出る。

自分の人生で、

唯一価値のあったものを

美しかったものを失った。

いや、本当は

持ったこともなかったのだと

カルロイは考えました。

一体いつからラ・ソルティオが

正気を失った人の

療養所になったのかと

ソリス伯爵邸のコックである

ベクスは、料理をしながら

ため息をつくと、後ろから、

口に気をつけなければならない。

彼の料理の腕は、

ルプスへ行っても褒められるけれど

彼がそこへ行くことになると

忠告しました。

ベクスは、

ティニャ公爵に続いて、

皇后も具合が悪いのは心配だと

言い訳をしました。

 

伯爵夫人は、

ここは、伯爵邸ではないので

気をつけるように。

そんなに皇后が心配なら、

彼の料理の腕前で、

皇后の食欲を取り戻す努力をするよう

指示しました。

 

ベクスは、

ラ・ソルティオに来られて

嬉しい。

美しい所なので、

皇后も気に入ってくれると嬉しいと

言いました。

伯爵夫人は、

皇后は1人では耐えられないことを

経験したので、

そうなることを願っていると

言いました。

馬車から降りた後、侍女長に

身体の具合はどうかと聞かれた

ルーは、大丈夫だと答えました。

ジェインは、

ソリス丘に迎えが来ると

聞いていたけれどと

心配していましたが、

ソリス丘から、

デルピナン川と

レクセム・ソルタが一望できると

聞いていたのを思い出し、

見に行こうとルーを誘いました。

 

手を振りながらルーを急かす

ジェイン。

侍女長は娘に小言を言いましたが

ルーは、見ておいて

悪いことはないと言いました。

 

侍女長に手を添えられながら

丘を上ったルーは、

夕陽に染まる美しい光景を見ました。

「きれいでしょう?」と

尋ねるジェインに、ルーは頷き、

母親の遺品の

ネックレスに触れながら、

母親の言った通り、

この世には苦痛と不幸以外のものが

あるようだ。

母親はいないのに、

世の中には、

憎らしいほど美しいものがあると

思いました。

 

そこへ、伯爵夫人がやって来て、

レクセム・ソルタの第一印象は

どうかと尋ねた後、

皇后に会えて光栄であると告げ

自己紹介をしました。

 

ルーは彼女のことを

ソリス伯爵夫人と呼ぶと、

彼女は、

リビアと呼んで欲しいと

頼みながら、

皇后の苦痛を癒すのは

思ったより難しいと思いました。

 

リビアは、

まず、皇后に

レクセム・ソルタの風景を見せたくて

ここへ案内したけれど、

気に入ってもらえたかと尋ねました。

ルーは、

美しい所だと答えました。

 

リビアは、ここからは

自分の馬車で案内すると

告げました。

 

馬車の中でオリビアは、

自分の向かいに座っている

ルーを見つめながら、

皇帝があれだけ探していた

命の恩人が、デルアの私生児で、

自分の娘に魔法までかけながら

皇帝と結婚させるなんて、

ハンス・デルアは

本当に残酷極まりない。

皇后が、

どれだけ辛い思いをしたかと思うと

もどかしい。

ここでの療養が役に立てばいいと

思いました。

ラ・ソルティオに到着すると

リビアは、

ルーを寝室に案内しました。

彼女は城の中を見回しながら

今まで見てきた城とは

どこかが違うような気がしました。

 

ルーたちは寝室に到着すると、

リビアはルーに、

夕食はどうするかと尋ねました。

ルーは長旅で少し疲れているので

今日は食べられないと言いました。

 

リビアは承知すると、

必要な物があれば、

申し出て欲しいと言いました。

そして、

皇帝が送って寄こした医師が

到着しているので、

会ってみないかと聞きました。

 

医師に会ったルーは、

カルロイは毒まで飲んでいるのに

なぜ、最も実力のある医師を

なぜ、送って来たのかと

怪訝に思いましたが、

カルロイは生きると約束したから

死んではいないと思いました。

 

医師はルーに、

頭痛について尋ねると、彼女は

いつもと同じくらいと答え

次に、悪夢について聞かれると、

減ったと答えました。

 

そして、医師に、

彼がここに来ても大丈夫なのかと

首都にいる方が

いいのではないかと尋ねましたが

医師は、家族も一緒に来たし、

とても美しい所なので

休暇に来たと思っていると

答えました。

 

そして、ルーがカルロイのことを

心配していると察した医師は、

皇帝は大丈夫。

あまり心配しないで、

ゆっくり休むようにと

笑顔で話しました。

宮殿の門に馬で駆けつけた者がいて、

兵士は、

ここは皇宮なので止まれ、

これ以上、むやみに近づくなと

警告しましたが、その男が

アセルだと気がつきました。

彼は自分の後ろに、

カルロイを乗せていました。

 

アセルは、

ティニャ公爵と医師を

早く呼ぶように。

皇帝の様子がおかしいと叫びました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

ルーの面倒を見てくれるオリビア

ルーのことを私生児だと

馬鹿にするのではなく、

心から彼女のことを心配し

ルーに対して、きちんと

敬意を払っているのは、

ティニャが、デルアの罪を

ルーに着せないよう、

尽力したのではないかと思います。

登場したばかりの頃は

何て嫌な女だと思いましたが、

当時の彼女は公明正大だっただけで

憎かったデルアが死んだことで

恨みから解き放たれ、

カルロイとルーの苦しみを

見ているうちに、

元々、彼女が持っていた情け深さを

取り戻したのではないかと

思います。

 

美しい風景と美味しい料理と

優しい人々が、

ルーの傷ついた心を

少しずつ癒して行ってくれることを

期待しています。

 

そして、カルロイのことが心配ですが、

彼も、きっと大丈夫だと

期待しています。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain