自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 352話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ クラインと大神官の想定外の質問

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

352話 浮気者の伯爵の話を聞くために、大神官とクラインはカジノに入り込むことに成功しました。

◇怪しい話◇

経験もないのに、

突然、ディーラーの仕事を任されても

うまくできるはずが

ありませんでした。

 

客にチップを渡さないだの、

VIP席に初心者が入っているなど、

延々と抗議し続ける

ひよこのようなお客さんのせいで、

クラインは、

浮気者の伯爵がいるかどうか

きちんと調べることが

できませんでした。

 

一方、百花は、

大神官ほど、うまくいかないものの

空気を読み、客と会話を続けながら

ゲームの進行を

非常にゆっくりと進めていたので、

客の不満を聞かないで済みました。

 

バニルとアクシアンは、

その姿を遠くから見守りながら

百花は聖騎士らしくない。

きっと賄賂を渡して

聖騎士になったのだろうと

囁き合いました。

 

どれだけ時間が経ったのか。

浮気者の伯爵を待っているうちに

うるさい客たちのせいで、

自分の忍耐力が先に切れそうだと

クラインが思う頃、

のんびりとゲームを進めながらも

四方から聞こえてくる音に

耳を傾けていた百花は、

 

レアン皇子の方・・・

 

と言う、奇妙な会話を聞いて

立ち止まりました。

彼はカードをシャッフルする手を止め

ちらっと声が聞こえてきた方を

見ました。

隅にあるテーブルで、

スーツ姿の客2人が、

密かに話をしていました。

しかし、人が多すぎる上に、

皆それぞれ喋っているし、

ゲームがうまくいっているテーブルでは

ずっと歓声が沸き起こるので、

遠くにいる人々の会話を

全て聞き取るのは大変でした。

 

百花はお腹が少し痛いと言って

そそくさと自分の担当の

テーブルから抜け出し、

ディーラーが着ている上着を脱いで

エプロンをした後、

バーからワインを持って来て、

そちらに歩いて行きました。

ワインを配るふりをして、

わざと彼らの近くに行くと、

声を低くして会話する音が

きちんと聞こえてきました。

 

危険ではないか。

 

危険ではない。

 

でも、レアン皇子は、まだ、

あそこから出て来られていない。

 

先皇后は、

すでに宮殿で過ごしている。

先皇后は皇帝の母親だから。

もう怒りが半分ほど解けている。

だから大丈夫。

何か変なものを入れるわけでもない。

 

自分はよく分からない。

変なものでなければ、

正式に送れば良いのではないか。

 

百花は、彼らがレアン皇子に

何を送ろうとしているのかと

考えました。

正式に送れば、

皇帝に睨まれると思う。

けれども、

何かに紛れ込ませて送れば

皇帝に憎まれることもなく、

レアン皇子にも、よく思われる。

 

よく分からない。

 

難しいことではない。

食材の間に混ぜて・・・

 

その瞬間、

よく話していた人が

急に体を後ろに回しながら

百花の手首をつかみ、

「誰ですか?」と尋ねました。

百花の持っていた盆が傾くと、

その上に置いた

ワインのボトルが床に落ち、

ガチャンと音を立てました。

周りの人たちの視線が同時に

そちらへ注がれました

 

百花は眉をつり上げて

相手を見ました。

内密な会話をしていた人が

百花を恐ろしい目で睨みつけ

話を盗み聞きしていたのは誰だと

尋ねました。

◇ケガ人はいないはず◇

大神官とクラインが

二人で遠足に行ったと

侍従長から聞かされたラティルは

この変な組み合わせは

何なのかと思い

当惑して顔をしかめました。

 

侍従長は肩をすくめ、

二人きりで行ったのではなく、

聖騎士団長や護衛、侍従たちも

連れて行ったと説明しました。

それでも、

変な組み合わせではないかと

ラティルは指摘しましたが、

侍従長は、

大神官は性格が良いので、

クラインとも気が合うのではないかと

言いました。

 

ラティルは首を傾げましたが

2人は、そのことについて

それ以上話すのをやめ、

侍従長は、

他の案件を差し出しました。

そして、メラディムが

いつ自分の誓約式をするのか

聞いていると伝えました。

 

ラティルは、

夜にやるという話を聞いているかと

尋ねると、侍従長は、

その話はなかったと答えました。

 

ラティルは、メラディムが

ようやく記憶に刻んだのかと思い

ちらっと関連報告書を見ると、

夜や温室の話が

書かれている代わりに、

水辺でやろうという話が

追加されていました。

 

そうするうちに、ラティルは

侍従長が、ある報告書を見ながら

首を傾げるのを発見して、

どうしたのかと尋ねました。

 

侍従長は、

ポリス皇子の馬車事故について

報告すると、ラティルは、

その話は、昨日聞いた。

ケガをした人は

いないと言っていたので

たぶん、大丈夫だと思うと

返事をすると、侍従長

妙な顔をして報告書を差し出し、

それでは、なぜポリス皇子は

相手の馬車に乗っていた人を

別宮に入れたのかと

不思議がりました。

報告書を受け取ろうとした

ラティルの手が止まりました。

◇恥ずかしがり屋◇

アクシアンとバニルは

百花がワインを運んでいる途中、

ある客に捕まった光景を見て

ぎょっとしました。

ディーラーを務めていた百花が

給仕をしているのもおかしいけれど

その最中に

トラブルが起きたのも意外だし、

険悪な雰囲気となっていました。

 

アクシアンとバニルは視線を交わし、

彼を手伝うべきか、介入すべきか

悩んでいた瞬間、

百花は何気なく笑い、

自分の手を握った客に、

恨めしそうな声で、

これはひどい。自分は

プレゼントを渡しに来ただけなのに

二人があまりにも

真剣に話しているので、

邪魔をすることができなかったと

彼を咎めました。

百花の腕をつかんだ人は

眉をひそめました 

 

百花は、とりあえず腕を

離してもらえるかと頼むと、

彼は手を放しました。

 

百花は、

床に落ちて割れたワインの瓶を

残念そうに見て、ため息をつき,

彼らへのプレゼントだったのに

元々2本あったのが

1本に減ってしまったと言って

無傷のワインを1本差し出しました。

 

客は誰が寄こしたのかと尋ねると

百花は、「あの方です」と言って

目でクラインを指しました。

内密な話をしていた人が

眉をひそめました。

 

客は、なぜ、あのディーラーが

ワインを寄こしたのかと尋ねると、

百花は、自分は、

ただ渡すのを頼まれただけだと

答えました。


彼は、しばらく混乱していましたが

百花が去ろうとすると、

再び彼を捕まえ、

それは嘘ではないかと、

陰険に尋ねました。

 

百花は、

 

本当だ。信じられないなら、

彼の所へ行って聞いてみるように。

あなたを見たら、

たぶん「消えろ」と言うだろう。

 

と話しました。

それを聞いた客は

訝しく思っていると、

彼は、恥ずかしい時は、

いつも「消えろ」と言うけれど

実は、

絶対に消えないで欲しいという

意味だと付け加えて

にっこりと笑いました。

そして、百花は自分の席を指差し、

自分はあそこにいるので、

疑わしいなら来てもいいと

言いました。

 

向かい側に座っている

もう1人の客が首を横に振ると、

百花を攻撃した客は、

彼から渡されたワインの瓶を手に持って

しばらく考えた後、

立ち上がって、

クラインの方へ歩いて行きました。

それからすぐにワインの瓶を

クラインのテーブルの前にドンと置き

これは、

クラインが送って寄こしたのかと

尋ねました。

すると、すぐに彼は、

 

何だ、お前は?消えてください。

 

と言いました。

百花が教えてくれた通りでした。

 

そのため、客は、

しばらく慌てた様子で、

クラインとワインの瓶を

交互に見ていましたが、

ため息をつくと、

こういう物は送らないで欲しい。

負担になるからと言いました。

◇大神官の合図◇

この変な人は何なのか。

クラインは、ただでさえ

カードをシャッフルして

チップを配るのに混乱して

死にそうなのに、

変な奴が近づいて来て、

変なことを言ったので、

クラインは、

当惑して彼を見つめました。

しかし、彼はすぐに首を横に振り

自分が孤独な詩人でもあるかのように

クラインに背を向けました。

 

クラインは呆れて、

口をポカンと開けていると、

百花は、どこへ行って来たのか

エプロンを外しながら

クラインに近づいて来て、

彼は、頭のおかしい奴みたいだ。

気にすることはない。

自分は通りすがりに、彼から

突然攻撃を受けたと囁きました。

 

クラインは、

頭のおかしな奴なのかと納得すると

百花は肩をすくめ、

自分の担当テーブルに行きました。

 

クラインは、

自分の前に集まった客たちに、

首を振りながら、

自分ができないと思ったら、

隣のテーブルに行けと、

腹を立てていました。

社長は遠くから

この光景を眺めながら

肩をすくめました、

バニルとアクシアンは、

後でこのことを

クラインに話すべきかどうかについて

意見が分かれました。

 

その時、大神官が頭の上に

ワインの瓶をのせて踊りました。

それは、目標物が来た時の合図でした。

人々は、妙技だと褒め湛え、

訳が分からないまま

拍手をしましたが、

クラインと百花、

バニルとアクシアンとクーベルは

緊張しながら、

イーリス伯爵を探しましたが、

浮気者を見つけるのは

それほど難しくありませんでした。

男性一人に、女性二人が

腕を組んで歩いて来たからでした。


その浮気者伯爵は

頭にワインの瓶を乗せて

踊るディーラーが不思議なのか、

大神官のテーブルの前に座りました。

クラインは、

急いでそちらに歩いて行きました。

 

彼のテーブル客が、

クラインを呼びましたが、

彼は最初から、ディーラーの仕事に

興味がありませんでした。

 

クラインがそばに来ると、

大神官は一瞬戸惑いましたが、

笑いながら浮気者伯爵に

自分の助手だと言って

クラインを紹介しました。

 

浮気者伯爵は、

隣のテーブルでクラインを呼ぶ

客たちを見て、

これは何事かと首を傾げ、

今日は何か特別な日なのかと

考えましたが、

そんなことはどうでもいいので、

大神官に微笑みながら、

ダンスディーラーと

軽くゲームをしたいと誘いました。

 

大神官が

カードをシャッフルしている間、

クラインは、どうすれば

さりげなく恋愛の話を

聞くことができるか、焦りながら

そばをうろついていた時、

百花がいないことに気づきました。

◇追跡◇

浮気者の恋愛秘法など問題ではない。

浮気伯爵が入ってくるのとほぼ同時に

先ほど、レアン皇子について

話していた2人の客が

VIP室を出ていくのを発見した百花は、

気配を殺しながら、

密かに彼らを追跡していました。 

 

百花は嬉しそうに笑いました。

ラトラシル皇帝は

彼女を裏切ったレアン皇太子を

嫌っている。 

そして、彼らの一人は、

密かにレアン皇子に

ある物を渡したがっている。

もう一人は、

それを頼まれて悩んでいる。

もし、その品物が何なのか、

お願いする人が誰なのか

分かればいいと思いました。

◇二人一緒に◇

百花はいませんでしたが、

途中で仕事を

台無しにするわけにはいかないので、

大神官はゲームを始め、

クラインは隣で訳もなく空のグラスに

ワインばかり注いでいました。

そして適度にゲームが進んだ頃、

大神官は、

 

お客様は、

とても人気のある方のようですが

恋愛アドバイス

一つだけいただけますか?

 

と、さりげなく頼みました。

浮気者伯爵は驚きましたが、

大神官が平然と笑いながら

話し続けると、承知しました。

 

大神官は、

自分には恋人が一人いると話すと、

浮気者伯爵は笑いながら、

普通は一人だと言いましたが、

クラインが横から割り込んで、

自分たちと言わなければならないと

主張しました。

浮気伯爵は、笑っていたのをやめて

「え?」と聞き返しました。

 

大神官は、

慌ててクラインを見ましたが、

彼が退く気配がないので、

やむを得ず、自分たちに

恋人が一人いると訂正しました。

浮気者伯爵は変な顔をして

三角関係かと尋ねました。


三角関係という間柄ではないけれど

側室の話を持ち出すと、

皇帝の話だということが

分かってしまうので、

大神官は一応認めました。

 

浮気者伯爵は、

それにしては、

恋敵同士仲が良さそうだと指摘し

どんな点が悩みなのかと

尋ねました。

 

大神官は、

その恋人が大事にしている

他の男がいると答えると、

浮気者伯爵の左隣で

ワインを飲んでいた女性が

プッとワインを吹き出しました。

浮気者伯爵も「三股か」と呟き

口笛を吹きました。

そして、

悩みが何なのか見当がつかない。

その女性の魅力や束縛から

抜け出したいということなのかと

尋ねると、

我慢できなくなったクラインが

二人の間に割り込み、

自分たちの恋人が、

その三番目の男だけを大事にして、

自分と先輩にあまり関心を示さない。

しかし、自分は彼より

もっと愛されたい。

誰よりも愛されたい。

それには、どうすればいいのか。

秘訣を教えて欲しいと頼みました。

 

浮気者伯爵は、自分の方が、

その恋人に秘訣を聞きたい。

公然と三人の恋人を抱え、

その恋人同士で愛情を競わせるなんて

すごいと、くすくす笑いながら

言った後、

自分の助言などが、

その達人に通じるのかと尋ねました。

 

クラインは、もどかしくなり

首を素早く横に振ると、

自分たちの恋人も、

恋愛能力は優れていないと

反論しました。

 

浮気者伯爵は、

三股かけているのに、

恋愛能力が優れていないというのなら

一体、誰が

恋愛能力に優れているのかと

問いかけると、クラインは、

自分たちの恋人は、恋愛能力で

自分たちを手に入れたのではなく、

力でそばに置いた。

だから、自分たちは

助言が必要だと切実に訴えると、

近くに来ていたバニルとアクシアンは

互いに顔色を伺いながら

視線を交わし、

表現が少しおかしくないかと

囁き合いました。

予想通り、浮気者伯爵は

助言ではなく、

逃亡が必要なのではないかと

渋々尋ねました。

 

息が詰まりそうになったクラインは、

そんなことはないと叫びました。 

しかし、浮気者伯爵は、

依然として渋そうな顔で、

三股かけていることを除けば、

一般的な恋人同士なのかと

尋ねました。

大神官は、その通りだと即答すると

浮気者伯爵は、

「ご主人様」と呼んだりは

していないよねと確認しました。

大神官はカルレインのことを思い出し

一人だけ呼んでいる。

寵愛されている恋人ではなく、

別の恋人だと答えました。

 

浮気者伯爵は、その女性が

四股かけていると思い、

目を大きく見開きました。

そして、その女性は、

とても素晴らしい能力のある

変態だと呟きました。

それを聞いた大神官は驚き、

自分たちの恋人は変態なのかと

聞き返しました。

 

浮気者伯爵は頷き、

大神官とクラインに

慎重にアドバイスをしました。

◇率直な質問◇

夜遅く、ラティルは、

大神官とクラインが

自分たちの所へ来て欲しいと

懇願しているという話を聞き、

彼らに頼まれた通り、

大神官の部屋へ行きました。

 

部屋の扉を開けると、

イチゴとオレンジの香りが

混ざったような甘い香りが

漂って来ました。

大神官とクラインは真剣な表情で

テーブルに向かい合って

座っていました。 

 

ラティルは、その姿に笑いながら

彼らに近づき、

二人揃ってどうしたのかと尋ねました。

すると、クラインは

彼らしくない真剣な顔で

率直な意見を一つ聞きたいと

答えました。

ラティルは、

遠足に行って、何かあったのかと

彼に合わせて真剣に尋ねました。

 

その場の雰囲気がおかしいので、

ラティルは、

そうでないと思いたいけれど、

彼らは自分がロードであることを

知ってしまったのかと

不安になりました。

彼女は、緊張しながらも、

質問するよう

クラインを促しました。

 

クラインと大神官が、

互いに相手をちらりと見ました。

一体、どうしたのか。

ラティルは質問を待っているうちに

喉が渇いてきたので、

テーブルの上のワイングラスを取り

それを口にするのとほぼ同時に

大臣官は、 

もしかしたらラティルは、

同じベッドで

何人も一緒に寝るのが好きかと、

慎重に尋ねました。

ラティルは、

ワインをそのまま吐き出しました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

誰かに聞かれたくない話をする時は

静かな場所でするよりも、

かえって、

人がたくさんいる所へ来た方が、

怪しまれずに済むのかも。

大神官を除く他の人たちは

おそらく一度も来たことがない

カジノで、

従業員のふりをするだけでも

いっぱいいっぱいだったと思いますが

ディーラーをしながら、

客たちの話に耳を傾け、

怪しい会話を察知した百花は

さすが、大神官の一番近くにいる

聖騎士団長だけのことは

あると思います。

クーベルは、百花が世俗的だと

非難していますが、百花は、

世俗的なことも含め

あらゆる情報を知ることで、

危険に対するアンテナが

より敏感になっていると思います。

「レアン皇子」と聞いただけで

自らの危険を顧みず、行動し

危ない状況になっても、

クラインの言動を把握していたおかげで

事無きを得た百花は、

頼もしい存在だと思います。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain