自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 356話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 行かない方がいい場所

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

356話 カルレインは大神官の手紙を、筆跡を偽造できる吸血鬼の所へ持って行きました。

◇筋肉が薄い◇

筆跡偽造の専門家は、

カルレインから渡された

手紙を受け取り、

興奮してニヤニヤしました。

吸血鬼である自分が

大臣館の手紙を

入手することになったのが

不思議な様子でした。

 

カルレインは無愛想な表情で

悪戯をするからといって

甘く見てはいけない。

ロードのためであることを

肝に銘じるようにと警告しました。

 

吸血鬼は「分かった」と答えながらも

くすくす笑いながら

嬉しそうに手紙を開けました。

果たして高貴な大神官は

どんな風に手紙を書くのか

ワクワクしていると、

カルレインが彼に背を向けたので

一緒に見ないのか、

気にならないのかと尋ねました。

「全然」とカルレインはきっぱり答え

扉の方へ歩いて行きました。

 

吸血鬼は、

こういうのを見る機会は

何度もないのにと思いましたが

一人で見ても面白いので、

ニヤリと笑って封筒を開け、

手紙を取り出しました。

 

カルレインはそんな吸血鬼を

心の中であざ笑って

扉の取っ手を掴みました。

しかし、後ろから「バン」

何かがぶつかる音がしたので、

カルレインは後ろを振り返ると、

吸血鬼が椅子に座ったまま、

後ろに倒れていました。

まさか、手紙に

聖水でもふりかけてあったのかと

カルレインは慌てて

そちらに近づくと、

意外にも吸血鬼は笑っていて、

声を出すのを我慢して

顔が赤くなっていました。

 

カルレインは、

吸血鬼が握っている便箋を

ひったくり中身を見ると、

私の裸を見る陛下の眼差しから、

私は熱望を読み取りました。

 

の一文が目に入ったので、

歯噛みをしました。

 

吸血鬼は体を起こして

ニヤニヤしながら、

自分たちのロードは

ロードでありながら、

大神官にも好かれているのかと

尋ねました。

カルレインは口を固く閉ざし、

もう少し視線を下げました。

手紙には彼の名前も出ていました。

 

カルレインさんもラナムンさんも

メラディムさんも

素晴らしい筋肉をお持ちだけれど

私の筋肉に敵う人はいない。

カルレインさんの筋肉は、

正直ちょっと薄くないですか?

陛下と口を合わせた時、

私は世の中に

こんな感覚があることに驚き、

陛下を存在させてくださった

神様に感謝しました。

 

カルレインは

手紙をくしゃくしゃにして

丸めてしまいました。 

500年に一度、

闇と共に目覚めるという理由で

人々に敵対される運命を持つ

ロードなのに、神に感謝するのか?


吸血鬼が慌てて手紙を取り上げなければ

カルレインは、それを

破ってしまったかもしれませんでした。

 

吸血鬼は、

筋肉の話を見て腹が立ったのかと

尋ねました。

カルレインは否定しましたが、

彼が他の手紙まで

破ってしまうのではないかと

心配だったので、吸血鬼は、

全ての手紙を拾い集めながら、

カルレインがいると邪魔になるので

外へ出て風にでも当たって来てほしい。

夕方までには仕上がると

伝えました。

◇筋肉が好き?◇

ラティルはカルレインから

偽のお守りを受け取り、

もう完成したのかと喜び

笑いました。

しかし、カルレインの表情が

いつもより良くないことに気づき、

これを作るのが大変だったのかと

尋ねました。

 

カルレインはすぐに否定しましたが

言葉と裏腹に、

表情が固まっていたので、

ラティルは偽のお守りと

カルレインを交互に見比べました。

カルレインは無理やり笑いながら、

本当に何でもないと否定しました。

 

ラティルは、

ずっとお守りを見ていたせいかと

尋ねました。

カルレインは、

本当に大丈夫だと答えました。


お守りを偽造するために、

ラティルは、自分が持っている

大神官のお守りを貸しました。

箱に入れて貸したものの、

吸血鬼がそれを

どのように隅々まで見て偽造したかは

ラティルも分かりませんでした。

しかし、カルレインの表情を見ると、

容易ではなかったように思いました。

ラティルが心配そうに眺めていると

カルレインは本当に大丈夫だと言って

先ほどより、

穏やかな笑みを浮かべました。

 

ラティルは彼の肩を叩き、

何かあったらすぐ言って欲しいと

告げると、カルレインは、

一つだけ質問してもいいかと

確認した後、

大神官のような体型が一番好きなのか。

彼の身体は、

必要以上に筋肉が付いていて

今一つではないかと尋ねました。


ラティルは渋い顔をして、

それは重要な事なのかと尋ねました。

◇お守りの隠し場所◇

ラティルはタッシールを呼んで

お守りを渡すと、

絶対にばれてはいけない。

完全にそっくりなお守りなので、

すり替えに行く人も

紛らわしいかもしれない。

混ざらないように気をつけてと

注意しました。


タッシールは箱を開け、

その中に入っている

お守りを見ました。

本当にそっくりなので、

よく見ないと分からないと

感嘆しました。

ラティルは、

間違えてはいけないと念を押しました。

 

タッシールは、

ミロの姫がこちらへ来る時にすり替えて

帰る時に、またすり替えればいいのかと

尋ねました。

ラティルは、

吸血鬼たちにやらせようと思ったけれど

彼らは本当のお守りに触れないから

頼めないと説明すると、

タッシールは納得し、

自信満々に笑いました。

そして箱からお守りだけ取り出し、

箱はラティルに差し出しすと、

こんなのは簡単だと言いました。

その後、ラティルは

ザリポルシ姫を宮殿に招待しました。

彼女が来たら、

急な報告があると言って

サーナット卿を

中に入って来させるよう

事前に指示していました。


ラティルは、

親しみを込めながら、姫に、

宮殿の見物をさせてあげる。

ハーレムにも連れて行ってあげる。

もしかしたら、

親戚になるかもしれないからと

話していた時に、

サーナット卿が中に入って来ました。

彼は、客が来ているのに

申し訳ないけれど、

急いで行かなければならないと

告げました。

ラティルは、「あのことかと」

すぐにため息をつきました。

 

その言葉に、ザリポルシ姫は

好奇心を露わにしましたが、

ラティルは

話せればいいのだけれど、

機密事項だと言って謝りました。

 

そして、ラティルは

サーナット卿と姫を交互に見て

考えるふりをしながら、

サーナット卿が姫を案内するのは

都合が悪いかと尋ねました。

 

ザリポルシ姫は、

大丈夫だと答えましたが、ラティルは

サーナット卿は恥ずかしがり屋なので

都合が悪いだろうと言いました。

ザリポルシ姫は、自分ではなく

サーナット卿が都合が悪い事に

気がつきました。


ラティルは、

自分は仕事が終わり次第行くので

自由に宮殿の中を見て回っていいと

告げました。

ラティルの提案に王女は目を丸くし、

どこへ行っても大丈夫なのかと

尋ねました。

 

ラティルは、

立ち入り禁止区域の前には

警備兵がいるので大丈夫。

もしかしたら姫は、自分と

親戚関係になるかもしれないと言って

ウインクしました。

 

ラティルが予想した通り、

姫はすぐに提案を受け入れ、

有名なタリウム宮殿を

ゆっくり見物すると言いました。

ラティルは頷き、

彼女に先に行ってもいいと

手で合図をしました。

 

姫は、すぐに立ち上がり、

挨拶をして出て行こうとしました。

ラティルは書類を見るふりをして

彼女の様子を見守りました。

すると、姫が思いがけず

ハンカチを落としました。

しかし、本人は気付かなくて

歩き続けました。

近くにいたサーナット卿は

それを見て、

ハンカチを落としたと姫を呼びました。

そして、

サーナット卿が

ハンカチを拾おうとした瞬間、

ラティルは目を見開きました。


まさか、あの姫は、

お守りをハンカチの中に

入れてきたのか?

 

ラティルは、

サーナット卿の代わりに

ハンカチを拾うため、

そこまで

走って行きそうになりました。

しかし、それは、

サーナット卿がお守りを掴んで

気絶する以上に

怪しい場面になるはずでした。

 

ラティルは、サーナット卿が

ハンカチを拾うの見ても

駆けつけることができませんでした。

しかし、彼は予想外に淡々と

ハンカチを手に取り、

姫に渡しました。

 

姫は、サーナット卿が

ハンカチを拾うのをじっと見下ろし、

笑いながらお礼を言いました。

姫はそのまま外に出て行きました。
 

ラティルは、

彼女が出て行くや否や

サーナット卿を手招きして、

中に何か入っていなかったかと

尋ねました。


サーナット卿は、

ハンカチがザラザラしていたので、

分かりにくかったけれど、

中に何かが入っていたと答えました。

ラティルは、ため息をつきました。

 

ラティルは、

姫も徹底しているけれど、

タッシールは、

どうやって姫がハンカチの中に

お守りを隠していることを知り

偽物に変えたのか分からないと

呟きました。

◇タッシールの推理力◇

それでも念のため、

タッシールを呼ぶと、彼は、

普通、お守りを落としても

拾ってくれとは言わない。

だからといって、お守りを

直接、他人の夫の体に

押し付けたりしない。

それでは何が一番自然なのか

考えてみたら

ハンカチが出てきたと答えました。

 

ラティルは

タッシールを見つめながら、

思わず彼を

抱きしめてしまいました。

◇テスト◇

一方、姫は浮かれて

宮殿のあちこちを歩き回りながら

ハンカチを落として拾わせていました。

侍女は、

このまま宮殿内を歩いていたら

問題が生じるのではないかと

心配しましたが、

姫は聖騎士団の団長の座に就くほど

実行力が強い人でした。

さすがにハーレムの中に入る時は

少し躊躇していましたが、

誰も止める人がいないので

勇気を出して入りました。

 

侍女は、濃厚な世俗の香りが漂う

四方が男だけの空間を歩きながら、

心が揺さぶられました。

しかし、ザリポルシ姫は

人には関心がないので、

侍女が喜びすぎではないかと

非難しました。

しかし、侍女は、

次に生まれ変わる時は

ラトラシル皇帝の侍女として

生まれ変わりたいと言いました。

 

侍女と言葉を交わしながら、

姫は、思う存分テストを行いました。

何人かの気の利く使用人は、

貴族の女性が

ハンカチを頻繁に落として

歩き回ることに気づき、

疑問を抱きましたが、

彼女は許可を得て

来たのだろうと思い

誰も止めませんでした。

 

そうしているうちに姫は

大神官と百花に出くわしました。

彼らを試す必要はないので、

姫はハンカチを落としませんでしたが

その代わりに彼女は、

尊敬と敬愛の念を込め、

彼に会えて光栄だと

大神官に挨拶しました。

彼は、姫の筋骨は優れている。

神の祝福があるようにと

言った後、忙しいのか、

別の場所に行ってしまいました。

 

彼の後を付いて行く侍従が

 

クライン様が

大神官様と百花様が嘘をついたと

怒っているそうです。

ただでは置かないと言っています。

 

と話すのが聞こえて来ました。

あれはどういう意味なのかと

考えながら、

姫は一応、百花にも挨拶をしました。

 

とにかく、これで、

ハーレム内や皇帝の近衛兵、

侍女の中に吸血鬼がいないことを

確認しました。

人魚は湖の中で過ごしているので、

あえて確認する必要はなさそうでした。

 

帰ろうとする彼女を、

大神官について行かずに

見守っていた百花が

少し話をしないかと尋ねました。

 

姫は話してもいいという意味で

笑って見せると、

百花は無愛想な声で

前はタンベクがやって来て

皇帝がロードではないかと

探っていたけれど、

今度は、姫が

皇帝がロードかどうかを確認するために

歩き回っているようだと

指摘しました。

 

姫は少し驚きましたが、

笑いながら

それが自分たちの仕事だからと

返事をしました。

 

百花は、

自分と大神官がここにいるのに

皇帝を疑うのは、自分と大神官を

無視する行為ではないかと

非難しました。

姫は、誰でもミスをすることがある。

大神官や百花でもと、

にっこり笑いました。

百花の口の端が上がりました。

 

彼はもっと冷たい言葉を言う代わりに、

姫に近くに来るようにと言い、

彼女の耳元で何かを囁きました。

それを聞いた瞬間、

姫の瞳が大きくなりました。

彼女は本当なのかと尋ねました。

 

◇これで帰る◇

ラティルが執務室にいると、

思ったより早く見物を終えた姫が

戻ってきて、

見物させてもらったことへの

お礼を言いました。

 

ラティルは笑いながら、

楽しく見物できたかと

聞こうとしましたが、

姫の切羽詰った表情を見て

聞くのを止めました。

 

誰かの正体がばれたのかもしれないと

心配になったラティルは、姫に、

大丈夫かと尋ねると、彼女は

余りにも長く出かけているので、

そろそろ帰ろうと思うと答えました。

 

自分を見る目に

何の感情もない姫の瞳を見ると

ラティルの不安は少し落ち着きました。

吸血鬼が誰なのか

突き止めたわけではなさそうでした。

それならば、

一体、彼女はどうしたのか。

 

疑問を晴らす前に、

姫は慌ててラティルに

見物させてもらったお礼を言い、

自分はこれで帰る。

今日中にポリス皇子の家を

出るつもりなので、後で、彼に

感謝の気持ちを伝えて欲しいと

頼みました。

 

なぜ、姫が直接言わないのか。

当惑するラティルを放って、

姫は急いで外に出ました。

ラティルはその遠ざかる後ろ姿を見て

首を傾げました。

 

◇百花の話したこと◇

ラトラシル皇帝の側近たちを

ゆっくりと調べていた姫が

突然、急いで移動し始めたので、

侍女は、とりあえず

彼女の後に付いていたものの

訳が分かりませんでした。

しかも、来る時は

馬車に乗っていたのに、

帰る時は、馬車から外した馬に

乗りました。


侍女は姫に

百花から何を聞いたのかと尋ねました。

彼女は、ロードの居場所を

教えてくれたと答えました。

侍女は、

なぜ、それを百花が知っているのか。

それが本当だとしても

自分たちだけでそこへ行くのか、

行ってもいいのかと尋ねました。

 

姫は、

危ないから行かないでと言われたけれど

行かない訳には行かないと言って

口元に明るい笑みを浮かべました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

姫がお守りを

ずっと身に着けていたら、

黒林のメンバーたちでも、

偽物と交換できるとは思えないので

彼女がポリスの邸宅にいる時に

隙を狙って、

交換したのではないかと思います。

そして、このまま彼女が

ポリスの邸宅へ戻らず、

百花の教えてくれた場所へ

向ったとしたら、

彼女は偽のお守りを

持ったままなのではないかと

思います。

もちろん黒林のメンバーが

彼女の後を追いかければ、

再び隙を狙って交換することも

できると思いますが・・・

 

百花は、他の聖騎士たちに

自分たちはロードの居場所を

知っていると話していたので

その場所は

間違いなくあると思います。

 

百花が、

そこへ姫を行かせたくなければ

その場所を

教えたりしないと思いますが

わざわざ

「危ないから行かないで」と

付け加えることで、彼は

彼女の好奇心を刺激し、

その場所へ行くよう

仕向けたのだと思います。

なぜ、百花は姫を

そこへ行かせたかったのか。

彼女に対して、

良い感情を抱いていないという

理由だけではないように思います。

百花の言動が怪し過ぎです。

 

f:id:myuieri:20210206060839j:plain