自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 360話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 百花の本音を聞いて喜べないラティル

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360話 ラティルは、ベッドの上で側室たちに囲まれている様子を百花に見せて、彼を動揺させる方法を考えつきましたが・・・

◇暴君皇帝のハーレム◇

カルレインの瞳が

激しく震えていました。

心の中で

あらゆる邪悪な想像をしているのは

明らかでした。

ラティルは、

カルレインが自分の言葉を

ひどく誤解していたことに気づき、

この絵のような構図でいるのを

見せたいだけだと

慌てて言い訳をしましたが、

全く無駄で、

カルレインの左右の眉の両端は

すでに下がっていました。

ラティルは、彼が心の中で

微かに「変態」と言うのを聞いて

顔が真っ赤になりました。

 

ラティルは、

相手を誤解させるために、

暴君皇帝のハーレムみたいなシーンを

演出したいだけ。

自分が、そのような構図で

何かをしようとしているのではない。

本当だ。

自分を信じられないのかと、

声を荒げると、

カルレインは渋々ため息をつき、

ラティルに絵を返しました。

彼は、信じるよう努力すると

言いました。

 

まだ、カルレインは

信じてくれないと思い。

ラティルの顔が険しくなりました。

まだ、他の4人には頼んでいないのに

早くもラティルは

疲れてしまいました。

けれども、カルレインが

これだけ驚いたので、

百花もきっと驚くだろうと思いました。

◇こんなのは初めて◇

カルレインの反応を

経験したラティルは、

ゲスターとメラディム、

タッシール、ギルゴールには、

偽の暴君皇帝の

ハーレムの構図を演出したいと

予め明らかにした上で、

具体的な事案を知らせました。

 

ゲスターは顔が真っ赤になり、

メラディムは好奇心を示し、

タッシールは面白がり、

ギルゴールは喜びました。

 

しかし、ラティルが

誰かの心を揺さぶることで

本音を読めるということは

誰も知らないので、

なぜ、あえてこんな場面を

百花に見せなければ

ならないのかについては、

誰も説得できませんでした。

 

ラティルは驚いた場面を見ると、

誰もが心が揺れて、

言葉がしどろもどろになると

言い張りましたが、

この言葉を信じたのは

メラディムだけでした。

しかし何分も経たないうちに

彼は、このいい加減な言い訳を

忘れてしまいました。

 

そして、その夜、

ラティルはすぐに自分の計画に

着手することができました。

 

ラティルは自分が描いた

図案を見ながら

慎重に側室の位置を決めた後、

パジャマ姿でその間に入りました。

自分が計画した構図でありながら

実際に横になると、

かなり恥ずかしさを感じました。

ラティルは目をパチパチさせて

起き上がりました。

 

ラティルは、

寝室の外で待機している

サーナット卿に

白花を呼ぶよう指示しました。

開いた寝室の扉越しに

部屋の中の様子を見た

サーナット卿の顔色が

暗くなっていきました。

 

ラティルは百花が来る時に備えて

ベッドに戻り

うつ伏せになりました。

その状態でじっとしていると、

ギルゴールが

ラティルの背中を枕にして

横になり、

人間二人に吸血鬼二人、

そして人魚一人と一緒に

同じベッドに寝る姿を

書記官が見ていなくて良かった。

もし見ていれば、

歴史上最も淫乱な皇帝だと

記録したはずだと囁きました。

 

ラティルは額を布団に当てて

唇を噛みました。

カルレインは

この状況が気に入らないようで

ラティルを助けようと

しませんでした。

 

ゲスターは、

皇帝は国のためにやっていると

ラティルを庇いましたが、

この無茶苦茶な言い訳に、

タッシールまで笑いました。

 

ギルゴールは、

ゲスターの言葉に同意し、

ロードが喜ぶことで

国も安定すると囁きました。

この場面を書記官が見ていたら

ラティルとギルゴールは、

暴君皇帝と

妖艶な側室のカップルとして

記録されていると思いました。

 

ラティルは、全員に

静かにして欲しいと頼みました。

しかし、ギルゴールは、

自分は随分長生きしているけれど

6人が同じベッドに上がったのは

初めてなので、

とても、ワクワクしていると

言いました。

 

ギルゴールだけ

黙っていればいいという声が

上がりましたが、

ギルゴールは、

自分が口をつぐんだら、

もっとぎこちなくなるだろうと

言いました。

 

ラティルは、勇気を出して

ギルゴールを蹴れば、

彼がベッドから転がり落ちて、

気分がすっきりすると

思いましたが、

そんなことをしたら、

彼は狂って暴れるだろうし、

本当に書記官が飛び込んで来て

その場面を見て、皇帝の側室が

皇帝の無理な要求を受け入れたせいで

嫉妬に狂って暴れたと記録するのは

嫌だと思いました。

 

それにギルゴールは

口ではワクワクしていると

言っているけれど、

彼の不機嫌そうな唇から、

あまり気分が良くなさそうに

見えました。

 

その時、百花の来訪を告げる

サーナット卿の声が聞こえて来ました。

ラティルが指示した通り、

扉がすぐに開き

百花が入って来ました。

ラティルがベッドから

立ち上がった姿を見ると、

彼は、すぐに固まってしまい、

やがて、

 

これは・・・陛下の好みは・・・

本格的ですね。 

 

と、彼の本音が聞こえてきました。

成功しましたが、

嬉しくはありませんでした。 

 

◇ストレス解消◇

ラティルはうつ伏せのまま、

百花に話しかけましたが、

集中できないと言い訳をして

ベッドから抜け出し、

応接間で話をすると、

百花に伝えました。

 

タッシールは出て行くラティルに

「早く戻って来てください。」と

笑いながら言いました。

ラティルは無理に笑いながら

彼を見つめ、

百花を応接間に連れて行きました。

 

前もって応接間を空けておいたので、

部屋の中にいるのは

サーナット卿だけでした。

ラティルは、百花に

飲み物を勧めましたが、

彼は断りました。

すると、

 

他の人はともかく、

あの純真そうなゲスター様まで

あんなことをしているなんて、

実に驚くべきことだ。

やはり人は見た目だけでは

分からない。

大神官様がどんなに頑張っても

敵わないのも当然だ。

陛下の本性が、

あんなに破廉恥だとは思わなかった。

 

と百花の本音が聞こえて来ました。

ラティルは、思わず

拳をぎゅっと握りしめました。

意図したことではあるけれど、

実際に、自分が好色だという

露骨な評価を聞くと

心がとても痛みました。

 

拳のことを百花に指摘された

ラティルは、

苦々しく思いながらも

深刻そうな表情をし、

ゾンビが現れ続けるのは

カリセンなのに、

なぜ、聖騎士たちが皆、

自分の所へ来るのか分からないと

言いました。

 

百花は、自分と大神官が

ここに滞在しているのに

タリウムを疑うのは理解できないと

返事をしました。

 

ラティルはこっそりと

ザリポルシ姫についても

言及しました。

その名前を切り出した瞬間、

百花の頭の中に、

ある位置が一つ浮かびました。

ラティルは心の中で

その位置を繰り返し思い出し、

できるだけ忘れないようにする一方

こんなことをしては

いけないのは分かっているけれど、

姫が自分の国へ来た

理由も分からないのに

彼女が、

とんでもない所に行ってしまったことで

こちらに矢が向けられるのは

恨めしいと愚痴をこぼしました。

 

百花は、

 

陛下はとても悔しいようだ。

ずっとロード扱いされ、

容疑が晴れるや否や、

再び聖騎士たちに

ストレスをかけられている。

だから、陛下は

側室たちと楽しみながら

ストレスを解消しているのか。

 

と、百花の心の声が聞こえて来ました。


ラティルは顔の筋肉が動くのを

我慢するために

無理やり頭を下げました。

◇気をつけて◇

ラティルは、

洞窟の位置をよく覚えておき、

翌日になると、

カルレインを呼びました。

 

ラティルは、

百花とザリポルシ姫について

話していた時、

彼が驚いていたせいか、

うっかり

タナサンのカテム山にある

洞窟について漏らした。

これが彼女の失踪と

直接、関連があるかどうかは

分からないけれどと

カルレインに話しました。

タナサンは、

タリウムとカリセンの間にある

国でした。

 

ラティルは、カルレインに

吸血鬼の部下と一緒にそこへ行き、

中に何があるのか、

姫がその近くや中にいないか

確認して来て欲しい。

聖騎士たちが来て何かを調べる前に、

自分たちが先に

調べなければならないと指示しました。

 

カルレインは頷くと

すぐに立ち上がり、

急用なので早く行って来ると

言いました。

 

ラティルは立ち上がると、

思わず彼を呼びました。

出けようとしたカルレインは

首を傾げました。

 

ラティルは彼の目を

しばらく新しい気分で見つめ、

「気をつけて。」と言いました。

◇洞窟の中◇

カルレインは

黒死神団の傭兵たちを連れて

ラティルが教えてくれた山へ

行ってみました。

その山には、

洞窟が一つや二つではないので

混乱しましたが、

ついにカルレインは、

入口から不吉な雰囲気が漂ってくる

洞窟を見つけました。 

 

カルレインは

洞窟の周りを一度見回してから

中に入って行きました。

薄暗い洞窟内は、

かすかに血の匂いと腐敗臭がして

湿気がありました。

 

カルレインが歩くたびに

靴と地面の間から

陰気な音がしましたが、

吸血鬼の中で、

そのような雰囲気を恐れる人は

いませんでした。

 

しばらく歩いていると、

制服を着た死体が腐っているのを

発見しました。

ザリポルシ姫の部下のようでした。

 

人の気配が感じられないので

姫はいないと思うと

傭兵の一人が言いましたが、

カルレインは、

気配が普通ではないので、

とりあえず最後まで行ってみると

言いました。

 

血の匂いと腐敗臭だけでなく

洞窟全体が暗い空気に満ちていました。

普通の人は、

入って来るのも困難なほどの

気配でした。

 

そしてカルレインは死体の中に

制服姿ではない死体が

混ざっていることに気づきました。

数は、はるかに少ないものの

死んだ時期は、

同じように見えました。

聖騎士たちは、

この服装が違う者たちと戦って

死んだのかもしれませんでした。

 

カルレインは真剣に

その光景を見つめながら

歩き続けました。 

どのくらい移動したのか

新たに誰かが、

洞窟の中に入って来ました。

他の吸血鬼たちも

人の気配を感じたので、

足を止めました。

カルレインは後ろを振り向きましたが

彼らはすでに

洞窟の奥深く入っている状態なので、

今すぐ洞窟に入って来た人たちと

出会うことはないと思いました。

 

カルレインは、

不必要な戦いは避けるように。

気配を隠して中に移動すると

ほとんど声を出さずに

部下たちに指示しました。

 

その後、彼らは暗闇の中を

流れる霧のように移動しました。

どれだけ、そのように動いていたのか。

突然、何かが

彼らの方に飛んできました。

カルレインは手を伸ばして

飛んで来た物を一気に捉えました。

古い短刀で、

かなり長い年月が経ったかのように、

以前の鋭さが消えていました。

カルレインは短刀を

洞窟の壁に打ち込み、

奥に入り続けました。

 

吸血鬼の傭兵たちも

自分の武器を取り出し、

いざという時に備えていました。

その後、何度か遠くから

武器が投げられましたが、

カルレインが捉えました。

武器を投げる者も、

素早くて鋭い腕前を

発揮していましたが、

カルレインはギルゴールに

少し押されているとはいえ、

とても強い吸血鬼でした。

 

彼は武器を全て捉え、

洞窟の壁に打ち込みながら

休まず前進していると、

ついに彼の前に三段の階段と

その上に置かれた棺が現れました。

なせ、ここに棺があるのか、

カルレインは眉をひそめました。 

 

部下の吸血鬼は、

中に姫がいるのではないかと

慎重に尋ねました。 

 

それにしても、生気が全くない。

姫が死んでいるのではないか。

それならば、誰が姫を

ここに置いたのかと、

部下たちと話をしていたカルレインは

人の気配を感じて立ち止まりました。

他の吸血鬼たちも皆、

人の気配がした方を向きました。


誰かが柱の後ろに立っていました。

暗くて顔がよく見えなかったけれど、

その人はゆっくりと手を上げて

前に歩いて来ました。

ゆっくりと目を見開いた

カルレインは、

「アニャ」と呼びました。

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ベッドの上に、

ラティルと5人のイケメン!

これぞまさにハーレムの醍醐味。

その姿が、どれだけ美しいか

今は、想像するしかないので

マンガで描かれるまで

気長に待ちたいと思います。

 

ラティルがいる間は、

おとなしくベッドの上にいた

5人の側室たちですが、

彼女がいなくなった途端、

喧嘩を始めたなんてことは

ないですよね。

激しく言い争いをすれば

百花に聞こえてしまうので

睨み合うくらいは

したかもしれませんが・・・

 

前半の楽しい雰囲気とは

打って変わり、

後半は

重苦しい雰囲気になりました。

聖騎士以外の死体は

百花繚乱の聖騎士たちでしょうか?

もし百花繚乱が

制服を着ていれば、

ザリポルシ姫の聖騎士団に属している

聖騎士たちの誰か一人でも

生き残っていたり、

百花繚乱の制服姿の死体が

残っていることで

聖騎士団同士が戦った事実が

明らかになってしまうので、

百花繚乱は、

用意周到に制服を

着ていなかったのでしょう。

もっとも百花は、

ザリポルシ姫と

副官(侍女)を含めて

全員の息の根を止める自信が

あったように見受けられます。

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