自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 369話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ ドミスとアニャの盟約の内容

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369話 この話を聞いたら、ドミスに会って欲しいと話すのをラティルは聞きました。

◇盟約◇

一体、これはどういうことなのか。

ラティルはグリフィンを見ました。

グリフィンも、

普段より目が丸くなっていました。 

とりあえず話してみるようにと

カルレインの声が聞こえて来ました。

やがて、

悲しみに沈んだ女性の声が、


ドミスは二つの条件を付けて

対抗者のアニャと約束をした。

一つは、

カルレインの命を奪わないこと。

二つ目は、

異種族をむやみに退治しないで

生きる道を作ってあげること。

 

と言うのが聞こえて来ました。

ラティルはメラディムが

ロードが対抗者と

何か取り引きしたという話を

してくれたのを思い出しました。

 

カルレインは、

対抗者がその取引を、

受け入れたとは思えないと言うと、

アニャは、

ドミスもそれに相応するものを

対抗者に与えることにしたと

返事をしました。

カルレインは、

相応するものとは何かと尋ねると

アニャは、対抗者の完全な勝利と

ドミスが持っている記憶を

すべて対抗者に渡すことで、

そうすれば、

次に対抗者が転生した時に、

カルレインは対抗者を

ドミスだと思うと答えました。

 

すると、カルレインの笑い声が

聞こえてきました。

二人は、

そんなばかげた取引をしたのか。

ドミスは転生し続けているのに、

そんなことあり得ないと言いました。

 

アニャは、

ドミスが転生しなかったら

どうなるかと尋ねました。

カルレインは、

それは不可能だと答えました。

 

しかし、アニャは、

ドミスが死ななければ転生もしない。

彼女はそれを利用することにした。

それで対抗者に、

自分がこのまま敗北して死んでも、

どうせ500年後には

また転生することになり、

同じことが繰り返される。

そしていくら記憶を受け継いでも

カルレインは

対抗者の所へ行かないと指摘し、

ドミスは死なずに

永遠に眠ることにした。

永遠に封印されれば、

ドミスは転生しないと説明しました。

ラティルは目を丸くしました。 

 

カルレインは、

それはただの口約束で、

効果がないのではないかと、

鋭く尋ねました。

 

アニャは、

これを盟約にした。

それを結ぶために

聖騎士の一人が実際に参加した。

しかし、秘密保持のため、

その聖騎士が誰なのかは

ドミスと対抗者の2人だけが知っていて

自分も知らないと答えました。

 

ラティルは、

百花が教えた洞窟に、

捜査官のアニャがいて

棺があったことを思い出しました。

アニャが言う聖騎士は百花だと

ラティルは思いました。

 

アニャは、

盟約が、きちんと守られていると

思ったし、

実際、ドミスは500年間眠っていた。

しかし、突然ドミスは目を覚ましたと

話しました。

 

カルレインは、

それは間違っていると思うと

反論しました。

アニャは間違っていないと

言いましたが、カルレインは、

どの部分で間違っているのかは

分からないけれど、

どこか間違っていると主張しました。

 

アニャは、

とにかくドミスは500年間動けなくて

体調が悪いし、

しかも、ドミスは目覚めてからずっと

カルレインだけを探していると

言いました。

 

ラティルは

再びグリフィンを見ました。

グリフィンも、

ほぼ同時にラティルを見て

あれはどういう意味なのか。

アニャは頭がおかしくなったのかと

尋ねると、その声を聞いたのか、

奥からアニャが鋭い声で

「誰だ?」尋ねました。

ラティルは仕方なく扉を開け

中に入りました。

カルレインが驚いて

ラティルに近づいてきました。

 

カルレインは、

ラティルがロードであることを

アニャに知られたくないのか、

ラティルを「陛下」と

呼んでいました。

ラティルは、どぎまぎしながら

アニャに手を振り、

さりげなく微笑みました。

そして、カルレインが

自分以外の女性と、夜に二人で

何をしているのかと思い

外で盗み聞きをしていたと

言い訳をしました。

 

カルレインは、

ラティルが来たのなら、

すぐに言って欲しいと言うと、

ラティルは、

浮気の現場を抑えようと思ったと

返事をしました。

 

カルレインは、

自分には陛下だけだと言って、

額をラティルの額にこすりつけると、

アニャは、今にも血を吐きそうな

表情をしました。

皇帝が、思ったより

ずっと若い女性だということも

不思議でしたが、

あのカルレインが、

数百歳年下の皇帝に

あんな風に振る舞っていると

鳥肌が立ちました。

アニャは、

目を洗い流したくなりました。

 

二人が額を離すと、

アニャは、ようやく落ち着いて

皇帝を見ました。

もしかしたら、彼女が

「義妹アニャ」の生まれ変わりなのかと

思いました。

 

ドミスの盟約によれば、

カルレインは義妹のアニャの転生を

愛さなければなりませんでした。

しかし、500年が経ったので、

義妹のアニャは

一度以上、転生したかも知れないので

必ずしも、皇帝がそうだと

確信することはできませんした。

何より、ドミスは突然、

カリセンの宮殿で出会った女性を

「アニャの転生」と言って

窓から放り投げました。

しかも皇帝は、

自分を見て「アニャさん?」と

呼んでいたような気がしました。 

彼女が義妹のアニャの転生だとしても

おかしな点があるので、

カルレインは

義妹のアニャともドミスとも

全く関係のない人の側室に

なったということでは

ないかと思いました。

アニャは唾を飲み込み、

カルレインと皇帝を交互に見ました。

 

平気な顔をしてはいるものの、

ラティルも同様に混乱していました。

彼女は、自分がロードであることを

余儀なくされた上に、

それを証明する

いくつかの兆候も現われました。

それなのに、いきなりアニャは、

ドミスが生きていると言いました。

こんなことあり得るのかと

思いました。

 

他の人が言ったなら

鼻で笑ったはずでしたが、

透徹した正義感と

確固たる道徳心を維持していた

捜査官のアニャが、ドミスについて

冗談を言ったり、

詐欺を働くとは思えませんでした。

 

カルレインも混乱していたものの

アニャやラティルよりは

彼の方が落ち着いていました。

カルレインはラティルが

ドミスの転生だと確信していたので

アニャが何か誤解しているに違いないと

思いました。

 

しかし、他の人を

ドミスだと思っているアニャに、

目の前にいる皇帝が

ドミスの本当の転生だと

話すことはできませんでした。

ドミスと友情が深かったアニャが

ラティルをドミス詐称犯だと思ったら

大変なことになると考えたからでした。

 

そのように3人が一生懸命、

頭を転がしている間、

グリフィンは

カルレインのベッドの端から端まで

素早く転げ回って遊んでいるうちに

ベッドから落ちました。

3人とも、正気に戻りました。

 

カルレインは、

もう500年も経った。

自分がドミスを愛したのは事実だけれど

それはもう過去のことだ。

自分は500年間彷徨っていたが、

皇帝に会って、それを終わらせた。

彼女は自分の心を後押ししてくれた。

自分は皇帝の男になることにしたと

わざと嘘をつきました。

アニャは予想通り

ショックを受けた表情をしました。 

 

カルレインは、

アニャとドミスは

500年前に留まっているようだけれど

自分はその間、

傷ついた心を引き締めた。

そのような事情があるのは

悲しいことだけれど、

傷を二度と掘り起こしたくないと

言いました。

 

アニャはどれほど驚いたのか、

口をつぐむことができませんでした。

ラティルは

彼女の顎を上げたくなりました。

 

しばらくして、ようやくアニャは

ラティルに謝った後、

カルレインを救うために

生きたまま500年も棺桶の中にいた

友人がいて、 彼女は今

とても苦しんでいるので、

一度だけその友達に

カルレインを会わせて欲しいと

頼みました。

 

ラティルは困惑しながら、

とりあえず、

カルレインと話してみるので、

アニャは何か食べた方がいいと言って

トウモロコシパンを

種類別に用意するよう

デーモンに指示しました。

 

アニャはデーモンに付いて行き、

中央の部屋にある食卓に座ると、

デーモンが、

クリームを塗ったトウモロコシパンや

果物を乗せたトウモロコシパンなど

あらゆる種類のトウモロコシパンを

持って来てくれました。

 

アニャは、早速パンをつまみながら、

ふと、なぜ、あの皇帝は

自分がトウモロコシパンが好きなことを

知っているのだろうかと不思議に思い

首を傾けました。

◇ラティルの決心◇

カルレインは、

アニャが出て行くや否や、

素早いスピードで扉を閉め、

瞬く間に、再びラティルの前に近づき

アニャは何か誤解していると

訴えました。

彼は、ラティルが、

このことで気分を害したのではないかと

心配している様子でした。

そして、アニャは善良だけれど

少し盲目的だと言いました。

 

ラティルは、

アニャが賢い人だということを

知っているし、カルレインのことを

怒っていないので、

自分の顔色を窺わなくてもいい。

ただ、どういうことなのか

気になっているけれど、

カルレインは、どうなのかと

尋ねました。

カルレインは、

自分も気になると答えました。

 

ラティルは、

アニャが会って欲しいと頼んでいる

ドミスの所へ

行ってみたいかと尋ねました。

カルレインは眉をひそめ、

そのような盟約が

実際にあったとしても、

ドミスはラティルだと

断固として答えました。

 

ラティルは、

どうしてそう思うのかと尋ねました。

カルレインは、

それが真実だからだと答えました。

 

ラティルは、

盟約自体は真実かもしれない。

ドミスが対抗者と

何か取引をしたことを

メラディムから聞いたことがあると

話しました。

 

ラティルは、ドミスが

転生したくないと言っていたことも

メラディムから聞いていました。

当時は、なぜかと思ったけれど、

アニャも転生の話をしていたので

盟約の話自体は

真実である確率が高いと思いました。

ラティルは、

アニャは盟約が破れて

ドミスが目覚めたと言っていたけれど

でも盟約が真実なら、

盟約が破れてロードが生まれたという

表現の方が正しいと言いました。

 

なぜか話すたびに

カルレインが近づいて来るので

ラティルの額が、ほとんど彼と

くっつきそうになりました。

ラティルは、

それでも念のため、

調べた方がいいのではないかと

心にもないことを言いましたが、

カルレインは、断りました。

 

ラティルは満足して

彼の胸に顔を埋めましたが、

誤解であれ何であれ、

500年間アニャが、

封印されたドミスを守っていたのは

少し可哀そうだ。

彼女が、

とんでもない人を守っているのなら、

誤解を解いて、

自由にしてあげなければ

ならないのではないかと

囁きました。

 

カルレインは、

アニャに付いて行って欲しいのかと

尋ねました。

ラティルは、危険なのかと尋ねました。

カルレインは、

そこにいるのは

ロードではないと思うので、

ギルゴールが隠れていない限り

問題ないと答えました。

 

ラティルは悩んだ末、強く心を決め、

カルレインに行って来るよう

提案しました。

 

カルレインは、予想外の言葉に

慌てましたが、

ラティルは決心が揺らぐのを恐れ、

わざと彼を視線を合わせることなく

別に問題がないというのであれば、

何があったのか見て来るようにと

言いました。

 

ラティルが100%ドミスだと

カルレインが確信していても

一体、どういうわけで、

アニャがそんな誤解をしたのか、

また、

その盟約というものについても

彼は気になっていると思いました。

だから、彼が見て来ることで

全てのモヤモヤを

払い退けることを願いました。

 

◇焦る心◇

アニャは、

ラティルがカルレインの外出を

許可するという話を聞くと、

飛び上がるように喜びながら

ラティルにお礼を言いました。

その表情はとても明るく、

カルレインさえ連れて行けば、

すべてがうまくいくと

思っているようでした。

 

しかし、

ラティルはカルレインが去った後、

少し気分が悪くなり、訳もなく

彼の布団をかぶって座りました。

するとグリフィンが来て、

自分が彼に付いて行き、

カルレインが浮気するかしないか

見て来ようかと提案しました。

 

ラティルは、

カルレインが危険になったら、

彼を守るようにと指示すると、

グリフインは、

この小さい体で、

どうやってカルレインを守るのか。

遺言なら聞くことができると

不平を漏らすと、ラティルは

遺言を聞く前に助けろと、

断固として言いました。

グリフィンは、

すぐに窓の外に飛んで行きました。

 

ラティルは焦りながら

カルレインの布団をかけ直しました。

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蘇ったドミスが、

アイニはアニャの転生だと

言っているので、

彼女がドミスの記憶を

持っている理由が分かりましたが

彼女が顔をドミスに変えても

カルレインの心は動じなかったので

盟約通り、ドミスが転生せず、

義妹のアニャの転生が

ドミスの記憶を持っていたとしても

彼女はドミスの転生ではないし、

カルレインは、

ドミスが転生すると信じているので

アニャの転生を好きになることなく、

ひたすらドミスの転生を

ずっと待ち続けているような

気がします。

 

もしかしたら、

ドミスも対抗者のアニャも

薄々それは分かっていたけれど

ドミスもアニャも

カルレインの命を助けたくて、

一縷の望みにかけたのかも

しれません。

 

アニャがトウモロコシパンを

好きなことを

ラティルが知っているのは、

彼女がドミスの過去を

見ているからですが、

アニャは、それを不思議に思っても

蘇ったドミスを本物だと

信じている以上、

ラティルがドミスの転生ではないかと

疑うこともないのでしょう。

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