自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 748話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ 神への愛と運動することは同列

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748話 タッシールもラティルを愛していると言いました。

◇側室でいたいなら◇

ザイシンはザイシンなりに、

ヘイレンはヘイレンなりに、

クーベルはクーベルなりに

固まってしまった中、

タッシールは、たった今、

一人の女性を愛していると

言ったことなどなかったかのように

鏡を覗き込み、

もう顔がきれいになったと

呟きました。

そして、

満足そうに笑ったタッシールは、

引き出しから金色の箱を取り出すと

これはプイエスから届いた茶で

お礼にザイシンにあげようと思い

用意しておいたと言って

ザイシンに差し出しました。

 

ザイシンは、半分魂が抜けた状態で

箱を受け取りました。

彼は一緒にコーヒーを飲んで

パンケーキを食べながらも、

依然として魂は

戻って来ませんでした。

 

結局、最後まで

魂が抜けたままだった

ザイシンが出て行くと

タッシールは額を掻きました。

僅かながら、後悔していました。

 

タッシールは、

嫌がらせをし過ぎただろうかと

尋ねましたが、

ヘイレンは答えませんでした。

他の側室が相手なら

そんなはずはない。

皆、競争相手だからと

叫んでいたはずでしたが、

相手がザイシンだと

考え込んでしまいました。

 

ヘイレンは、

もっと遠回しに言えば

良かったのではないかと思うと

答えました。

 

タッシールは人を利用する時、

全く躊躇しませんでした。

良心の呵責も

ほとんど感じませんでした。

彼が騙したり、

利用しなければならない人々は、

どうせタッシールと

似た部類だからでした。

 

ヘイレンは、

大神官は少し、

そういうのがありますよねと

言いました。

タッシールは、

あまりしわがないからだと

返事をすると、

さらに1分ほど後悔した後、

にっこり微笑みました。

 

彼は、

どうしようもない。

ザイシンが

本当に側室のままでいるなら、

乗り越えなければならないと

言いました。

◇無頓着なのは◇

ザイシンは長い回廊をとぼとぼ歩いて、

自分の部屋の中に入ると

急いでダンベルを探しました。

クーベルが、

彼の重いダンベルを持って来ると、

ザイシンは、それを両手に持って

素早く腕の運動を始めました。

その間、クーベルは、台所から

冷たいオレンジの飲み物と

冷水をもらって来ました。

 

クーベルが戻って来ると、

汗が少し出るほど運動した

ザイシンは、

ダンベルを下ろして息を吐きました。

そして、自分はタッシールに

あまりにも無頓着だったようだと

呟きました。

 

クーベルは飲み物を

さっとザイシンに差し出しました。

彼はストローを口にくわえながら

筋肉が溢れんばかりのウサギのように

泣きべそをかきました。

 

クーベルは、

無頓着な言葉は

タッシールが言った。

なぜ、あんなことを

あのタイミングで言ったのか。

あんなことを言われたら

大神官はどうすればいいのか。

自分は恥ずかしかったと

きっぱりと言いましたが、

ザイシンはストローを噛みながら

首を横に振りました。

 

そして、ザイシンは

タッシールも皇帝の側室だから、

当然、皇帝を愛するだろう。

自分があまりにも無頓着だった。

あえて、あんな話を

すべきではなかったと後悔しました。

それを聞いたクーベルは

大神官の問題ではないと

反論しましたが、

ザイシンは一人で考えに

没頭しました。

 

その後、彼は、

むしろ自分が遅かった。

皇帝を愛するようになったのが

とても遅かった。

自分が無頓着だったようだと

フォークをいじりながら呟きました。

すると、ザイシンから

先程の感情は微塵もなく消え

皇帝に対する罪悪感と

申し訳ない気持ちが

押し寄せて来ました。

 

クーベルは、

ザイシンが何を言っているのか

理解するのが困難でした。

しかし、彼は

恋愛経験のない神官なので、

ただザイシンの言うことを

聞いているだけでした。

 

クーベルが経験したのは

両親と神への愛だけなので、

ザイシンはそこに

もう一つ追加されたと

いうことなのだろうかと考えました。

 

しばらく一人で騒いでいた

ザイシンは、ようやくソファーから

立ち上がりました。

クーベルも立ち上がると、ザイシンに

どこへ行くのかと尋ねました。

ザイシンは、

皇帝の所へ行くつもりだと答えました。

クーベルは、

 

どうして、また急に?

 

と尋ねました。

 

しかし、ザイシンは

勇ましく出て行ったものの、

時計を確認すると、再び戻って来て

椅子に座り、

今行くと皇帝の仕事の邪魔になると

言いました。

 

その後、彼は再び時計を確認し、

再び、立ち上がると、

まずは演舞場から走ろうと言いました。

◇突然どうしたの?◇

そろそろクラインは

ディジェットの近くに

着いただろうか。

 

仕事が終わった後、ラティルは

執務室の机を整理しながら

カレンダーをめくりました。

地図上で計算した距離を考えると、

何か事情があって

途中で何日も無駄にしなければ、

そろそろ到着する頃だと思いました。

しかし、ギリギリの日に行くと

会えないかもしれないし、

今はシウォラン伯爵の騒動が

起きたばかりなので、

もう少し余裕を持って

行ってみた方がいいと考えました。

 

ところで、ザイシンが壊したという

クラインのぬいぐるみは

直ったのだろうか。

ぬいぐるみが壊れた直後に

シウォラン伯爵の事件が起きて

ザイシンは

監獄に入れられたからと考えながら

ラティルは自分の寝室に行きました。

すると、ちょうどよくザイシンが

赤ちゃんの部屋から出て来て、

ラティルに挨拶しました。

 

ラティルは、

皇女に会いに来たのかと尋ねると、

ザイシンはラティルの寝室に

自然に付いて来ながら、

最近、事件が相次いで起こって、

皇女とも

まともに会えなかったからと

答えました。

 

ラティルは薄いコートを脱ぎ、

椅子にかけながら、

ぬいぐるみを、

きちんと修理しているかと

尋ねました。

すると、ザイシンは

驚いたように飛び上がったので

ラティルは目を丸くしました。

 

彼女は、

うまく修理できなかったのかと

尋ねると、ザイシンは、

そうではなく、

あのぬいぐるみは、

警察部に連れて行かれた時に

押収された。

その後、他の所持品は

釈放された時に

すべて返してもらったけれど、

その中にぬいぐるみはなかったと

答えました。

 

ザイシンは慌てふためきました。

ぬいぐるみは

彼の物ではないので、

毎日、持ち歩いていたのではなく、

あの日だけ持っていました。

そして、あの日に

釈放されたわけでもなかったので

捜査官たちが

人形を返してくれなかったことに

気づきませんでした。

その上、ザイシンは

ラティルが話をするまで、

ぬいぐるみを

返してもらえなかったことも

気づかずにいました。

 

ラティルが口をポカンと開けて

彼を見ると、ザイシンは

すぐに取りに行って来ると

強張った声で言いました。 

 

しかし、ラティルは

ザイシンを捕まえると、

どうせ、今、言っても

退勤して誰もいないので

明日の朝早く行くようにと

説得しました。

するとザイシンは

しょんぼりした表情で

ソファーの片隅に

へたり込みました。

 

ラティルは困ったと思うのと同時に

彼が可愛いと思いました。

兄龍が神殿をかけて

ラティルを陥れようとしても

それに屈せず、

自分を信じてくれた、あの大きな男が

本当に可愛いと思いました。

彼は、とてもおとなしい

ハンサムなクマのようでした。

 

ラティルは

大丈夫。

警察部では、押収した物を

おそらく、

むやみに捨てたりしないので

気にする必要はないと慰めました。

 

ラティルは窮屈なブーツを脱いで

スリッパに履き替えると

ザイシンに近づき

彼を後ろから抱きしめました。

彼の大きな胸から

心臓がドキドキする音が

聞こえました。

ラティルは、音楽鑑賞するように

その力強い鼓動を感じた後、

彼から手を離し、

食事を済ませたかどうか尋ねました。

 

ザイシンは皇帝が慰めてくれると、

すぐに元気を出し、

済ませていない。

実は皇女に会いに来たのではなく、

皇帝に会いに来たと答えました。

ラティルは、

それならば、一緒に食事をしないかと

ザイシンを誘いました。

 

そして、ラティルは侍女を呼ぶために

ベッドの角にぶら下がっている鐘を

鳴らした瞬間、ザイシンは、

自分を食べてみてはどうかと

大声で叫びました。

扉を開けて入ってきた侍女は、

音もなく再び出て行きました。

ラティルは鐘を手に持ったまま

凍りつき、

その後、ゆっくりザイシンの方へ

首を回しました。

彼はソファの前に立ち、

両腕を高く空に上げて

広げていました。

 

自分に言ったのでは

なかったの?

 

ラティルは

スッキリしない気分で

再び鐘を振ると、

先程とは違う侍女が入って来ました。

ラティルは、

自分たち二人分の夕食を

ここに持って来るようにと

指示しました。

 

怪しいほど顔が真っ赤になった

侍女が出て行くと、

ラティルはザイシンに近づき、

彼の高く上がった腕を下ろして、

今、祈っているのかと尋ねました。

 

しかし、ザイシンは

今度はラティルに向かって

両腕を突き出しながら

豪快に笑うと、

皇帝に提案したと返事をしました。

ラティルは、

自分は血を飲まないと言いました。

吸血鬼を作る練習をするために

何度か飲んだことはあるけれど

とにかく、

普段、好んで血を飲むことは

ありませんでした。

 

ザイシンは首を素早く横に振り、

自分の胸を拳でドンドンと

3回叩き、

自分は皇帝を愛するようになったと

叫ぶと、片手で上着を破って

横に投げました。

ラティルは悲鳴を上げて

浴室に逃げました。

 

扉の向こうから、

ザイシンの当惑した声が

聞こえましたが、

ラティルは扉を閉めたまま

沈黙しました。

先程のザイシンの心臓と同じくらい

ラティルの心臓も、

ドキドキしていました。

ザイシンは急にどうしたのかと

ラティルは思いました。

◇今頃二人は◇

大神官に

無事に手紙を渡したという

報告を受けると、兄龍は

陰険に口元を上げました。

兄龍は部下を労うと、

これで大神官と皇帝は

完全に遠ざかるだろうと言いました。

 

部下は、

大神官が、こちらの言葉を

信じるだろうか。

大神官は皇帝と

仲が良いのではないのかと

尋ねると、兄龍は、

一生、仲の良い関係なんて珍しい。

特に恋人同士はなおさらだ。

さらに、大神官は聖職者なので

神殿に誓うということが、

どれほど恐ろしいことか知っているし

自分が嘘をついていないことも

知っているはずだと言いました。

 

大神官だけでも

皇帝の側室でなくなれば

復讐することは

一層容易になるはず。

どうせ百花は、大神官のために

あそこに留まっているのだからと

考えた兄龍は大きく笑いました。

 

兄龍は、

あの女性と大神官は

今頃何をしているだろうか。

歯をむき出しにして

戦っているだろうと言いました。 

◇神の愛と運動と皇帝◇

ラティルは浴室に入ったついでに

顔を洗って歯を磨きました。

絶対にザイシンを抱くことを

考えたり、彼と口を合わせるのを

期待して、

洗ったわけではありませんでしたが

人はどうなるか分からないし、

ラティルは自分が美男に弱いことを

認めました。

 

ザイシンは

ラティルの目から見ても、

見違えるほどの美男でした。

筋肉が厚くて体格がいいのは

カルレインも同じでしたが、

彼の冷たい肌とは逆に、

ザイシンは、とても熱々で

生命力あふれる肉体を

持っていました。

 

しかし、ラティルは

自分の頭を叩いて妄想するのを止め

深呼吸をして扉を開けました。

ザイシンはソファーをつかんで

腕立て伏せをしていましたが、

すぐに、まっすぐに立ちました。

 

一人でも、よく遊んでいたんだと

ラティルは思いながら、

彼の前腕をチラッと見て

髪を整えました。

それから、ラティルは、

急に何を言い出すのか。

ザイシンと自分は

そういうことをしないはずでは

なかったのかと

口ごもりながら尋ねると、

ザイシンは、

そうだけれども、

自分は皇帝の側室だからと

答えました。

 

ザイシンは、

自分に保護してもらうために

側室になったのではなかったのか。

もちろんそうやって

入って来ても、

すぐに服を脱いで待つという

大胆な行動をしたけれどもと

ラティルは考えました。

 

それから、彼女は

ぼんやりとザイシンを見つめ、

ソファーへ歩いて行くと

彼と離れて座りました。

後になって、ザイシンが

愛の話を切り出したことを

思い出しました。

ラティルは

そのように考えている途中、

ザイシンの顔に向かって「愛?」と

堂々と尋ねてしまいました。

 

ザイシンは明るい表情で頷くと

考えてみたところ、

自分は皇帝に恋をしているようだ。

神様のことを思うと

胸がいっぱいになり、

運動のことを考えても

胸がいっぱいになる。

ところが皇帝のことを考えても、

胸がいっぱいになる。

だから、これは愛だと思うけれど

違うだろうかと尋ねました。

 

ラティルは

目をパチパチさせました。

神様と運動が同列で、

そこに自分も

入れてくれるのかと思うと

ラティルの瞼が

過度に速く動き始めました。

ラティルは他の側室はともかく、

ザイシンとメラディムとは

こんなことがないと思っていました。

 

ザイシンはラティルに

自分のことが嫌いなのかと

尋ねました。

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神殿長は、

ラティルと大神官が

対峙していると思って

ほくそ笑んでいたのに、

まさか、その時、大神官が

ラティルに愛の告白をしているとは

想像もしていなかったでしょうね。

 

大神官を全く知らない人は、

彼のことを、

神に仕える偉大で崇高な人、

といったイメージを

抱いているように思いますが、

いきなり愛の告白をして、

服を破く姿を見たら、

大神官を崇拝する気持ちは

失せてしまうと思います。

でも、型破りなことをしても

純粋な心を持ち、

誰にでも愛を与える大神官は

神の召しに相応しい人だと思います。

 

shaoron-myanmyan様

いつも、たくさんのコメントを

ありがとうございます。

shaoron-myanmyan様の鋭い感性に

感心しながら、楽しくコメントを

読ませていただいています。

また、私の体のことまで

お気遣いいただき感謝しています。

無事に最終話までご紹介できるよう

体に気をつけて頑張ります。

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