自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 755話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ アクシアンとの再会

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755話 アイニを助けたのはギルゴールでした。

◇元々、自分勝手だから◇

ラティルは、ギルゴールと

彼が掴んでいる

自分の剣を交互に見ました。

ラティルはギルゴールに、

今、何をしているのかと

きつい声で尋ねました。

ギルゴールが突然現れたことよりも

彼が自分を阻んで、

アイニを救ったことが

信じられませんでした。

 

ギルゴールは

何の返事もしませんでした。

だからといって、

剣を放すこともありませんでした。

 

ぽっかりと開いた窓の向こうから

砂を素早く踏みしめる音が

聞こえて来ました。

ラティルは自分の剣の柄を放し、

窓際に駆けつけました。

アイニと黒魔術師の二人が

急いで逃げていました。

 

絶対に逃がさない!

 

ラティルは、

彼らを追いかけるために

窓枠を片手でつかんで

窓を飛び越えました。

しかし、そのラティルの腕を

ギルゴールが、

再び、つかみました。

ラティルは腕を振りましたが

振り切れませんでした。

ラティルは、

何をしているのかと怒って

彼の腕を全力で振り払いました。

そして、

ギルゴールのせいでアイニを逃したと

怒り狂って足を踏み鳴らしました。

しかし、ギルゴールは

何の返事もせずに

消えてしまいました。

 

ギルゴール!

 

怒ったラティルは叫びましたが

すでに彼は見えませんでした。

 

彼の本音が明らかになったと

ぼやきながら、ラティルは

髪の毛をかきむしって横を見ました。

 

窓の向こうで、

クラインが上着を脱いでいて

それを片手に持ったまま、

自分の腹部とわき腹に

傷がないことを確認すると、

また服を着ました。

 

クラインと目が合うと、彼は、

自分の手をお腹に近づけ、

ここに穴が開いた感じがしたと、

説明しました。

ラティルは何も言わずに

目を細めました。

 

クラインは身なりを整えながら、

訳もなく、あちこちを見ました。

そうしているうちに、

扉の所で倒れている黒魔術師を見て

ビクッとし、後ろに下がりました。

それから、再びラティルと目が合うと

仕方がないといった表情をし、

アドマルは古く、

どの国にも属していない場所で、

建物が新しくできたり

消えたりすることがないので、

もしかしたら、ここに、

流失していない皇帝の記録が

あるかもしれないと思って来たと

打ち明けました。

 

ラティルは、クラインが

首筋をこすり続ける姿を見て、

窓枠に腰を下ろしました。

予想外のクラインの配慮を

有難いと思いました。

直前にギルゴールが

アイニを救っていなかったら、

彼への感謝の気持ちを、

さらに生々しく感じられたのにと

思いました。

 

砂の匂いと血の匂いが混ざって

鼻の中に入ってきました。

ラティルは鼻をピクピクさせながら

こみ上げてくる感情を

抑えようとしました。

そして、

元々、ギルゴールは自分勝手。

彼がどこに、どうやって出て行くか

いつも知らずに暮らして来た。

今さら何を驚いているのかと

考えるようにしました。

 

クラインは毛先をいじりながら

皇帝の下がった肩を見て、

つられて自分も肩を落としました。

彼は、自分が皇帝を助けるために

ここに来たということを彼女が知れば

とても感激するだろうと思いました。

ところが、よりによって、この時に

ギルゴールが皇帝を裏切ったことに

腹を立てました。

 

クラインは、

ラティルの所へ行くことができず、

気絶したバニルに近づきました。

彼の肩をつかんで揺すると

バニルはうめき声を上げて、

ゆっくりと目を開けました。

バニルは

クラインが生きていることが

信じられなくて、

彼を見るや否や悲鳴を上げました。

それから、ラティルを見ると、

さらに大きな悲鳴を上げました。

自分は蜃気楼を見ているのかと

訝しみました。

 

クラインはバニルに

あれは皇帝だと告げると、

少し静かにしろと言って、

バニルを縛っているロープを

解きました。

ラティルは失望している中でも、

後ろから聞こえてくる声を

一つも欠かさず聞いていました。

 

しっかりしろ。

 

とラティルは心の中で呟きました。

そして、

一度や二度の裏切りは

理にかなっているのではないかと

考えを整理すると、立ち上がりました。

 

ラティルは、

良い方向に考えなければならない。

ギルゴールの裏切りではなく、

クラインの崇高で、奇特で、

良い行動に集中する時だと思い、

さっと後ろを振り向くと、

二人の男が口を開けたまま、

ラティルを見ていました。

彼女が見つめると、

バニルはすぐに目を伏せました。

 

クラインは美しい顔いっぱいに

期待を輝かせて

ラティルを見ました。

彼女は大股でクラインに近づくと

彼の頭をぎゅっと抱きしめました。

自分の頭が潰れると

クラインが、もがいている間、

バニルは痛い腕をこすりながら、

そっと立ち上がり、

自分のリュックを探しました。

中に何が入っているのか

確認しようとしたのか、

それとも中に入っているものが

全て必需品だからなのかは

分かりませんが、

敵は彼のリュックを

砂漠の真ん中に捨てませんでした。

 

バニルはリュックから軟膏を取り出し

ズキズキする腕に塗った後、

水筒とジャーキーを取り出しました。

 

敵が掛けたらしいランタンに

油をもう少し足すと、

薄暗くなっていた部屋の中が

明るくなりました。

しかし、薪になるような物がなく

火を起こすのが大変でした。

 

バニルはまず、

干し肉と水筒だけを

皇帝に持って行き、

とりあえず食べながら

話をしようと言うと、

ラティルは、

自分はお腹が空いていないので

クラインたちが食べるようにと

言いました。

 

バニルは、

砂漠の真ん中なので、

何でも食べて飲まなければ

後で大変になると心配しましたが

ラティルは、

食べたばかりだからと断りました。

 

クラインは、ラティルの言葉を

そのまま信じたので、

すぐに水筒を受け取って

喉を潤しました。

それから水筒をバニルに渡すと、

彼はラティルの顔色を窺いながら、

水を飲みました。

 

ラティルは再び窓枠に座ると、

ここへは、

クラインとバニルの二人で来たのかと

尋ねました。

 

クラインは、

干し肉を半分ずつに分けて、

片方をバニルに渡すと、

皇帝は、ここへ一人で来たのかと

逆に聞き返しました。

 

ラティルは、それを肯定し

クラインを探しに来たと

ボーッとしながら答えました。

クラインは

予想できなかった答えだったのか、

顔があっという間に

真っ赤になりました。

彼は口をギュッと閉じて、

ラティルを

混乱した目で見つめました。

 

一方、バニルは、

皇帝がこんな危険な場所に

一人で来たと聞き、

感動ではなく、衝撃に陥り、

口を大きく開きました。

 

ラティルはラティルで

クラインの反応を見ると、

改めて彼が、自分のために

ここへ来てくれたことを思い出し、

くすぐったい気分になりました。

 

クラインは自分のことが

本当に好きみたいだと思いながら

ラティルは、

訳もなく両手をギュッと握り、

自分の手のひらを

のぞき込むふりをしました。

 

それから、ラティルは

頭を後ろに向けながら、

自分はクラインを探し出したけれど

クラインは、

探そうとしていたものを

見つけられたのかと尋ねました。

クラインは首を横に振ると、

ここへ来るや否やバラバラになり、

その後、

バニルを探し回っているうちに、

アイニに出くわしたと答えると

バニルは、思い出したように

アイニはどこへ行ったのかと

尋ねました。

ずっと気絶していたせいで

会話についていけなかった彼は

一歩遅れて驚きました。

クラインは、

皇帝が追い出したと

簡潔に答えました。

 

ラティルは、ランタンが揺れる度に

一緒に揺れる影をじっと見つめながら、

どうせここまで来たのだから、

クラインが探そうとしているものを

自分も一緒に探してみようかと

提案しました。

クラインは考えるまでもなく、

素早く頷きました。

◇再会◇

ラティルは、夜中に歩き回っても

大丈夫でしたが、

バニルは、そうではないので

一行はその小さな家の中で

朝日が昇るまで留まりました。

 

寒さで震えていたバニルを、

見ていられなかったラティルが

自分の上着を彼に掛けてやると

別の意味でバニルは

ブルブル震えました。 

バニルは、

自分は、あまり寒がりではないと言い

皇帝の上着を肩に掛けるのが負担で

身動きもできませんでした。

クラインはそれが羨ましくて

唇をずっと噛みしめていましたが、

ラティルが前にいたので

服を奪うことができませんでした。

 

日が昇ると、

バニルは素早く上着を脱いで

埃をきれいに払った後、

ラティルに返しました。

一行は再び水を飲み、干し肉を食べ、

すぐに荷物をまとめて出発しました。

 

ラティルはその時になって

アクシアンも、

ここに一緒に来たことを知りました。

ラティルは、

なぜ、今頃、それを言うのかと

非難すると、クラインは

忘れてしまったと答えました。

 

ラティルは口をポカンと開けて

クラインを見ましたが、

ロードに関する記録と

アクシアンの両方を

一緒に探すことにしました。

 

しかし、3時間ほど経った後、

アドマルはあまりにも広いことを

一行は悟りました。

アドマルは巨大な都市である上に 

四方が砂漠だったので、

どこもかしこも同じに見える所を

隈なく探し回るのは

容易ではありませんでした。

 

一行は、いつになったら

アクシアンを見つけられるか

途方に暮れていましたが、

幸いなことに、アクシアンも

彼らを探し回っていたので

4時間ほど経った頃、

一行はアクシアンと再会しました。

 

皇帝は、いつここに来たのかと

尋ねたアクシアンは、

ラティルを見てあまりにも驚き、

クラインと再会しても

喜ぶことができませんてした。

 

バニルは、

皇帝が皇子に会いに

ディジェットへ来たけれど、

皇子がそこを離れた話を聞いて

こちらへ来たそうだと、

歩き回っている時に

ラティルから聞いた説明を

伝えました。

 

穴だらけの話に

アクシアンは目を細めましたが、

あえて問い詰めませんでした。

 

その後、4人になった一行は

さらに1時間ほど一緒に歩き、

その後、

一旦、アドマルを離れました。

すでに空が赤く変わっていました。

 

アドマルの外に出ると、

アクシアンは、

ここは広すぎるので、

必ず何かを見つけなければ

ならないのなら、一旦帰った後、

ここを行き来したことのある

探検家を探すべきだと

無愛想な声で提案しました。

今回はクラインも、

何も言わずに同意しました。

 

一行はディジェット方向へ移動し、

夜になると、

旅行者のために作られた空き小屋に

入りました。

ここには薪があったので、

バニルは干し肉を焼いて

少し味をつけました。

一行はそれを切り分けて食べた後、

水を少しずつ飲みました。

アクシアンは、暖炉の周りに

さらに薪を積んでおきました。

 

暖炉に火を配ると、日が暮れても

小屋の中は暖かでした。

汚いけれど、

毛布も備えられていたので、

一行は暖炉の周りに陣取って

横になりました。

 

体力の弱いバニルは、

頭を床に当てた途端、

眠りにつきました。

ラティルも、

ほとんど眠りに落ちそうになった

直前、誰かがそっと起きて

こっそり外に出ました。

ラティルは、誰が出たんだろうと思い

薄目を開けて扉を見ました。

そして、 しばらくすると、

また一人が立ち上がって

そちらの方へ歩いて行きました。

バニルはいびきをかいて

寝ているので、出て行ったのは

アクシアンとクラインのようでした。

ラティルは毛布で体を包んで

こっそり彼らの後を追いました。

 

扉と繋がっているベランダには

壊れた手すりが付いていました。

アクシアンとクラインは

ベランダの端まで歩いて行くと

立ち止まりました。

ラティルは彼らの位置を確認し、

扉を少し開けると、

扉枠にもたれかかって座りました。

 

ラティルが座るや否や、

なぜ呼んだのかと尋ねる

アクシアンの声が聞こえて来ました。

クラインは、

自分たちと離れていた時、

何かあったのかと尋ねました。

 

アクシアンは、少し間を空けてから

どうして、それに気づいたのかと

聞き返しました。

クラインは、

アクシアンはここへ来るのを

嫌がっていたのに、

今では、探検家を探して、

また来ようと言うくらい

とても従順になったと

答えました。

 

そういえば、アクシアンとバニルは

クラインがここになぜ来たのか

分からない様子でした。

ロードに関する話なので、

当然できなかったと思うけれどと、

ラティルが考えていると、

どちらかのため息が

一度大きく聞こえて来ました。

その後すぐにアクシアンは、

実は自分が王子たちとはぐれた後、

変な地下空間へ落ちたと答えました。

 

クラインは、

地下空間?と聞き返すと、

アクシアンは、

巨大な文字が刻まれた、

巨大な柱がたくさんある場所だと

答えました。

 

その言葉にラティルは

目を大きく見開きました。

文字が刻まれた柱が

たくさんある所とは、

アリタルが神託を見た

大神殿の地下ではないかと

考えました。

 

アクシアンは、どうやって、

そこから抜け出せばいいのか

途方に暮れていたと話しました。

ラティルはもう少し

彼らの話に耳を傾けました。

 

もしアドマルの地下に

大神殿の地下があるとしたら、

アイニと戦った時に、

対抗者がロードに勝つという

ルールが適用されなかったのは、

もしかして地理のせいなのかと

ラティルは考えました。

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500年ごとに繰り返されている

ロードと対抗者の戦いは

常に対抗者の勝利で

終わっているけれども、

もしも、ロードが

対抗者に勝利したとしても

アリタルが招いた呪いは

消えないように思います。

それに、もしも、ラティルが

アイニの命を奪っていたら

彼女の魂は皇女の中に入り、

皇女は対抗者としての力を増し

アリタルとセルのように

ラティルと皇女も

戦うことになったかもしれません。

もしかして、ギルゴール?が

ラティルを止めたのは、

そのような理由が

あったのかもしれないと思いました。

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