自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 762話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ アイニをアドマルに引き寄せる方法

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762話 タッシールの言う「あれ」とは?

◇100%ではないけれど◇

ラティルと二人だけになると、

タッシールは、前にラティルが

アイニ元皇后を、

アドマルに呼び寄せる方法を

考えてみろと指示したことについて

説明しました。

ラティルは、

方法を見つけたのかと尋ねながら

タッシールの手をギュッと握りました。

彼は、確かな方法ではないと答えながら

そのままラティルの手を持ち上げて

手の甲にキスをして笑いました。

 

ラティルは「そうなの?」と

聞き返すと、タッシールは、

いい方法だけれど、

元皇后がそれに引っかからなければ

無駄になる。

100パーセントの確率ではないと

答えました。

 

ラティルは宝物を見るように

タッシールの頭を見つめながら

それだけでも十分だ。

その方法は何かと尋ねました。

 

タッシールは口の端を上げながら

ヘウン皇子だと答えました。

ラティルは目をパチパチさせましたが

「ひょっとして?」と問いかけると

 タッシールは、

ヘウン皇子に関する情報を利用して

アイニ元皇后を引き寄せる。

彼女はヘウン皇子を愛しているし、

たとえ今は愛していなくても、

少なくとも心の中に負い目があると

答えました。

◇尋常ではない話◇

レアンの臆病な腹心が

急いで中に入って来ると、

レアンの世話をしていた使用人たちが

顔色を窺いながら部屋の外に出ました。

レアンは食事をするのを止め、

腹心を見ながら、

どうしたのかと尋ねました。

 

腹心は、もう少しレアンに近づくと

皇帝がタッシールと

変なことを話していたと

声を低くして答えました。

レアンは腹心に

詳しく話してみろと促しました。

腹心は、

アドマルに体を取り戻す方法があると

タッシールが言っていた。

しかし、皇帝は、

そこまで、アイニのために

してやりたくない。

どうせ、アイニにだけ

良いことだからと答えたそうだ。

どういう意味か分からないけれど、

尋常でない言葉のようなので、

すぐに知らせに来たと答えました。

 

臆病な腹心は、

恐る恐るレアンを見ました。

レアンは目を細めて

体を探す方法、

アイニ皇后にだけ良いこととは

何なのかと考えました。

 

腹心は、

何の話だろうかと尋ねると、

レアンは、アイニ皇后なら

分かるだろうと答えました。

◇悩むアイニ◇

レアンから送られて来た手紙を

読んだアイニは、

急いで便箋を下ろしながら

ヘウンが、まだあそこにいると

呟きました。

便箋を持つ彼女の手が

微かに震えました。

 

アイニは手紙を置くと、窓際まで、

素早く歩いて行きました。

窓枠に手を乗せて秋の空気を嗅ぐと、

昔のことが

一つ一つ思い出されました。

 

黒魔術師は、

本当だろうかと

つっけんどんに尋ねました。

アイニは、

分からないけれど、

ヘウンは自分のために

命まで捧げてくれた人なので

助けてあげたいと答えました。

 

黒魔術師は、

それでは、助けに行こうと

促しました。

アイニは唇をギュッと閉じました。

もちろん、

助けに行けばいいのだけれど

レアンは手紙で、

ラトラシルがタッシールと

アドマルに体を取り戻す方法が

あるという話をしていたと

書いて来ました。

まさに、そのアドマルが問題でした。

 

アドマルでラトラシルと戦った時、

ほとんどアイニは

負けるところでした。

一回きりだったのか、

再び、そうなるかは分からないけれど

アイニは、試してみるのが怖いと

思いました。

 

部下の黒魔術師は、

ラトラシル皇帝が

ロードであることを知らないため、

アイニが、これほどまでに

深刻になっている理由が分からず、

首を傾げました。

 

アイニは、

ヘウンをアドマルへ

連れて行った後のことも

問題だけれど、

彼を、あの宮殿から捜し出して

連れ出すのも問題だと言いました。

 

アイニは、

アニャドミスを避けて

あの宮殿で過ごしていた時、

タリウム宮殿の防備はしっかりしていて

悪に属する者ほど、

入るのが難しかったことを

思い出しました。

アイニ自身は悪に属していないけれど

黒魔術師が、あの中で

能力を使うのは難しいはずでした。

だからといって、

純粋な武力や兵力でぶつかるのは、

岩に卵を投げるようなものでした。

 

アイニが眉を顰めたままでいると

黒魔術師は

アイニが置いた便箋を見つめながら

レアン皇子に頼めばいいのではないかと

提案しました。

アイニは、

彼が動いてくれるなら

簡単だろうけれど、彼が

きちんと頼みを聞いてくれるだろうかと

怪しみました。

黒魔術師は、

臨時だけれど、手を握ったので

聞いてくれるのではないかと

返事をしました。

 

アイニは、

人を信じられないと言いながら

よく信じていると皮肉を言って

舌打ちしました。

黒魔術師は、

照れくさそうに笑いながら、

アイニが手を握った相手なら

信じられると思っていたと

言い訳をしました。

 

アイニは

窓枠に腰を下ろしました。

まだ彼女は、レアンを

完全には信じていませんでした。

レアンにヘウンの頭を

持ってきて欲しいと頼んだら、

彼は素直に

持って来てくれるだろうか?

それとも、その頭を利用して

ラトラシル皇帝を攻撃するだろうか?

アイニの考えでは、

その確率は半々でした。

 

黒魔術師は、

もやもやしたり、危険だと思うなら

ただ分からないと返事をして

切り抜ければいい。

急ぎの事案ではないのだからと

助言しました。

 

黒魔術師の言葉は正しいけれど

人の心は、そんなに簡単に

決められるものではなく、

アイニは窓枠に額を当てて

悩み続けました。

◇狙いは年末祭◇

アイニを釣る情報をばら撒いた後、

ラティルは急激に忙しくなりました。

それでも、日課が終わると、

暇があれば演武場へ行って

剣術の訓練をし、

サーナット卿やカルレインとも

たびたび訓練しました。

ラティルが、あまりにも

無理をし過ぎているのではないかと

侍従長が心配するほどでしたが

ラティルは、

自分には体力があると

ザイシンのように答え、

侍従長に、

しっかりした腕を見せました。

 

侍従長は浮かない表情のままでしたが

ラティルは仕方がありませんでした。

もしアイニが計略に引っかかって

彼女をアドマルに

呼び寄せることができたとしても、

それで終わりではなく、

ラティルは彼女と戦って

勝たなければなりませんでした。

それだけでなく、

理性のないギルゴールに阻止されても

アイニに勝てるほどの実力が

必要でした。

 

タッシールは、

さらに何かを計算しているのか

数日間、顔も見ませんでしたが

ある日、ラティルの前に現れると、

彼女に冷水を渡しながら

彼の計算では、

アイニがヘウン王子を

探しに来るとしたら

年末祭の時を狙うと思うと話しました。

ラティルは頷きました。

 

年末祭は

指折り数えられるほど大きな行事で、

その日、当然、皇帝は祭りに

出席しなければなりませんでした。

ロードの仲間たちも、

ほとんどが側室なので、

宴会場にいなければなりませんでした。

客もたくさん来るので、

警備兵たちは、

人々が多く行き来する場所を中心に

集まるはずでした。

 

ラティルは、

アイニは、どのようにして潜入し、

どのようにしてヘウンを

連れて行こうとするだろうか。

レアンの仲間なら

レアンに助けを求めるだろうかと

尋ねました。

タッシールは、

「どうでしょうね。」と答えました。

 

ラティルは、

飲み終わったコップを

ずっと手に持ったまま悩み続けて

微動だにしませんでした。

タッシールは、その手から

こっそりコップを取りました。

 

ラティルは

その時になって再び動き出し、

剣をサーナット卿に渡すと、

本宮ではなく

別の方向へ歩き始めました。

 

サーナット卿は、

どこへ行くのかと尋ねながら

ラティルの後を追うと、

タッシールも、素早く後に続きました。

ラティルが、

ゲスターの所だと答えると、

二人は立ち止まりました。 

◇ゲスターはいいけれど◇

迷わず歩いていたラティルも

ゲスターの部屋の前で

しばらく立ち止まりました。

先日、ゲスターがラティルを

フローラの領地に置き去りにした後、 

ラティルは彼を訪ねなかったし

ゲスターもラティルを

訪ねて来ませんでした。

だから、その後、二人が会うのは

今回が初めてでした。

 

自分が部屋の中に入った途端、

すぐに、またゲスターが

逃げたらどうしようと

ラティルは心配しましたが、

まさかそんなことはないだろうと

思いました。

もし、すぐに逃げたら、

ハーレムの側室たちは、

「ロードの仲間たち」ではなく

ミモザ畑」と

改名しなければなりませんでした。

 

ラティルは息を素速く吸い込むと

扉を力いっぱい開けました。

ところが、

あまりにも強く開けたせいで、

大きな音と共に扉が外れると、

ゲスターの髪を梳かしていたトゥーリは

驚いて転んでしまいました。  

 

トゥーリは立ち上がると

目をこすりました。

化粧台の鏡を見ていたゲスターは

ゆっくりと首を回して

ラティルを見ました。

彼女が喧嘩を売りに来たと

思っているような表情でした。

 

わざと扉を強く開けたのではないと

ラティルは呟きながら中へ入りました。

いつもなら、

すぐに喜んで出ていくはずのトゥーリが

今日はそうすることができず、

ラティルとゲスターを交互に見ました。

皇帝が荒々しく

部屋の中に入って来たので

不安そうでした。

しかし、ラティルが

出て行けと指示すると、

ようやくトゥーリは

頭をペコリと下げて出て行きました。

 

扉の前にいた警備兵たちは

部屋の様子を窺いながら

扉を持ち上げて扉枠に入れました。

きちんと扉が閉まると、

ゲスターは元気のない表情で

目を伏せながら、

ラティルは自分に怒っているのかと

尋ねました。

 

ラティルは、本当にわざと

強く開けたのではないと呟くと、

ゲスターのそばに近づき、

彼の肩に手を置きました。

 

ゲスターは手を退けてとは

言いませんでしたが、

両手を膝の上に置き、

鏡越しにラティルを見るだけでした。

ラティルは彼の肩をそっと押し、

小さな声で彼の名を呼びました。

ゲスターの手がピクっと動きました。

ラティルは再び彼を呼びながら

彼の首に軽く触れると、

ゲスターは首をすくめました。

彼の耳は赤くなっていました。

 

次にラティルは「ゲスタア?」

といたずらっぽく呼ぶと、

後ろから彼の頭を抱きしめ

まだ怒っているのかと尋ねました。

ゲスターは答えませんでしたが

ラティルを振り払うことなく

シャツの裾をいじくり回していました。

 

怒ってないよね?

私の愛する赤ちゃんウサギ。

ノロジカのお尻。

 

と言うと、

ゲスターはクスクス笑いました。

ラティルは自分の額を

ゲスターの頭にもたせかけ、

もう少しギュッと彼を抱き締めました。

とうとうゲスターは、

怒っていないと、

消え入りそうな声で囁きました。

 

ラティルは、

ほっとして彼を離しました。

背もたれのない椅子に

座っていたゲスターは

ラティルの方を向いて

彼女を見上げました。

ゲスターと向かい合うと、

彼が恥ずかしがる姿が

見て取れました。

 

ゲスターは

自分に会いたくて来たのかと

浮かれた声で囁きました。

ラティルは身を屈めて

彼の両頬を手で包み込むと

ゲスターが来てくれないので

自分が来たと答えました。

ゲスターは、

自分に会いたかったのかと

もう一度尋ねました。

ラティルは、

当然だ。

毎日毎日ゲスターに会いたかったと

再び囁くと、

ゲスターの顔から手を離しました。

 

ゲスターは、

自分も皇帝に会いたかったと

低い声で言うと、慎重に手を伸ばして

ラティルの手を握りました。

彼は絶対に離さないかのように

ラティルの手を

しっかりとつかみました。

 

その行動を見て、ラティルの心も、

アイスクリームのように

溶けました。

ゲスターが自分を

待っていると知っていたら、

もっと早く来たのにと思いながら

しばらく、触れ合う体温を

楽しみました。

 

ゲスターは、

それでも皇帝が何をしていたかは

ずっとトゥーリを通じて聞いていたと

話しました。

 

トゥーリを通じて聞いていたのか、

レッサーパンダを通じて

聞いていたのかは

分かりませんでしたが、

ラティルはその部分については

深く聞きませんでした。

とにかく、ゲスターは怒って

帰ってしまったけれど、

グリフィンを送ってくれたのだから

もっと大きな争いを避けるために、

時には、知らないふりを

しなければならない部分も

あるのではないかと思いました。

 

ラティルは、自分のことを

ずっと聞いていてくれて良かったと

言って明るく笑うと、

ゲスターの手を握って

ソファーへ連れて行き、

並んで座りました。

ゲスターは

 

良かった・・・?

 

と聞き返すと、ラティルは

ゲスターに助けてもらいたいことが

あるのだけれど、

ゲスターが状況を全て知っていて

良かったと答えました。

 

ラティルは笑顔で

ゲスターをじっと見ていましたが

どういうわけか、

赤くなったゲスターの肌が

ゆっくりと元の色に

戻って来ていました。

 

ラティルは、

何か失言をしてしまったのかと

嫌な予感がしたので、

そっとゲスターの顔色を窺いながら

もしかして、今、気分悪いのかと

尋ねました。ゲスターは、

 

そんなはずが・・・

 

と小声で呟きましたが、

自分の頬を片手で押さえながら

皇帝のお手伝いができたら、

自分は嬉しい。

ところで、どんな手伝いが

必要なのかと尋ねました。

 

ラティルは、

年末祭の時にアイニが現れたら

彼女をアドマルへ

連れて行くことができるかと

尋ねました。

ゲスターはすぐに、

もちろんだと答えると、

ラティルは嬉しくなり、

明るく笑いながら彼にお礼を言い、

ゲスターは最高だと

褒め称えました。

 

しかし、ゲスターは

自分は当然そうするつもりだけれど

ランスター伯爵が

言うことを聞くかどうか分からないと

心配そうな声で言いました。

 

えっ?

 

とラティルが聞き返すと、ゲスターは

ランスター伯爵は

こう言っていると言うと、

ずっと顔を押さえつけていた手を

下ろしました。

穏やかで哀れな表情が、その短い間に、

ぱっと変わっていました。  

その見慣れない表情で、

ランスター伯爵が

にっこり笑いながら尋ねました。

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ラティルは、

ギルゴールのことも、

ミモザと呼んでいましたが、

なぜ、彼女が側室たちを

ミモザと呼んでいるかが謎です。

ミモザはこまめに手入れをしないと

根詰まりを起こして、葉が落ちたり、

枯れたりするそうなので

側室たちも、

きちんと構ってあげないと

ラティルへの気持ちが揺らいだり

離れてしまうという意味なのかと

推測しました。

 

それにしても、ラティルは

純粋にゲスターと

仲直りしたかったのではなく

彼を利用するために

和解しようとしたのであれば、

あまりにもひどいのではないかと

思います。

もっとも、ゲスターも、

ラティルに嫌われまいとして、

自分からは断らずに、

ランスター伯爵に

その責任を押し付けたのだとしたら、

どっちもどっちかなと思います。

 

ウサギの赤ちゃんだけならまだしも

ノロジカのお尻には

引いてしまいました。

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