自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち789話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ アニャは心が弱い人だから

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789話 レアンの婚約者のベゴミアは、顔をベールで隠しています。

◇ベゴとの食事◇

その晩、ラティルは

わざとベゴを食事に誘いました。

隣の席にタッシールを座らせ、

二人でベゴを

きちんと探るつもりでした。

 

しかし、ラティルは、

依然としてベールで顔を覆ったベゴと

並んで入って来るレアンを見て

かっとなり、

なぜ、レアンがここに来るのかと

尋ねました。

 

レアンは、

ベゴは数時間前に

見知らぬ土地に到着したばかりだし

自分のせいで苦労した人なので、

面倒を見なければならないと、

ラティルと比べて柔らかい声で

答えました。

 

ベゴは恥ずかしそうに

頭を下げましたが、

顔は赤くなりませんでした。

 

ラティルは、

レアンがベゴミア嬢と

仲が良さそうで良かったと

レアン同様、優しく話すと、

隣にいるタッシールと

腕を組みました。

ベゴの瞼が軽く震えました。

 

ラティルは、

もう1人分追加するだけなので

一緒に食べろとレアンに言った後、

背を向けて、

思い切り眉を顰めました。

タッシールは、

そうするなと言うように、

ラティルの腕を軽く叩きました。

 

4人が全員着席すると、

下女たちは、

蜂蜜がたっぷり塗られた

てかてか光る食べ物を

テーブルいっぱいに並べ、

その後、静かに出て行きました。

 

ラティルはベゴミアに

温かく微笑みながら、

たくさん食べるようにと言って

フォークを取りました。

べゴは躊躇っていましたが、

顔を隠しているベールを外しました。

 

ラティルは緊張しましたが

すぐに肩を落としました。

現れたのは物静かな美しい顔で

今まで

見たことがありませんでした。

彼女は

ベールをテーブルのそばに置き、

注意深くフォークを取りました。

 

しばらく食器とフォークが

軽くぶつかる音だけが

聞こえていましたが、

レアンは、この場が

少しも気まずくないかのように、

ラティルは側室の中で

タッシールが一番好きみたいだと

先に話しかけました。

ラティルは不愛想に

「ええっと・・・」と答えた後、

ベゴの顔色を窺いながら、

自分は全員好きだと付け加えました。

 

レアンは、

それでも一番好きな人が

いるのではないかと聞きましたが、

ラティルは、

いない。

皆、同じように好きだと答えると

タッシールは目に見えて

肩を落としたので

ラティルは彼の腕を

ひじで軽く突いて、

タッシールはベゴに

集中しなければならないと

合図を送りました。

 

レアンが、

また側室の話をするのではないかと

心配したラティルは、

元々、レアンはベゴミア嬢と

親交があったのかと、

素早く尋ねました。

 

レアンは、

親交はなかったけれど、

ベゴミア嬢についての褒め言葉は

ずっと聞いていた。

結婚する機会ができて運が良かった。

自分のプロポーズを

受けて入れてくれたベゴに

感謝すると、

レアンも、とぼけました。

 

その後、二人は

しばらく意味のない言葉を

交わしました。

そして、食事が終わる頃、

ラティルはベゴミアに、

結婚式場を、

カリセン風かタリウム風の

どちらかに飾ると、

一方が寂しくなるだろうから

ミロ風に飾ってみたけれど大丈夫かと

尋ね、そっとベゴをのぞき込みました。

軽い会話を十分すぎるほど

たくさんしたので、

こんな質問をしてもいいと思いました。

 

ずっと目を伏せて

何も言わなかったベゴは、

相変らずラティルを見ないまま

大丈夫。 ミロ風も好きだと

慎重に答えました。

 

レアンは眉を顰めて

ラティルを見ました。

しかし彼女は、レアンの視線を無視し

侍女たちは、

ここによく適応しているかと

再び尋ねました。

 

レアンは、

到着してから

3、4時間しか経っていないのに、

適応したかどうかという話を

持ち出すのは早いと

堂々と口を挟みました。

しかし、

静かにしていたタッシールも、

それに対応するように、

一度、皇帝は、

ベゴミア嬢の侍女たちを

見たらどうかと口を挟みました。

 

すると、レアンは、

なぜ、ラティルが侍女まで

見る必要があるのかと

すぐに反論しました。

 

ベゴはスープをすくいながら

自分の侍女たちは

王室の侍女ではない。

いつの間にか

付いて来るようになって

びっくりしているし、

歩き回るだけでも不安なので、

皇帝に会ったら

困り果ててしまうと答えました。

 

ラティルは、

「ああ、そうですか」

と返事をすると、

眉をつり上げて笑いました。

 

ラティルは、

全く持って怪しい。

アイニが、

侍女たちの中に隠れていても、

全然、おかしくないと思いました。

◇頼める相手◇

やはりベゴの侍女たちも

見ておかなければ。

 

食事を終えた後、

ラティルはタッシールを見て、

次に扉を見ました。

しばらくの間、

ベゴを引き止めておくようにという

合図でした。

すぐにタッシールは察し、

ベゴミアに花園を案内することを

提案しました。

 

ベゴは目を丸くして

タッシールを見つめました。

レアンは、

ラティルの考えなんてお見通しだ

という視線で彼女を見ました。

 

レアンは、

ラティルの側室と自分の婚約者が

二人で花園を歩いていたら、

人々が変に見るのではないかと

反対しましたが、

ラティルは屈することなく、

サーナット卿も

一緒に行かせることにしました。

そして、

タッシールは話が上手だと

レアンに説明しました。

もちろん、レアンは

その言葉を、全く信用している顔では

ありませんでした。

しかし、ベゴが

躊躇いながらも出て行くと、

レアンも外に出ました。

 

ラティルは、

これで、30分程度、

侍女たちとベゴは会わないだろうけれど

どのように侍女たちを探るかが

問題でした。

 

こんな時に、

自分と侍女たちが親しかったら、

一番自然に

仕事を任せることができるのに。

自分の侍女たちが

ベゴの侍女たちの面倒を見るのは

全然おかしくないからと思いました。

しかし、レアンの言葉のように、

ラティルがベゴの侍女たちに

直接会うのも変でした。

 

ラティルは悩んだ末に、アニャを呼び

ベゴミア嬢の侍女たちに会って、

何か変なところがないか

確認して欲しいと頼みました。

アニャが、その言葉に驚いていると、

ラティルは

侍女たちが怪しいかどうか

見てみたいけれど、自分は

自分の侍女たちと親しくない。

だからといって、

側室を送るのも変だからと

説明しました。

しかし、カリセンに行く時は

威風堂々としていたアニャが

意外と自信なさそうな様子を

見せました。

 

ラティルは、

アニャは捜査官だったから、

人を探すのに

卓越しているのではないかと

再度お願いすると、

アニャは頷きましたが、

渋々受け入れたという感じでした。

 

アニャは、

時代が変わったので、

話がうまく行くか分からないけれど

一応会って見ると言いました。

◇心配◇

アニャは、

客用の宮殿に向かいながら、

ドミスは、レアンの結婚のことで

何か、別に計画していることが

あるのだろうかと

じっくり考えてみました。

密かにレッサーパンダ

使節団に合流させたのも変だったし、

対怪物部隊小隊にいた自分を

突然、使節団の護衛のために

送ったのも変だったし、

侍女たちと会って来てと頼むのも

変でした。

 

確かに、ドミスは

別に考えていることがある。

依然としてレアンとドミスは

戦い続けているのだろうか。

 

アニャは考えているうちに

ベゴが滞在している住居に

到着しました。

カリセンから付いて来た

彼女の個人護衛たちは

アニャを確認すると

挨拶して来ました。

 

アニャは、

その中で一番性格の良かった護衛に

ベゴミアの侍女たちは

どこに泊まっているのかと

尋ねました。

 

護衛は、

侍女たちに会いに来たのかと

尋ねました。

アニャは、

もしかして、別に助けが必要かどうか

聞いてみようと思うと答えると、

「侍女たちは・・・」と

護衛が答えかけたところで、

突然、アニャの後ろを見て

ぺこりと挨拶をしました。

 

アニャは

何かと思って振り向いたところ

レアンを見つけたので、

石像のように固まってしまいました。

 

レアンも、

アニャがここへ来るとは

思わなかったのか、

眉をつり上げながら、

ここでアニャ卿と会うなんてと

呟きました。

 

アニャは頭を下げると

横へ退きました。

しかし、レアンは

あえてアニャと向き合うよう、

体の向きを変えながら、

ベゴに会いに来たのかと尋ねました。

 

アニャは、

ベゴに挨拶をして、

少し話もしたいと答えましたが、

すぐに、それを否定し

ベゴの侍女たちに会いに来たと

訂正しました。

それから、アニャは、

レアンと初めて会った時のことを

思い出して、頭を下げました。

 

レアンは彼女の髪が首に垂れるのを

複雑な思いで見ながら、

アニャの体調は大丈夫なのかと

尋ねました。

その言葉に、アニャが驚くと、

レアンは、馬車の事故の時に・・・

と付け加えました。

 

アニャは、

馬車に敷かれたわけではないし

馬車の下敷きになっても、

無事だったと思うし・・・と

答えると、レアンは、

とても驚いただろうし、

腹痛もひどかったではないかと

指摘しました。

 

アニャは、レアンが

馬車の下敷きに

なりそうになったことだけを

聞いてくるのではなく、

人狼の件まで聞いてくるなんてと

思いながら、

人狼を避けて逃げたことを

もっともらしく説明するために

自分は緊張すると、

急にトイレに行きたくなると

論理的に弁解しました。

しかし、一歩遅れて、

あのハンサムな人間の皇子の前で

こんな話をしてしまったことに

心の中で悲鳴を上げました。

しかし、レアンは笑う代わりに、

惨憺たる表情で頷きました。

 

アニャは、

これから、あの人間の男は

自分を見る度に、

緊張するとトイレに行きたくなる

役に立たない騎士だと思うだろうと

考えました。

 

アニャは顔に熱が上がってきて、

頭を下げました。

レアンは、

自ら侍女たちの部屋の扉を叩いて

アニャを中へ入れました。

彼女はお辞儀をすると、

急いで中へ入りました。

その後ろ姿を、

レアンはさらに沈んだ視線で

見つめました。

◇レアンの非難◇

ラティルは、

アニャが侍女たちに会ってくるのを

待っていた時、意外にもレアンが先に

訪ねて来ました。

 

ラティルは、

レアンがベゴと一緒に

散歩に行ったと思っていたのにと

渋い顔で尋ねると、

レアンは眉を顰めました。

いつも、ラティルの前では、

仲の良い時代のように

振る舞おうとする人間らしくない

行動だったので、

ラティルも一緒に眉を顰めながら、

なぜ、睨むのかと尋ねました。

 

レアンは、

ラティルが怪物小隊の副隊長と

親交があるせいで、

彼女を、その地位に就かせたのかと

尋ねました。

ラティルが否定すると、レアンは、

彼女がそのような地位にいるには

心が少し弱いようだと言いました。

 

ラティルは、

レアンが話しているのは、

500年前、怪物部隊の第一線で

対抗者と戦った

あのアニャのことで合っているのか。

レアンは頭がおかしくなったのかと

当惑しながら、

レアンを上から下まで

ジロジロ見つめました。

 

しかし、レアンは

人狼が現れると、アニャは

腹痛のために耐えられなかった。

兵士たちは、そのことで

アニャ卿が皇帝のコネで

高い地位に上がったのだと

ひそひそ話していた。

ラティルの欲のせいで、

訳もなく、まともな人が

悪口を言われなければ

ならないなんてと

ラティルを非難しました。

 

一体、レアンはどうしたのか

ラティルは

訳がわかりませんでした。

しかし、そうしているうちに、

ラティルは、

自分が公正ではないと

レアンが文句をつけに来たことに

気がつきました。

 

ラティルも、

何か文句を言い返そうとしましたが

その瞬間、秘書が入って来て、

アニャの来訪を告げました。

その言葉に、

レアンは眉を少し顰め、

ラティルと扉を交互に見た後、

挨拶をして出て行きました。

 

すれ違うように

アニャが入って来ましたが、

2人は目で挨拶するだけで

話はしませんでした。

 

ラティルの机の前に

近づいたアニャは、

後ろで扉が閉まる音がすると、

しばらく後ろを振り返りました。

ラティルはアニャに

ベゴミアの侍女たちについて

調べてみたかと尋ねました。

アニャは再び前を見ると、

「三人全員と話してみたけれど・・・」

と口を開きました。

◇好きでしょう?◇

翌日の昼食、

ラティルは再びベゴを呼びました。

あまりにも頻繁に

呼んでいるのではないかと、

侍従長は心配そうに尋ねましたが

ラティルは、

それでもベゴを呼びました。

しかも、

今度は必ず一人で来るように、

レアンは連れて来ないようにと

侍女を送って、伝言までしました。

 

小さな食堂の中で

ラティルは銀の食器を前にして、

ベゴが現れるのを

じっと待ちました。

ベゴは初めて到着した時のように

ベールをかぶって現れ、

ラティルに挨拶をしました。

レアンはいませんでした。

 

ベゴは、ラティルが

もう一度呼んでくれたことに

お礼を言って

ラティルの反対側に座ると、

彼女は横に手を伸ばしました。

アーチ型の出入り口の向こうで

待機していた下女が近づいて来て、

あらかじめ用意しておいた

酒瓶を渡しました。

 

ラティルはベゴを見つめながら

酒瓶からコルクを

ゆっくりと抜き始めました。

彼女の顔はベールのせいで

見えませんでしたが、

それでもラティルは

ベゴのベールを見つめ続けました。

 

コルクが抜けると、

ラティルは直接彼女の前のグラスに

酒を注ぎました。

その香りが空中に広がりました。

 

ラティルは、

気楽に飲んでと言って

グラスを横に置きました。

それから、

「好きでしょう?」と付け加えると

ベゴはベールを外しました。

すると、アイニの顔が現われました。

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レアンはアニャに

恋していると思いますが、

彼女との恋を成就させるためには

ロードという存在が

悪ではないことを認め

ラティルと本当に和解しなければ

ならないと思います。

しかし、

これまで、自分が主張してきたことが

全て間違いだったとレアンが認めるのは

相当な勇気が必要ですし、

おそらく、彼のプライドが

それを許さないと思います。

 

やはりベゴミアは

アイニだったのですね。

前の晩、食事を一緒にしたのは

侍女でしょうか?

アドマルで戦ったラティルとアイニが

普通に話ができるのか。

どんな話をするのか、

とても気になります。

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