自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち792話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ アイニの話を聞かないラティル

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792話 ラティルはベゴミアの侍女たちを馬小屋へ行かせました。

◇安堵と心配◇

ラティルが、

わざわざ罠を仕掛けたことに気づいて

サーナット卿が驚いている間、

レッサーパンダは、

皆、のらりくらりして

仕事もしなかった。

特に世話をされている人はいなかった。

面倒を見るどころか、

3人で順番に喧嘩していたと

自分が見たものについて、

浮かれながら話しました。

 

ラティルは、

それならば1人2役を

していないということかと呟くと、

レッサーパンダとサーナット卿は

瞬きもせずに

ラティルを見つめました。

 

彼女は、

良かった。

ベゴがアイニだと暴露した後に

ベールを剥がしてみたら、

中に本物のベゴがいるという

可能性はないだろうと、

肯定的に解釈すると、

レッサーパンダとサーナット卿は

安堵して目を瞬かせました。

ラティルも嬉しそうに笑いました。

 

とりあえず、アイニの件は

最悪の状況ではないと考えた

ラティルは、

自分が皇帝を助けに来たと言ったら

信じてくれるかというアイニの言葉を

しばらく思い浮かべましたが、

さっと頭の外に追い出しました。

 

アイニを何度も突き放したのに、

彼女は敵として戻って来た。

今回も来ないことを

願っていたけれど、結局現れた。

もう、彼女のことは

気にしないようにしなくてはと

深刻に考えるラティルと違って、

ランブリーは

皇帝の広い机の上に横になり、

尻尾をゆらゆらと振りながら

自分もこういうのが欲しいと

満足そうに呟きました。

 

サーナット卿は、

ラティルの前で気楽そうに

横になっているレッサーパンダ

しばらく羨まし気な目で見ました。

レッサーパンダ

豊かな毛を武器にして、

ラティルの手の甲を

枕にさえしていました。

それでもラティルは手を引くどころか、

レッサーパンダの耳元をいじりました。

 

サーナット卿は

嫉妬が高まるのを抑えながら、

後は、アイニ皇后が、

どうやって顔を変えたのかだけ

突き止めればいいですねと

落ち着いて尋ねると、

意外にも、ラティルは、

考えてみたら、

それは簡単なことだったと答えました。

 

簡単と聞いて、

驚いたサーナット卿は、

数日前は、

心配していたのではないかと

尋ねました。

 

ラティルは、

数日前は思い出せなかったけれど

本当にベゴが

来ていないということを聞いて

思い出した。

意外と簡単だったと答えると

サーナット卿は、

それは何なのかと尋ねました。

 

ラティルは答えようとしましたが

素早く扉を叩く音が聞こえたので

入るようにと指示しました。

 

すぐに扉が開き、

焦った表情をした秘書が

素早く入って来ました。

ラティルが、どうしたのかと尋ねると、

秘書は、ラティルの机に

魂が抜けたように横になっている

レッサーパンダを見て

一度、ビクッとしましたが

プルドゥ領地が大変なことになったと

急いで答えました。

ラティルは、

プルドゥ領地について、前の報告書で

チラッと見たような気がすると

考えながら

「大変だって?」と聞き返しました。

 

秘書は、

巨大な怪物が現れ、

領地を占領したそうだ。

領主が死亡した後、後継者争いが、

まだ続いている最中なので

色々と整備が足りなかった。

そのせいで、鐘が鳴るのも遅く、

人々はすぐに避難できなくて、

今大騷ぎになっていると報告しました。

 

ラティルは、

突然、領主が死亡したけれど、

よりによって子供たちが双子なので

相続問題がこじれているという報告を

受けたことを思い出しました。

 

ラティルは、

まだ争っていたのかと尋ねると

秘書は、

どうしたらいいか。

近くに聖騎士がいないので、

領主の代理人が、

こちらに助けを求めて来たと

説明しました。

 

ラティルは、

助けに行かなければならないと

返事をすると、

百花を連れて来るよう指示しました。

 

秘書が出て行くと、レッサーパンダ

ぱっと立ち上がって窓の外に出ました。

サーナット卿は、

机の上に落ちたレッサーパンダの毛を

集めて窓の外に捨てました。

しばらくして、

秘書が百花と一緒に現れました。

 

ラティルは百花に状況を説明し、

対怪物小隊と百花繚乱を率いて

そちらへ行って欲しいと

彼に指示しました。

 

ところが、当然分かったと言うと

思っていた百花は渋い表情をし、

目をあちこちに動かしました。

いくら見ても

百花は行きたくないという姿なので、

ラティルも眉を顰め、

どうしたのかと尋ねました。

 

百花は、

自分は別の用事がある。

アニャ卿を送ってもいいかと

困ったように返事をしました。

ラティルは、

大丈夫だと返事をした後、

他の用事について尋ねました。

百花は、神殿のことだと答えました。

 

どうしたのだろうか。

ラティルは心配な気持ちと

何となく嫌な気持ちを

感じましたが、百花は、

タリウムに属する人ではないので

命令できませんでした。

 

ラティルは、

今度はアニャを呼んで頼むと、

彼女は行くと答えました。

◇心配でたまらない◇

レアンはプルドゥに

怪物たちが侵入したという話を聞くと

眉を顰めました。

 

レアンは、

まさか父親の部下たちと

関係があるのだろうか。

時期的に、とても疑わしいと呟くと

腹心は、

天が皇子を助けている。

先帝の支持者たちは皆、

タリウム愛する人たちなので

ロードのようなことを

するはずがないと、

断固として主張しました。

 

レアンも、

仕方がないというように

ため息をつきながら、

ラティルは、

どうすると言っているのかと

尋ねました。

腹心が、

対怪物小隊を送るそうだと答えると

レアンの高尚な表情に

すぐに亀裂が入りました。

 

レアンは、

誰が行くと言っているのかと

聞き返すと、腹心は、

小隊員たちが行くのではないかと

答えました。

 

レアンは、

皆行くのかと尋ねると、腹心は

小隊長と副官は抜けて

副小隊長が率いるそうだ。

カリセンからの帰り道、

人狼が現れた途端、

一人で逃げた副小隊長と一緒に

怪物と戦いに行くことになったせいで

小隊員たちの不満が

とんでもないことになっていると

浮かれて答えましたが、

遅ればせながらレアンの表情を見て、

話すのを止め、

大丈夫かと尋ねました。

 

ラティルがコネで小隊に入れた

気弱な人が、

怪物と正面対決をしに行くと

聞いたレアンは

大丈夫ではありませんでした。

 

レアンは苛立たし気に

ひじ掛けを叩きながら眉を顰めました。

腹心は、

レアンの行動がどこかおかしいことに

気づきました。

 

腹心は、

もしも気になることがあるなら

自分が行って急いで伝えて来ると

申し出ました。

 

レアンは、

アニャ卿が出発するというのなら、

すでにラティルからの指示が

済んでいるということだ。

腹心が話をしに行ったところで

ラティルが、その命令を

撤回するはずがないと答えました。

 

腹心は、

なぜアニャ卿の話が

ここで出て来るのかと、

喉元まで質問が

飛び出しそうになりましたが

彼は辛うじて言葉を飲み込み

沈黙しました。

しかし、レアンは、

自分が誰の名前を挙げたのかも

気づいていない様子でした。

 

そうしているうちにレアンは、

自分が直接行かなければならないと

言い出したので、

腹心はパッと飛び上がり、 

疑わしそうな目でレアンを見ながら

どこへ行くのか、そこへ行くのか、

なぜ行くのかと尋ねました。

先程、皇子が気づかないうちに

名前を口にした、

あのアニャ卿という人のせいで

あのようにしているのかと疑いました。

 

レアンは、

どうも時期が変だ。

父親の部下たちが、

無理に事を進めたのかもしれない。

シウォラン伯爵事件以後、

彼らも、いくつかに

分裂してしまったからと呟きました。

 

しかし、レアンは

二度と隙を見せませんでした。

彼が即座に言い繕った

もっともらしい言い訳を聞いた腹心は

レアンが私的な感情のせいで

あのようにしているのかと、

少しでも疑った自分を責めて

真剣に納得しました。

 

腹心は、

皇子は英明なので、

直接、見てみれば、

事の情況が分かると思うと

返事をしました。

◇大丈夫◇

しかし、アイニは、

レアンが同じ言い訳をしても、

眉を吊り上げるだけで、

何の返事もしませんでした。

 

幸いなことに、

レアンはアイニの前では、

アニャの話をしませんでした。

しかし、アイニは

レアンの大げさな言い訳を聞くや否や

彼に、何か他の目的が

あるということを察知しました。

 

レアンは、

そういうことになったので、

自分が席を外していても

大丈夫かと尋ねました。

アイニは、大丈夫だと答えました。

 

レアンは、

不安なら一緒に行ってもいい。

プルドゥの領地まで

一緒に行かなくても、

宮殿の外に出ているだけでいい。

アイニがここにいることに

ラティルが気づいたかもしれないので

宮殿の外に出ていた方が

安全だと思うと説得しましたが、

アイニは、

自分は本当に大丈夫なので、

皇子が気をつけるようにと

返事をしました。

 

レアンはアイニと

もう少し話をした後、外に出ました。

公式的に対怪物小隊に

付いて行くことはできないので、

他の言い訳をして

外出する必要があるからでした。

 

小隊は、明日あたりに

すぐに出発するはず。

それに付いて行ったという

誤解を避けるためには、

自分が先に抜け出したほうが

良いと思いました。

◇急用◇

翌日、ラティルがアニャを見送って

執務室に戻ってみると、

カルレインが窓際に立っていました。

ラティルはすぐに駆け寄ると、

クラインの消息が何か掴めたかと

小さな声で尋ねました。

カルレインは首を横に振り、

ラティルに謝りました。

 

彼女は彼の鎖骨に額を当てて

ため息をつきました。

いくら強猛なロードとはいえ、

彼の目には弱々しく見える

ラティルの肩を

カルレインは撫でました。

 

カルレインは、

それでも成果が

なかったわけではなかった。

白魔術師協会に登録された

白魔術師のうち、

緑色の長髪の白魔術師は5人いると

話しました。

 

しかし、ラティルは、

それはタッシールも調べてくれた。

女性3人、男性2人で、念のため、

全員、確認までしたけれど、

全員違っていたと言うと、

ラティルは、

力なく机の前に座りました。

サーナット卿は、素早く

インクの蓋を開けてやりました。

 

しかし、カルレインは

もう一人、

危険1等級の白魔術師がいると

言葉を続けると、ラティルは

ペンをインク瓶に浸けたまま

椅子ごとカルレインの方へ

体を向けました。

 

ラティルは、

それな本当なのか。

もう、他に白魔術師はいないと

聞いたけれどと聞き返すと、

カルレインは

1等級からは、機密扱いなので

誰が聞いても、

いないと答えるそうだと

返事をしました。

 

それなら、照会ができないと

言ってくれればいいのに、酷いと

ラティルは息を切らしながら、

文句を言いましたが、

今は喜ぶべき時だということに

気づきました。

 

ラティルは目を見開き、

息もできないまま、

カルレインを見上げると、

白魔術師を見つけたかと

震える声で慎重に尋ねました。

 

「はい」とカルレインが

断固として答えると、

サーナット卿も目を見開きました。

 

本当に見つけたのかと

ラティルは叫ぶと、

我慢できなくなって

飛び上がりました。

そして、

彼の居場所を聞こうとした瞬間、

扉の外で秘書が、

ベゴミアの来訪を告げました。

ラティルのウキウキした気分が、

急激に冷めました。

ラティルは、忙しいと言えと、

冷たく断りました。

 

それから、ラティルは

再びカルレインを見ると、

クラインは

どこにいるのかと尋ねました。

しかし、カルレインが

口を開こうとした瞬間、

再び秘書の声が聞こえました。

ラティルはカルレインの服をつかみ

お腹に額を当てました。

 

秘書は、ベゴミア嬢が

急用だと言っていると告げましたが

ラティルは、

忙しい。

こちらの方が急用だと言えと

指示しました。

秘書は3度目は

呼びに来ませんでした。

 

サーナット卿は

大丈夫だろうか。

皇帝に直接会いに来たのを見ると

もしかしたら、

本当に急用かもしれないと

心配そうに尋ねましたが、

ラティルは、

首を素早く横に振り、

そんなはずがないと答えました。

 

ラティルは、

自分が知っている人の中で

一番アイニを多く許しました。

アイニが黒い靄に囚らわれる前の

姿を知っていたし、

彼女が対抗者でもあったからでした。

 

訳もなく

許したわけではなかったけれど、

とにかく、本当に何度も、

比較的最近まで、

アイニを見逃してやりました。

しかし彼女は、

結局、レアンと手を組んで現れました。

ラティルは、

もうアイニの面倒を見る気は

ありませんでした。

 

彼女の魂がプレラと合わさるとか、

彼女の力がラナムンやプレラに

行くことを防ぐために、

アイニの命を奪うことは

ないだろうけれど、

これ以上、以前のように

接しないつもりでした。

 

ラティルは、

話を続けるようにと

無愛想にカルレインを促しました。

彼はサーナット卿と

一度視線を交わすと、話を続けました。

◇大変だ◇

秘書は申し訳ないという表情で、

皇帝は急用があるようだと

ベゴミアに謝りました。

それでも、秘書は、

少し言い足りないと思ったのか、

プルドゥ領地で

怪物たちが人々を襲撃したため、

皇帝は今、頭を痛めている。

申し訳ないけれど、

夕方か明日頃にまた来るようにと

付け加えました。

 

アイニは顔を顰めて苦笑いしました。

まさに、自分は、

レアンがそちらへ行ったので、

もっと何か起きるかもしれないと

知らせるために来たからでした。

 

アイニは、

今度はラトラシルの方が

自分と話したがらないので

大変だと思いました。

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レッサーパンダにまで嫉妬するほど

情けない男に成り下がった

サーナット卿は、

もう、退場してもらってもいいです。

(退場することはありませんが・・・)

 

そして、アニャに恋したせいで、

冷静さを欠いて、

彼女をプルドゥ領地まで

追いかけて行くレアンも情けない。

アニャを守ろうとしているのかも

しれませんが、

剣を滅多に握らないレアンが

怪物と戦えるとは思えません。

 

アイニとは色々あったけれど、

わざわざラティルを

訪ねて来たのだから

話くらい聞いてもいいのに、

クライン大事のあまり、

アイニを追い返したラティルも

情けない。

アイニの話を聞かなかったことで

ラティルが大変な目に

遭わなければいいと思います。

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