自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 919話 外伝 28話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ プレラの趣味

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919話 外伝28話 先皇帝とレアンが皇太子だった時の教師をプレラの教師にすることについて、それとなくラティルの意向を聞けとラナムンはアトラクシー公爵に命じられました。

◇重要な話?◇

ラナムンはラティルに

話があると告げると、

目でメラディムを差しました。

 

その目つきに驚いたメラディムが

自分のことなのかと

びっくりして尋ねましたが

ラナムンは眉を顰めながら

席を外して欲しいということだと

訂正しました。

 

普段の彼は、

言いたいことを何でも言いましたが、

プライドが傷つくことを

言わなければならない時は

周囲に誰もいないことを

願いました。

 

しかし、メラディムは

彼が頼めば聞いてくれるような

一般貴族の子弟では

ありませんでした。

彼は「嫌だ」とラナムンと同じくらい

自分の意思をはっきり示しました。

 

ラナムンは、

じっと彼を見つめましたが、

メラディムは

少しも押されませんでした。

どんな話をするから、

自分に席を外せと言うのかと

むしろ、一層好奇心を示し、

絶対に行かないという態度を見せると、

ラナムンの真剣な表情が

蠢きました。

 

ラティルは険悪な雰囲気を見ると

眉を顰めながら

喧嘩をするのかと尋ねました。

 

今やラティルは

側室が喧嘩をするからといって、

途方に暮れて

止めたりしませんでした。

 

喧嘩するなら言うように。

席を外すからと

ラティルがきっぱり言うと

メラディムは肩をすくめて笑い

そんなはずがないと

返事をしました。

 

ラティルは、

ふざけているメラディムを

押し出すと、ラナムンに

とても需要な話なのかと

確認しました。

ラナムンは、

後で話すと返事をしました。

 

重要な話でなければ何なのか。

メラディムのいないところで

話したいようだけれど

重要な話ではないのか。

一体何の話がしたくて、

ああなのかと、 ラティルは

ラナムンの態度に戸惑いました。 

◇プレラへの懸念◇

メラディムは

最後まで離れることなく

ラティルとラナムンの間に

張り付いていました。

彼が聞かせてくれる

人魚と血人魚の戦いの歴史は

かなり興味深く、ラティルは

何度も笑いを噴き出しながら

血人魚たちが、

頭だけフナでなければと嘆きました。

しかし、ラナムンは

面白い話を聞きながらも

表情を崩すことができませんでした。

 

そして、ようやくメラディムは

興味を失ったのか、

もう湖に戻ってみると言いました。

ティトゥが顔を赤らめて

手を振っているのを見ると、

何かおもしろいものを

見つけたようでした。

 

ラナムンは、短くため息をつくと

本当に有毒な人魚だと

文句を言いました。

しかし、ラティルは、

あの有毒な人魚にラナムンが勝ったと

褒めました。

けれども、ラナムンは

メラディムが興味本位で

くっついていただけだと、

きっぱり線を引きました。

 

ラティルは好奇心を抑えられず

彼の腕を振りながら、

一体どうしたのか言ってみるように。

メラディムと神経戦をしてまで

なぜ、自分のそばにいるのかと

尋ねました。

 

二人は近くにある藤の椅子まで

歩いて行きました。

ラティルは、距離を空けたまま

付いて来た侍従に

飲み物を持ってくるよう合図し

ラナムンを

好奇に満ちた目で見ました。

 

ラナムンは視線をそらしました。

父親が、プレラの未来を

考えなければならないと

あまりにも熱心に主張したので、

ひとまず話してみることにしました。

しかし、いざ言おうとすると、

自分が子供を皇帝にするために、

裏で謀略を企てる人になったようで

恥ずかしくなりました。

 

しかし、ラナムンは、

「これは正々堂々とした競争だ。

自分が皇帝の他の子供たちを

攻撃するように言ったのか。

何かをしたのか。」という

堂々とした父親の主張を思い出し、

先帝とレアン皇太子を教育した

老公爵について知っているかと

ついに本題に入りました。

ラティルは、

もちろん知っている。

会ったこともあると答えました。

 

ラナムンは、

その人と父親は縁がある。

プレラは一番年上だから、

そろそろ、少しずつ

勉強しなければならない。

父がその話をしたところ、

老侯爵は、機会があれば

子供に教えてくれると言っていたと

話しました。

ラナムンは、

ラティルが気分を害する気配を

少しでも見せれば、

すぐに言葉を変えるために

できるだけ、ゆっくりと話しました。

 

「老公爵が?」と

ラティルが聞き返すと、ラナムンは

正式な話ではなく、

私的な席で交わされた話のようだ。

自分はその人について

知っていることがないので、

皇帝の目から見て、

彼はプレラの教師になるのに

相応しいと思うかと尋ねました。

 

ラティルは、

彼は子供たちに対して

厳格かつ適度に思いやりがあり

目線に合わせて、

よく教育をしてくれる。

特に宮廷の礼法について

よく教えてくれる人だと

肯定的に話しました。

その言葉に、ついにラナムンも

肩から力を抜くことができました。

 

しかし「でも」と

ラティルが付け加えた言葉に

ラナムンは再び、

息を止めなければなりませんでした。

ラティルは腕を組んで、

よく考えているかのように

首を横に振りました。

 

「でも」の次は何?

レアンの先生だから

引っかかるという意味だろうか。

 

ラナムンが、

息もまともにできないでいると

ラティルは、

まだ子供たちが幼すぎる。

今、その人は

おそらく年をとっているはずだ。

うちの子供たちが集団でふざけると、

手に負えないだろうと言いました。

 

ラティルは、

怒ってはいませんでしたが、

ラナムンは、彼女が

「子供たち」と言った部分が引っかかり

「子供たち」と呟きました。

 

ラティルは侍従から

飲み物を二つ受け取ると

ラナムンに一つを渡しながら、

後で子供たちが大きくなって

集団で授業を受けることになった時に

老公爵を呼ぶことにしようと

笑って返事をしました。

 

ラナムンが飲み物を飲んで去ると、

ラティルは

その後ろ姿に向かって謝りました。

 

実はラティルは、ラナムンが

なぜ老侯爵の話を持ち出したのか

すぐに理解しました。

そして、アトラクシー公爵が

なぜ老公爵を招こうとしたのかも

すぐに理解しました。

そのためラティルは、

子供たち全員が、

老公爵に教育を受けるようにすると

話を変えたのでした。

 

ラティルは、

まだ、誰かを後継者として立てる気は

全くありませんでしたが

プレラを後継者にしようとする気持ちが

一番低かったです。

プレラが嫌いだからではなく、

アニャドミスの転生という過去が

あるからでもなく

お喋りだからでもなく、

グリフィンに似ているからでもなく

議長がプレラの寿命について

短いかもしれないと言ったからでした。

 

もちろん曖昧な部分がありました。

プレラは魂が引き裂かれた状態なので、

そのまま転生させれば体が弱く、

長生きできないだろう。

しかし、対抗者の力と

引き裂かれた魂が合わさると、

体が弱く生まれたりしないと

議長は話していました。

 

実際、

プレラはとても健康な子として

生まれました。

しかし、それによって、

寿命も普通の人ほど長くなったかは

分かりませんでした。

その部分は、

議長も取り上げませんでした。

 

ラティルは、

いつもその部分を無視して

過ごして来ました。

子供は丈夫だったし、

病気もしなかったからでした。

しかし、後継者問題を考えると、

この部分を、

これ以上知らないふりをすることは

できませんでした。

 

議長は、プレラが幼い時に

自分がプレラの命を奪うと思って

あえて言わなかったのだろう。

とにかく、また議長に、この部分を

聞いてみなければならないのか。

あの陰険な奴が

答えてくれるだろうか。

 

ラティルは、議長がセルに関する話を

まともにしてくれなかったことを

思い出すと、途方に暮れて

ため息が出ました。

 

そうしているうちに、ラティルは

ふと思い浮かんだ考えに

再び眉を顰めました。

 

議長がアニャドミスを

強制的に転生させたように

セルも転生させることが

できるのだろうか?

◇プレラの趣味◇

ラティルはラナムンに、

わざと、このような返事をしたことを

申し訳なく思いましたが、

アトラクシー公爵は、

その返事を伝え聞くと嬉しそうに笑い、

「大丈夫だね」と言いました。

ラナムンは、

それが大丈夫な答えなのかと

聞き返しました。

 

彼は、アトラクシー公爵の

長い小言を覚悟していましたが、

父親が、からから笑うと

カルドンを見ました。

彼は自分も分からないと

首を横に振りました。

 

ラナムンは、

皇帝に断られたと思ったと

言いました。

アトラクシー公爵は

拒絶は拒絶だけれど、見方を変えれば

皆が断られたということだと

返事をしました。

 

皇配の子供にも

特恵は与えないということかと

すぐにラナムンが理解すると、

アトラクシー公爵は、

一層、満足そうに笑いました。

 

アトラクシー公爵は

いずれにせよ、こうなった以上、

この件は水に流す。

それでもプレラは長女なので、

個人的に勉強することまでは

皇帝も何も言わないだろうと

言いました。

 

アトラクシー公爵は帰る前、

カルドンにプレラを連れて来させ、

子供にプレゼントの包みを渡しながら

これを全部読むように。

後で足りなくなったら

また言ってねと話しました。

 

プレラは「何ですか?」と尋ねて

嬉しそうに、ぴょんぴょん跳ねると

カルドンが包装紙を剥してくれました。

プレゼントは華やかな

幼児向け絵本でした。

 

「うわぁ!きれい!」と

プレラが嬉しそうに、はしゃぐと

公爵は微笑みながら、

自分と約束して欲しいと頼みました。

プレラは、何の約束なのかと尋ねると

アトラクシー公爵は、

お姫様の趣味は何かと尋ねました。

プレラは、人の話をするのが好きだと

答えました。

 

その話に衝撃を受けた

アトラクシー公爵が、

ラナムンの方を向くと

彼は視線を避けました。

公爵は頷くと、

そうだね、人の話をするのは

面白いよねと、いったん子供の言葉に

相づちを打ちました。

 

プレラは嬉しくて、はしゃぐと

アトラクシー公爵は、

しかし、これから誰かに、

趣味は何かと聞かれたら、

勉強だと答えるべきだと

優しく訂正しました。

 

プレラが、その理由を尋ねると

アトラクシー公爵は、その方が

カッコよく見えるからだと答え、

プレラは、

カッコいい人になりたいよねと

尋ねました。

プレラは「そうだよ!」と答えました。

 

アトラクシー公爵は、

だから本当の趣味は

おじい様とお父様と

カルドンだけが知っていて、

他の人には、趣味が勉強だと言おうと

プレラに頼みました。

 

アトラクシー公爵が帰ると、

ラナムンは首を軽く横に振りながら

自分が皇配になれなかった日に、

父親は、きちんと寝られたのかどうか

分からない。

数日間は寝られなかったのではないかと

呟くと、カルドンは、

数日ではなく半年は

寝られなかったと思うと

返事をしました。

◇ラナムンの微笑◇

ラナムンは、アトラクシー公爵が

やり過ぎだと考えていました。

ところが遊びの時間、意外とプレラは

公爵がくれた絵本を

熱心に見ていました。

どれだけ一生懸命、絵本を見ていたのか

乳母が驚いて、本が面白いのかと

プレラに聞くほどでした。

プレラは「うん」と

頼もしく答えました。

 

約30分後、クレリスが

「遊ぼう」と言って

サーナットと手を繋いで

やって来ましたが、

プレラは依然として

本から手を離しませんでした。

 

サーナットは

怪訝そうな目で見ながら

どうして本を読んでいるのかと

尋ねると、ラナムンは

大したことがないといったように

冷ややかに笑いながら、

子どもは本が好きだ。

学問に関心があるようだと

答えました。

 

サーナットは眉をつり上げて

プレラの後頭部を

じっと見つめました。

ラナムンの言葉を否定したいけれど

子供は本当に、

本から目を離せずにいました。

 

クレリスはその周りを走り回り、

プレラに「プレ!遊ぼう!」と

何回か叫びました。

ラナムンは、その姿を見ると、

別の本を一冊持って来て、

クレリスも、

姉と一緒に勉強するよう勧めました。

 

クレリスは嫌がりましたが、

サーナットは躊躇いながら、

ラナムンから本を受け取ると

クレリスに差し出しました。

 

彼は、早くから子供に

勉強させる必要はないと

思っていました。しかし、

子供が自ら学問に関心を示せば

正直、胸がいっぱいになるような

気はしました。

 

クレリスはプレラに倣って

その本を受け取りました。

しかし、1、2ページめくっただけで

「ああ!」と声を出しながら

本を閉じました。

そして、とても難しい文字でも

見たかのように、目を閉じて

首を横に振りました。

 

これを見たラナムンは、

クレリスは父親に似て、

走り回るのが好きなので、

とても強い皇女様になると、

彼女が可愛いと言うように

褒めました。

口元には、

普段、皇帝の前だけで見せる

貴重な微笑も浮かんでいました。

 

貴婦人たちは、

その微笑を見るだけで

感嘆し、嘆きましたが、

サーナットはその微笑を見るや否や

気分が、ぐっと下がりました。

◇子供がいないから◇

クレリスをプレイルームに置いて、

一人で住まいに戻る途中、サーナットは

ラナムンの微笑みを振り払うために

何度も頭を振りました。

そして、クレリスが

本当に剣術に興味を示すなら

それもいいと、

自分に言い聞かせました。

 

ところが長い遊歩道を歩いていると、

ゲスターが手を後ろに組んで

湖を、ぼんやりと眺めているのが

見えました。

知らんぷりをしたかったけれど、

彼の通り道だったので、

サーナットは、近くに到達すると

ゲスターに挨拶をしました。

そして、自然に

いくつかの話をしているうちに、

サーナットは、

皇配の子供ができたのに、

ゲスターが何の行動もしないのが

不思議だと

ふと気になって尋ねました。

 

ゲスターは、

自分には子供がいないのに、

あえて、手を出す必要があるのか。

競争する対象もいないのにと

心を痛めているように答えました。 

 

確かに、その通りなので、

サーナットは

不思議に思いませんでした。

しかし、サーナットが通り過ぎると

ゲスターの口元に浮かんでいた

冷たい笑みはすぐに消えました。

 

サーナットの言うように、

ゲスターには自分の子供がいないので

あえて後継者争いに飛び込む必要も

隠密な神経戦をする必要も

ありませんでした。

しかし、タッシールの邪魔はしたいと

思いました。

 

あの陰険な奴が、

ラトラシルの隣の席まで

占めておきながら、

今度は、子供ができて幸せになる姿を

黙って見ていろということなのかと

悪口を吐きました。

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ラティルもプレラが

グリフィンに似ていると

思っていたのですね。

myuieri.net

883話に、グリフィンが

クレリスよりもプレラを

可愛がっていると書かれているので

プレラとグリフィンは

似たもの同士で気が合うのかも

しれません。

 

同じく、883話でクレリスは

タッシールのように

賢くなりたいと言って

本に関心を示していると

書かれていましたが、

今では、その気持ちが

失せてしまったのでしょうか。

私の個人的な考えでは、

文学少女も少女剣士も、

どちらも素敵だと思います。

 

ゲスターが、また良からぬことを

考えていそうで心配です。

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