自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 962話 外伝 71話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ プレラの目指すもの

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962話 外伝71話 ラティルはプレラの寿命について、ラナムンに話すべきかどうか悩んでいます。

◇幸せな記憶◇

ラティルは悩んだ末に,

ラナムンにできるだけ

肯定的に聞こえるように、

そして少しずつ口調も変えながら

議長の話を一つ一つ聞かせました。

しかし、ラナムンは

そのように説明を聞いても、

すでに顔色が青ざめていました。

 

ラナムンは、

プレラの寿命が

短いかもしれないということなのかと

聞き返しました。

ラティルは、すぐに

長いかもしれないと反論しましたが、

自信のなさそうな声でした。

 

ラナムンはよろめきながら、

机に手をつくと、

お酒は残っているかと尋ねました。

ラティルは

机の中から空き瓶を取り出し、

もう一本持って来させようかと

尋ねました。

 

ラナムンは、

しばらく悩んだ末に首を横に振り、

大丈夫。 考えてみたら、

まだプレラが起きて待っているはず。

自分が酒の匂いを漂わせていたら

あの子が嫌がるだろうと答えました。

 

ラナムンは、

どれほど手に力を入れて握っていたのか

彼の手の甲の上に

血管が浮き出ていました。

ラティルはその上に手を置き

「大丈夫?」と尋ねました。

ラナムンは、

正直に言うと、全然大丈夫ではないと

答えました。

 

ラティルは言葉を失いました。

何と言えばいいのか、一つも言葉が

思い浮かびませんでした。

やはり、ラティルも、

今、誰かが自分を

どのように慰めても、

大丈夫ではなかっただろうと

思いました。

 

だからといって、最初から

何も言わないわけにはいかなかったので

ラティルは、

自分たちは皆、既知の運命とは

違う生き方をしている。

プレラは自分たちの子供なので

彼女もそうだろうと言いました。

 

効果があったのかなかったのか

分かりませんが、

ラナムンはラティルを

ギュッと抱きしめました。

体を寄せ合うと、彼の苦痛が

より生々しく感じられました。

ラティルは動揺しました。

 

彼女は、

確かな話ではないので、

ラナムンに言うか

どうかずっと悩んでいた。

しかし、今、ラナムンの顔を見たら

訳もなく言いたくなったと

話しました。

 

ラナムンは、

言ってもらって良かった。

そのおかけで、

毎瞬間少しも逃すことなく、

子供に愛を与えることができる。

子供が生きている間、

一番幸せにしてあげなければならない。

それで長生きしてくれればいいし、

そうでなくても、

幸せな記憶だけを残してあげたいと

言いました。

◇子供の教育◇

翌日もラティルは、

依然としてぼんやりした状態で

業務を行いました。

大臣たちは、

首を鳥のように動かす皇帝を心配し

眉を顰めましたが、 たまに皇帝が

このような状態に陥っても

元に戻ったりするので、

皆、時間が経てば、普段のように

雄々しく仕事をすると思いました。

 

大臣たちに期待されながら

ラティルが午後の業務をしていた時、

皇族の第一子にしては、

満七歳という年齢は、

勉強を始めるのが遅過ぎるという

侍従長の言葉に我に返りました。

 

ラティルは、

無意識のうちに落書きをしていた紙を

自然にひっくり返しながら

「そうですか?」と返事をし、

レアンが何歳で勉強を始めたのかと

尋ねました。

侍従長は、三番目の皇子くらいの時に

すでに始めたと答えました。

 

侍従長は、

ラティルが気分を害するかと思い、

レアンが、その幼い年齢でも

すでに賢いという噂が

広まっていたという話は

省略しました。

しかし、ラティルは

レアンが嫌いでしたが、

彼が頭がいいことを

否定する気はありませんでした。

 

ラティルは頷きながら、

それでは、そろそろプレラも

勉強しなければならないようだと言うと

眉間にしわを寄せました。

 

プレラが、

いつまで生きられるか分からないので

ラティルは、プレラが

ただ、やりたいことだけをやり

遊んで、食べて、楽しく暮らすことを

望んでいました。

しかし、

全く教育に力を入れずに育てたのに、

子供が人並みに長生きすれば、

それも困ることでした。

 

侍従長はラティルの表情が

コロコロ変わるのを見ていましたが、

彼女が深刻そうになると、

今回の誕生パーティーに、

同年代の貴族の子供たちを

たくさん招待したけれど、その中から、

気の合う友達を見つけて宮殿に呼び

レアン皇子とサーナット卿のように

一緒に勉強させても良さそうだと

提案しました。

 

サーナットは

ラティルの後ろに立って

二人の話を聞いていましたが、

突然、自分の名前が

レアンとセットで登場すると

不愉快になり、侍従長を見ました。

侍従長が、

そのように言及した意図が

良くなかったからでした。

しかし、侍従長

堂々と笑うだけでした。

 

サーナットの額に力が入りましたが、

ラティルは

プレラのことを考えていたため、

二人の間の神経戦に

気づきませんでした。

 

侍従長とサーナットは

無言で視線を戦わせましたが、

ラティルが、

確かに、一人だけやらせないのも

おかしいし・・・と呟くと、

それは途切れました。

 

侍従長が「えっ?」と聞き返すと

ラティルは手を振って

何でもないと返事をした後、

侍従長の言う通り、プレラはいつも

クレリスとだけ遊んでいるので、

新しい友達ができてもいいと思うと

言いました。

 

侍従長は、ラティルの独り言が

少し気になりましたが、皇帝が

自分の意見を受け入れてくれたので

それに満足し、

皇配が、多くの家門の子供たちを

招待したので、気の合う友達を

見つけることができるだろうと

言いました。

 

しかし、無心に立っていたサーナットが

それでは、クレリスも一緒に

勉強することになるのかと

突然、割り込んで尋ねました。

 

皇配に、この話を伝えに行こうとした

侍従長は、扉の前で立ち止まって

振り返りました。

ラティルも当惑して

「クレリスを?もう?」と

聞き返しました。

 

サーナットは、

レアン皇子がクレリスより幼い時に

勉強を始めたと、

先程、侍従長が話していたからと

答えました

 

ラティルは、

自分も聞いたけれど、クレリスは

一年後でもいいのではないかと

言いました。

 

サーナットは、

自分も、必ず今年に

勉強をさせなければならないという

考えはないけれど、クレリスはいつも

プレラと一緒にいるからと言いました。

 

それもそうだと、ラティルが

サーナットの言葉に

心が揺れるようになると、侍従長は、

自然にラティルに近づき、

プレラ皇女に、新しい友達を

作ろうとしているのに、

そこへ、またクレリス皇女がいれば

新しい友達と親しくなるのが

難しくなるのではないかと

意見を述べました。

 

ラティルは、

言われてみれば、それもそうだと

素直に納得すると、

侍従長は安堵しました。

しかし、サーナットが

口元に笑みを浮かべていると、

侍従長は再び不安になりました。

もしかしたら、サーナットは

わざと自分の言ったことに

反発しているのではないかと思い

不愉快になりました。

 

実際、サーナットは侍従長が憎くて

割り込んできたのは正解でした。

しかし必ずしも、それだけが理由では

ありませんでした。

偶然にも、サーナットは、

最近、クレリスが勉強している様子に

非常に興味を抱いたからでした。

 

数日前の天気が良い日。

サーナットは、わざわざクレリスを

演武場へ連れて行くと、

彼女に、棘一つないよう

きれいに研いだ木刀を渡し、

自分みたいに強くなりたいよねと

尋ねました。

しかし、クレリスはニッコリ笑うと

父親が自分を

守ってくれればいいので、自分が

剣術を身につける必要まであるのかと

答えました。

 

サーナットは、自分の家系で

このように話す子供を初めて見たので

当惑しました。

さらに、実母のラティルは、

その必要がないにもかかわらず、

幼い頃から騎士たちを追いかけながら、

自ら剣術を身につけました。

しかし、剣士の両親を持つクレリスは、

剣術に、一抹の興味も

示しませんでした。

むしろ、日よけのある

演武場の階段に腰掛け

本を読みました。

その姿から、サーナットは

レアン皇子が勉強していた姿を発見し

気分がおかしくなりました。

 

とにかく、このようなことがあったので

サーナットはラティルに

クレリスの勉強の話を

いつ持ち出すか、

ちょうど思案していたところでした。

 

長女のプレラが、

まだ本格的な勉強を始めていないのに

一つ年下のクレリスが

先に勉強を始めたら、

無駄に憶測を呼びそうな気がして

心配で、すぐに話を切り出すことが

できませんでした。

 

ところがちょうど侍従長が先に

プレラの勉強の話を持ち出したので

サーナットは、

当然割り込むしかありませんでした。

しかし、これを知らない侍従長は、

サーナットが、クレリスを

プレラとあえて一緒に

勉強させようとする意図を

少し訝しみました。

◇必ず断れ◇

侍従長は、

サーナットに対する自分の憶測を

心配そうに

アトラクシー公爵に伝えました。

彼は、その話を聞くと、

すぐにラナムンを訪ね、

侍従長から聞いた話を

ラナムンに伝えた後、

皇帝が、このことで何か聞いてきたら

絶対に二番目の皇女とプレラを

一緒に勉強させることはできないと

言わなければならない。

何か言い訳をしてでも

絶対にダメだと言うよう

言い聞かせました。

 

ラナムンが「言い訳?」と聞き返すと

アトラクシー公爵は

たくさんあるだろうと答え、

どうしてもダメなら、

子供たちの仲がとても良いので、

一緒に勉強させたら、二人とも

遊んでばかりいるだろうからとか言えと

勧めました。

 

ラナムンは、この父親が、

また、どうして

そんなことを言っているのかと思い

眉を顰めました。

 

ラナムンは、

なぜ、そうしなければならないのかと

尋ねました。

アトラクシー公爵は、

ラナムンが知らないようだと

答えました。

ラナムンは、

どういうことかと尋ねると、

アトラクシー公爵は、

サーナットの娘が意外と賢いと

答えました。

 

ラナムンは

本当に知りませんでした。

彼が細心の注意を払っているのは

プレラとカイレッタだけで、

他の子供たちの、

世話をしなければならない時は

世話をしたけれど、

頭が良いか悪いかを区別しながら

世話をしていませんでした。

 

ラナムンはアトラクシー公爵に

どうやって、

それを知ったのかと尋ねました。

アトラクシー公爵は、

そのような話を聞いたから分かると

答えた後、

二番目の皇女の頭とか気性が、

レアン皇子に

似ているという話があったと

躊躇いながら、声を低くして

付け加えました。

ラナムンは驚いて父親を見ました。

 

ラナムンは、なぜ二番目の皇女が

その皇子に似ているのかと呟くと

アトラクシー公爵は、

皇帝とレアン皇子は実の兄妹なのだから

十分、可能だ。

とにかく、そのような話があるので、

皇帝が一番目の皇女と二番目の皇女を

一緒に勉強させようとしたら、

必ず断れと念を押しました。

◇母陛下のように◇

アトラクシー公爵の警告どおり、

その夜、ラティルが訪ねて来ました。

子供の誕生日まで、

あまり日がないので

あらかじめ、することを

決めなければならないからでした。

 

今回の誕生パーティー

招待された客の中には、

以前アトラクシー公爵が

プレラの先生として迎えようとした

老公爵も含まれていました。

ラティルは、

今度は自分が直接老公爵に

プレラを教えてくれと

頼むつもりでした。

そして、そのことで

自分がプレラを後継者にするつもりだと

誰かに誤解されないように、

クレリスも一緒に

勉強を始めさせる計画でした。

しかし、そのような話は

あらかじめラナムンに

する必要がありました。

 

ラティルは、

ラナムンを悲しませたくなかったので

ラナムンが嫌だと言ったら、

クレリスには、一年待つように

言うつもりでした。

 

ラティルはラナムンに、

今度の誕生パーティーの時、

プレラが気に入った女の子を

一人か二人くらい選んで

一緒に勉強する友達にしようと思う。

数年後には、

侍女も入れなければならないから。

そして、プレラの授業は

老公爵に頼むつもりだけれど

どうだろうかと尋ねました。

 

事前にアトラクシー公爵から

話を聞いていたラナムンは

すぐに承諾しました。

 

ラティルは、

その時、クレリスも一緒に

授業を受けさせよう思っているけれど

どうだろうかと尋ねました。

 

しかし、ラナムンは、これについては

すぐには決められませんでした。

プレラの寿命の問題がなければ、

父親の言う通りにするのが正しいけれど

プレラがどれだけ長く生きられるか

分かりませんでした。

 

ラティルは、

ラナムンが嫌だと言えば、

プレラだけ、

先に授業を受けさせてもいいと

提案しました。

 

ラナムンは悩みながら、

実はクレリスが問題なのではなく

プレラのことが心配だ。

子供が勉強中にストレスを受けたら

どうしようと、

率直に打ち明けました。

 

アトラクシー公爵は

クレリスの頭を心配していますが、

ラナムンは、むしろその部分は

気にしませんでした。

彼にとって重要なのは、

プレラが長く健康に暮らすことであり

妹たちより賢いことでは

ありませんでした。

 

ラティルはラナムンの気持ちを

誰よりもよく知っているので、

不機嫌そうに頷きました。

そして、自分はラナムンが

何を悩んでいるか知っている。

しかし、プレラのためだと言って

自分たちが彼女の教育を

放棄してしまえば、

人々はあれこれ憶測するだろう。

後継者教育とまではいかなくても、

他の皇孫くらい

教育を受けなければならないと

言いました。

 

それでも、すぐにラナムンが

答えられないと、ラティルは

プレラを呼んで聞いてみたらどうかと

提案しました。

ラナムンも、それがいいと思い

カルドンに子供を連れてくるよう

指示しました。

 

プレラは、父親の部屋に

母親まで一緒にいるので、

とても嬉しくて、

じっとしていられませんでした。

 

プレラが飛ぶように走り回るので、

ラティルは彼女をさっと抱き上げて

落ち着かせた後に、

誕生日が終わったら、

友達と一緒に勉強しなければ

ならないかもしれないけれど、

大丈夫かと尋ねました。

 

プレラは、

もちろんです。

自分は大きくなったら

母陛下のような皇帝に

ならなければならないので、

勉強、頑張りますと答えました。

 

その言葉にラティルは驚きました。

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ラティルはプレラを

皇帝にするつもりはないけれど

ラティルの知らない所で、

プレラは、

彼女が長子だから、ラティルの後を

継ぐことになるという話を

色々な人から聞かされていたのかも

しれません。

(特にアトラクシー公爵から)

 

タッシールが

アトラクシー公爵くらい力のある

貴族の出身であれば、

タッシールの子供を皇帝にという

後押しが強くなるのでしょうけれど

現時点では、

アトラクシー公爵に味方する人が

多くても、

仕方がないのかもしれません。

 

クレリスがレアンに似ているなら

今は鳴りを潜めているレアン派も

浮上してくるかもしれないですし

ゲスターの子供でも生まれれば

勢力図に変化が起きそうです。

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