自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

泣いてみろ、乞うてもいい 129話 ネタバレ 原作 あらすじ 結局こんな人

129話 レイラはマティアスの部屋に閉じ込められています。

手もつけていない食事が

並べられているテーブルを見ながら

マティアスは低い声で、

余計な意地を張るなと言いました。

そして、

レイラが利己的だと非難し、

子供のことを考えていないのかと

尋ねると、立ち上がって

レイラに近づきました。

 

外に出してくれと抵抗しても

無駄だと分かると、レイラは

人形になることに決めたかのように

振る舞っていました。

彼と一緒にいる時は、

食べることも、話すこともなく、

じっと座って彼を睨みつけ、

疲れると、気絶するように眠るのが

全てでした。

 

自分の子供のことを、

むやみに口にしないで欲しい。

あなたには、その資格がないと

半日ぶりに口を開いたレイラの声は

ひどくかすれていました。

 

マティアスは、

軽蔑のこもったレイラの言葉を

ものともせず、

「そんなはずがない」と答えて

笑いました。彼自ら、

レイラにフォークを握らせる動作は

乱暴ではありませんでしたが、

断固としていました。

 

マティアスは、

自分が責任を負うべきことは

喜んで責任を負うことを、

よく知っているはずだと言いました。

レイラは、

自分と自分の赤ちゃんは、

あなたとは何の関係もないので

あなたが責任を負うべきことは

何もないと言い返しました。

 

マティアスは、

責任が嫌なら神の意志だと思え。

君の子供を作った、

まさにその神だと言うと、

レイラの手を取って

皿の上に導きました。

彼の力に導かれて動いた

フォークの先が、

切っておいた肉の欠片の中に

滑らかに突き刺さりました。

 

レイラが固まっている間に、

彼は悠然と自分の席に戻り、

食事を続けました。

猛々しく彼を睨んでいたレイラは、

肉の欠片がぶら下がっている

フォークを床に叩きつけながら

立ち上がりました。

マティアスは、

どんよりと曇っている目を

ゆっくり上げました。

 

レイラは、

命を奪うなら、早くやって。

こんなことをしないで

息の根を止めてと訴えました。

 

マティアスは、

自分もそうしたい気持ちは山々だと

返事をすると、

ため息をついて立ち上がり、

レイラが投げたフォークを拾って

テーブルの上に置きました。

 

マティアスは、

君一人だったら、

とっくに叶えてやったはずだけれど

残念ながら子供がいるので、

当分は仕方がないのではないかと

言うと、もう一度ため息をつき

部屋を出ました。

 

しばらくして、

彼が新しいフォークを持って

帰ってきた時、レイラは

隅に追いやられたネズミのように

震えながら、

窓の前に立っていました。

手にはステーキ用のナイフを

握ったままでした。

 

マティアスは、

しばらく会わないうちに、

さらに気迫がすごくなった。

これはこれで気に入っていると言うと

レイラは、

「あっちへ行って! 退いて!

すぐに出して!」と叫びました。

 

マティアスは、

もう少し頭を使ってみたら

良かったのにと言うと、

テーブルの上に、

そっとフォークを置いた後、

レイラの前に近づきました。

本当に突き刺すかのような勢いで

ナイフを握り直す姿が

可愛いと思いました。

 

マティアスは、

すぐそこに銃があるんだけどと言うと

残念そうに舌打ちしながら

フットベンチをチラッと見ました。

彼が外して置いた拳銃入れが

置かれている所でした。

 

マティアスは、

たかが、そんな武器を選ぶなんて。

どうせなら、

その気迫に匹敵するほどの

知略も身に着けてみたらどうかと

皮肉を言いました。

 

レイラは、

こんなことをしたからといって

自分が、またあなたの愛人に

戻ると思っているのか。

自分は死んでも、絶対に

愛人に戻らないと主張しました。

 

マティアスは、

自分が望んでいるのは

それだけだと思うのかと尋ねました。

その質問に、

レイラは凍りつきました。

マティアスは、

まだ自分が愛人の策略にはまった

あのクソ野郎だと思っているのかと

尋ねました。

 

彼を見るレイラの目が

ぼんやりとしました。

今、目の前に立っている

この狂った男は、彼女が知っていた

マティアス・フォン・ヘルハルトでは

ありませんでした。

あまりにも混乱しているけれど、

それだけは、

確信できるような気がしました。

 

マティアスは、

君が、あの野郎の

息の根を止めたと言うと、

一瞬笑いが消え、

顔が氷のように冷たくなりました。

 

レイラは、

そうでなければ何なのか。

一体、自分に何を望んでいるのかと

尋ねました。

後ろに下がる所がないということを

知りながらも、レイラは

窓枠に背中を密着させました。

その間に、

震える小さな手が逃したナイフが

カーペットの上に力なく落ちました。

 

マティアスは、

結論が出たら教えてやるので

まずは食べなさいと言って

クスッと笑うと、

晩餐会で淑女をエスコートする

紳士にでもなったかのように

レイラを連れて行き、

再びテーブルの前に座らせました。

そして、

自分の子供に

食べさせなければならないと思うと

言って、膨らんだお腹に目をやると、

レイラは、

気持ち悪い虫でも触れたように

ギョッとして体をすくめました。

 

レイラは、

あなたの子供ではないと言ったはずだと

抗議しましたが、マティアスは、

息の根を止めて欲しいという君の意思は

十分、理解して尊重するけれど、

それでも、その子をお腹から出しても

良い時が来なければ、

その願いを叶えてあげることは

できないのではないかと言うと

離れているナイフを見て舌打ちし

自分のナイフで

レイラの前に置かれたステーキを

切ってやりました。

そして、

見たところ、まだそれが

難しい時期のようだから、

まずは食べるようにと促しました。

 

レイラは、

申し訳ないけれど、自分の胃は

あなたのような人を前にして

食事が喉を通るほど強くないと

主張しました。

泣き出しそうな顔をしても

引き下がらないレイラに、

マティアスは笑いました。

何と言うか、まるで世間を知らずに

キャンキャン鳴いている小さな子犬を

見ているような気がしましたが、

その気分は、

それほど悪くはありませんでした。

この女が、このような面においては

驚くほど鈍いというのが、

ふと有難くもありました。

このように不埒な性格が

男をどれだけ狂わせるかを知っていれば

とっくに、このような態度を

捨てていただろうから。

 

マティアスは、

それなら演技をしてみろ。

上手ではないかと言うと、

水を一口飲んで唇を潤し、

視線を斜めに下ろして

レイラを見ました。

 

マティアスは、

正直言って、あの目つきと微笑み、

そして、発情した雌猫のように

振舞っていた姿は本当に凄かった。

あんなに完璧に演技できるなんてと

感嘆しました。

レイラは、

止めて欲しいと頼みました。

 

マティアスは、

これは褒め言葉だ。

いずれにせよ、結果的には、

その演技が完璧だったおかげで生じた

変化要因のおかげで、

今、君が生きているのではないかと

言いました。

 

レイラは、

自分の赤ちゃんのことを、

そんな風に言わないでと

抗議しましたが、マティアスは、

それなら、心から愛し合って作った

子供だと言うのか。

それならば、

その意思を尊重するようにと言うと

水の入ったグラスの

長くて細い脚を撫でながら、

そっとレイラの表情を見ました。

頬だけでなく

目元まで赤くなったその女は、

依然として、

彼の命を奪いたそうに

睨んでいるだけでした。

当然の事実がもたらす虚無感が

マティアスを笑わせました。

 

彼は、

だから、もう一度努力してみろ。

逃げたいがために、

あれだけの名演技をしたのなら、

生きたい時は、

もっと立派な演技をすべきではないかと

勧めました。

 

レイラは、

あなたのどんな計略にも

自分はもう引っかからないと

主張しました。

マティアスは、

これは計略ではなく寛容だと

言い返しました。

 

レイラは、

自分を出て行かせてくれるまで、

水を一口も飲まない。

何があってもこの事実は変わらないと

言い張りました。

 

時々、あの男のことが

気になっていた時間が、

レイラにとって

耐え難い恥辱となりました。

結局こんな人だったのか。

何の後悔も、良心の呵責もなく

一人の女の人生を踏みにじった男。

それでもなお、

このように厚かましくて執拗で・・・

と考えていると、マティアスは、

変わらなければならないと思うと

告げました。

 

彼は、

今、カイル・エトマンが

君のせいで理性を失って暴れたせいで

軍の営倉に閉じ込められていると

教えました。

 

レイラは、

カイルを閉じ込めたって、

どうして、そんなことをするのかと

尋ねました。

マティアスは、

自分のせいにされたら悔しい。

軍法を破って連れて行かれたのだから

自分も、どうすることもできないと

返事をしました。

 

レイラは、

嘘だ、あなたのせいだと

マティアスを責めました。

 

彼は、

とにかくカイル・エトマンは

営倉に入っているけれど、

おそらく、その後、

ずっと飢えていると思う。

連れて行かれたのは

自分のせいではないけれど、

飢えているのは自分のせいだ。

自分が指示したからだと説明すると

椅子の背もたれに深く寄りかかって

座っていたマティアスは、

ゆったりと足を組んで座りながら

微笑みました。

 

マティアスは、

君が自分の前で食べる分だけ

カイル・エトマンにあげるつもりだ。

でも、君がこんなに飢えているから、

仕方がないよね?

エトマンも飢えさせるしかないと

言いました。

 

レイラは、

あなたは人間なのか。

ビルおじさんがいないから、

今度はカイルを捕まえて、

自分を、またこんな風にと

抗議しました。

テーブルの端を握っているレイラの手は

もはや恐怖ではなく

怒りで震えていました。

 

ビル・レマー。

レイラの口から漏れたその名前に

一瞬、瞳が揺れましたが、

マティアスは、

すぐに本来の表情を取り戻しました。

その時、いきなりレイラが

席から立ち上がりました。

彼女が何をしようとしているのか

気づくのは、それほど難しいことでは

ありませんでした。

 

息を切らしていたレイラは

テーブルクロスを引っ張って、

用意されたすべての料理を

床に投げ捨てました。

皿が割れてカトラリーが転がる音が

部屋中を揺るがしましたが、

互いを見つめる二人の目は

恐ろしいほど冷静でした。

 

マティアスは

「可哀想なカイル・エトマン」と

憐れんで、軽くため息をつきました。

この騒ぎをすべて見守った人とは

思えないほど、余裕のある姿でした。

 

今日も彼は飢えることになりそうだと

心から残念だと言うかのように、

短く舌打ちした彼は、

膝に置かれたナプキンで

軍用ブーツのつま先に付いたソースを

拭き取った後、立ち上がりました。

 

コツコツ歩く男の足音と、

ドアを封鎖していた

鎖と錠の開く音が、

冷たい静寂の中に染み込みました。

そしてしばらくして、ドアが閉まり

今度は外から鎖と錠がかかる音が

聞こえて来ました。

 

力いっぱい握り締めた両方の拳を

震わせながら立っていたレイラは

足の力が抜けてしまい、

再び椅子に座り込んでしまいました。

 

荒れ果てた部屋の中に

一人残されたレイラの上に

暖かい午後の日差しが

降り注ぎました。

 

粉々に割れた破片が反射する光が

眩し過ぎて、レイラは

むしろ目を閉じてしまいました。

当番兵は不安そうな目で

鍵のかかったドアを見つめました。

女を捕えて閉じ込めた後、

公爵は客室を離れる時はいつも

鎖と錠でドアに鍵をかけました。

シエンに入城した後は、

本当に頭がどうかしてしまったような

姿でした。

 

彼は深呼吸をした後、

慎重に鍵を開けました。

この部屋に入った時に目にする光景を

よく知っているので、

心が乱れていましたが、上官の命令に

逆らうことはできませんでした。

 

咳払いをして声を整えた彼は、

「ちょっと失礼します」と

慎重に告げた後、ドアを開けました。

広場に面した窓の前に座っていた女性は

ビクッとして首を回しました。

めちゃくちゃになった客室は

本来の姿を取り戻していましたが、

女性の顔は、

さらに青白く見えました。

 

彼が置いたドーム型ディッシュを見た

女性の目が細くなりました。

彼は、

これだけでも少し食べて欲しい。

そうしないと死んでしまう。

赤ちゃんもいるではないか。

これは、ヘルハルト少佐とは

何の関係もないと、

不自然にならないような

嘘をつくために、当番兵は、

相当な努力を要しました。

 

ただこの女性を解放すれば、

すべて解決するずなのに、

なぜ、彼が、こんなに困難な状況を

引きずっているのか、

理解できませんでしたが、

いずれにせよ少佐の命令を

遂行する義務がありました。

 

当番兵は、

少佐に内緒で持って来たので、

彼に見つかったら大変なことになる。

30分後くらいに取りに来るので、

是非、食べて欲しいと、

少佐が命じた通りの言葉を伝えました。

 

その女性は、

ぼんやりとした目で彼を見て、

再びドーム型ディッシュに

視線を移しました。

今日は、

助けてくれ、どうか出してくれと

懇願して、

彼を困らせないようでした。

 

もう諦めたのだろうか?

確かに幸いではあるけれど、

なぜか心は

少しだけ気まずくなりました。

 

苛立たしげに

手をもぞもぞさせていた女性は

「あそこ・・・」と口を開き、

カイルは本当に

営倉に入れられているのかと

尋ねました。

当番兵は、

衛生兵のカイル・エトマンのことかと

尋ねました。

レイラは、

「はい、そうです。 そうなんですか?」

と尋ねました。

 

当番兵は、

彼は、上官に歯向かった罰を

受けているはずだと答えました。

涙で潤んだ女性の澄んだ目を

見るのが負担になり、

彼はそっと視線を避けました。

 

当番兵は、

どうも気分が良くなかったので、

彼は、そんなに長く

閉じこめられることはないだろうと

余計なことを付け加えました。

頷いた瞬間も、女性は深い悲しみに

沈んだ顔をしていました。

 

レイラは、

自分の代わりに、これを

カイルに渡してもらえないかと

頼みました。

女の突拍子もない言葉に、

彼の目が飛び出しそうなくらい

大きくなりました。

少佐が特別に指示して送って来たものを

少佐に歯向かった罪で、

営倉に閉じ込められている奴に

食べさせるなんて。

誰をカイル・エトマンの隣の部屋に

押し込むつもりなのかと思いました。

 

当番兵は、

それは難しい。

自分が本当に困ってしまうと

返事をしました。

 

唇をピクピクさせていた女は、

結局「・・・はい」と

諦めの返事をしました。

 

レイラは当番兵に謝った後、

お礼を言いました。

女性があまりにも素直で丁寧で、

彼の心は、

さらに気まずくなりました。

 

当番兵はあたふたと引き返しました。

ドアを閉める前にチラッと見た女性は

幸いにも、

ドーム型ディッシュの蓋を開けて

見ていました。

 

ソーダ水とサンドイッチだなんて。

あの貴族の将校の口から

全く出そうもないメニューでしたが

反論するわけにもいかないので、

素直に従いました。

女性が食べてくれることを願って、

彼は再び客室のドアに鍵をかけました。

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10話でマティアスが

レイラに食べさせようとしていたのは

サンドイッチでしたが、

飲み物は何だったか記憶になかったので

読み返したところ、レモネードでした。

飲み物が違うことで、マティアスは

自分からのものではないことを

アピールしたかったのかもしれませんが

ドーム型ディッシュの中の

サンドイッチと飲み物を見たレイラに

自分が最初にあげた物を

思い出して欲しいという気持ちも

少しはあったのではないかと思います。

 

マティアスは、カイルを出しにしてまで

レイラに食事をさせようと

思っているけれど、

レイラが望んでいるのは自由。

彼女はカナリアではないので、

羽根を切って閉じ込めても、

マティアスに

懐くことはないと思います。

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