自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ミス・ペンドルトンの恋 3話 ネタバレ 原作 あらすじ マンガ 1、2話

3話 ハイド嬢はフェアファクス氏からプロポーズされることに悩んでいます。

「バカみたいでしょう?」と尋ねると

ハイド嬢は悲しそうに笑いました。

ペンドルトン嬢は

首を横に振りました。

 

しかし、ハイド嬢は

バカみたいなことだ。

今、両親が自分の考えを知ったら

気絶してしまうだろう。

先程、母親が自分の手紙を

見たということを話したけれど

母はいつも、

自分が何を書いても、何を読んでも

全部チェックしないと

気が済まない人だと言うと

酸っぱいレモンでも

口にくわえたように顔を顰めました。

母親の話題になると、いつも、

そのような表情になりました。

 

結婚式の日取りをいつにするか、

母はもう、ローズマリー姉様と

真剣に話し合っている。

自分がフェアファクス氏の

プロポーズを断ると言ったら、

そのまま気絶してしまうだろう。

そして、母は少し正気を取り戻した後

自分を捕まえて、

25歳は年を取った未婚の女性という

レッテルを貼られずに売れる

最後の年だ。

あなたが未婚のまま、

あなたの兄と姉の家族の一員になるなら

自分は、あの世で

ゆっくり休めないだろう。

この家には、

あなたの取り分なんてない。

残りのお金は全て

アレックスの大学費用と

エミリーの結婚資金として

使わなければならない、

だから、しっかりしろと

再び言うに違いないと嘆きました。

 

ペンドルトン嬢は、

もしかしてハイド嬢は

母親に対する反感のために

断ろうとしているのではないかと

尋ねましたが、

ハイド嬢は首を横に振りました。

彼女は、

自分の心の中では、

結婚なんて、目をギュッと閉じて

さっさと済ませてしまおうという

程度にしか考えていない。

しかし、心の片隅では、

そんな決断はダメだと叫ぶ

もう一人の自分がいると答えました。

 

そしてハイド嬢は

ペンドルトン嬢をじっと見つめると

彼女の目から見て、自分が

後悔するような決断をしていると

思うかと尋ねました。

 

ペンドルトン嬢は、

なぜ、ハイド嬢が自分に

この問題を打ち明けたのか

分かる気がしました。

もしかしたら

売れ残りの独身女性になるかもしれない

自分の将来について、

周りにいる、もう一人の

売れ残りになるかもしれない独身女性に

相談したかったのだろうと

思いました。

 

ペンドルトン嬢は、

しばらくカップ

クルクル回しながら考え込んだ後、

自分はハイド嬢を長い間見て来たし、

ハイド嬢の姉の友達として

率直な助言をすべき責任がある。

だから、たとえ自分自身の

面目を失うことになっても

ハイド嬢は、自分のことを

悪く見ないだろうと信じているから

話すけれど、

イギリスで未婚のまま暮らすのは

避けた方がいいと助言しました。

 

ペンドルトン嬢は、

ハイド嬢の唇が何度もピクピク動いで

すぐに閉じてしまうのを見ました。

彼女は、ペンドルトン嬢が、

未婚女性として生きるのが

大変なことなのかと

聞きたいのでした。

 

しかし、ハイド嬢は

最後まで聞かなかったので、

ペンドルトン嬢は心の中で、

彼女に感謝しました。

もし、彼女が尋ねて来たら、

ペンドルトン嬢は、できるだけ詳しく

答えるしかなかっただろうし、

その間、

不快な気持ちになったはずでした。

 

ペンドルトン嬢は、

未婚の女性として生きるのは、

人間関係でも経済的にも

大変なことだ。

ハイド嬢の未来がかかった

重要な問題なので、自分たちは

慎重になることにしよう。

まず、話したいのは、

フェアファクス氏は良い人だけれど

それは、ハイド嬢が、彼のプロポーズを

受け入れるかどうかの問題とは

関係ないということだと、

柔らかいけれども断固とした口調で

話しました。

 

それからペンドルトン嬢は、

彼を傷つけないために

プロポーズを受け入れるというのは

相手に対する欺瞞だ。

だから、フェアファクス氏の気持ちは

ひとまず脇へ置き

両親のことも考えないで、

ハイド嬢自身の気持ちだけを

見つめるようにと前置きした後、

フェアファクス氏と結婚すると考えたら

彼と同じ家で一日中一緒に過ごしたら

どんな気持ちになるかと尋ねました。

 

しばらくハイド嬢は、

カップの中の黒い水たまりを

見つめました。

その後、彼女は、

自分は完全に自由になるだろう。

フェアファクス氏は、結婚後、

決して何も強要しないと

手紙で三度も言及していたから。

まあ、もちろん、

たまに一緒に乗馬をしたり、

話もできるだろう。

フェアファクス氏は、

いつも自分の言うことを

よく聞いてくれるだろう。

良い友達を得ることになるだろうと

答えました。

 

ペンドルトン嬢は、

ここまでは自分も同じ考えだ。

フェアファクス氏は、決して

約束を破らない人だ。

ハイド嬢を一生尊重し、

良い友達になってくれるだろう。

悪くない結婚になるだろうと話した後

最後の質問として、

ハイド嬢は、夫婦の間で

どんなことが起こるか知っているかと

尋ねました。

 

ハイド嬢はペンドルトン嬢を

じっと見つめました。

ペンドルトン嬢は、

周りを一度見回した後、

ハイド嬢にもう少し近づいて座り

昼の出来事ではなく、

夜の出来事だと囁きました。

 

その瞬間、

ハイド嬢の顔が真っ青になって

固まってしまいました。

ペンドルトン嬢は

ハイド嬢の顔をじっと観察しました。

やがて、ハイド嬢の顔に浮かんだ

ある表情によって、彼女の心の中で

永遠に答えが決まってしまったことに

気づきました。

 

そう。彼女の心の奥底にあった

拒否感は、夫婦の間で起こる

内密な行為でした。

決して愛せない男性の

プロポーズを受け入れた女性たちが、

ネムーンの前まで

必死に忘れようと努力する

あのことでした。

不幸なのか幸いなのか、ハイド嬢は

プロポーズの前に、それを

直視するようになったのでした。

「こんにちは、ハイド嬢」

一瞬、ペンドルトン嬢とハイド嬢は

気絶しそうに驚いてしまいました。

二人が寄り添って座って

ひそひそ話している間に、

いつ来たのか、彼らのテーブルの前に

フェアファクス氏が

立っていたからでした。

 

二人はバネのように

ぱっと立ち上がりました。

幸い、フェアファクス氏は、

この女性たちが自分について

何を話していたのか

全く聞いていないようで、

いつもの、人の好さそうな

多感な笑みを浮かべていました。

 

ペンドルトン嬢は、

すぐに驚いた表情を消し、

12年間の社交生活で身に着けた

優しい微笑を浮かべながら

軽く膝を曲げました。

 

しかし、まだ社交経験が浅い

ハイド嬢は、

先ほどまで自分の顔に浮かんでいた

気まずい感情を、

ようやく消し去っただけでした。

そして、

普段の彼女からは見られない

ふらつきと冷や汗まで見せながら、

ペンドルトン嬢をつかんで、

ようやく立ち上がりました。

 

フェアファクス氏は、

そんなハイド嬢を

心配そうに見つめました。

彼はハイド嬢に具合が悪いのかと

尋ねました。

彼女が否定しても、

フェアファクス氏は、

本当なのか。顔色が真っ青だと

心配しました。

 

ハイド嬢は、

少し胃もたれしたようだと誤魔化すと

フェアファクス氏は、

彼女を馬車で送ることを提案しました。

しかし、ハイド嬢は思わず

「いいえ!大丈夫です!」と

叫んでしまいました。

 

それから、彼女はすぐに

過敏に反応してしまったことを

弁解するかのように、

ペンドルトン嬢のそばに

しばらく座っていれば治ると思う。

なにしろ、よく気遣ってくれるからと

話しました。

 

フェアファクス氏は、

医者が必要になるなど、

もし自分の助けが必要になったら

いつでも話して欲しいと言いました。

ハイド嬢は

本当に大丈夫だと繰り返しましたが

それでも、フェアファクス氏は

心配そうな様子で、

ハイド嬢から目を離すことが

できませんでした。

 

しかし、まもなく、

未婚の淑女を長く見つめるのが

礼儀に反することに気づいた

フェアファクス氏は、

ペンドルトン嬢に目を向けて、

「今日もお美しいですね」と

告げました。

とんでもないと

謙遜するペンドルトン嬢に

フェアファクス氏は、

先日、ペンドルトン嬢がジャネットに

デュマの小説の原書を

貸してくれたようだけれど、

最近、妹は学究的になり、

必ず、一日に二時間は、

フランス語の勉強に費やしている。

いつか一度訪問してもらって

ジャネットの会話の実力を

伸ばしていただけるとありがたいと

頼みました。

 

ペンドルトン嬢は、

もちろんです。近いうちに伺う。

愛らしいジャネット嬢とお茶を飲むのは

自分にとって大きな楽しみだと

返事しました。

 

自分の妹を褒められて

気分が良くなったのか、

フェアファクス氏は微笑みました。

そして、

もう一つお願いしたいことがあると

告げました。

ペンドルトン嬢は、

いくらでも聞く。

どのような、お願いなのかと

尋ねました。

 

フェアファクス氏は、

かなり真剣な表情で

自分と同年代の姻戚の青年がいることを

覚えているかと尋ねました。

ペンドルトン嬢が、

「あっ、はい。お名前はイアン・・・」

と答えると、フェアファクス氏は

ホワイトフィールドの

イアン・ダルトンだと答えました。

ペンドルトン嬢は、

覚えている。甥っ子がたくさんいる

若い紳士でしたよねと言いました。

 

ペンドルトン嬢は、

イアン・ダルトンという名前を

よく知っていました。

フェアファクス氏や

彼の妹と話をしている時に、時折、

耳にした名前だったからでした。

 

ヨークシャー地方にある

ホワイトフィールドという広大な土地の

若い地主。

父から受け継いだ財産を、

数年で四倍以上に増やした

腕が立つ資産家。

そして、

ジャネット・フェアファクス嬢によれば

優れた人物の持ち主でもありました。

彼と比べれば、

かなり美男子な兄の顔も

見るに値しない。しかも、

エドワード・モートン氏よりも

上だということでした。

 

これまでの人生で、

モートン氏以上の美男子を

見たことがなかったペンドルトン嬢は

イアン・ダルトンという紳士の姿が

想像すらできませんでした。

 

フェアファクス氏は、

イアンと自分は、

幼い頃から一緒に大きくなり

イートンスクールも一緒に出た。

大学は、彼はケンブリッジで、

自分はオックスフォードで

別れてしまったけれど、

その彼が一ヶ月後くらいに

ロンドンを訪れるそうだ。

ホテルの代わりに

自分の家の客間に泊まりたいけれど

大丈夫かという手紙が来た。

自分はすぐに、

いくらでも居ていいので来るようにと

返事を書いた。

 

ところがイアンからの手紙の直後、

イアンの姉、つまり自分の兄嫁である

ロバート・フェアファクス夫人からの

手紙が届いた。

彼女の弟のイアンが

ロンドンに滞在している間、

たくさんの友達を作ってほしいと

言って来た。

つまり・・・多くの淑女の方々をと

じっくり話しました。

 

ペンドルトン嬢は、彼が

何をお願いしようとしているのかに

気づきました。

 

フェアファクス氏は、

自分は主に紳士クラブで喫煙をしながら

時間を過ごすので、

女性の方々をあまり知らない。

だからペンドルトン嬢がイアンに

友達を紹介してもらえないかと

頼みました。

 

ペンドルトン嬢は、

それは難しいことではないけれど

ダルトン氏は、このことを

喜んでいるのかと尋ねました。

フェアファクス氏は肩をすくめました。

 

彼は、

率直に言うと、義姉の一方的な宣言だ。

30歳は、

男性にとって結婚適齢期なのに

彼は自分の領地にこもって、

まったく縁を探す気はないと

答えました。

 

ペンドルトン嬢は頷きました。

確かに、

紳士にとって30歳という年齢は、

全く急ぐ必要はありませんでした。

さらに、イアン・ダルトン

莫大な富を所有する地主の階級の

紳士でした。

財産のある男性にとっては、

たとえ50歳だとしても

急ぐことはない年齢でした。

 

ペンドルトン穣は、

フェアファクス氏やダルトン氏には

申し訳ないけれど、

結婚するつもりもない紳士が、

無情な目で、自分の友人たちを

あれこれ品定めするのを許すのは

気が進みませんでした。

 

ペンドルトン嬢は、

領地の周辺には、立派な女性が

たくさんいると思うので、

わざわざロンドンまで来て

女性に会うべきかどうか疑問に思う。

それに、あえて自分が前に出なくても

彼が望みさえすれば、

ロンドンの社交界は、

両手を広げて彼を歓迎すると、

できるだけ遠回しに

拒絶の意思を伝えました。

 

しかし、フェアファクス氏は

退きませんでした。

彼は、

ペンドルトン嬢は

友情を大切にしている人なので、

結婚する気もない奴に

友達を紹介したくないのは

分かっていると返事をすると、

イアン・ダルトンを、

ペンドルトン嬢の新しい友人として

受け入れることを

考えてみてもらえないかと

尋ねました。そして、

彼は本当にいい奴だ。

単純に財産とかいうようなものの

問題ではなく、自分の家族を大切にし

心の深い友人だ。

少し変わり者っぽい面があるけれど

それでも、あいつの長所に比べたら

取るに足らない欠点だということを

自分が保証すると、

熱烈な口調で話し続けました。

 

ペンドルトン嬢は悪意なく笑いました。

たかが自分の姻戚の青年に過ぎない

友人のために、

こんなに熱心に頼むなんて、

いつ見ても、

本当に優しい人だと思いました。

ペンドルトン嬢は、しばらく考えた後、

頷きました。

 

彼女は、友達ならいくらでもいい。

イアン・ダルトン氏が来たら、

いつでも紹介して欲しいと告げました。

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原作の3話まで読み進みましたが、

ようやくマンガの1話が終わり、

次の話にイアンが出て来てそうです。

早くペンドルトン嬢とダルトン氏の

恋がどのように進んでいくか

見たいという

焦る気持ちを押さえながら

読み進めて行きたいと思います。