自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ミス・ペンドルトンの恋 10話 ネタバレ 原作 あらすじ マンガ 5、6話 魂の伴侶

10話 ミス・ペンドルトンとダルトン氏はダンスをしています。

イアンは顔を上げて

ペンドルトン嬢の灰色の瞳に

目を合わせて、体を動かしました。

すぐに、自然に、ステージを

駆け抜けるようになりました。

ダルトン氏の表情から、

次第に緊張が解けていきました。

 

ペンドルトン嬢は、

ダルトン氏が、

本当に運動神経がいいことと、

少し緊張している点を除けば

とても自然だと褒めた後、

なぜ、イートン校時代に、

ダンスの授業を拒否したのかと

尋ねました。

ダルトン氏は、

クリケットと漕艇の時間に、

互いの力を競い合った少年たちの

腰を抱いて、

目を合わせなければならないという点が

癪に障ったと答えました。

 

ペンドルトン嬢はフフフと笑うと

本当にそうだろうけれど、

社交界で踊れない紳士は、それなりに

困った目に遭ったのではないかと

尋ねました。

ダルトン氏は、

そのせいで、舞踏会では

淑女たちを無視する

無礼な紳士になってしまったと

答えました。

 

ペンドルトン嬢は、

それは悔しかっただろうと

指摘しましたが、

彼は首を横に振りました。

 

ダルトン氏は、

淑女たちとの楽しい会話を

リードすることもできず、

ダンスも踊れない。

実は自分は、どう見ても

まともな紳士とは程遠いと

思っていると打ち明けました。

 

ペンドルトン嬢は、

紳士の資質について

自分と見解が違うようだ。

自分は、ダンスや話術などは

習えば、それでいいと思っていると

話しました。

 

ダルトン氏は、

ペンドルトン嬢が考えている

紳士の資質は何かと尋ねました。

ペンドルトン嬢は、

淑女を含むすべての他者を

尊重する態度だ。

それさえあれば、

他のことはどうでも構わないと

答えました。

 

ダルトン氏は、

どうしたらいいのか。

自分はそういう面でも

紳士として失格だ。

自分は人々を尊重しているけれど、

礼儀正しくない。

特に社交界の礼儀に対しては。

世間との間に壁を築いて生きて来たのは

その中で守らなければならないルールを

面倒に思ったから。

人がひしめく晩餐会で飲むワインより、

自分の邸宅のテラスに一人で座って

吸い込む夕方の空気が、

より甘く感じられる。

ペンドルトン嬢には

理解できないだろうけれどと

言いました。

 

しかし、ペンドルトン嬢は微笑むと、

自分は社交界に身を置きながら

数多くの晩餐会や舞踏会を

経験してきた。

時には誰かと踊り、時には壁の花として

他の人が踊るのを見物しながら

12年間を過ごして来た。

その長い時間の中で、一人で

夕方の空気を吸うのを望んだ瞬間が

ただの一度もないと言ったら

嘘になる。

時々、自分も手袋を脱いで、

ロンドンの路上に飛び出したかったと

打ち明けました。

意外な率直さに、

ダルトン氏の眉が少し上がりました。

 

ペンドルトン嬢は

しかし、淑女にとって社交活動は

人間が歩くことを学ばなければならず

魚が泳ぐことを

学ばなければならないように、

決して避けることもできないし、

避けてはならないことだ。

それが女性と紳士の違いだと言えると

話を続けました。

 

ダルトン氏は、

それなら、淑女たちは、

実に苦しい状況に置かれているわけだと

指摘しました。

ペンドルトン嬢は低く笑うと

淑女たちのことを

可哀想に思わないで欲しい。

自分たちは自分たちなりの

生活と幸せがある。

糸を一本一本編み上げて

完成させるレースのように、

静かで優雅に幸せを紡いでいる。

ダルトン氏に、

その幸せを共有できる女性が

現れるといいと話しました。

 

ダルトン氏は、

男女の幸せというものが

共有できるものなのか分からない。

自分の周りの男たちは、結婚後

ずっと仕事と狩りに夢中になって

外を駆け回り、女性たちは

家に留まりながら子供を育て、

家庭の仕事に没頭する。

これが太古から続いて来た

生活の様相だ。

そのような点で、

男と女はあまりにも違い過ぎると

反論しました。

 

ペンドルトン嬢は、

自分の周りにも、

そのような夫婦が多い。

しかし、自分は、

真に調和が取れている伴侶であれば

仕事と家事を分担していても

できるだけ長い時間を共にすると思う。

そのために努力するからではなく、

心が自然に、それを願うからだ。

ソウルメイトとは、

互いを求める、絶え間ない引力を

指すのだからと話しました。

 

ダルトン氏は、

しばらく目を伏せて考え込んだ後、

ペンドルトン嬢は、

魂の伴侶というものが存在すると

信じているのかと尋ねました。

ペンドルトン嬢は、

「はい」と答えました。

 

ダルトン氏は、

目で見ることもできないし、

触れることもできないような

概念を?と尋ねました。

ペンドルトン嬢は、

神の存在を信じているのと同じくらい

信じていると答えました。

 

ダルトン氏はクスッと笑うと、

ペンドルトン嬢が、結婚について

ロマンチックな考えを持っていると

指摘しました。

 

ペンドルトン嬢は肩をすくめながら、

それで、自分は結婚とは程遠い人生を

送っているようだと言いました。

 

ダルトン氏は、

礼儀を気にしない方でしたが、

この冗談には笑わない方を選びました。

 

ダルトン氏は、

なぜ、ウィリアムがあなたを

紹介してくれたのかが分かった。

あなたは、

自分がいつも、そう思いながらも

信じきれなかったことを

確認させてくれていると言いました。

 

ペンドルトン嬢は

ダルトン氏も、

自分と同じ見解を持っているのかと

尋ねました。

 

ダルトン氏は、

ペンドルトン嬢の灰色の瞳を

じっと覗き込むと、

そのようですと、独り言のように

そっと付け加えました。

そして、そんな結婚でなければ

何の意味もないと思うほど

強く信じていると言いました。

 

ペンドルトン嬢は

自分が踊っている相手を、

いっそう温かな表情で見つめました。

意見が同じ人を、

それも信念のように堅固な信頼を

共有できる人に出会えたので、

初対面の挨拶を交わしてから

一時間も経っていないにもかかわらず

旧友のように、

彼が身近に感じられました。

 

一方、ずっとペンドルトン嬢と

向き合っていた彼の黒い瞳

風変わりな光が漂い始めました。

青い炎のように美しく輝く光。

静かに燃え始める熱い何かでした。

 

ペンドルトン嬢は

彼の瞳を見つめながら、

彼にどんな感情が新たに芽生えたのか

考えてみました。

先ほどの自分の言葉が、彼から

愛を見つけようとする意欲を

呼び起こしたのだろうか。

それとも、ただ自分の言葉に

共感したのだろうか。

 

いずれにしても、

彼女がダルトン氏に

新たに好感を抱くには十分でした。

少なくとも、

淑女の言葉を真剣に受け止める

青年という意味だから。

 

ペンドルトン嬢は、彼が美男で

条件が良いということよりも

その点を、より嬉しく思いました。

淑女の考えを

真剣に受け止めない紳士は、

自分の友人として置くことも、

自分の友人に紹介することも

できないからでした。

 

音楽が終わると、

二人は礼儀正しくお辞儀をし、

ダルトン氏は

ペンドルトン嬢の手を取って、

元の場所に戻りました。

二人のダンスを見物していた

フェアファクス氏は、

戻って来た二人に拍手を送り、

ペンドルトン嬢には、

至らない友人を助けてくれたことへの

謝意を示しました。

そして、ダルトン氏には、

お前のせいで、ペンドルトン嬢を

疲れさせてしまったと叱りました。

 

しかし、ダルトン氏は

友人の小言も聞こえないかのように

友達の位置を確認するのに夢中で

紳士の視線が自分に刺さっていることも

気づいていないペンドルトン嬢を

じっと見つめました。

 

ペンドルトン嬢はダルトン氏に

順番に自分の友達を紹介しました。

 

レイツ子爵の二人の娘、

20歳のケイト・レイツ嬢と

21歳のエバ・レイツ嬢は、

ピアノと刺繍に優れている

優しいお嬢さんたちでした。

 

ヘイトン判事の次女、

キャサリン・ヘイトン嬢は

ハープの演奏と

フランス語に優れている

笑顔が可愛い22歳のお嬢さんでした。

 

しかし、彼女たちの中で、

最も、美貌に優れているのは

ランス準男爵家の一人娘

20歳のドーラ・ランス嬢でした。


彼女は楽器、刺繍、美術全般において

才能に優れ、知性も

同年代の中で断然トップでした。

最近では、改姓した

エリザベス・デイヤー嬢の後を継いで

次期社交界の星として

威勢を振るっていました。

 

ダルトン氏は、女性たちを一人ずつ

紹介してもらう度に、

礼を尽くして挨拶をし、

くだらない質問にも誠実に答えました。

そばで見守っていたペンドルトン嬢は

彼の姿から、自分と会った時の、

あのひねくれた態度が消えたことに

気づきました。

 

彼女は、ダルトン氏が自分と踊りながら

交わした話を通じて、愛に対して

意欲的に行動することを

決心したようだと推測し、

心から嬉しく思いました。

 

会話が進むにつれ、

彼を取り巻く女性たちは、次第に

ドーラ・ランス嬢が、

この競争に意欲的であることに

気づきました。

社交界の星であるランス嬢と

競争しなければならないなんて。

それに、彼女の傍には、

過激なことで有名な

ランス夫人まで付き添って、

ダルトン氏を晩餐会に招待しようと

躍起になっていました。

 

女性たちはこのゲームを諦めて、

他の紳士と踊りに行ったり、

泣き顔で

休憩室へ行ってしまいました。

 

ペンドルトン嬢は、ダルトン氏が

ランス嬢の招待を受け入れると、

そばにいたフェアファクス氏に、

それでは、自分はそろそろ失礼すると

囁きました。

 

フェアファクス氏は、

「もうですか?」と尋ねました。

ペンドルトン嬢は、

ダルトン氏に、

今夜のパーティーを楽しむ

相手の淑女を世話したので、

自分の役目はこれで終わりだと

答えました。

 

フェアファクス氏は、

もっと楽しむつもりはないのか。

また、ワルツが始まるはずだと

勧めましたが、ペンドルトン嬢は

ワルツよりも、

祖母にお休みのキスをしたいと思う。

もうすぐ10時なので、

今行けば、ベッドの用意ができると

返事をしました。

 

フェアファクス氏は、

それなら自分が馬車を用意して来ると

申し出ましたが、ペンドルトン嬢は

この時間に帰ると

御者に言っておいたので、

もう前で待っているだろうと

伝えました。

 

フェアファクス氏は頷くと

ペンドルトン嬢にお礼を言い

どうか気をつけて帰るようにと

告げました。

 

ペンドルトン嬢はフェアファクス氏に

楽しかった。

今度、ダルトン氏と一緒に

遊びに来て欲しい。

祖母もダルトン氏との付き合いを

結構、楽しめそうだと告げました。

 

フェアファクス氏は

「そうでしょうね、では」と挨拶をし

彼女の手の甲にキスをしました。

 

ペンドルトン嬢は、

腕にかけていたショールで

肩を覆いながら、すたすたと

階段を下りて行きました。

ドアから出ると、涼しい夜の空気が

会場の熱気で熱くなっていた

ペンドルトン嬢の体を

冷やしてくれました。

 

ペンドルトン嬢は、

会場の前に待機していた

ペンドルトン家の馬車に

乗り込みました。彼女の背後から、

美しいワルツの音楽が

聞こえて来ました。

 

ダルトン氏はランス嬢に

ダンスの申し込みをしただろうか。

きっとしただろう。

あれほど美しい淑女が

自分に熱烈な関心を示しているのに、

どうして、

じっとしていられるだろうか。

 

ペンドルトン嬢は馬車に座って

彼らが踊っている光景を

想像してみました。

完璧な美男美女でした。

もし彼らが結婚したら、

モートン夫妻より、

もっと素敵なカップルが

誕生しそうでした。

まあ、まだ

速断する段階ではないけれど。

 

彼女があれこれ考えている間に、

御者が席に着いて、手綱を握り

馬を出発させました。

ガタンと馬車が動きました。

 

ところが、物思いに耽っていた

ペンドルトン嬢の耳元に、

ある男の叫び声が聞こえて来ました。


「ペンドルトン嬢!」

彼女は驚いて馬車を止めました。

窓のそばに

ダルトン氏が近づいていました。

急いで出て来たのか、息が荒く、

髪の毛が少し乱れていました。

 

戸惑ったペンドルトン嬢は

目を丸くしながら、

どうしたのかと叫びました。

ダルトン氏は、

挨拶もせずに帰すわけにはいかないし、

今日、あれだけ

自分に親切にしてくれたのに、

他人のように

黙って行ってしまうなんてと

低く沈んだ声で言いました。

全く彼を寂しがらせる意図がなかった

ペンドルトン嬢は当惑しました。

 

彼女は、

そのように映ってしまったのなら

申し訳ない。

また、近いうちに会えるだろうから

わざわざ、

挨拶をする必要はないだろうと

思っていたと弁解しました。

 

ダルトン氏は、

「早いうちにですか?」と

聞き返しました。

ペンドルトン嬢は微笑みながら、

フェアファクス氏に、

いつか二人が自分の家に来てくれると

嬉しいと伝えた。

自分の家では、

若い紳士淑女によるお茶会や

小規模な音楽会がよく開かれる。

気軽な場なので、きっとダルトン氏も

楽しんでもらえると思うと

説明しました。

 

ダルトン氏は無言でした。

光を背にして立っていたので、

ペンドルトン嬢は彼の顔を

よく見ることはできませんでしたが

あまり気が向かなそうなのを

感じることができました。

 

ペンドルトン嬢はすぐに、

負担をかけるわけではない。

忙しいようだったら・・・

と付け加えると、ダルトン氏は

ペンドルトン嬢が主催する場かと

尋ねました。

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ダルトン氏の瞳に漂い始めた

青い炎のように美しく輝く光。

静かに燃え始める熱い何かは、

彼が、待ち続けた魂の伴侶を

見つけた喜びではないかと思います。

そんな女性を見つけたら、

もう捕まえるしかないですよね。

だから、今まで女性に関心がなかった

彼が、彼女がいなくなったのを見て

慌てて追いかけて来たのだと

思います。

ペンドルトン嬢も、

ダルトン氏が魂の伴侶であることに

早く気づいて欲しいです。