自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ミス・ペンドルトンの恋 27話 ネタバレ 原作 あらすじ マンガ 19、20話 主人の変化

27話 ホワイトフィールドに戻っても、ペンドルトン嬢のことを想っているダルトン氏です。

振り返ってみると、

彼女は珍しく理性的な人でした。

彼女は男女間の調和と信頼を

重視していましたが、

愛の力を過信していませんでした。

森を歩きながら交わした会話の中で、

彼女は、はっきりと

条件の合わない結婚は

決して幸せをもたらさないと

言いました。 

 

彼女は、

自分の持参金や親の問題を意識し、

最初から可能性を完全に潰すつもりで

自分を拒絶したのだろう。

彼の立場では

理解できないことでした。

 

一体、なぜそれが問題になるのか。

彼女に持参金がないとしても、

すでに自分が

お金をたくさん持っているのに。

あえて結婚を通じて

お金を引き込まなくても、

領地の収益と事業で、

十分過ぎるほど稼いでいるのに。

 

親の問題も同様でした。

彼女が平民であろうと、

両親が

どのように結びついたとしても、

彼の知るところでは

ありませんでした。

 

周りのひそひそ話を

心配していたのだろうか。

自分の評判が落ちるのではないかと

思っているのか。

しかし、彼はすでに

自分の性格のせいで、

あまり良い話も聞いていませんでした。

 

ホワイトフィールドの地主

イアン・ダルトンは礼儀知らずで

気難しい男だということを

知る人は皆知っていました。

そこに、

平民の血が流れる妻を得たことが

追加されたとしても、それが、

どれほどの打撃を与えるだろうか。

 

彼は、自分のこのような考えを

彼女にぶつけて、

彼女を説得する想像をしてみました。

彼女は、きっと落ち着いて

彼の話を聞いてくれるだろう。

彼が自分自身を悪く言えば

首を横に振り、

理にかなった話をすれば

首を縦に振るだろう。

彼女はいつものように

ひたむきな灰色の瞳を

自分に固定したまま、

ペンドルトン嬢の持つ長所の中で

彼が一番愛する真剣さと賢さで

自分の考えを

1つ1つ理解してくれるだろう。

 

しかし、最後に、

前回失敗したプロポーズを

再び試みると、

彼女は首を横に振るだろう。

 

畜生。

彼は焦る気持ちを鎮めるために、

もう一度、

煙を深く吸い込みました。

 

彼女は温かい心とは別に、

自分自身の原則に忠実な人でした。

自分がいくら説得して哀願し、

結局、我慢できずに、

自分の性格通りに

大騒ぎをしたとしても、

彼女は瞬き一つもしないだろう。

優柔不断は、

彼女には存在しませんでした。

彼女の思考は、彼女の感情よりも

大きな障害でした。

 

しかし、だからといって

彼女を諦めることも

できませんでした。

彼は30年の人生を生きながら

誰かと結婚したいという気持ちを

感じたのは、今回が初めてでした。

おそらく彼女を逃したら、

この気持ちは、

二度と感じられないだろうし、

そうなると、

彼は周りの人たちが、

あれほどまでに恐れてやまない

後継者のいない独身男性に

なってしまうだろうと思いました。

 

彼は後継者に対して

大きな欲がなかったので、

子供を得るために、望まない女性と

無理やり結婚する気は

少しもありませんでした。

 

彼はタバコを消しながら、

どんな手を使ってでも、

必ずローラ・ペンドルトンを

自分の領地に

連れて来なければならないと

考えました。 

 

できるだけ早く

ホワイトフィールドでの仕事を片づけ

信頼できる土地の管理人を手配してから

ロンドンへ帰ろう。

彼女を説得するまでは、

戻って来ないだろうから、

信じられる人を探さなければならない。

今度ロンドンへ行くなら、

必ず彼女を連れて

ホワイトフィールドに戻って来る。

説得できなければ、捕まえてすがりつき

それでもだめなら、

死んでしまうと脅すしかない。

彼女は優しい人なので、

自分の命を救うためにも

自分と結婚するしかないだろう。

土地の代理人を探す頃には、

長い間使っていなかったピストルから

探しておかなければ。

 

彼は、とても真剣にそう考えました。

頭の中では、

自分が駄々をこねる少年のように

振舞おうとしていることを

分かっていましたが、彼の心は、

初めて恋に落ちたことを

証明するかのように盲目的でした。

そして彼は頭より、

心が先走る人でした。

 

彼は、どうすれば、

今までうまく隠してきた気性を

遺憾なく発揮できるか悩みながら

夕方の時間を過ごしました。

ロンドンから戻って来た

イアン・ダルトンの日常は平凡でした。

午前中ずっと書類を見て、午後は

小作農や弁護士たちと会いました。

時々、牧師館を訪れ、

若い牧師夫妻とお茶を飲んだり、

農場主たちに招待されて

食事をしに出かけたりもしました。

 

イアンのそばで、

忠実に彼を補佐していた

ラムズウィックは、彼の日常が、

彼が去る前と同じだと思いました。

少なくとも、表向きは、

そう見えました。

 

仕事ぶりや、

周りの人に対する行動は

変わりありませんでした。

おそらく、他の使用人なら、

誰も彼の変化に、

気づかなかったはずでした。

 

しかし、

イアンが揺りかごに横になり

モービルに向かって

指をもぞもぞ動かしていた時代から

ホワイトフィールドホールの

執事だったラムズウィックは、

すぐに彼の中に、

何か他の変化が生じたことを

感知することができました。

 

浮わついた雰囲気。

深く考え込んでいる様子。

 

ラムズウィックは、

自分の愛する坊ちゃんであり、

今は頼もしい主人であるイアンに

ひょっとして、

何か悩み事でもできたのではないかと

心配になり始めました。

 

彼は夜、自分の体と同じくらい

小さな寝室に横になって目を閉じても

この坊ちゃん、

いや、主人のことが心配で

たくさん寝返りを打ちました。

 

イアンが戻って来て4日目に、

ラムズウィックは

1ヶ月間の邸宅管理費と

使用人の給与明細書の決裁を受けるため

執務室のドアを叩きました。

しかし、

何の返事も聞こえませんでした。

 

彼は主人が外出中かと思い、

ドアを開けて入ってみました。

イアンは窓際に座っていました。

いつも持ち歩いているスケッチブックを

膝に置いたままでした。

 

ラムズウィックはイアンを呼びましたが

彼は気づきませんでした。

窓の外を眺めながら、

何か物思いに耽っているようでした。

 

ラムズウィックは、そのまま

書類を置いて行こうかと思いましたが

退職を控えた使用人たちの

年金問題があり、

早く決裁を受けなければならないため

仕方なく彼に近づきました。

 

ラムズウィックは、イアンのそばへ行き

彼を呼びました。

その時になってようやくイアンは

ラムズウィックの方へ顔を向けました。

彼が執務室に入って来たことに

全く気づいていない様子でした。

ラムズウィックは、

申し訳ないという顔で

書類を差し出しました。

イアンは頷いて書類を受け取り、

検討し始めました。

 

その間、ラムズウィックは

主人の顔を見つめていました。

ここ数日、よく眠れなかったようで

疲れているように見えました。

彼の心配はさらに大きくなりました。

しかし、イアンは、

そんなラムズウィックの気配に気づかず

書類だけを見ていました。

 

彼は無言で

ラムズウィックに手を差し伸べ、

彼は待っていたかのように

ジャケットの内ポケットから

ペンを取り出して、彼に渡しました。

イアンは軽く書類にサインをして

返しました。

 

「きちんと退職金を

受け取れるようにしてくれ」

 

「ご心配なさらないでください」

 

彼は書類を受け取ると、

引き下がるために頭を下げました。

その時、主人の膝に広がっている

スケッチブックが目に入りました。

ある美しい淑女の肖像が

紙の上に描かれていました。

 

彼は、自分が

無礼な行動をしたことを悟り、

スケッチブックから目をそらしました。

幸い、イアンは仕事が終わると、

再び窓の方へ顔を向け

物思いに耽ったため、

ラムズウィックが

自分のスケッチブックを見たことに

気づいていない様子でした。

 

ラムズウィックは

素早く執務室から出て行きました。

ドアを閉めると、彼の無表情な顔に

微かに笑みが広がりました。

彼は、主人の悩んでいる原因が

恋煩いであることを察しました。

 

その日、一日中ラムズウィックは

いつものように無愛想な表情で

日課を過ごしました。

しかし、心の中では

鼻歌を歌っていました。

結婚というものに

全く意欲がなかった坊ちゃん、

いや、主人が、ロンドンへ行って、

自分の伴侶となり得る女性を

見つけたようでした。

 

ヨークシャーの社交界とも

縁を切って暮らしていた主人の縁が

ロンドンにあったなんて。

彼は、10日以内に戻って来ると

断言して去ったイアンが、

1ヵ月以上もロンドンで

時間を引き延ばした理由を

今になって理解し、笑いました。

 

うちの坊ちゃんは、

今、恋愛をしているんですね。

ハハハ。

彼はその後、

そうではないふりをしながら、

ずっとイアンを観察し続けました。

 

彼はいつものように落ち着いて

仕事を処理して行きましたが、

時々、日程が延びる度に

焦った様子を隠さず、

ラムズウィックを急かしました。

シガレットケースに詰まっていた

タバコも、

いつもより早く減ってしまったし、

日課が終わった夜の時間には、

暖炉の前に座って

スケッチブックの中の女性の肖像を

じっと眺めることが多かったです。

 

ラムズウィックは、

彼が早く仕事を終えて

ロンドンに帰ろうとしていることに

気づきました。

彼は主人の意向に合わせて

早く仕事を処理できるよう

誠心誠意助けました。

主人がいなければ、

自分の仕事が倍増する上、

それさえも、まともに回らないのは

明らかでしたが、

主人がロンドンで

スケッチブックの中の美しい淑女を

奥様としてお迎えすることを

切に願いました。

 

彼は実に忠実な執事だったので、

自分の生涯の職場である

ホワイトフィールドが

うまくいくことだけを望み、

そのためには奥様が必要だということを

痛感していました。

イアンに息子がいなければ、

ホワイトフィールドの後継権は

親戚に渡ってしまうからでした。

 

ラムズウィックの努力により

イアンがホワイトフィールドに到着して

1週間が経つ頃、彼が

ホワイトフィールドを空けていた間に

滞っていた重要な仕事は

全て処理されました。

 

一息ついたイアンは

ダンビルパークに姉に会いに行くので

馬を準備するようにと

直ちにラムズウィックに指示しました。

 

まもなく、庭に、

イアンが大事にしている

すらりとした黒馬が鞍を装着して

立っていました。

イアンは、

栗色の乗馬服を着て馬に乗りました。

彼は革手袋をはめた手で

手綱を握ったまま、

自分を見送りに来たラムズウィックに

君には申し訳ないけれど、数日中に、

再びロンドンへ行かなければならない。

どれくらい滞在するかは

分からないけれど、

おそらく前回よりも長くなるだろう。

その間に、

ホワイトフィールドを管理する

土地管理人を手配するようにと

指示しました。

 

ラムズウィックは、

今回は、

ロバート・フェアファクス氏に

任せないのかと尋ねました。

イアンは顎を固く引き締めて

肯きました。

ラムズウィックは頭を下げ、

すぐに新聞広告を出すと

返事をしました。

 

イアンは馬の脇腹を軽く蹴りました。

よく訓練された馬が

自分の主人を乗せて

ホワイトフィールドの庭から

出て行きました。

 

ラムズウィックは、

ホワイトフィールドを去る

イアンの後ろ姿を見ました。

彼の顔には、

喜びの色が満ちていました。

 

うちの坊ちゃんが奥様を連れて来る。

彼は鼻歌を堪えながら

屋敷の中に入りました。

ダンビルパークは、

馬を休ませずに速く走らせると

1時間もかからずに到着する

近い距離にありました。

 

イアンにとっては、

とても慣れた道だったので、

目をつぶっても

馬を駆ることができました。

幼い頃から、しきりに

行ったり来たりしていた所でした。

 

最初は

ウィリアムとトランプをするため。

8歳の時からは、

揺りかごに横になった

ヘンリーを見るため。

今は病気の姉と、やんちゃな甥たちの

面倒を見るためでした。

 

しばらく、ヒースが生い茂り

岩の多い野原を走った彼は、

まもなくダンビルパークを取り囲む

広々とした狩場に入りました。

ここは、普段、義兄が、家よりも長く

滞在する場所でもありました。

彼に急用がある人は、

一番先に狩場から探すほどでした。

 

走り続けて疲れた馬を休ませようと、

ゆっくりと狩場を通っていたイアンは

遠くで「タン」という

銃声を聞きました。

 

やはり義兄は今日も狩り中だ。

 

彼は、大したことではないと

思いましたが、銃声が聞こえた方から

幼い男の子たちの

大きな叫び声が続きました。

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ラムズウィックの体と同じくらい

小さな寝室って、まさか、

カプセルホテルみたいに、

ドアを開けると、

すぐにベッドがあるというわけでは

ないですよね?

イアンが子供の頃から仕えている執事に

そんな狭い寝室を与えていませんよね?

狭いではなく小さいだから、

他の寝室に比べて小さいという

比喩ですよね?

今回のお話で一番気になったのは

ラムズウィックの

寝室の大きさでした(爆)

優秀な執事は、

その家の主人にとって、

宝物のような存在だと思います。

 

ダルトン氏は、

ロンドンの人たちの前では

紳士らしく振舞っているし、

彼らは、ダルトン氏の容姿と財産に

目が眩んでいるので、

自称、性格が悪い彼の本性まで

見抜けていないでしょう

彼の子供の頃は、

やんちゃな甥っ子たちと

似ていたのかもしれません。

そんな彼を理解し、

対等に付き合えるのは、

ペンドルトン嬢しかいないと思います。