自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ミス・ペンドルトンの恋 28話 ネタバレ 原作 あらすじ マンガ 20話 好きな人ができたの?

28話 義兄の狩場を通りかかったダルトン氏は、銃声と子供の声を聞きました。

ある予感がした彼は、素早く

音のする方へ馬を走らせました。

 

イアンは、

静かにオークの木の間を通って

生い茂った森の中に入りました。

やがて、

人通りが少ない池のほとりに

やけに体が大きい男の子2人が

立っているのを見つけました。

一目見ただけで、

彼の甥のダニエルと

ジョージ・フェアファクスでした。

 

10歳のダニエルは

手に何かを握りしめたまま

木に向かって

狙いを定めていました。

そばにいる8歳のジョージは

やきもきしながら、

兄の服の裾を引っ張り、

意味不明な言葉を

ぺちゃくちゃ喋っていました。

彼はゆっくりと馬を駆って

彼らに近づきました。

 

「イアンおじさん!」

ジョージが先に彼に気づいて

叫びました。

するとダニエルは、素早く

持っていたものを後ろに隠しました。

彼は無言で

乗っていた馬からぴょんと飛び降りて

彼らに近づきました。

 

ダニエルは

「お元気でしたか?」と尋ねましたが

イアンは何も言わずに

ダニエルに手のひらを差し出しました。

ダニエルは

それがどういう意味なのかを理解し、

背後に隠したものを死守するために

これは、ただの木の銃だ。

自分たちだけで

射撃の練習をしていたと

必死に弁解しました。

 

イアンは、

木の銃から

普通の小銃と同じ音がするんだと

言いました。

ダニエルは、

そうですね・・・

自分たちもすごく不思議だ・・・と

返事をして、ぎこちなく笑いました。

しかし、イアンの顔を見て

すぐに笑うのを止めました。

叔父は、

普段、怒りが限界に達した時に見せる

冷たい無表情で自分を見ていました。

 

「出せ、ダニエル・フェアファクス」

イアンはきっぱりと命令しました。

ダニエルは、

もう少し粘ってみようと思い、

イアンの顔色を窺いましたが、

すぐに泣きそうな顔で、

背中に隠したものを

叔父の手に置きました。

 

イアンの額に青筋が立ちました。

おもちゃではなく本物の

狩猟用の拳銃でした。

彼はすぐに銃から弾丸を全て抜き取り

自分のポケットに入れました。


イアンはダニエルに

どこで手に入れたのかと尋ねました。

ダニエルは、

もう十歳になったから、

これで遊んでもいいと父親が・・・と

答えていたところ、 イアンは

ダニエルの言うことを最後まで聞かずに

彼の左耳を掴んだので

ダニエルは悲鳴を上げました。

 

イアンは、

もう一度機会を与える。

これを、どこで手に入れたのかと

尋ねました。

ダニエルは、

本当に父親がくれたと言い張りましたが

隣にいたジョージが、

いいえ、嘘だ。

兄が父の拳銃ケースから盗んだと

叫びました。

 

ダニエルは、恐ろしい目つきで

ジョージを睨みつけながら

彼のことを、この告げ口野郎と罵り

一度だけ撃たせてくれれば、

自分の靴でも舐めると言ったのにと

非難しました。

ジョージは舌をべーっと出して、

一人占めした罰だと言い返しました。

 

ダニエルは

「畜生・・!」と悪態をつきましたが

イアンは、

黙れ、これは完全にお前のせいだ。

15歳になるまで、

銃に触れてはいけないという

大人たちの言いつけを

破っただけではなく、

さらに嘘までつくなんて。

自分がいない間に、

すっかり気が緩んだようだなと

叱りながら、

掴んだ耳を揺さぶりました。

 

ダニエルは言い訳しながら

イアンに謝りましたが、彼は、

そのままダニエルを引っ張って

池のほとりを回り始めました。

ダニエルは、しくしく泣きながら

哀願しましたが、イアンは無表情で

彼を引きずり回しました。

池を一周した頃には、

ダニエルの顔は真っ赤になり、

涙でぐしょぐしょでした。

イアンは元の場所に戻ると、

彼の耳を離しました。

 

ダニエルは、すすり泣きながら

叔父の顔色を窺いました。

彼の知る叔父は、

概して厳格で頑固な人でした。

穏やかで呑気な親とは全く違っていて

特に怒った時は

悪魔のように怖かったです。

 

イアンは、

ダニエルがちょうと15歳になったら

射撃を教え、18歳になったら、

大学へ入学する代わりに

海軍に入隊できるように

お前の母親を説得してあげると

確かに言った。

時が来れば、すべて叶うはずなのに、

それを我慢できずに、

もうこんなことをするなんてと

叱りました。

ダニエルは頭を深く下げました。


イアンは、

お前を海軍に入れるのは、

イギリスの兵力を

弱体化させることではないかと思う。

むしろ、何とかして大学に入学させて

お前を

牧師にした方がいいのではないかという

問題を起こした甥を訓育する時に

好んで使う脅迫を口にすると、

ダニエルは飛び上がりました。

 

彼は、

ダメです!牧師館に閉じこもって

聖書でも覚えるくらいなら

むしろ死ぬ! 自分は軍人になると

反論しました。

 

イアンは、

軍人になりたいなら、

まず自制心を養え。

軍人は銃を上手に撃つことより、

撃つべきではない時を知ることが

より重要だ。

もし、またこのようなことが起こったら

その時はお前の住居を自分の邸宅に移し

根性を叩き直してやると言いました。


ダニエルは、

緊張して硬直しながら肯きました。

イアンは、そのまま縛っておいた馬に

跨りました。 そして甥に向かって

今日の罰として、

馬小屋の掃除を一週間しろと

命令しました。

 

ダニエルは

「おじさん!」と叫びましたが

イアンが、じっと彼を見つめると

ダニエルは再び頭を下げました。

 

ずっと兄が叔父に叱られるのを

見物していたジョージが

クスクス笑いました。

イアンは、そんなジョージに、

一週間兄を手伝えと、

厳しく命令しました。

ジョージは飛び上がりました。

 

彼は、

自分は盗んでいない。

銃に手もつけていないと抗議しました。

しかし、イアンは、

一緒に馬糞の掃除をすれば、

次からは、悪事を働く兄に、

一緒にやると言って

まとわりつかないだろうと言うと

手綱を引きました。

後ろから二人の少年の泣き声が

聞こえましたが、

彼の知ったことではありませんでした。

 

さきほど、銃を持った

ダニエルを発見してから

ヒヤッとした心臓は、

銃を回収した今でも

冷たく沈んだままでした。

 

銃のようなものを持って

もみ合いにになり、

体に発砲でもしていたら、

どうなっていたことか。

 

彼は問題児の甥が、

銃で撃たれて血を流しながら

転がっている姿を想像しました。

クラクラするようなことでした。

 

彼の乗った馬が森から抜け出ると、

鬱蒼とした狩場とは対照的な

美しく整備された公園が広がりました。

きれいに整備された乗馬道と

美しい庭園に囲まれた遊歩道で有名な

ダンビルパークでした。

彼は、

遠くに見える壮大な邸宅に向かって

芝生の上を走って行きました。

そして邸宅の前に着くと、

手綱を引いて馬を止めた後、

鞍から軽く飛び降りました。

そして、すぐに近づいて来た使用人に

馬を預けると、玄関に向かいました。

 

彼は邸宅に入ると、

階段を上って2階へ上がり、

一番奥にある部屋をノックしました。

すぐに中から、入って来てと言う

女性の声が聞こえました。

 

彼が入るや否や、

暖炉の前に座っている彼の姉

ロバート・フェアファクス夫人が

目に入りました。

小柄な体に白髪交じりの髪、

病人のような顔色の中年の婦人でした。

彼女は、

小さなテーブルの前に座ったまま、

自分の弟を見ると、

「あら、イアン! いらっしゃい!」

と満面の笑みで叫びました。


しかし、イアンの表情は、

全く明るくなりませんでした。

彼は姉のもとへ歩いて行き、

テーブルの前に立ちました。

そして、先ほど

ダニエルが持って遊んでいた銃を

ポケットから取り出して

テーブルの上に置きました。

 

姉は、どうしたのかと尋ねました。

イアンは、

姉の息子2人が、それで遊んでいたと

答えました。

 

姉は、

それで、また、馬小屋の掃除を

させたのかと尋ねました。

イアンは「ああ」と答えると、姉は

しばらくの間、

馬糞の匂いがするだろうと返事をすると

このカード占いを見てと促しました。

 

イアンは、テーブルの方を

チラッと見ました。

ベルベットの生地が敷かれた

テーブルの上に、

色とりどりのカードが

散らばっていました。


イアンは、

姉の息子たちが

実弾で遊んでいたというのに、

今カードでも見ろと言うのかと

抗議すると、姉は、

2人が互いに撃ち合って

相手を死なせたわけではないだろうと

返事をし、

大したことではないのに、

なぜ大騒ぎするのかという表情で

弟を見た後、

再びカードに目を向けました。

 

やはり予想していた反応

そのままでした。

彼は、

後で義兄ときちんと話した方がいいと

思いました。

彼は間違いなく、ハハハと笑い、

男たちが大きくなれば

そういうこともあるさと言って

流してしまうだろうけれど、

少なくとも誰かが

自分の大切な銃を盗んだことについては

警戒心を抱くだろうから。

 

ねえ、これを見てと、姉は、もう一度

しつこく催促しました。

イアンは姉が、

他のことを顧みずに夢中になっている

カード占いが、

今回は、どんな天の秘密を洩らしたのか

ワクワクするような好奇心を覚えながら

カードに目を通しました。

 

1枚は、何も着ていない女性が

湖で水を汲む絵。もう1枚は

刃物でめった刺しにされたまま

横たわっている男性の絵。

もう1枚は、アダムとイブが

神の前で手をつないでいる絵でした。

 

姉はイアンに、

ロンドンで誰か好きな人ができたのか。

今年中に結婚するという占いの結果だ。

何ということでしょう。

一体、誰なのか早く教えてと

せがみました。

 

イアンは、

そんな人はいないと答えましたが、

姉は、

あり得ない。間違いなく女性たちが

蜂の群れのように集まって来て、

あなたを

放してくれなかったはずなのに。

まだ、その女性の中の1人を

選べなかったということかと

尋ねました。

 

イアンは、

自分は淑女の間で人気がないと

反論しましたが、フェアファクス夫人は

もちろん信じませんでした。


彼女は、

それではウィリアム坊ちゃんが

自分に嘘をついたようだ。

ロンドンで、あなたが

どれだけ人気があったのか

全部話してくれた。便箋の裏面まで、

ぎっしり書いてくれたと

言い返しました。

 

イアンは、

とにかく役に立たない奴だとぼやくと

ため息をつきました。

 

姉は、

それに、あなたも

結構、応じていたようだ。

淑女に招待されて晩餐会へ行き、

お茶会にも頻繁に出入りし、

甚だしくは、

ピクニックにまで行ったそうだと

指摘しました。

イアンは、

招待されて行っただけだと

返事をしました。

 

姉は、

招待に応じるなんてことは

あなたの辞書にないのではないかと

反論しました。

イアンは、姉には自分が

とても礼儀知らずに見えるようだと

非難しました。

 

フェアファクス夫人は鼻で笑うと

当然だ。 あなたが礼儀だなんて

あなたが乗ってきた馬が笑う。

あなたの父親ほどの年齢の

シェフィールドの地方判事の前で

酔っ払っているなら素直に家へ帰れと

一喝したあなたが?と尋ねました。

 

ダルトン氏は、

あの治安判事のことを思い出すと、

眉を顰めながら、

自分が低俗なのを自覚していない人が

恥をかこうとしているのを指摘したのが

間違いだったのかと尋ねました。

 

姉は、

彼が酒に酔って、

自分の妻の身体の部位を、

ある動物の特定の部位に例えて

話したのだから、当然、

そういうこともあるだろう。

しかし、そのせいで、あの人は、

あなたとはもちろん、

あなたと親しい全ての人とも、2度と

食事をしなくなったではないか。

あなたのおかげで、私はこの5年間

あの人の顔すら見られなかった。

まあ、とにかく、

それは重要なことではない。

あなたが、今まで持っていなかった

社交センスが、突然、ロンドンで

芽生えたはずがない。

あなたが出席したその場に

気に入った淑女がいたのではないか。

正直に話すようにと、

しきりに促しましたが、

ダルトン氏は黙っていました。

 

姉は、

もしかして、

ウィリアム坊ちゃんの手紙に

よく登場していた、

あなたと一緒にダンスをし、

あなたがよく行ったお茶会も

主催したという、

ペンドルトン嬢という人かと

尋ねました。

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甥の耳を引っ張って

池を一周するなんて、現代だったら

虐待だと言われてしまうかも。

でも、それだけ甥っ子たちが

銃を持っていたことに

危機感を抱いていたのですね。

それにしても呑気な

フェアファクス夫人。

イアンがいなければ、

ダニエルとジョージは、

危険を顧みず、

何でもかんでもやりそうな気がします。