自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ミス・ペンドルトンの恋 30話 ネタバレ 原作 あらすじ マンガ 21、22話 伯父からの手紙

30話 ランス嬢はフェアファクス兄妹に近づくことにしました。

彼はロンドンで、ダルトン氏と

正式に手紙をやり取りする

唯一の人でした。

彼と頻繁に交流すれば、

彼の手紙に、自分の安否を

書き添えることくらい

何でもないはずでした。

 

ランス嬢は、

フェアファクス氏との親交の

口火を切る決心をしました。

その最初の試みとして、

彼女は、フェアファクス兄妹を

晩餐会に招待するために

両親を説得しました。

 

母親は、フェアファクス氏が

自力で成功した

実業家ではあるものの、

彼の持つ田舎の領地や邸宅の規模が

小さいことを理由に、

交流を嫌っていました。

しかし、

彼がダルトン氏の姻戚であり、

ダルトン氏を捕まえるためには

フェアファクス氏との交流が

必要だというランス嬢の主張に

説得され、

彼を招待することを許可しました。

 

意外にも、

ランス氏が快く承諾したのは、

賢明にも、ランス嬢が

フェアファクス兄妹が

ヨークシャー地方の由緒ある

郷士の家系の出であるということを 

先に教えたからでした。

 

しばらくして、

ランス家の晩餐会に

フェアファクス兄妹が

招待されました。

ランス家の人々は、彼らのおかげで

予想以上に、楽しい時間を

過ごすことができました。

彼ら兄妹は外見も優れ、

性格も穏やかで

活気に満ちた人々でした。

その上、彼らは賛辞と感嘆を

惜しまない部類だったので、

ランス家の人々の、

それぞれの自尊心を満足させるのに

十分でした。

 

ランス家の人々は、

以前とは比べ物にならないほど

彼ら兄妹に

好感を持つようになりました。

特にランス氏は、

フェアファクス氏が

あまりにも気に入り、食事後、

自分の高級葉巻まで

提供するほどでした。

 

フェアファクス氏は、快く

それを受け入れました。

ダルトン氏とは違って、彼は

貴族たちの自画自賛に対して

寛大な心を持っていました。

 

彼らが帰る前に、ランス嬢は、

手の甲にキスをする

フェアファクス氏に、

ホワイトフィールドにいる

ダルトン氏に、

よろしく伝えてほしいと話しました。

フェアファクス氏は、

喜んでそうすると返事をすると

妹を馬車に乗せました。

 

ランス嬢は

去って行く馬車を見つめながら、

初めの目的を達成したことに

満足の笑みを浮かべました。

 

その後、ランス嬢は、

よくフェアファクス兄妹と

交流しました。

時々フェアファクス氏の

タウンハウスに

お茶を飲みに行ったり、

音楽会やオペラに招待して

一緒に公演を見たりするといった

具合でした。

 

その交流は、イアン・ダルトン

自分の消息を知らせるという

目的があるものでしたが、

次第にランス嬢は、

彼らと交わることが

楽しく感じられ始めました。

 

ジャネット・フェアファクス嬢は

愛らしい乙女で、

ランス嬢の大ファンでした。

ランス嬢の行動一つ一つに感嘆し、

意見一つ一つに相づちを打つと、

ランス嬢としては

気分が悪くなるはずが

ありませんでした。


しかし、フェアファクス氏は

それよりも付き合う価値のある

友人でした。

それまで、

ランス嬢が知っていた

フェアファクス氏は、ただ、

人柄が良くてハンサムな紳士に

過ぎませんでした。

しかし、交流をすればするほど、

彼は単に善良なだけの男では

ありませんでした。

 

彼は優しさと同じくらい、

真面目さを持ち合わせている

男性でした。

ランス嬢の言うことをよく聞き、

彼女に対する自分の意見を

慎重に表明しました。

そして彼の言葉の一つ一つには

思いやりと知恵が

込められていました。

 

ランス嬢は、

人を見る目が人並みにあったので

すぐにフェアファクス氏が

人間として

立派な人だということに

気づきました。

ランス嬢は、ダルトン氏の親友が

こんなに立派な人だということを

知ると、

かなり嬉しくなりました。

そのため、

フェアファクス嬢だけではなく

フェアファクス氏とも

よく交流しました。

そのようにランス嬢が

新たな親交を築き、

交流の楽しさを

分かち合っている間、

ロンドンの社交界

毎日がクライマックスのように

華やかさを増して行きました。

毎日行われる

パーティーと舞踏会。

その中で、常に新しい人が

満ち潮と引き潮のように

押し寄せては

流されて行きました。

 

そのような中、別の新しい人が

社交界に登場しました。

トム・プライスでした。

最初、彼は、あまり

目立っていませんでした。

ずんぐりした背丈で、

お腹が出ていて、

ぎょろりとした目をした

見栄えのしない、

白髪混じりの男だったからでした。

しかし、まもなく彼が

米国から渡って来た、

途轍もなく成功した

証券業界の大物であることが

知らされると、すぐに

人々の注目を集め始めました。

そして間もなく、

彼はロンドンの社交界

かなりの関心の的となりました。

彼の人間的な魅力のためでした。

 

彼はイギリス人であると同時に

非常にアメリカ的な人でした。

彼はカードゲームで常に大きく賭け

大きく勝ち、大きく負けた後も

決して後腐れがありませんでした。

実業家らしく、

いつも自信満々で頑固で、

人に会う時は、いつも目を

まっすぐに見ていました。

そして世の中に対する見聞も広く

ユーモアのセンスも抜群でした。

 

すぐに、

淑女たちのティーパーティーで

彼についての個人情報が

流れ始めました。

 

彼はイギリス海軍大佐の三男で

大学を終えるや否や

南北戦争が終わったばかりの

アメリカに渡り、

再建真っ最中の南部に

木材を売って、大金を稼いだ。

そのように稼いだ資本で

証券業に参入し、

今では、ニューヨークでも

指折りの大富豪となった。

 

彼は、出世の過程で

抜群の美貌と優雅さを兼ね備えた

没落した南部の淑女と結婚して

25年間連れ添い、その間に

7人の子供たちをもうけた。

 

1番目、2番目は、

すでに成人しているので、

それぞれ、嫁に行ったり、

自分自身の事業を起こして独立した。

5人は、

それぞれ13歳から7歳までと幼く、

現在アメリカで、

乳母と家庭教師の手で

育てられているとのこと。

 

今、彼は、

妹の銀婚式に参加するため、

30年ぶりに故国の土を踏み、

久しぶりに会った家族と

親密な時間を過ごすため、

ロンドンに長期滞在中。

 

彼の話が明らかになると、人々は

プライス氏がロンドンの社交界

出入りしているのは、

ひょっとして後妻候補を

探しているためではないかと、

噂し始めました。

そうでなければ、彼があえて

このように頻繁に社交界

出入りする必要がないからでした。

 

もしかしたら、彼は

今は故人となった優雅な貴婦人の妻を

忘れることができず、

また別の淑女を得て

自分の空いた隣の席を

埋めようとしているのでは

ないだろうか。

 

十分興味深い話だったので、

ティーパーティーでは

話題が尽きる度に、

プライス氏の話が引き出されました。

ペンドルトン家のティーパーティーに

集まった人々もそうでした。

 

しかし、ペンドルトン嬢は

あまり興味を感じませんでした。

彼の人気要因である財産と

気さくな性格は、

彼女の関心を引くほどのものでは

なかったからでした。

 

彼女とあまりにも異質な要素なので、

好奇心の代わりに

むしろ警戒心が

湧いて来ることさえありました。

しかし、しばらくして、

彼に対して

関心を持たざるを得ない事件が

起こりました。

その始まりは一通の手紙でした。

ペンドルトン嬢は、

いつものように書斎の机に座ると

郵便局に行って来た使用人から

受け取った手紙を分類しました。

行事への招待状と

家計に関する通知書は

ペンドルトン嬢宛の

個人の手紙と共に左側に、

祖母宛の友人と親戚からの手紙は

右側に置きました。

過去12年間、

やってきた仕事なので、

ペンドルトン嬢は機械的

仕事をこなしました。

 

豪華な封筒の

ピクニックへの招待状を

左側に置いたペンドルトン嬢は、

その下にある白い封筒の

差出人の名前を確認すると、

一瞬、体が硬直してしまいました。

彼女は、

自分が目にしている名前を

もう一度確認しました。

目の前にある文字は、

疑う余地がないほど、くっきり

ジェラルド・ペンドルトンと

書かれていました。

 

「伯父さん・・・」

ペンドルトン嬢の背中に

鳥肌が立ちました。

ペンドルトン嬢はすぐに

受取人を確認しました。

ローラ・ペンドルトン。

自分の名前が書かれていました。

伯父が自分に送ったものでした。

 

むしろ、

祖母の名前が書かれていたなら

これほど、当惑することは

ありませんでした。

背中に立った鳥肌が肩を伝って

腕まで移って行きました。

彼女は、

自分でも知らないうちに

体をブルブル震わせていました。

 

ペンドルトン嬢は、

一旦、それを左でも右でもなく、

自分に近い下の方に置いた後、

持っていた残りの手紙の分類を

終えました。

そして、

急いで処理しなければならない

領収書や、

すぐに返事が必要な手紙があるかを

確認しました。

 

幸いにもありませんでした。

彼女は手紙をしばらく

脇に置いた後、

伯父から届いた手紙を

封筒から出して広げました。

 

手紙を広げながらも、

この状況が信じられませんでした。

今までクリスマスや誕生日に

葉書一枚も

送って来たことがなかった伯父が、

突然、手紙を寄こしたからでした。

 

ペンドルトン嬢は、内心、

ペンドルトン家の領地の誰かの

訃報を見ることになるのではないかと

覚悟をして封筒を開けました。

 

手紙は挨拶もなしに、

いきなり本題に入っていました。

少しの礼儀も思いやりもない

態度でした。

けれども伯父に温かみなど

全く求めないペンドルトン嬢は、

かえって伯父の心のうちを

早く知ることができたようで、

幸いだと思いました。

 

驚いたことに伯父は、手紙の中で

プライス氏について

言及していました。

彼が、伯父自身の

大学の同窓生だということでした。

 

半年前、

伯父と彼の次男チャールズが

アメリカを訪問した際、

偶然プライス氏に会いました。

プライス氏は、彼らに

自分の名付け娘であり、

ニューヨークの財閥の家の

相続人である、

ジョアン·ジェンセンを紹介し、

まもなく、

チャールズ・ペンドルトンと

ジョアン・ジェンセンの間に

愛が芽生え、婚約にまで

至ったということでした。

 

米国で行われた婚約式の後、

プライス氏は銀婚式のために

先にロンドンへ向かった。

自分は息子カップルと

後で発つ予定なので、

自分たちが

ロンドンに到着するまで

プライス氏を客として招待し、

きちんと、

もてなすようにというのが

手紙の要旨でした。

 

手紙の最後に、彼は

冷淡で高圧的な口調で、

チャールズと自分が

タウンハウスに泊まれるよう

滞りなく準備しておくように

命令していました。

 

ペンドルトン嬢は

手紙を最後まで読んだ後、

しばらく額を手で押さえて

目を閉じました。

頭の中の神経回路を

6歳の子供が手にして

遊んでいるように、

あちこち引っ張られ、

絡まってしまった気分でした。

あらゆる複雑な記憶と

不安な見通しが

彼女を苦しめました。

 

まもなく伯父が、

ペンドルトン家のタウンハウスに

来るはずでした。

寄宿学校に入るために

ペンドルトン家を離れのが

10歳の時だったので、

約20年ぶりの再会でした。

 

しかし、時間がいくら経っても

伯父に対する記憶は

簡単に忘れられるものでは

ありませんでした。

 

彼女はみぞおちを、誰かに

ぐっと押されるような感覚に

急いで息を吸い込みました。

大人になったけれど、

伯父のことを考えるだけで

乳児室に隠れて、

伯父の足音が遠ざかるのを

待っていた、

怯えた7歳の子供になった

気分でした。

 

しかし、こんな気持ちは

何とか我慢することができました。

それほど、

ひどい虐待ではなかったにしろ、

この20年間、絶え間なく、

いじめと陰口の対象になって来た

彼女でした。

彼女はストレスの中でも

品位を保ちながら

仕事をする習慣が

身についていました。

 

伯父がどれほど怖くても

自分の役割さえ

しっかり果たしてしていれば、

彼も自分が

大人になったことを

きっと分かってくれるはず。

そうすれば、

冷たく冷静であっても、

以前のようなことは

決して繰り返されないだろうと

思いました。

 

実は彼女を一番苦しめている部分は

別にありました。

伯父の訪問は、

すなわち祖母と伯父の再会を

意味していました。

はたして、祖母が

伯父を家に入れるかどうかも

分からないことでした。

もし会ったら、

どんな状況が繰り広げられるか

見当がつきませんでした。

 

2人は、法廷での醜い争いの後、

10年を越える歳月の間、

安否の手紙一通も

交わしませんでした。

お互いに対する恨みは

そのまま残っているはず。

この状態でお互いの顔を見たら

一体何が起こるのか。

祖母は、

もう座っていることさえ

大変な老人なのに。

もし下手に喧嘩になって

祖母が危篤になったりしたら?

 

そう思うと

ペンドルトン嬢の心臓が

不安そうにドキドキしました。  

指が氷のように冷たくなりました。

ペンドルトン嬢は、

先日、往診に来た

ウェブスター先生の言葉を

思い出しました。

 

今年を越すのは大変だと思う。

絶対的な安静が必要だし、

腹を立てるようなことは

避けるように。

心が楽になるよう

世話をするように。

そして、引き続き

希望を与えることが重要だ。

長く生きられると、

よく話すように。

自分が往診に来る度に

そうするように。

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

ランス状態の父親も

気にいるくらいなので

フェアファクス氏は

本当に良い人なのですね。

ハイド嬢が結婚しなかったのを

母親が残念がるのも

仕方がなかったと思います。

いつかハイド嬢の母親が

娘の気持ちを

理解してくれるようになるといいと

思います。