自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ミス・ペンドルトンの恋 40話 ネタバレ 原作 あらすじ マンガ 28話 伯父との再会

40話 馬車から降りて来た従兄のチャールズは若いころの伯父にそっくりでした。

しかし、ペンドルトン嬢は、

まるで人形のように、彫刻のように

微笑んだ状態で剥製になってしまった

動物のように、

接客用の笑みを失いませんでした。

社交界は、

彼女に笑顔という仮面で

感情的な動揺を隠す方法を

教えてくれました。

 

チャールズは、

踏み台を踏んで降りてくるや否や

馬車の中へ体を向けて

手を差し出しました。

続いて、

ベージュ色の手袋に包まれた手が

馬車の中から出て来て

チャールズの手を握りました。

そして真珠色のドレスを着た、

すらりとした体つきの女性が

そのまま踏み台を踏んで

降りて来ました。

 

彼女が完全に地上に降り立つと、

彼女の姿がはっきりと現れました。

濃い赤毛と大きな緑色の瞳。

ほっそりとして、

顎が尖っている小さな顔。

強烈な印象の美女で、

しかもグラマラスな体型に、

ほぼ、彼女の婚約者と同じくらい

背が高い女性でした。

 

ペンドルトン嬢は、

チャールズ・ペンドルトンを

見抜いたのと同じくらい素早く、

彼女が彼の婚約者である

ジョアン・ジェンセンであることに

気づきました。

 

単に、チャールズのエスコート

堂々と受ける態度のためではなく

イギリス風のスタイルと全く違う

ドレスを着ていたからでもなく、

彼女ほど、

莫大な財産を受け継ぐことになる

アメリカ出身の相続人の肩書に

相応しい容姿を持つことは、誰でも

難しいという気がしたからでした。

 

彼女の帽子、ドレス、靴、

装飾品の一つ一つが煌めくように輝き

表情と身振り全体にも

活力あふれる自信が宿っていました。

イギリスでは珍しいほど

華やかな存在感のある美女でした。

 

彼女は婚約者と腕を組んだまま、

頭を上げて、ペンドルトン家の

タウンハウスの外観に、

ざっと目を通しました。

そして、すぐに微笑んで、

自分の婚約者に向かって肯きました。

 

チャールズは、

ニコニコ笑い始めました。

彼は、婚約者が満足そうな表情で

タウンハウスを見つめていることに

気を取られて、後ろから、

猫背の老紳士が降りて来ることに

気づかなかったようでした。

 

使用人の助けで、

無事に地面に足を踏み入れた老紳士も

自分のそばに立っている

カップルのように

タウンハウスを見上げました。

おかげでペンドルトン嬢は、彼の顔を

まっすぐ見ることができました。

 

角張っていて無骨な印象。

彼の髪と眉は、

黒と白が混ざっていましたが、

その冷たくて硬い印象だけは

若い頃のままでした。

 

ペンドルトン嬢は、

激しく鼓動する心臓と

胃を押さえつける緊張感に耐えながら

彼の曲がった背中と顔のしわに

集中しようと努めました。

彼を最後に見てから、

どれくらい経ったかを

思い出すために。

彼が、どれほど老い衰え、

その分、自分は、

どれほど成熟した大人になったかを

思い起こすためでした。

 

もはや二人は、

家のない幼い姪と家族をいじめる

若い主人の立場では

ありませんでした。

ローラは29歳の成熟した淑女で、

彼は眉毛に霜が降りた

老齢の男性でした。

ペンドルトン家のタウンハウスは、

現在は彼女の家で、彼らは客でした。

ペンドルトン嬢は、

それを胸に刻もうと努力しました。

 

ペンドルトン嬢は彼らに向かって

3歩進むと、

彼らを歓迎する言葉を口にしました。

3人の客たちの視線が、一斉に

ペンドルトン嬢に注がれました。

彼女は、満面に笑みを浮かべながら

膝を少し曲げてお辞儀をしました。

後ろにずらりと並んだ使用人たちが

彼女に続いて

一斉にお辞儀をしました。

 

ペンドルトン嬢は、

主人である

アビゲイル・ペンドルトン夫人の

代わりに、自分が挨拶することを

許して欲しい。

彼らが滞在している間は

自分が彼らをもてなすと告げました。

 

3人は彼女を見て

驚いた表情をしました。

それもそのはず、

ペンドルトン嬢の髪型と身なり、

態度と表情は、非の打ち所がなく

彼女は、気品のある淑女であり

女主人の姿をしていました。

 

ペンドルトン嬢は、一瞬のうちに、

彼らの表情を通じて、

それぞれの気持ちを把握しました。

 

チャールズは、

初めて会った従妹の姿に気まずそうで

ジョアン嬢は、片方の頬に

えくぼを浮かべながら

微笑んでいました。

そして、

伯父のジェラルド・ペンドルトンは、

石像のような表情で

彼女を睨みつけていました。

十数年が過ぎたけれど、

ペンドルトン嬢は彼の目つきから

軽蔑感という、馴染みのある感情を

読み取ることができました。

 

まもなく、

ジョアン・ジェンセン嬢が

チャールズの腕から手を離し、

一歩、前に出て、

彼女に手を差し出すと、

「初めまして。

ジョアン・ジェンセンです。

お会いできて嬉しいです。」と

挨拶をしました。

 

ペンドルトン嬢は、

顔には出さなかったけれど、

内心驚いて彼女の手を握りました。

イギリス式の礼法では、

淑女が他人の紹介なしに

自分を紹介するのはタブーでした。

しかも初対面で握手なんて、

淑女には見られない行動でした。

 

ペンドルトン嬢が自己紹介すると

ジェンセン嬢は、

ペンドルトン嬢の小さな手を取って

振りながら、

チャールズの従妹で

ジェラルド氏の姪だと知っている。

もてなしに感謝している。

自分は、

ロンドンのペンドルトン家の訪問を

とても楽しみにしていた。

チャールズとペンドルトン氏から

ロンドン最高のタウンハウスだと

聞いていると、朗らかで、

はきはきした声で告げました。

 

ペンドルトン嬢は、

その言葉を、

簡単に肯定することはできない。

祖母と自分の生活基盤である以上、

自慢よりも謙遜を

優先しなければならないから。

ジェンセン嬢が、

いつでも訪問してくれれば、

家の隅々まで全て案内する。

本当に最高のタウンハウスなのかは

ジェンセン嬢が直接見て

判断して欲しいと優しく話しました。

 

ジェンセン嬢のえくぼは、

さらに深くなり、

すぐにケラケラという

力強い笑いに変わりました。

ペンドルトン嬢はびっくりして

危うく肩をすくめるところでした。

本当に雷が鳴るような爆笑でした。

 

しかし、

気分を害したりはしませんでした。 

彼女の笑いは、

純粋に喜びを放つだけで、

悪意は全く感じられませんでした。

 

すぐに、ジェンセン嬢は

笑いを鎮めた後、

ペンドルトン嬢の手をギュッと握って

振り始めながら、彼女にお礼を言うと

本当に、こんなに優しい人だとは

思っていなかった。気に入った。

今、中に入って、

お茶を一杯もらえないか。

ついでに応接室の見物もしたいと

頼みました。

ペンドルトン嬢は承知しました。

 

その時、父親と耳打ちしていた

チャールズが、

ジェンセン嬢の腕をつかんで、

そっと揺すると、

そろそろナイズリー夫人の家へ

出発しよう。

名付け親のプライス氏も

待っているからと告げました。

 

しかし、ジェンセン嬢は、

それを否定し、

名付け親は自分が遅れることを

すでに知っていると返事をしました。

 

しかし、チャールズは、

今日は疲れているだろうから、

帰って休んだ方がいいと勧めました。

ジェンセン嬢は、

それは、船にいる間ずっと

バケツだけを抱えていたあなたの話だ。

自分は全然疲れていないと

反論しました。

 

しかし、チャールズは、

ジェンセン嬢を安全に

イギリスまで連れて来るのが

自分の仕事だ。

だから、もうナイズリー夫人の家へ

行こうと促しました。

相次ぐ催促に、

ジェンセン嬢の笑顔が

次第に消えて行きました。

 

ジェンセン嬢は、

そこまで、名付け親の命令に

恐れ入る必要はない。

自分が遅かろうが早かろうが

名付け親は少しも心配していないと

主張しました。

それでも、チャールズは、

何か言おうとしましたが、

ジェンセン嬢は、

名付け親のお供のように振る舞うのは

止めてと命令しました。

 

彼は少しビクッとしました。

しかし、彼は

ジェラルド・ペンドルトンの

息子でした。

彼は、自尊心を回復するため、

プライス氏が、

あなたを早く連れて来いという

命令のためではない。

自分には、あなたに

より良い方を勧める権利があると

震える声で高圧的に話しました。

 

ジェンセン嬢は、

誰がその権利を与えたのか。

自分はそれを与えた記憶はない。

もしかして、自分の父が、

自分に内緒で渡したのかと尋ねました。

 

チャールズは、

そうではないけれど・・・

アメリカでは、どうだか知らないが

イギリスでは、婚約した女性は

婚約者の言うことに

従わなければならない。

それがイギリスの伝統だと

主張しました。

 

ジェンセン嬢はペンドルトン嬢に

本当にそうなのかと確認しました。

ペンドルトン嬢は少し悩みましたが

そのような伝統はないと

ありのままに事実を話しました。

 

ジェンセン嬢は

そんな伝統はないそうなので、

自分の腕を離したらどうかと

訴えました。

するとチャールズは、

何か、もっと話そうとしましたが

すぐに口をギュッと閉じて

引き下がりました。

ペンドルトン嬢は、

露骨な2人の上下関係に

気まずくなりました。

 

考えてみれば、

ジェンセン嬢が、初対面で

家に入ろうとしたのは、

礼儀に反した行動であり、

意図は正確には分からないけれど

チャールズが彼女を止めたのは

そのような意味で、

大きく間違ったことでは

ありませんでした。

 

ところが、ジェンセン嬢は、

初めて会う婚約者の従妹の前で、

あからさまに、面と向かって

彼を叱りました。

しかし、チャールズは、

ジェンセン嬢に面と向かって

腹を立てるどころか、

彼女の顔色を窺って

汗を流しているのでした。

さらに驚くべきことは、今まで、

1人でつくねんと立っていた

伯父の行動でした。

 

ジェラルドは、

もう帰ろう。 姪のローラは、

きっと次の訪問でも、

今日のように誠実に

ジェンセン嬢をもてなすだろう。

イギリスに来た初日から

ジェンセン嬢を疲れさせたら、

ジェンセン嬢を自分に託したトムに

面目が立たないと

ぎこちなく笑いながら言いました。

表情や声は、

チャールズより少しマシなだけで、

彼女の機嫌を取ろうとする意図が

歴然としていました。

 

ジェンセン嬢は、

ジェラルド・ペンドルトンまで

出て来ると、仕方がないというように

握っていた手を離しました。

そして、今日の夜、

プライス氏と一緒に

晩餐会に出席するので、

その時に会おうと言って

馬車に乗り込みました。


彼女は、

自分に手を振って見送る

ペンドルトン父子に投げキスをし

名付け親のプライス氏が泊まっている

ナイズリー夫人の家へと

去りました。

馬車が消え、2人の男は

ペンドルトン嬢の方へ

体を向けました。

彼らは、

いつ、そうしたのかというように、

無愛想で傲慢な表情になりました。

 

ジェラルドは、

客間の用意はできているかと

尋ねました。

ペンドルトン嬢は、

3階の向かい合っている部屋を

2つ用意した。

使用人たちが案内する・・・

と答えましたが、ジェラルドは

話を最後まで聞かずに、家の中に

さっさと入ってしまいました。

残っていたチャールズも、

父親に付いて

邸宅の方へ向かいました。

 

ところが、彼は、

しばらくペンドルトン嬢の後ろで

立ち止まりました。

そして立っていたメイドの中で

一番若い16歳のメイドを

頭からつま先まで見渡した後、

口笛を吹きました。

 

ペンドルトン嬢は、

彼の行動に眉を顰めましたが、

彼はクスクス笑いながら、

父親の後を追って

家の中に入ってしまいました。

 

彼に、特に何かを

期待していたわけではないけれど

チャールズのマナーは

父親よりも滅茶苦茶でした。

しかし、彼ら父子の無礼については、

あらかじめ予想していたので、

ペンドルトン嬢は、

ただ、ため息をついて家に入りました。

そして、

今晩の特別な晩餐のために、

ジェルマン氏と相談しました。

 

数十年ぶりに

ロンドンのタウンハウスを訪問する

ペンドルトン父子に、

アメリカから渡って来て

初めて貴族の家を訪れる

ジェンセン嬢まで同伴するので、

ペンドルトン家で提供できる

最も完璧な晩餐を

用意しなければなりませんでした。

 

ペンドルトン嬢は、

しばらくジェルマン氏と

バーベキューの焼き加減と

貯蔵庫から取り出す

お酒の種類について相談した後、

調理室から出て来ました。

そして、ペンドルトン父子に

随行することになった使用人を探し

ペンドルトン父子が客間で

旅支度を解いたかを聞いてみました。

 

ところが、使用人は、

彼らが客間に立ち寄らず、

すぐに大奥様の見舞いに行ったと

告げました。

ペンドルトン嬢は、すぐに

いつもより倍の足の速さで

上の階へ上がりました。

 

敵のような母子の初対面でした。

もし、長年の恨みから

喧嘩にでもなったら、

どうすればいいのだろうか。

自分が伯父から祖母を

守ることができるだろうか。

ペンドルトン嬢の心臓は

不吉な予感でドキドキしました。

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容姿も性格も魅力的な

ジェンセン嬢に比べて、

小物の感があるチャールズ。

ジェンセン嬢なら、

いくらでも素敵な結婚相手を

見つけられそうなのに、

なぜ、チャールズなのかが

不思議です。

名付け親のプライス氏が

勧めたからなのでしょうか。

性格の悪い父子と

しばらく同じ屋根の下で過ごすなんて

ローラが気の毒でなりません。