自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ミス・ペンドルトンの恋 51話 ネタバレ 原作 あらすじ マンガ 36話 ランス家の舞踏会

51話 ペンドルトン嬢に褒められて、ランス嬢は喜んでいます。

ペンドルトン嬢は、

そんなランス嬢が可愛いと思いました。

いつも称賛に囲まれて暮らしながらも

毎回、褒められる度に

子供のように喜ぶ彼女でした。

社交界では、

自分の感情を半分に抑えて

表に出さないと、

後で陰口を叩かれる場所でした。

しかし、彼女は嬉しい時、

その喜びを、

抑えることができませんでした。

 

ペンドルトン嬢は、

汚名が付いていない証拠だろうと

思いました。

彼女は自分の純粋さについて

振り返ってみました。

社交界で揉まれ、傷つきながら

すっかり失われてしまった

特質でした。

 

後ろで自分たちだけで

ひそひそ話していた淑女たちの1人の

スーザン・ドノバン嬢が出て来て

ペンドルトン嬢を呼びました。

そして、足は痛くないか。

向こうの女性休憩室に行って

座ったらどうかと提案しました。

 

ペンドルトン嬢は、

今来たばかりだからと、

親切に申し出を断りました。

 

しかし、ドノバン嬢は、

まだ舞踏会が

十分盛り上がっていないので、

しばらくして、楽しくなった時に

出て来た方がいいのではないかと

勧めました。

 

ランス嬢は目を見開いて

友人たちを見ました。

前に出たスーザン・ドノバン嬢は

汗をだらだら流していて、

後ろにいるウィルクス嬢とオーソン嬢は

拳を握り締め、応援するように

ドノバン嬢を見つめていました。

 

あの子たちは何をしているのか。

ランス嬢は首を傾げました。

 

一方、ペンドルトン嬢は、

ドノバン嬢の意図に

大体、気づきました。

理由は分からないけれど、

彼女は自分が気に障り、休憩室に

片付けてしまうつもりのようでした。

あまりにも、

社交界の蔑視に慣れているので、

ペンドルトン嬢は、表情だけで

その意図に気づきました。

 

負けることが勝つことだと、

自分に言い聞かせながら

生きて来たので、普段なら

素直に従ってやったはずでした。

しかし、今日は、

やるべきことがあるのでダメでした。

 

ペンドルトン嬢は、

ドノバン嬢の気遣いに

お礼を言いながらも、

今日参加しているジェンセン嬢に

用事があるからと、

品位を損なうことなく

丁重に断りました。

 

それでも、ドノバン嬢は、

ジェンセン嬢が来たら、

自分が話をして

休憩室に送るようにする。

自分は、本当に、本当に

ペンドルトン嬢のことが心配で

そう言っている。

長く立っていれば、めまいでも

起こすのではないかと思う。

年も若くはないのだから

無理してはいけないと言いました。

 

後ろからプッと噴き出す声が

聞こえました。

ドノバン嬢が

手当たり次第に喋り立てた

無礼な失言に、

ウィルクス嬢が我慢できずに

笑い出したのでした。

 

ペンドルトン嬢は

ドノバン嬢が心配してくれたことに

お礼を言いながら、

自分よりずっと若い淑女たちが

自分を馬鹿にすることに

上品な笑みで応えました。

こんな時は、何も知らないふりをして

行動するのが最善でした。

 

しかし、ランス嬢は違いました。

彼女は露骨に顔を顰めました。

友人たちの意図は分からないけれど

ペンドルトン嬢に対して、

徒党を組んで無礼を働いているという

予感がしました。

 

彼女はペンドルトン嬢と腕を組むと

ドノバン嬢に、

そんなことを言うのを止めるように。

こんなに美しく装って来た

ペンドルトン嬢が

休憩室に行ってしまうのは

自分にとって損だ。

ずっと会場にいて、自分の舞踏会を

輝かせてくれなければならないと

言いました。

 

ドノバン嬢がビクッとするのを

友人たちは見ました。

ウィルクス嬢とオーソン嬢は

目を丸くして

ランス嬢を見つめました。

 

彼女はペンドルトン嬢に、

次のダンスで、自分の友達は皆

紳士たちと約束している。

自分だけ相手がいなくて

1人になりそうなので、

ずっと自分のそばにいて

話し相手になってくれないかと

頼みました。

ペンドルトン嬢は

ランス嬢の親切に感謝し、

「喜んで」と返事をしました。

 

その後、数分間、ランス嬢は

ペンドルトン嬢とだけ話をしました。

自分たちの女王のために

立ち上がった3人の淑女は、突然、

仲間外れになってしまいました。

淑女たちは、ランス嬢の無視の中に

自分たちに向けられた叱責を読み取り

恥ずかしさを感じながら、

すっかり意気消沈してしまいました。

 

音楽が終わり、

ステージで踊っていた人々が

散り散りになりました。

コティヨンが始まるところでした。

紳士たちは

ダンスを約束した女性たち近づき

彼女たちをステージに導きました。

ランス嬢に仲間外れにされていた

友人たちは、悔しさを隠しながら

紳士たちと一緒に

ステージへ向かいました。

ランス嬢とペンドルトン嬢の

2人だけが残りました。

彼女たちは、

日舞踏会に来た人たちについて

話をしました。

しかし、彼女たちの会話は、

ダンスを誘いに来る紳士たちが

割り込んで来るため、

しきりに中断されました。

 

ペンドルトン嬢は、いつもと違って

たくさん申し込まれましたが、

やはり、

ランス嬢の比ではありませんでした。

今日の主人公であり、

ロンドンで最も美しい娘らしく、

彼女に、紳士たちの申し込みが

殺到していました。

しかし、彼女はいつも

紳士たちの誘いを断りました。

 

ペンドルトン嬢は、

続けてダンスの申し込みを断る

ランス嬢の意図が分かりました。

彼女は話をしながら、

しばしば舞踏会場の入り口を

見つめていました。

誰かを待っているのは明らかでした。

 

ペンドルトン嬢は、その相手が誰なのか

容易に予測することができました。

そして、

その予測を裏付けるかのように

ランス嬢は、

本当にペンドルトン嬢の応接室に

ホワイトフィールドの絵が

掛かっているのかと尋ねました。

ペンドルトン嬢は

「はい」と優しく答えました。

 

ランス嬢は、

羨ましい。そんなに貴重な絵を

どうやって手に入れたのかと

尋ねました。

ペンドルトン嬢は、

応接室に空いている場所が

あることを知って、

ダルトン氏がプレゼントしてくれたと

答えました。

 

ランス嬢は、

細やかな人だと感心すると

ペンドルトン嬢は、

思いやりのある人だと

返事をしました。

ペンドルトン嬢の褒め言葉に

ランス嬢は目を輝かせました。

 

ランス嬢は、

ペンドルトン嬢から見ても

あの人は情け深い紳士だと

思いますよね?

イギリスのジェントルマン精神が

何なのかを、身をもって

示してくれる人ですよね?

優しくて真っ直ぐで、

機知に富んでいて、完璧な人だ。

ペンドルトン嬢が

ダルトン氏を紹介してくれて、

とても感謝していると言いました。

ペンドルトン嬢は、

適当に相づちを打ちました。

 

この前のピクニックで一緒になった時、

櫓を漕ぐ姿が

どれほど素敵だったことか。

あの人の髪が風になびく姿は

まるで絵のようだった。

貴公子のような顔立ちで、

体もがっしりしていて、

あの人のように優秀な人は、

今まで生きて来た中で

見たことがないと、ランス嬢の口から

ダルトン氏への賛辞が

絶え間なく溢れ出ました。

話している間、

ランス嬢の美しい瞳は

星が煌めくように

輝きに満ち溢れました。

彼女は完璧に

恋に落ちてしまったようでした。

 

ペンドルトン嬢は、

ダルトン氏は確かに運が良い。

ランス嬢のように美しい淑女の心を

これほどまでに確実に

自分のものにしたのだからと

淡々と考えました。

 

ランス嬢は、

ピクニックと聞いて思い出したけれど

ペンドルトン嬢が急に帰ってしまった時

ダルトン氏が後を追いかけて

探していたけれど、

何か用があったのかと尋ねました。

 

ペンドルトン嬢は一瞬驚いて

何も言えませんでした。

その質問は、ペンドルトン嬢の急所を

突くようなものでした。

彼女は、あの時のことを思い出して

顔を赤らめました。

 

ペンドルトン嬢は、

何の話もしていない。

ただ一緒に散歩をしただけだと

答えました。

 

ランス嬢は、

本当に?

でも、ペンドルトン嬢を探す

ダルトン氏の表情が

尋常ではなかったと言いました。

 

ペンドルトン嬢は、

自分には、よく分からない。

ただ自分たちは、

何事もなく歩いていただけ。

ホワイトフィールドについて

話をしているうちに、

家に急用ができて帰った。

あっ、あの時、自分のハンカチを

置き忘れたからだと思う。

今になって思い出したと答えました。

 

ランス嬢はペンドルトン嬢を

じっと見つめました。

ペンドルトン嬢が

このように途方に暮れる姿は

初めてだったからでした。

ペンドルトン嬢の視線は

あちこち彷徨い、

ランス嬢の視線を避けていました。

 

ランス嬢は、

困っているペンドルトン嬢のために

素早く話題を変え、

今回の社交シーズンについて

あまり関心のない話を交わしました。

ペンドルトン嬢は、すぐに動揺を消し

再び、いつもの穏やかな彼女に

戻りました。

 

しかし、ランス嬢は話をしながらも、

頭の中では、

先ほどのことを考え続けました。

なぜ、あんなに変な姿を

見せたのだろうか。

2人の間に何かあったのか。

ペンドルトン嬢は今、

嘘をついているのだろうか。

 

他人の話であれば、

ペンドルトン嬢のために

知らないふりをするだろうけれど

ダルトン氏と関係のあることなので

ランス嬢は

見過ごすことができませんでした。

 

ダルトン氏とペンドルトン嬢は

確かに親しい友人の間柄でした。

2人は異性の関係にあるけれど

ロンドンの誰も、2人の関係について

疑っていませんでした。

 

ペンドルトン嬢と一番親しい紳士の

フェアファクス氏の姻戚なので

ダルトン氏が彼女と親しいのは

不思議なことではありませんでした。

そして何より、ダルトン氏は、

イギリスで最も名声のある家の

当主であり、巨大な財産を

日々、何倍も増やす

資産家でもありました。

 

一方、ペンドルトン嬢は

29歳の未婚女性で、持参金もなく

血筋に問題がありました。

2人の関係を疑うのは

話になりませんでした。

現実的に2人が結ばれる可能性もなく

そのような推測はダルトン氏に対する

冒涜に当たることでした。

 

「こんにちは、ランス嬢」

考え込んでいたランス嬢は

びっくりしました。

自分のそばにフェアファクス兄妹が

来ていることに

気づいていませんでした。

彼らが来たということは、

彼女があれほど待っていた

イアン・ダルトンも来たという

意味でした。

 

案の定、フェアファクス氏のそばには

いつものように素敵な

燕尾服姿のダルトン氏が

立っていました。

ランス嬢は、すぐに気を取り直して

礼儀正しく挨拶をしました。

 

彼女が、

ダルトン氏も来てくれたのですねと

言うと、彼は彼女に向かって

礼儀正しく目礼しました。

 

フェアファクス氏は、いつものように

ランス嬢に優しく話しかけましたが、

彼女の神経は

ダルトン氏に向けられていたので

彼女の耳に、

彼の言葉は入って来ませんでした。

 

ダルトン氏はいつものように

彼女に微笑みかけていました。

彼女はダルトン氏が、いつもより

ずっと素敵に感じました。

滑らかで艶やかな黒髪の下の

美しい象牙色の肌。優美な目鼻立ち。

まるで

ギリシャ神話の神々のようでした。

いつ見ても飽きることのない美しさが

彼にはありました。

気品と崇高さ、善良さといった

内面的な価値が

彼の顔から溢れ出ているようでした。

彼女は神聖なものを見るように

彼を見ました。

 

ダルトン氏は

ランス嬢に微笑みかけた後、

ペンドルトン嬢に目を向けました。

ランス嬢は彼の視線が

自分から離れていくのを

残念に思いました。

 

「こんにちは、ペン・・・

優しく挨拶をしていた彼が

突然、言葉を止めました。

彼はペンドルトン嬢の顔を

じっと見つめました。

すぐに彼の表情は、まるで

最初からそうだったかのように

こわばりました。

そして視線が非常に鋭くなりました。

 

不思議そうに彼を見ていた

ランス嬢はショックを受けました。

彼のあんなに恐ろしい表情を見たのは

初めてでした。

 

今まで彼女は、ダルトン氏から

礼儀正しく紳士的な表情しか

見たことがありませんでした。

あのような表情をしている

ダルトン氏は、

まるで先ほどとは別人のようで

恐ろしい表情をしていました。

 

ランス嬢は、彼の視線を受けている

ペンドルトン嬢の方を振り返りました。

彼女は会場の入り口を見ていました。

ちょうど、その入り口から、

ジェンセン嬢とプライス氏が

腕を組んで入って来ていました。

 

ペンドルトン嬢は

集まっていた人たちに、

自分はジェンセン嬢に用があるからと

了解を求めた後、その場を離れました。

 

ランス嬢は、もう一度驚きました。

ダルトン氏は、

去って行く彼女の後ろ姿を

とても険しい視線で見つめ続けました。 

先ほどペンドルトン嬢との会話で

神経質になっていたランス嬢は、

ダルトン氏から、

尋常ではない気配を感じ取りました。

 


一体、何なのか。

なぜ、世間に公開していなかった

ホワイトフィールドの絵まで

プレゼントするほど親しく過ごしていた

ペンドルトン嬢に、

あんなに怖い表情をするのか。

もしかして2人の間に

何か争いがあったのだろうか。

一体、どんな争い?

 

紳士と淑女の間に

争いなどあり得ませんでした。

紳士は常に淑女に礼儀を尽くし、

気分を合わせてあげなければ

なりませんでした。

それが社交界の礼法であり、

ジェントルマン精神でした。

もし男女の間で争いというものが

起こったら、その理由はただ一つ。

愛情しかないはずでした。

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ランス嬢は、性格は悪くないし、

そこそこ知性もあるし、

状況判断もできるし、

鋭いところもあるけれど、

ペンドルトン嬢の血統のことや

ダルトン氏が彼女に気があるなど

人の考えに流されてしまい、

一度思い込んだら、

その考えを修正できないのが

もったいないと思います。

他の人が常識だと思っていても

そう考えていない人もいることに

気づけるようになれば

もっと素敵な淑女になれると思います。