自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ミス・ペンドルトンの恋 54話 ネタバレ 原作 あらすじ マンガ 38話 ラストワルツ

54話 ペンドルトン嬢とダルトン氏はワルツを踊っています。

ペンドルトン嬢は、

ダルトン氏のダンスには

何の問題もないので

今は、あなたがどれだけ女性を

楽しませることができるかが問題だ。

ダルトン氏はマナーよりも

率直さを好む人なので

その点を、うまく隠すべきだと

助言しました。

 

ダルトン氏は、

ペンドルトン嬢が自分の話し方に

嫌悪感を覚えるかと尋ねました。

ペンドルトン嬢は、

自分は構わない。 正直に言うと

自分はダルトン氏の

そういうところが一番気に入っている。

でも、それは

自分が社交界に長く居すぎて、

マナーなんて、

もう、うんざりしているだけ。

ほとんどの女性は、社交界の礼儀作法を

聖書のように考えているからと

答えました。

 

ダルトン氏は、

自分の天性を完全に隠せと

言っているように聞こえる。

もう少し詳しく説明してもらえないかと

頼みました。

 

ペンドルトン嬢は、

淑女と話す時に少しでも困ったら

すぐに話題を変えるように。

そして、淑女の全ての言動が

正しい結果に終わるように、

その言葉には

全て賛辞を送るように。

そして、くすぐったいと思うけれど

装いに対する褒め言葉は必須。

例えば、ドレスとか髪飾りとか

細部まで、繊細かつ丁寧にと

説明しました。

 

するとダルトン氏は、

今日のペンドルトン嬢はとても素敵だ。

お嬢様が纏っている水色のドレスが

あなたの灰色の瞳によく似合っている。

赤金色の髪を飾っているこれらの花は

香り高いけれど、あなたの美しさとは

比べものにならないと言いました。

 

ペンドルトン嬢はクスクス笑い、

自分を相手に練習しているのかと

尋ねました。

ダルトン氏は、

不快かと聞き返しました。

ペンドルトン嬢は、

思う存分練習するように。

ダルトン氏なら、

いくらでも利用されて大丈夫。

それに自分も女なので、

美しさに対する褒め言葉を聞いて

悪い気はしないと言いました。

 

ダルトン氏は、

何てことだ。自分の賛辞が、

ペンドルトン嬢を喜ばせることを

知っていたら、

もう少し頻繁に褒めてあげたのに。

これからは、会う度に

あなたのドレスと髪型について

賛辞を並べ立てなければならない。

ペンドルトン嬢が、

うんざりするから止めてと言って

自分を扇子で叩くまでと言いました。

 

ペンドルトン嬢は、

自分に扇子で叩かれる日を

待っているなら、棺に横になっても

その望みは叶わないだろう。

自分は、きれいだという褒め言葉を

止めさせるような人ではないと

話しました。

 

ワルツは続いて行きました。

ダルトン氏の踊り方には

無駄がありませんでした。

今すぐ出て行って、

どんな淑女と踊っても、その人は

一曲だけで彼と恋に落ちるはずでした。

ペンドルトン嬢が、これ以上

教えることはありませんでした。

 

それをよく知りながらも

彼女はダンスを止めませんでした。

彼を行かせたくありませんでした。

このダンスは、彼女の長い社交界生活の

最後のワルツでした。

もうペンドルトン嬢は淑女として

紳士からダンスの申し込みを

受けることはないだろうから。

それは、すなわち、このダンスが

イアン・ダルトンとの

最後のワルツという意味でした。

 

ペンドルトン嬢は初めて、

自分の社交界での生活が

今日で終わりであることを

実感しました。

イアン・ダルトン

二度と踊れないということは、

二度と同等の位置で

友情を分かち合うことができないという

意味でもありました。

 

彼女の心の中に深く埋めておいた

彼に対する感情が再び蠢きました。

彼と一緒にいる時の安らかな楽しさと

幸福感、そして切なさが

再び蘇ろうとしていました。

愚かなことでした。

 

彼女は首に掛けている

真珠のペンダントを意識しました。

その中に眠っている母親の像が

目の前に浮かび上がりました、

彼女は、自分の感情を

再び深く埋めました。

 

ダルトン氏は、

ペンドルトン嬢が

家庭教師の準備をしているという話を

聞いたと言いました。

彼女は驚いて彼を見上げ、

それを誰から聞いたのかと尋ねました。

ダルトン氏は、

あなたの友達の一人だと言っておくと

答えました。

 

ペンドルトン嬢は

フェアファクス氏だろうと思いました。

身近な人たちの間では

公然の事実だったので、彼も、

そのことを、よく知っていました。

家庭教師の仕事を紹介すると

何度も約束していたからでした。

 

ペンドルトン嬢は、

自分が働き始めることを

隠すつもりはなかったので、

特に不快ではありませんでした。

彼女は、その通りだと答えました。

 

ダルトン氏は、

もしかして、ラテン語

ギリシャ語は話せるかと尋ねました。

ペンドルトン嬢が「はい」と答えると

ダルトン氏は、

自分の甥のダニエルとジョージの

家庭教師になるのはどうかと

提案しました。

 

ペンドルトン嬢は、

ダニエルとジョージというと、

8歳と10歳の甥っ子たちかと

尋ねました。

ダルトン氏は、

そうだ。自分の姉に、

ロンドンで適当な人を探して欲しいと

頼まれていた。

最近、適任者を探すのに

とても忙しくしていると答えました。

 

ダルトン氏の甥の家庭教師。

彼から聞いた話によれば、

ダンビルパークの人々は

善良な人々でした。

さらに、ダルトン氏の紹介なら、

賃金を搾取されたり、

過酷な待遇を受ける心配も

ないだろうと思いました。

 

しかし、ペンドルトン嬢は

彼の提案に気が進みませんでした。

まだ祖母が生きているのに、

働き口について悩むのは

時期尚早だったし、

程なくして現れるダルトン夫人と

顔を合わせることになる場所で働くのは

なるべく避けたいと思いました。

 

彼女は、

あの小さな悪童たちを引き受けるなんて

あまりにも大きな挑戦だ。

自信がないと、

わざと、いたずらっぽく答えました。

しかし、ダルトン氏は、

ペンドルトン嬢が引き受けてくれるなら

自分がしっかり躾け直しておく。

ふざけたり、楯突いたりするなんて

夢に見ることすらできないだろうと

非常に深刻に答えました。

 

ペンドルトン嬢は首を横に振ると

考える時間が必要だ。

いつ仕事に出るかも決まっていないと

答えました。

ダルトン氏は、

それでは、ゆっくり考えてみるように。

他の人も引き続き探しているので、

選択に負担を感じないようにと

言いました。

ペンドルトン嬢は、

彼の優しい言葉に頷きました。

 

その会話を最後に

2人は口をつぐみました。

暗いテラスで、

月明かりだけが2人を照らす中、

音楽だけが流れていました。

イアンは月明かりの下に現れた

ペンドルトン嬢の顔に

視線を固定しました。

彼女をダンスに誘った理由は

ただ一つ。誤解を受けずに、

淑女の顔に視線を固定できるのは、

踊る時だけだからでした。

 

このようにペンドルトン嬢の姿を

思う存分見る機会を得るために

1ヶ月近く、

あらゆる努力をして来ましたが、

いざ彼女の顔を見ていると

胸が痛みました。

 

先ほど、会場の中で

ペンドルトン嬢を見た瞬間、

彼の心臓はドスンと落ちました。

彼女の目は赤く充血し、

目尻はただれていました。

唇は荒れて、

頬はげっそりと痩せていました。

具合が悪そうにも見えるし、

深く傷ついているような顔。

ドレスと化粧で

隠そうとしていましたが、

彼の目をごまかすことは

できませんでした。

 

そんな顔でペンドルトン嬢は

ジェンセン嬢に会いに行きました。

彼女の隣にいる中年の男が

プライス氏であることを、

ダルトン氏は容易に分かりました。

 

イアンは遠くから2人を見守りました。

ジェンセン嬢は、すぐに2人から離れ

ペンドルトン嬢とプライス氏は、

そのまま一緒に

どこかへ消えてしまいました。

 

彼は、そのままではいられず、

すぐにペンドルトン嬢を

追いかけました。

一体どんな気持ちで

プライス氏に会いに行ったのかは

分かりませんでしたが、

もし、あの老人がペンドルトン嬢に

とんでもないことを言ったら、

そのままテラスの外へ

放り投げるつもりでした。

 

しかし、彼が幕の後ろから

盗み聞きした二人の会話は

全てが誤解から始まったという

意外なものでした。

 

プライス氏は彼女に

繰り返し謝罪しました。

彼の醜態の背後には

ペンドルトン家の実質的な当主である

ジェラルド・ペンドルトンが

いたのでした。

 

ペンドルトン嬢の伯父という男が

自分の姪を売って

家門の利益を得ようとした。

彼は自然に拳を握りました。

爪が素肌に鋭く食い込みましたが、

力を緩めることができませんでした。

 

彼は一時、

プライス氏の厚かましい求愛から

彼女を守ってくれない

ジェラルド・ペンドルトンに

怒りを感じていましたが、

今は怒りを超えて

憎悪まで感じていました。

 

自分の姪を取引材料にするなんて

彼の常識では

とても考えられないことでした。

ペンドルトン嬢の

出生問題などという理由で、

こんなに酷い振る舞いをするのか。

どんな理由があっても、

彼は人間のクズも同然でした。

 

しかしペンドルトン嬢は

その言葉に驚きもしませんでした。

ただ淡々とプライス氏を慰め、

続いてプライス氏の提案を丁重に断り

彼を見送りました。

 

イアンはしばらくの間、

1人きりでテラスの外を眺める

ペンドルトン嬢の後ろ姿を

見つめました。

小さな体、細い腰。

倒れそうなほど華奢に見える輪郭。

 

彼女は何を考えているのだろうか。

伯父に対する恨み? 侮辱感?鬱憤?

 

イアンはペンドルトン嬢の気持ちが

知りたいと思いました。

自分に全て打ち明けさせたいと

思いました。

 

彼はそのまま幕の後ろから出て、

ペンドルトン嬢に近づきました。

友人という仮面をかぶって

彼女をダンスに誘いました。

 

今、彼は月明かりの下で、

自分に抱かれているような

ペンドルトン嬢を見下ろしました。

自分に向かって

静かに微笑んでいるけれど、

疲れ切った様子が

はっきりと見て取れました。

 

先ほどの選択をするまで、ここ数日間

彼女がどれほど苦しんでいたかが

分かりました。

プライスという奴の醜態について、

すでに十分聞いていたし、

おそらく伯父からも圧力を受けたに

違いありませんでした。

 

しかし、彼女の表情から

悲しみや悩みの色は

見当たりませんでした。

むしろ、非常に

すっきりしているように

見えたりもしました。

少なくとも自分の選択に対して

後悔はしていませんでした。

 

当主が家門に行使する権威と

彼女の様々な境遇を考えれば

それは大きな勇気でした。

 

彼はペンドルトン嬢に

プライス氏を断る選択をしてくれて

ありがとう。その選択を、

あなたが後悔しないように助けたい。

あなたが望むなら、

自分が持っている全てを与えても

構わないと言いたかったです。

 

彼の心は、

ホワイトフィールドの執務室の

窓際に座って、

彼女を想いながら過ごした

過去を思い出していました。

スケッチブックの白い紙一枚一枚に

彼女の顔を描きながら、

目の前に彼女がいてくれることを

どれほど願ったことか。

 

彼の望みが実現したかのように、

彼女は自分の目の前にいました。

しかし、依然として

心は満足していませんでした。

 

自分は、

彼女の友人に過ぎませんでした。

彼女と自分がただの友人だなんて

話になりませんでした。

とんでもない芝居でした。

自分は彼女を、一瞬たりとも

友人として見ることが

できませんでした。

彼女は自分にとって、

ひたすら女性でした。

 

ペンドルトン嬢。 いや、ローラ。

私は完全にあなたのものだ。

私のそばにいて欲しい。

友人ではなく、恋人として、妻として。

その見返りに、私の全てをあげる。

 

彼は心の中で繰り返しながら、

自分の手に乗っている彼女の手を

力強く握りました。

 

「あっ!」

ペンドルトン嬢が叫び声を上げました。

ダルトン氏は、

ピタッと立ち止まりました。

ペンドルトン嬢の苦しい表情に

彼の顔色が変わりました。

 

ダルトン氏が

どうしたのかと尋ねると、

ペンドルトン嬢は首を横に振り、

何でもないので、続けてと促しました。

 

しかし、ダルトン氏は、

自分が握っていた彼女の手を見ました。

ペンドルトン嬢は

手を抜こうとしましたが、

彼は彼女の手首を

ギュッとつかみました。

 

彼はペンドルトン嬢に、

ケガをしたのか? どこで?と

尋ねました。

ペンドルトン嬢は、

昨日、散歩中に

石につまずいて転んでしまい、

指を捻挫してしまったと答えました。

 

ダルトン氏は、

そんなことがあったのに、

なぜ舞踏会に出たのかと

問い詰めました。

しかし、ペンドルトン嬢は、

大丈夫。本当に大したことではない。

最後まで踊ろう。自分は、この曲を

最後まで踊りたいと訴え、

切実な眼差しで彼を見ました。

その眼差しに、イアンの心臓が

ズシンと落ちました。

彼は、再び彼女の手を

ほんの少しだけ握りました。 

 

再び二人は踊り始めました。

しかし、もはや穏やかな雰囲気は

ありませんでした。

ペンドルトン嬢は視線を、

自分の正面にある

彼の胸に固定していたので、

彼はペンドルトン嬢の表情を

見ることができませんでした。

 

彼は彼女の手が、とても心配でしたが

それだけに集中できませんでした。

先ほど、自分を見つめながら

どうか最後まで踊ろうと懇願していた

ペンドルトン嬢の、切実さの宿った

眼差しのせいでした。

 

彼の心臓はドキドキし始めました。

彼女は自分とのダンスを切望している。

自分だけでなく、彼女にとっても、

このダンスに

意味があるということでした。

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ペンドルトン嬢に言われたことを

すぐに実践するなんて、ダルトン氏は

何て優秀な生徒なのでしょう!

彼は、ペンドルトン嬢に宣言した通り

彼女に会う度に

称賛の言葉を浴びせまくると思います。

でも、ペンドルトン嬢は

もうダルトン氏と

ダンスをすることはないし

もしかしたら、

もう会えないかもしれないと

思っているのかもしれません。

 

ペンドルトン嬢を妻として

ホワイトフィールドへ

連れて行けないなら、

とりあえず、

甥っ子たちの家庭教師として

連れて行くのは、

ナイスアイディアだと思います。

でも、ペンドルトン嬢は、

ダルトン氏が彼女を

妻に望んでいることを知らないので

別の女性が彼の妻として

やって来るのを見たくないと

思っている。

ダルトン氏は狂おしいほど、

ペンドルトン嬢を求めているのに

彼女には伝わっていない。

2人の仲が進展しなさ過ぎて

もどかしいです。