自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ミス・ペンドルトンの恋 65話 ネタバレ 原作 あらすじ マンガ 44、45話 ローラの決断

65話 ローラはハイド嬢の下宿に泊まらせてもらうことになりました。

夜になり、ローラは

ハイド嬢と同じベッドに並んで

目を閉じました。

ここ数日間泊まったホテルの部屋より

ずっと快適な寝床でした。

マットレスも、ふかふかで、

たまに廊下から聞こえる足音で

目が覚めることもありませんでした。

 

しかし、ローラは夜が更けるまで

眠れませんでした。

彼女は、

ベッドから起き上がりました。

そして静かにソファーに座りました。

 

先刻の昼間、

ダルトン氏に提案された仕事が

彼女の頭の中を混乱させていて

頭が痛くなりました。

 

ダンビルパーク。2人の問題児。

フェアファクス家の家庭教師。

その仕事によって繰り広げられる

新しい生活。

 

ローラは、かつてダルトン氏が、

ダンビルパークについて

何気なく口にしたことを

思い出しました。

美しい乗馬道と大きな並木道。

四季折々の美しい庭園。

彼が描く彼の姉の家。

 

フェアファクスの人々は皆、

人間的な短所はあったとしても

善良で良心のある人々でした。

高給と安定した仕事。

大きな誘惑でした。

正直、彼女の境遇を考えると、

このように悩んでいること自体が

滑稽なことでした。

迷うまでもなく、

この仕事を引き受けるべきでした。

 

しかし、心の片隅では、

依然として感情的な問題が、

決断の足枷となっていました。

彼を間近で見ながら

感じることになる感情的な苦痛は

目に見えていました。

 

彼は、まもなく結婚するはずであり

ローラは頻繁に

ダルトン氏のそばに立っている

ダルトン夫人を

見ることになるだろう。

フェアファクス家とダルトン家の間には

長い交流の歴史があるので、

彼女は、きっとイアン・ダルトン

よく見るようになるだろう。

 

ダルトン氏とダルトン夫人を見て

自分は、

平静を保つことができるだろうか。

 

予見された苦痛に彼女は迷いました。

自分の心の奥深くに宿った感情は、

埋めようと努力しても、

しきりに飛び出して来ました。

 

今や自分は、

本当にダルトン氏とは

結ばれない状況になりました。

しかし、彼の近くで暮らしていて、

自分の心が埋もれるどころか、

もっと大きくなってしまったら。

自分が限りなく

惨めな気持ちになるのが

目に見えていました。

 

彼女は、彼が結婚する姿を

思い浮かべました。

新しいダルトン夫人を

彼女に紹介する様子。

彼女との間に子供が生まれ、

ホワイトフィールドで

美しい家庭を築いている姿。

 

彼女は胸が締め付けられるように

苦しくなりました。

しかし、彼女の洗練された

理性的な判断は、

すぐに別の映像を見せてくれました。

 

30年後、望まぬ長寿のせいで

いたずらに生を長引かせている自分。

病に蝕まれた晩年。 

病の治療費も底をつき、

救貧院に身を寄せる

老いさらばえた体。

 

慈善に関心のある婦人たちと

数回ボランティアをしてみたので、

ローラは、救貧院がどんな所なのか

知っていました。

 

劣悪な環境でした。

室内にはいつも悪臭が漂い、

建物の隅々まで

ネズミが走り回っていました。

人々は皆、

ぼろきれのような服を着ていて、

食べ物が足りなくて、

度々、激しい奪い合いが

繰り広げられました。

 

その間、

老いて力のない病人たちは、

ほとんど放置された状態でした。

人手不足で、

まともに世話を受けられない

患者たちは、うんうん唸りながら、

薬をくれとブツブツ言っても

誰も耳を傾けてくれない環境の中で

ゆっくりと、生きたまま

腐り果てて行きました。

お金を貯められなければ

それが自分の未来の姿でした。


ローラは全身の血が

凍り付くような気がしました。

ダルトン夫人に対する想像が

彼女の胸を痛めていたとすれば、

貧しい晩年の姿は、

彼女の全身に冷たい水を注いだように

ハッと我に返らせました。

 

彼女は心変わりしました。

彼が結婚して、

彼の妻と生きていく姿を、遠くから

見守らなければならないとしても、

それは、その時のこと。

形のない感情のために、

目の前にある明らかな利益を

諦めることはできませんでした。

 

彼女は首に掛けている

真珠のペンダントをいじりました。

宝石商に渡さなかった

唯一の宝石でした。

彼女はペンダントの真珠の玉を

ロザリオのように一つ一つ撫でました。

 

このネックレスは、

いつも自分の身の程を

悟らせてくれました。

自分の感情を抑えるのに、

いつも役立ちました。

このネックレスが

社交界で自分を助けてくれたように

ダンビルパークでも

自分の感情を閉じ込めて埋もれさせる

助けをしてくれるだろう。

彼女は決断を下しました。

ハイド嬢と暮らすようになって3日目。

その日は、日曜日だったので

2人は、朝早くから

きれいに服にアイロンをかけ、

髪を整えながら

教会へ行く準備をしました。

 

ローラは、普段通っていた

メイフェア地区の

上流階級向けの教会ではなく

ハイド嬢が通う

ホルボーン地区の教会に

付いて行くことにしました。

 

ローラは髪を編んで、

ヘアネットにまとめながら、

その教会まで、

歩いてどのくらいかかるのかと

ハイド嬢に尋ねました。

彼女は、

約20分ぐらいだと答えました。

 

ローラは、

それでは、楽な靴を

履かなければならないと言うと

ハイド嬢は、

心配しないように。

自分たちは馬車に乗って行くからと

返事をしました。

 

ローラは、

貸切馬車に乗って行くのかと

尋ねました。

ハイド嬢は、それを否定し、

紳士が自分たちを

スコートしに来るそうだと

答えました。

 

ローラは疑わしそうな目で

ハイド嬢を見ました。

彼女は何も言わず、

自分の分の聖書を手にしました。

 

2人が家の外に出ると、

まもなく、下宿の前に

高級な馬車1台が停まりました。

ローラは、その馬車を見るや否や

スコートしに来た紳士が

誰なのかに気づきました。

 

馴染みのある紳士が

馬車から降りて来て

ハイド嬢とローラに挨拶しました。

ローラは微笑みながら

軽く膝を曲げて、

フェアファクス氏に挨拶しました。

彼はローラに向かって

優しく微笑みながら、

新しい生活はどうか。

うまく適応していますよねと

尋ねました。

 

ローラが、

「もちろんです」答えると、

フェアファクス氏は、

良かった。むしろ以前より、

顔色が良さそうなので嬉しい。

ハイド嬢が、上手く

もてなしてくれていますよねと

尋ねました。

すると、ハイド嬢は、

自分ほど、ペンドルトン嬢に

良くしてあげられる人はいないと

話に割り込みました。

 

フェアファクス氏は

もちろん知っていると答えると

温かい目でハイド嬢を見つめました。

二人の紳士淑女は、

親しげな微笑みを交わしました。

 

ローラは、

ハイド嬢が社交界を去った後も、

2人の友情が最近まで続いていることに

驚きました。

確かに社交界にいた時代から、

会話も趣味も、

いつも息が合った関係でした。

一時、2人が結婚すれば、

愛がなくても

幸せになれると思うほどでした。

 

ローラが2人を見守っていると

馬車の中から誰かが降りました。

ローラは、

その紳士が誰なのかに気づくと

ドキッとしました。

 

ハイド嬢は、

馬車から降りたばかりの彼を見て、

「あっ、今日は

ダルトン氏も来たのですね」と

嬉しそうに叫びました。

 

彼は帽子を脱いで

ハイド嬢に挨拶をした後、

視線をローラに向けました。

しばらく、彼の視線は、

ローラの顔に留まりましたが、

すぐにハイド嬢にしたように

丁重に頭を下げて挨拶をしました。

ローラは、膝を軽く曲げることで

答えました。

 

4人は馬車に乗りました。

ハイド嬢は、フェアファクス氏と

向かい合って座ったので、

ローラは自然に、

ダルトン氏と向かい合って

座るようになりました。

 

ダルトン氏は

向かい合って座っているローラの顔を

じっと見つめました。

ローラは、それが、まるで

自分に何かを要求しているように

感じました。

おそらく、

彼が3日間の猶予を与えた

決定に対する答えだろうと

ローラは思いました。

 

彼女はフェアファクス氏の方へ

顔を向けながら、彼がハイド嬢を、

よく教会へ連れて行くのかと

尋ねました。

フェアファクス氏は、

毎週ハイド嬢と一緒に

礼拝に参加している。

礼拝が終わった後は、

一緒にお茶を飲みながら

話をしたりしていると答えました。

 

ローラは、

どんな話をしているのかと

尋ねました。

フェアファクス氏は、

主に出版社に出入りする作家や

新刊について教えてもらっている。

とても面白い。

そして、自分は、

社交界の人々の近況を知らせていると

答えました。

 

ハイド嬢は、

フェアファクス氏を通じて

両親の近況も聞いている。

両親は、自分が就職した後、

まるで自分がいないかのように

扱っている。

手紙を出しても返事もないので、

フェアファクス氏から

聞くしかないと、平然と言いました。


ハイド嬢は、

ペンドルトン嬢が、

ロンドンで仕事を見つけたら嬉しい。

毎週、日曜日に

このように一緒に馬車に乗って

教会へ行って、お喋りしたら

どんなに楽しいことかと言うと、

フェアファクス氏に、

そうではないかと同意を求めました。

 

彼は、もちろん自分も

ペンドルトン嬢との友情は

いつまでも続けていきたい。

しかし、

それが欲張りだということも

よく知っている。

ペンドルトン嬢を必要としている

立派な職が用意されているからと

返事をしました。

 

そして、ローラを見つめながら

フェアファクス氏は、

ローラが、自分の友人のイアンから、

兄の家の家庭教師を提案されたと

聞いたと話しました。

ローラが「はい」と答えると、

フェアファクス氏は、

その話を聞いて、

自分がイアンに何と言ったか

分かりますか?

お前は生まれて初めて、

姉の家の役に立つ仕事をしたと

言った。

イアンは甥っ子たちを小突くだけで

教育的に

役に立つようなことはしないと

言いました。

 

すると、イアンは顎を撫でながら

自分は馬車の中にいると

素っ気なく言いました。

フェアファクス氏は聞き流して

話を続けました。

 

彼は、自分の甥たちを

ペンドルトン嬢に任せられたらと思う。

ペンドルトン嬢は

自分が出会った女性の中で

最も知的な人だし、

性質と品格も素晴らしい。

自分の甥たちが

ペンドルトン嬢を見習えば、

立派な大人に成長するだろうと

言いました。

 

フェアファクス氏の心からの褒め言葉に

ローラは頬を少し赤らめて

お礼を言いました。

 

それからローラは

イアンを見つめました。

彼は顎を押さえたまま

窓の外を眺めていました。

彼の視線が

別の場所に向けられているので、

彼女は安心しました。

彼女は教会へ向かう間、

彼を意識して緊張することなく

リラックスして

友達と話すことができました。

 

馬車が教会の前に到着し、

4人は教会の中に入りました。

教会の中は、

商人と労働者階級の人々で

ぎっしり詰まっていました。

皆、質素だけれど、

清潔な服を着ていました。

男たちは髭を剃った顔で、

女たちは小ぶりなアクセサリーで

身を飾って

信徒席に座っていました。

 

礼拝が終わり、

人々は教会を後にしました。

フェアファクス氏は、

こうして皆で集まるのも久しぶりなので

一緒に近くの公園を散歩しようと

提案しました。

3人は喜んで同意し、

彼らは近くの公園に向かいました。

 

公園は、のんびりと

休日を楽しむ人でいっぱいでした。

あまりにも人が多くて、

彼ら4人が並んで歩くには

無理がありました。

 

ハイド嬢とフェアファクス氏は

自然に腕を組んで、話をしながら

先を歩き、

ローラとダルトン氏は、

彼らに遅れをとったまま

歩きました。

 

前の2人が腕を組んだまま、

今日の説教や、

最近の職場での生活について

ひそひそ話している間、

ローラとダルトン氏は

30㎝ぐらい離れて歩きました。

 

2人の間には沈黙が漂っていました。

ローラは沈黙を破るために

最近、社交界の人たちは元気かと

軽い話題を持ち出しました。

ダルトン氏は肩をすくめて

「さあ」と答えました。

 

ローラは、

ランス嬢や他の人たちが

元気なのか気になっている。

自分が、よろしくと言っていたと

ランス嬢に伝えてもらえないか。

手紙は送ったけれど、

自分がどこにいるのか書かなかったので

もしかしたら、

心配しているのではないかと思うと

言いました。

 

しかし、ダルトン氏は、

最近、あの人とは交流がないので

よく分からないと答えました。

 

ローラは心の中で首を傾げながら

なぜ?聞くところによれば、

お茶の時間の度に訪ねて行くほど

親密だったのではなかったかと

思いました。

 

イアンは

落ち着いて彼女を見下ろしながら 

自分は、今日、

自分の提案に対する答えを

聞きに来たと告げました。

ローラは、自分が下した結論を

打ち明ける時が来たことに

気づきました。

 

彼女は、その提案を、

有難く受け入れると答えました。

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ダルトン氏にとって、

ローラの返事を待つ3日間は

とても長かったのではないかと

思います。

もし、彼女が

家庭教師を引き受けてくれたら

何やかやと理由をつけて

ダンビルパークへ行き、

何としてでも、

彼女の気持ちを射止めようと

頑張れるけれど、断られたら、

彼女への希望は一切断たれてしまう。

ダルトン氏は、

早くローラから返事を聞きたい一方で

聞くのが怖かったのではないかと

思います。

ダルトン氏の妻を見るよりも、

救貧院に行く方が嫌だと思った

ローラのおかげで、ダルトン氏の

ローラと結婚するための作戦の

第一段階は成功!

ローラからの返事を聞いた時、

ダルトン氏の心の中では

鐘が鳴っていたと思います。

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いつも

こちらのブログを読みに来ていただき

ありがとうございます。

原作2~3話に対し、マンガが1話と

ハイペースなので、なかなか

マンガに追いつけませんでしたが、

ようやく目途が立ちましたので、

次回よりバスティアンと交互で

1日おきに更新いたします。

今後とも、よろしくお願いいたします。

ちなみにマンガは

50話で休載に入ります。