自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ミス・ペンドルトンの恋 75話 ネタバレ 原作 あらすじ マンガ 50話 子供に戻ったように

75話 オリビアはローラからロンドンの社交界の話を聞いています。

ローラは、

リビアが知っている情報の

ほとんどが、

誇張されていることを

はっきりと伝えました。

特に、社交界のガイドブックとして

書店で売られている本は、

実際の社交界の姿とは

全く違っていました。

そのような本のほとんどは、

お金に困った社交界の落ちこぼれたちが

小遣い稼ぎのために、

誇張と捏造を加えて

無責任に執筆したものでした。

 

本の内容は、ほとんどが

社交界で流行が過ぎたものだったり、

最初から

流行したことがないものだらけでした。

 

ローラは、

リビアが事実だと信じている誤りを

一つ一つ指摘しながら、

正しい助言をしました。

 

ローラは、

あそこは人が住んでいる所で

教養のある女性たちが

脚光を浴びる所だけれど、

実は本当に必要なのは血統のと財産だ。

フェアファクス嬢は、すでに

ヨークシャーの由緒ある

ジェントリ家門の淑女なので、

社交界で歓迎されるだろうと

話しました。

 

リビア

「本当ですか?」と尋ねました。

ローラは

「もちろんです」と答えました。

 

リビアは、ローラの言葉に

何だか安心しました。

フェアファクス夫人が、

「だから、焦る必要はないと

言ったでしょう?」と

笑いを含んだ声で口を挟みました。

 

ローラは、

デビューまでは、

ダンスや絵は趣味でやるだけにして

少し気楽に遊ぶように。

ロンドンへ行けば、本格的に

結婚市場に参入することになるのに

最後の少女時代を

勉強ばかりして過ごすのは

残念ではないかと言いました。

しかし、オリビア

何をして遊ぶのかと尋ねました。

 

フェアファクス夫人は

弟たちと先生と一緒に森へ行くか

イアン叔父さんから、

釣りでも教わったらどうかと

提案しました。

 

リビアは首を横に振りました。

いくら社交界への恐怖から

抜け出したとしても、

もう彼女は、

子供たちの遊びに関心を持つには

大きくなり過ぎたからでした。

 

リビアは、

それは嫌だ。

淑女がすることではないと答えました。

フェアファクス夫人は

「やれやれ、また淑女」と、

ぼやきました。

 

ローラはオリビアに、

何をして時間を過ごしたいのかと

尋ねました。

リビアは、しばらく考えてから、

やはり、もっと勉強したい。

いくら社交界の敷居が高くないとはいえ

才能が多い方が、ないよりはいいと

答えました。

 

ローラは、

どんな勉強かと尋ねました。

リビアは、

本をもっと読んで、フランス語で

完璧に会話ができるようになりたい。

母がフランス人の先生を、

早く探してくれたらいいのにと

答えると、母親を見ました。

明らかな要求の眼差しでした。

 

フェアファクス夫人はオリビア

「分かっているので、

そんな目で見なくても・・・」と

ぼやくと、ローラが

フェアファクス夫人を呼びました。

彼女はローラを見ました。

 

ローラは、

自分が、時々時間が空いている時に

リビアにフランス語を

教えてあげるのはどうかと

提案しました。

 

フェアファクス夫人は、

ローラが、

すでにダニエルとジョージだけで

手一杯なはずだと指摘しました。

 

ローラは、

午前の1、2時間くらいなら大丈夫。

リビアはすでに、家庭教師を通じて

多くのことを学んだので、

自分がすることは

それほど多くはないと思うと

返事をしました。

 

フェアファクス夫人は、

自分としては、

とてもありがたいことでは

あるけれど・・・と呟くと

リビアを見て、

「あなたは、どう?」と尋ねました。

 

リビアは一瞬悩みました。

自分の初恋の叔父を奪った老嬢を

師として仰ぐのは

忌まわしいことでした。

正直、プライドが傷つくことでした。

 

リビアは、

結構です。

先生はフランス人ではないし

母親がすぐに探してくれると言ったので

待つと、つんと澄まして断りました。

 

しかし、オリビア

自分が今言ったことを

信じていませんでした。

無関心極まりない母親が、

1年も引き延ばしている問題を

一気に解決してくれるはずが

ないからでした。

 

ローラはオリビアに、

自分の実力が信用できなくても、

一度、自分と一緒に勉強してみよう。

きっとオリビア嬢の役に立つだろうと

勧めました。

リビアは、

先生に迷惑をかけたくないと

返事をしました。

 

ローラは、

少しも迷惑ではない。自分にも

フェアファクス嬢との勉強が必要だ。

言語は、特に会話は、使わないほど

能力が簡単に衰える。

フェアファクス嬢が手伝ってくれるなら

自分も自分の能力を維持するのに

大いに役立だろう。

自分の実力が足りなくても

お互いに助け合うと思って、

自分と授業をしてくれないかと、

極めて礼儀正しく頼みました。

 

リビアは、ローラが自分に

このように丁重に頼み込むと

心が揺れました。

ロンドンで、

あれほど多くの名士と交流した淑女が

自分にこのようにお願いをするのが

嬉しかったりもしました。

 

フェアファクス夫人も、

先生がここまでお願いしているので、

早く承諾するように。

あなたにとっても

いいことではないかと

横で煽りました。

 

リビア

目をキョロキョロさせていましたが

「そ、それではそうしましょうか」と

すぐに、たどたどしく返事をしました。

ローラが邸宅に来て10日目の午後、

ローラは、思いがけない客に

会うことになりました。

 

ローラとダニエル、ジョージは

森の奥深くにある岩の上に座って

野イチゴを分け合って食べていました。

ジョージが茂みの下に這い込んで

摘んで来たものでした。

おかげで、

ジョージの服は泥だらけでしたが

ジョージの知ったことでは

ありませんでした。

野イチゴを摘んで来て、

ローラのスカートの上に

こぼれんばかりに広げた時の

彼女の表情だけでも

十分に気分が良かったからでした。

先生が頭を撫でながら褒めてくれると

天にも昇るような気分でした。

 

一方、ダニエルは、

先生の褒め言葉を聞いたジョージに

嫉妬しながら、鼻息を荒くして、

野イチゴを食べました。

 

彼らは、初めて先生に会った時の

恐怖と警戒心は忘れ、

ローラをとても好きになりました。

先生は、自分たちがすることに

何でも興味を示し、驚き、

どんないたずらでも、

憚ることなく一緒にしてくれました。

大人の中で、これほど自分たちに

大きな関心を寄せてくれる人は

いませんでした。

父は狩りにだけ夢中で、

母は自分たちをからかう時以外には

関心がなく、姉は澄ましていました。

 

彼らは自分勝手に呑気に

過ごしていましたが、

実は関心に飢えていました。

ところが、

突然現れたきれいな先生が、

自分たちを認めてくれて

称賛してくれると、

幼くて単純ないたずらっ子たちは

ローラに夢中になってしまいました。

彼らの間では、

ローラの承認をめぐる争いまで

起きる始末でした。

 

ジョージがローラのために

どんぐりを拾って来てプレゼントすると

ダニエルは、

蕗の実を両手いっぱい摘んで

ローラのスカートの上にぶちまけ

ダニエルが森に咲いた花を摘んで

ローラに持って来れば、

ジョージは木に登って、

巣にある鳥の卵を取り出して

ローラに捧げました。

 

ローラはそんな2人の少年の間で、

どちらかが不公平だと思ったり

傷ついたりすることがないように、

バランスを取りながら

彼らを励ましました。

彼らの贈り物には惜しみなく称賛し、

実を分け合って食べ、

自分が着ているドレスを

花で飾ったりもしました。

ただ、鳥の卵は、

親鳥が悲しむだろうから、

元の場所に戻すようにと言って、

無事に巣に戻しました。

 

2人の子供が

新しい先生を好きになったように、

ローラも2人の子供に

心を寄せ始めました。

自分に、

純粋な愛情を注ぎ始めた少年たち。

ローラは、

彼らの純粋さが気に入りました。

彼らと遊びながら、

まるで、再び子供に戻ったような

気分にさえなりました。

 

彼女はあまりにも長い間、

人工的で虚飾に満ちたものの中で

生きてきたので、

純粋さを取り戻すことが

不可能だと思いました。

しかし、

少年たちと一緒に木々の間を走り、

土の上で転げ回っていると、

消えてしまったと思っていた純粋さが

蘇って来るような

気がしたりもしました。

29歳の自分がまるで19歳、

いや、何も知らない9歳に

戻ってしまったかのように。

 

澄み渡って静かできれいな森の中で

ローラは不思議なほど

朗らかな気分になり、

時には胸がいっぱいになるほど

幸せになったりもしました。

 

野イチゴを食べ終わると、

3人は一緒に水切りをしに

湖へ向かいました。

ダンビルパークに近づくほど

道が広くなり、

地面が平坦になっていきました。

まるでトンネルのように

両側の木々がアーチを形作っている

大きな土の道が現れました。

 

すると、遠くから森の方へ歩いて来る

1人の男性が見えました。

ローラは見慣れた人影に

ピタッと立ち止まりました。

 

「イアン叔父さんだ!」

紳士の正体を知った2人の少年は、

びっくり仰天して服をはたき、

ポケットに押し込んでいた帽子を

取り出しました。

しかし、本当に

身だしなみを整えるべき人は

ローラでした。

 

ローラも自分の姿を意識しました。

きちんと巻いて固定しておいた髪の毛は

ヘアネットの間からこぼれ落ち、

服は泥だらけで

野イチゴの汁まで染みついて

まだらになっていました。

家庭教師という身分の身なりにしては

滅茶苦茶でした。

しかし、教え子たちのように

直すこともできませんでした。

すでに彼が近くまで

近づいてしまったからでした。

 

ダルトン氏は、ローラとは対照的に

グレーのスーツに黒のネクタイを締め

紳士用の帽子をかぶった

きちんとした身なりでした。

 

「こんにちは、叔父さん」

少年たちは、普段のふざけた態度もなく

丁重に挨拶しました。

ダルトン氏は頷いてローラを見ました。

ローラは少し顔を赤らめました。

 

彼は、ヘアネットからこぼれ落ちた

赤金色の巻き毛と、運動をしたせいで

ほのかに赤くなった頬を見て

驚いたようでしたが、

すぐに、いたずらっぽく笑って、

今日の科目は生態学かと尋ねました。

ローラは、顔を少し赤らめて

頷きました。

 

ダルトン氏は、

楽しかったようだけれど

何をしたのかと尋ねました。

ローラは、

木に登って巣を観察した。

そして、野イチゴも探した。

果実を見つけることに関して、

ジョージは、なかなかの腕前だと

答えました。

 

ダルトン氏は、

それで時々邸宅の人たちを

気絶させたりする。

果実を探しながら、

ついでに親指ほどの幼虫や

足が24本ほどあるムカデも見つけて

それをポケットに、こっそり入れて

御者がちょっと脱いでおいた帽子や

メイドのエプロンのポケットに入れて

知らぬ顔をすると話しました。

ローラはプッと吹き出しました。

 

ダルトン氏はジョージに

厳しい眼差しを向けると、

先生に、

そんなことはしていないだろうねと

尋ねました。

ジョージは、

すぐに首を横に振りました。

 

ローラと少年たちが

水切りをしに行くことにしたという

話を聞くと、ダルトン氏も

一緒に行くことにしました。

イアンは少年たちを先に歩かせ、

ローラと2人きりで歩きました。

 

ダルトン氏は、もっと早く、

ローラを訪ねて来られなかったことを

謝りました。

ローラは、

とんでもない。ダルトン氏は

領地の仕事で忙しい身だからと

返事をしました。

 

ダルトン氏は、

生活で困っていることはないか。

きっと足りない点も

あったのではないかと尋ねました。

ローラは首を横に振ると、

全くない。過分なまでのもてなしに

恐縮していると答えました。

 

ダルトン氏は、

信じられないといった目で

ローラを見ました。

礼儀上、

言及するのを控えているのだと

思ったようでした。

 

ローラは、

目立つかどうかは分からないけれど

ここへ来てからウエストが

2インチも増えた。

毎日、朝晩、フェアファクス氏が

しきりに食べ物を勧めてくれるけれど

こうやって走り回っているので、

いつもお腹が空いて、

節制できずに全て食べてしまう。

来年頃、また服を

作らなければならないと

すぐに付け加えました。

 

ダルトン氏は、クスッと笑いました。

ローラの顔が少し赤くなりました。

 

ダルトン氏は、

良かった。

きっと大変な思いをしていると

思っていたから。

新しい所に適応するのは

並大抵のことではないだろうからと

言いました。

 

ローラは、

たぶん他の所で働いていたら、

普通の家庭教師の立場だったら

そうだっただろう。

しかし、正直、自分は

仕事を始める前よりも

元気に過ごしている。

ダンビルパークの人々は、

自分を雇用人ではなく

家族のように扱ってくれている。

家にいるように気楽だと

返事をしました。

 

ローラの声には

明るさがこもっていました。

ダルトン氏は、黒い瞳

ローラの顔をじっと見つめました。

今の彼女は、ロンドンで見た彼女とは

全然違いました。

血色の良い顔に、

足取りには力が溢れていました。

相変わらず痩せてはいましたが

顎のラインがはるかに柔らかくなり

彼女に少し肉が付いたことが

分かりました。

やはり、彼女の言葉は

嘘ではありませんでした。

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イアンは、ローラに会いたくて

仕方がなかったけれど、

あまり早く会いに来て

ローラに警戒されたら困るし、

実際、ロンドンへ行っている間に

溜まっていた領地の仕事も

しなければならなかったので

はやる気持ちを

必死で堪えていたのではないかと

思います。

もしも、ローラがダンビルパークで

気まずい思いをしていたら

姉に抗議をしていたのでしょうけれど

幸せそうなローラを見て、

心からほっとしていると思います。

 

本当に必要なのは血統と財産。

ローラは知性も教養も備えていて

淑女としては非の打ち所がないのに

その血統のせいで

蔑まされてきたために、

リビアに、そう話したのですね。

悲しいです。