自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ミス・ペンドルトンの恋 82話 ネタバレ 原作 あらすじ 姉妹のように

82話 オリビアはメロドラマより悲劇的なローラの両親についての話を聞いています。

ローラは、

幼い頃、父は自分に

この話をしてくれた。

そして、話をしながら、

いつも目頭を赤くしていた。

自分がもう少し賢明だったら、

母は、あんな風に

ならなかっただろうし、

自分に不名誉を

もたらすこともなかったと。

自分もそう思う。

実際、2人とも、とても若かったし

とても愚かだった。

あのような形の結婚は

正しくないと言いました。

オリビアは、

ローラの冷静な考えに

反旗を翻したいと思いました。

 

オリビアは、

でも、それは、

2人が深く愛し合っていたからに

違いない。

悲劇で終わってしまったけれど

それでも先生は

生まれて来たではないかと

反論しました。

ローラは、黙って

笑ってばかりいました。

 

オリビアは、

2人が無事にグレトナグリーンへ

行けていたら良かったのに。

そうすれば、家族3人で

無事に幸せに暮らしていただろうと

言いました。

 

ローラは、

オリビアがそのように

受け止めてくれたことに

お礼を言いました。

そして、

2人がもう少し賢かったら

両親は自分のそばにいただろうと

たまに思う。

2人が愛し合っていたことを

自分は否定しない。

自分は時々母の肖像画を見て

自分のそばにいたかもしれない

母のことを考える。

母は大人になる前に

自分の運命を決めてしまったので

そんな悲劇に見舞われてしまった。

一時、母を恨んだこともあったけれど

今は恨んでいない。

父も同様だと話しました。

 

オリビアは、

先生の父親はどうなったのかと

尋ねました。

ローラは、

分からない。幼い頃、自分は

ペンドルトン家に預けられ、 

大人になってから

父を探してみたけれど

父の名前を持つ画家は

どこにもいなかった。

本国に戻ったのだろうと

淡々と答えると、

ペンダントの蓋を閉め、

再び服の内側に入れました。

そして、無言で、草花のように静かに

広々としたダンビルパークの乗馬道を

眺めました。

 

オリビアはローラの姿から、

何とも言い表せない感情を

覚えました。

なぜ、先生は、こんな話を

これほどまでに率直に淡々と

話せるのだろうか。

そして、話を終えた後に、

こんなにも

平安でいられるのだろうか。

オリビアは、初めて自分の先生に

畏敬の念を抱きました。

 

2人がその会話をした後、

オリビアの先生に対する態度は

次第に変わって行きました。

今までフランス語の授業の時以外は、

会っても見て見ぬふりをし、

先生が先に挨拶してから、

気づいたふりをしました。

しかし、今は会うと

オリビアが先に挨拶をし、

授業時間以外にも、礼儀を

わきまえるようになりました。

それだけでなく、友人の1人が、

温泉都市のバースを観光して

帰って来た際に、

プレゼントしてくれたレースを

気前よく切り、

帽子を飾ってと言って

渡してくれたりもしました。

 

ローラは

オリビアの変化に驚きました。

これまで彼女は、授業時間のみ

無理に従順になっていただけで、

それ以外の日常では、ほとんど自分を

存在しない人扱いしていました。

しかし、ローラは、

オリビアが自分の生い立ちについて

知ったことで、自分に対して

憐みを抱いていることに

すぐに気づきました。

 

若い教え子の

憐れみの対象となることは

あまり楽しいこととは

言えませんでしたが、

ローラは、オリビアが今になって

自分に心を開いてくれたことを

ありがたく思うことにしました。

そしてオリビアの優しい心遣いを

喜んで受け入れました。

 

ローラは

オリビアからもらったレースで、

地味な黒い帽子と綿のハンカチを

きれいに飾りました。

そしてお礼に、その日の夜ずっと

オリビアが好きな

メンデルスゾーンの曲を

弾いてあげました。

オリビアはローラのそばに座って

楽譜をめくりながら

ローラの演奏を聞きました。

 

ローラは、

オリビアの下手な指先から

出るものとは比べ物にならないほど

優雅な旋律を作り出しました。

オリビアはその事実に

少しも腹を立てませんでした。

嫉妬すらしませんでした。

ただ、白い蝶のように

鍵盤の上をひらひらと飛び回る

ローラの指を見て、

いつか自分も、このように素敵に

ピアノを弾きたいという願いを

抱くだけでした。

 

その日以降、オリビアは

ローラがピアノを弾く時に

ずっとローラのそばに座って

彼女の指を見つめたり、

楽譜をめくったりしました。

 

毎日のように並んで座って

音楽に集中する淑女たちの間で

友情が花開くのは

当然のことでした。

ローラは自分の腕前を

称賛の眼差しで見つめるオリビアを

可愛く感じ始め、

毎日森を駆け回って遊ぶ

2人の男の子と同じくらい

親しみを覚えました。

 

しかし、オリビアの感情は

ローラより深く、真剣でした。

オリビアは、これまで

ローラの素晴らしいところを

自分のものにすることを

望んでいました

しかし、今は、先生の優れた点を

愛するようになりました。

憧れの対象に感じる愛を

オリビアは、これ以上抑え込んで

無視する必要はありませんでした。

 

彼女がどんな本を読んだのか、

どんなダンスができるのか、

どれだけ多くの楽譜が

頭の中にあるのか、

どんな詩が好きなのか、

オリビアは全てを知りたくて、

それを率直に尋ねました。

そして、ローラの返事は、

彼女を失望させるどころか、

ローラへの憧れを育みました。

 

彼女の学識レベルは

今まで会って来たどんな淑女より

優れていました。

家庭教師の中でも、

彼女ほど豊かな知性と教養を

持った人はいませんでした。

ローラ・ペンドルトンは

オリビアが常に憧れていた

完璧なレディーそのものでした。

 

オリビアはローラのように

完璧なレディーになりたいと

思いました。

彼女は、自分がいつも探し回っていた

完璧なロールモデルを

見つけたのでした。

 

オリビアはローラの後を

ピッタリとくっ付いて

歩き回るようになりました。

先生に迷惑をかけるので、

止めるようにと、

フェアファクス夫人が

止めるほどでした。


しかし、ローラは全く、

煩わしいとは思いませんでした。

オリビアの心をつかめたのが

嬉しかったし、

彼女が自分を好きな理由が

彼女の高い向学心のためだという点が

さらに気に入りました。

ローラもまた、

女学校に通っていた13歳の時、

いつも好きな先生の後を

付いて回り、

1つでも多くのことを学ぼうと

努力していたからでした。

 

ローラは、

オリビアのレベルと特性に注目し始め

すぐにオリビアが、

意欲に比べて1人で勉強するのが

苦手だということに気づきました。

そのため、

先生が付いている教科以外は、

意欲に見合った成果が

出ていませんでした。

その中でも、

特に顕著だったのが読書でした。

 

オリビアは、

大学にいる一番上の兄に頼んで

作ってもらった図書リストをもとに

1人で読書をこなしていました。

ローラは、

リストを見せてほしいと頼み、

オリビアはすぐに

それを持って来てくれました。

 

ローラは題名を見ながら

心の中で舌打ちをしました。

全てオリビアが読むには

難しすぎる本でした。

案の定、オリビアは

リストにある本のほとんどを、

冒頭の部分だけ読んで

諦めていました。

 

ローラは13歳の子供が読むのに

興味深く読めて、かつ

ためになる本で

改めてリストを作り直しました。

そして1週間に1冊ずつ読んで

自分と話をすることを

約束しました。

2人が友情を交わしている間、

ダンビルパークに

秋が訪れ始めました。

ローラとオリビアの関係は

日に日に親密になり、

師弟関係や友人を超えて

姉妹のようになっていました。

 

そんな様子をフェアファクス夫人は

微笑ましく見守っていました。

彼女はオリビアとローラの友情が

まさに、自分の娘に必要なものだと

考えていました。

大きくなったふりをしていても、

まだ幼くて分別のないオリビアが、

ローラのように、成熟して

賢明な淑女と交流することで、

分別もつき、短所も補えるだろうと

考えていました。

 

そして、

2人の友情を見守っていたのは

フェアファクス夫人だけでは

ありませんでした。

イアンもまた、2人の友情を

興味深く見つめていました。

 

彼は週に 1 回以上は

必ずダンビル パークに

立ち寄りました。

名目上は.、

ダンビルパークの家族の安否を

尋ねてスケッチをするためでした。

彼の本当の意図を知らない人たちは

すっかり騙されてしまいました。

彼は、普段よりも

ダンビルパークに訪問する回数が

増えてもいないし、

より長く滞在することもなく、

別の姿を見せることも

なかったからでした。

 

しかし、

フェアファクス夫人とオリビアは

彼の意図を知り、

特にフェアファクス夫人の目には

イアンが

そうではないふりをしながらも

内心焦っているのが丸見えでした。

ローラの勘の鋭さと慎重な気質が

警戒心を起こさないよう、

イアンは注意しながら、

ローラに近づくために

努力していました。

おかげでローラとイアンは

ロンドンにいた時より

ずっと親密な友情を

育んでいたところでした。

お互いについて

前よりもっと知るようになり、

考えと感情を

分かち合うことにおいても

はるかに率直になっていました。

 

しかし、それにもかかわらず、

見えない線は

常に存在していました。

男と女という線。

紳士と家庭教師という線。

地主と労働者という線。

ローラもイアンも、それを

はっきりと意識していました。

ローラはその線を守るために、

イアンは、それを

なんとかして乗り越えるために。

 

イアンは、

自分の目的を達成するために

慎重に慎重を期していました。

再び拒絶が繰り返されれば、

永遠に彼女と

別れることになるからでした。

そんな中、ローラとオリビアが

友達になったのは、

彼にとって1つの好機が訪れたのも

同然でした。

 

イアンは、ローラとオリビアが

杉の木の下のベンチに座って

頭を突き合わせて本を読むのを

見下ろしながら、

ソファーに座っている姉に

オリビアに頼まなければならないと

告げました。

 

いつ上がってくるか分からない

ペンドルトン嬢に備えて

カードを片付けて刺繍をしていた

フェアファクス夫人は、

「何を?」と尋ねました。

イアンは、

ペンドルトン嬢と自分が

親しくなるのを

オリビアに手伝って欲しいと

答えました。

 

フェアファクス夫人は驚き

「本気ですか?」と尋ねました。

イアンは「うん」と答えました。

 

フェアファクス夫人は、

いくら6年前のこととはいえ

あの子は、かつてあなたに

プロポーズした子だと

言いました。

イアンは、

あれはハプニングだ。

今は、あんな風に

自分が愛する女性と仲睦まじく

詩を読んでいるではないか。

時々姉がオリビアをからかって

その話を持ち出しさえしなければ

とっくに自分たち全員の記憶から

消えていただろうと

言い返しました。

 

しかし、フェアファクス夫人は

自分はそうは思わない。

女の愛が、どれほど未練がましく

長く続くか、あなたは知らない。

それにオリビアは

幼稚なところがある。

むやみに、そんなお願いをして、

オリビアの機嫌を損ね、先生に

あなたの策略を告げ口されれば

取り返しのつかない事態に

なるだろうと助言しました。

 

しかし、イアンは、

オリビアが、それほど

分別がないとは思わない。

姉は一人娘に厳しいところがあると

非難しました。

 

フェアファクス夫人は、

イアンがオリビアに

寛大すぎるところがある。

その態度の半分でも、

ジョージとダニエルに

見せていたなら、

あの子たちもあなたを

今より怖がらないだろうと

忠告しました。

 

イアンは、

そうしていたら、今頃、彼らは、

手に負えない暴れん坊に

なっていただろう。

4年前に、

彼らが森で火遊びをする前までは

自分はそれなりに善良な叔父だったと

言い返しました。


フェアファクス夫人は、

そういう理由なら言うことはない。

ダンビルパークの森林の半分を

焼き払うところだったから・・・

とにかく自分は少し心配だ。

オリビアが、

いくら先生を好きになったとしても

それは、あなたとペンドルトン嬢が

結ばれる可能性がないと

思ったからだと異を唱えました

 

イアンは黙って

階下を見下ろしました。

いつのまにか2人の淑女は、

頭を突き合わせて

何かを囁いていましたが、

いったい何を話しているのか、

クスクス笑っていました。

イアンは腰を屈めて

笑っているオリビアとローラを

見つめながら、

オリビアは、

きっと自分の言うことを

聞いてくれるだろうと言いました。

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イアンは

ローラと結婚したい一心で、

彼女をフェアファクス家の

家庭教師にしましたが、

それが結果的に子供たちに

良い影響を与えることになり、

ローラとの友情も復活したので

イアンの作戦の第一段階は

成功したと言えると思います。

しかし、

ローラの鉄壁の結婚観を変えるのは

至難の業だと思うので、オリビアが

良き助っ人になってくれることを

願っています。