自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ミス・ペンドルトンの恋 86話 ネタバレ 原作 あらすじ 一番退屈な小説

86話 オリビアはラムズウィックに、イアンがローラを好きであることを教えました。

ラムズウィックは、

安堵のため息をつきましたが

すぐに、泣きそうな顔になりました。

 

ラムズウィックは、

なぜ、ご主人様は、

こんなに重要なことを、

一度も話してくれなかったのか。

まもなく、

この屋敷の女主人になるかもしれない

淑女が来るなら、

いつもよりもっと入念に掃除し、

この屋敷で

一番美しいと自負できる12部屋を

案内することもできたはずなのにと

嘆きました。

 

オリビアは、

ラムズウィックが

無駄に騒ぎ立てるのを嫌って、

あえて、

言わなかったのかもしれない。

それにラムズウィックは正直過ぎて

嘘がつけないので、自分の話は

聞かなかったことにして欲しいと頼むと

弁護士との話は

いつ頃終わるのかと尋ねました。

ラムズウィックは

もうすぐ終わると答えました。

 

オリビアは舌打ちすると、

叔父は、

今日、必ず先生を連れて来るよう

念を押したくせに、

なぜ、よりによってこの時間帯に

仕事をしているのかと尋ねました。

 

ラムズウィックは

ご主人様と

約束をしていたのかと尋ねました。

オリビアは、

はっきり約束した。

だから、どうやって先生を

ここへ連れて来ようかと、

母と頭を抱えて

どれだけ悩んだことかと答えました。

 

ラムズウィックは

先送りできない話だったからだろう。

最近、弁護士と財産管理人が

よく訪ねて来て、

何時間も話し込んでから帰ると

説明しました。

 

オリビアは、

何の話をしているのかと尋ねました。

ラムズウィックは

それは自分にも分からない。

ビジネスの話ではないだろうかと

答えました。

 

ビジネスには興味がないオリビアは、

首を回して先生を見ました。

先生は、

自分たちの存在さえ忘れたかのように

じっと本を読んでいました。

 

オリビアはラムズウィックに、

先生がホワイトフィールドホールを

気に入ったかと尋ねました。

ラムズウィックは「はい」と答え、

特にロングギャラリーの絵に

深く感銘を受けた様子だった。

絵を見る目があるようだと

話しました。

 

オリビアは肩をすくめると、

先生は幼い頃から、

最高の女学校で教育を受けたし

12年間も、

ロンドンの社交界にいた淑女なので

レベルが高いのは当然だと

話しました。

 

その言葉に驚いたラムズウィックは

どうして、そんな人が

家庭教師をしているのかと

尋ねました。

オリビアはうーんと考えて

ため息をつくと、

その理由を聞けば、おじさんも

バケツ1杯分くらいの涙を

流すだろうと答えました。

 

ラムズウィックは不思議そうな目で

オリビアを見ました。

オリビアは、再び

ラムズウィックを手招きしました。

彼が頭を下げると、オリビアは

ひそひそと話を始めました。

 

一方、2人の存在さえ忘れて

本に夢中になっていたローラは、

わくわくする気持ちで

両手に広げていた本を閉じました。

トマス・ホッブズの

「リヴァイアサン」でした。

女学校時代、校長先生の勧めで

読んだ本でしたが、

十数年ぶりに改めて読んで見ると

感慨深いものがありました。

 

家に帰ってゆっくり読んでみよう。

彼女は本を両腕で抱えて、

ゆっくりと本棚の前を

歩き回りました。

 

ダンビルパークにも

書斎がありましたが、

保有している書籍が少ない上に

本の管理状態が悪く、

ページがバラバラに剥がれ落ち、

表紙が剥がれ落ち、さらにはカビが

生えていることもありました。

ローラは読みたい本を見つけても、

本をさらに傷めるのではないかと

思って、思う存分開いて

見ることもできませんでした。

 

彼女は歩き回りながら、

オリビアに必要な本を見つけました。

驚いたことに、数万冊の本の中から

彼女は5分も経たないうちに

本を見つけることができました。

分野と作家の名前別に、本が体系的に

分類されていたからでした。

開いた本の状態も素晴らしく、

古い本は、

紙が黄色く変色してはいましたが、

どれも埃一つ積もっていなくて

きれいでした。

使用人たちにより、細心の注意を払って

管理されていることは明らかでした。

こんなに、たくさんの本を集めるのも

大変だけれど、

きれいに管理するのは、

並大抵のことではないはずでした。

 

愛書家の彼女は、

本を集めたダルトン家の先祖たちと

その本をきれいに管理している

ダルトン氏に、

限りない尊敬の念を抱きました。

 

ローラは庭を散歩するように

本棚の前を歩きながら、

2、3冊の本を選びました。

ゲーテの「ファウスト」の原書と

ジェイン・オースティンの

「マンスフィールド・パーク」でした。

 

本をすべて選んだローラは、

再びオリビアに近づきました。

ラムズウィックとオリビアは

頭を突き合わせて話をしていました。

そうするうちに

ローラの足音が聞こえると、

すぐに口を閉ざしました。

そして、ラムズウィックは、

相変わらず優しい様子で

ローラが座る席の椅子を引き

バラのティーカップにお茶を注いで

ローラのそばに出してくれました。

 

ラムズウィックは

客のための昼食の準備が

順調に進んでいるかを確認するために

図書室を出ました。

 

ローラはお茶を飲みながら、

オリビアに、

探して来た本を見せました。

オリビアは、

自分に必要な本だけではなく

先生が読みたくて持ってきた本にも

興味を持ちました。

ローラは快く、

自分が持ってきた本を見せました。

 

オリビアは、

「リヴァイアサン」という本は

初めて聞いた。

これは、イタリア語?

「マンスフィールドパーク」は

ジェイン・オースティンの

小説ですねと尋ねました。

 

ローラは

「そうです」と答えると、

自分は小説家の中では

ジェイン・オースティンが一番好きだと

話しました。

 

オリビアは、

自分も「傲慢と偏見」は

面白かったけれど、

他の作品は今一つだった。

「説得」は退屈だったし、

「マンスフィールド」パーク」は

最後まで読めなかった。

自分は「ジェーン・エア」や

ダーバヴィル家のテス」のような

小説の方が好きだと言いました。

 

ローラは、

「説得」は、大人になってから

また読むと感じ方が変わるだろう。

でも、

「マンスフィールド・パーク」は

フェアファクス嬢が大人になっても

今の感想と変わらないと思う。

でも、自分は、

オースティンの小説の中で、

「マンスフィールド・パーク」が

一番好きだと言いました。

 

オリビアは革装丁に包まれた

「マンスフィールド・パーク」を

じっと見つめました。

先生が一番好きな作家の

一番好きな小説だなんて。

もう一度読まなければ

ならないような気がしました。

自分が発見できなかった

何か特別な点が、小説に

隠されているような気がしました。

 

オリビアはローラに、

ダンビルパークでこれを・・・と

話している途中、

淑女の皆様は、

楽しい時間を過ごしていますか?

と尋ねる声が聞こえて来ました。

 

2人の淑女は同時に

図書室の入口へ顔を向けました。

そこには、

この図書室の主人であり、

この邸宅の主人、

そして彼女たちが通り過ぎた

白い白樺1本1本の主人である

イアン・ダルトンが立っていました。

 

彼は、紺色のスーツに

タイまで結んでいました。

そして、

ホワイトフィールドの白樺の

黒い模様のように真っ黒な目で

優しく淑女たちを見つめていました。

ロングギャラリーに飾られた

どんな絵にも見られない

美しい微笑を浮かべていました。

 

彼は女性たちに近づいて来ました。

2人の淑女は、

歓迎すべき男の登場に微笑み、

彼の前でそっと膝を曲げて

礼を尽くしました。

 

ダルトン氏は、

ペンドルトン嬢を招待するのは、

石炭を黒曜石に変えるより難しいと

思っていたと打ち明けました。

ローラは、

フェアファクス夫人が、

娘1人だけで行かせることはできないと

言ったからだと返事をしました。

 

ダルトン氏は、

姉とオリビアが、

自分の願いを叶えてくれたわけだと

穏やかな口調で話し、

オリビアに、ニッコリ微笑みました。

 

ダルトン氏はオリビアに、

久しぶりに

ホワイトフィールドで会えて嬉しい。

母親は元気かと尋ねました。

オリビアは、

元気だけれど、

暖炉に入れる薪の数が増えたと

答えました。

 

ダルトン氏は、

もうすぐ、もっと寒くなるのに

心配だと静かに呟くと、

チラッと机の方を見ました。

そして、淑女たちが

どんな本を選んだのか気になると

言いました。

 

ローラはダルトン氏に

本を見せてあげました。

穏やかに微笑みながら、

彼女が選んだ本に目を通していた

彼は「マンスフィールド・パーク」の

表紙を見ると、

訝し気な眼差しになりました。

 

ダルトン氏は、

これはオリビアのために

選んだものかと尋ねました。

ローラはそれを否定し、

自分が読もうと思っていると

答えました。

 

ダルトン氏は、

それを読むのを積極的に止めても

気分を害さないですよねと

尋ねました。

ローラは、

気分を悪くはしないけれど、

なぜ止めようとするのか気になると

答えました。

 

ダルトン氏は、

オースティンの小説の中で

一番退屈な小説だから。

この小説を書いた当時、

明らかに不愉快なことが、

オースティンの周辺で

連続して起こったはず。

そうでなければ、

「エマ」を書いた文才のある人が

こんなものを誕生させたはずがないと

主張しました。

その言葉にローラはプッと笑い、

オリビアの顔は真っ青になりました。

 

「おじさん。その小説は・・・」

オリビアは、

ローラの気分を害することを恐れて、

叔父の遠慮のない言動を

引き止めようとしました。

しかし、ローラは静かに

オリビアを制止しました。

 

ローラは、

「マンスフィールド・パーク」に

対するダルトン氏の見解は

そういうものなのですねと確認すると

自分はまだ、オースティンの小説を

何も読んでいないので、

オースティンの小説の中で

他の作品を推薦してくれないかと

頼みました。

 

ダルトン氏は、

指で顎を撫でながら考えていましたが

すぐに首を横に振ると、

簡単ではない。

主人公たちが皆、愚かに振る舞い

結末も千篇一律だ。

それでも「説得」だけは

大丈夫だろうと答えました。

 

ローラは、

「説得」が

ジェイン・オースティンの作品の中で

まだマシな小説なのですねと

確認しました。

ダルトン氏は、

そうです。アン・エリオットは

オースティンが創造した主人公の中で

最も成熟した人物だ。

他の連中は皆、愚かで愚鈍だ・・・

と答えましたが、

ついに我慢できなくなったオリビアが

途中でダルトン氏の言葉を遮りました。

 

彼は怪訝そうな目で姪を見ました。

オリビアは早口で状況を説明しました。

ダルトン氏の顔が

当惑の色に染まりました。

 

ダルトン氏はローラに

許して欲しいと謝りました。

ローラは笑顔で首を横に振ると、

先に騙したのは自分なのに、

どうしてダルトン氏が謝るのか。

自分は賛辞であれ酷評であれ、

ありのままを聞きたくて

話さなかった。

なぜ、そんなに

オースティンの主人公たちが嫌いなのか

最後まで話して欲しい。

是非、聞きたいと頼みました。

 

ダルトン氏は眉を顰めて笑うと

時々ペンドルトン嬢は

人をうろたえさせる。

どうせオースティンに対する見解が

バレたのだから、

遠慮なく話すことにする。

ただし、昼食の時間なので、

まずは食事をしようと促しました。

3人の紳士、淑女は

食堂へと足を運びました。

ホワイトフィールドホールの

食堂は、磨きたての陶器のように、

艶々と輝く空間でした。

 

白いテーブルクロスが掛けられた

10人用のダイニングテーブルの上には

銀食器が置かれて煌めき、

あちこちに置かれた

白磁の花瓶に活けられた夏の生花は

瑞々しい香りを放っていました。

大きな窓が開け放たれ、

その向こうには、

美しいホワイトフィールドの風景が

広がっていました。

3人がテーブルに座ると、

次々と料理が運ばれて来ました。

 

熱いキノコのスープと冷たいサラダ。

キジ肉とカレイの料理、

鳥肉のパイとライスプディング。

 

ローラは、

ホワイトフィールドホールを

歩き回ったせいで、

とてもお腹が空いていたので、

食べ物が嬉しく感じられました。

ダルトン氏がオリビアに

ダンビルパークの家族の安否を

詳しく尋ねている間に、ローラは

気兼ねなく空腹を満たしました。

 

ローラは料理を味わいながら

ホワイトフィールドの料理人が

腕のいい人だということに

気づきました。

ソースの味が洗練されていて、

ちょうど良い焼き加減でした。


雨が降ると腰の痛みがぶり返すという

義兄の話から、小さなイアンの

よちよち歩きの進捗状況まで、

フェアファクス家族の近況を

全て聞いたダルトン氏は、

ようやくローラへ視線を向けて

食事は口に合っているかと尋ねました。

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イアンはローラに話しかけたくて

たまらなかったけれど、

いきなり、ローラに

根掘り葉掘り尋ねて

怪しまれてもいけないので、

まずは、フェアファクス家の様子を

全て聞いてから、ローラに

話しかけるつもりだったのでは

ないかと思いました。

イアンはローラを招待するのは、

石炭を黒曜石に変えるより難しいと

冗談を言いましたが、

ローラがホワイトフィールドへ

来ることを、

かなり躊躇っていたことまで

知っていたとしたら、

冗談ではなく本気で

言ったのではないかと思いました。

 

ところで

ジェイン・オースティンと

ジェーンエアは

どちらもスペルがJaneなのですが

前者は、

ジェインと日本語訳しているのが

多く、後者はジェーンが多いので

それに合わせました。