自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ミス・ペンドルトンの恋 97話 ネタバレ 原作 あらすじ ローラの提案

97話 雷雨を避けて非難している廃屋で、ローラはダルトン氏に、自分は両親と同じ選択をしないと言いました。

彼は黙ってローラを見つめました。

 

ローラは、

彼らとは違う人間として生きようと

努力してきた。

常に現実を直視し、

理性と分別を優先して

考えようとしてきた。

感情に流されることは

決して許さなかった。

その努力を絶え間なく続けてきたせいで

ダルトン氏の喫煙の習慣のように

完全に自分の体に染みついてしまった。 

今、自分は意図した通り、

母と父とは全く違う人間になった。

強い感情が湧き上がると、

自分は石のように固まってしまう。

すぐに、それを分析して、判別して

それに相応しい対応しようとするからと

話しました。

 

ダルトン氏は、

それは悪くない性格のようだと、

とても親しい人たちにも

滅多に聞かせない優しい声で

返事をしました。

続けて彼は、

自分はペンドルトン嬢の理性的な面を

尊敬している。

正しい良識を持つ人間であれば、

誰でも自分と同じだと思う。

あなたは常に冷静で、穏やかで

優しくて、公正な人だ。

あなたが穏やかなのは賢明だからであり

優しいのは強いからだ。

あなたの、このような性格を

天にいる両親も

誇りに思っているだろうと話しました。

 

ローラは、

本当にそうだろうかと尋ねました。

ダルトン氏は、

「もちろんです」と答えました。

ローラは微笑みました。

彼女の笑顔を、ダルトン氏は

温もりに満ちた目で見上げました。

 

その視線を受けながら、

ローラは、ワインを飲んだかのように

けだるい温かさが

全身を包み込むような感覚を

覚えました。

彼女の心の中で、

いつも密かに隠してきた彼への愛情が

むやみに外に出たがって暴れました。

 

視線で、表情で、言葉で、

そして身振りで、

彼に心を表現したいと思いました。

彼が持っている

シガレットケースになって

彼に撫でてもらい、

彼が着ているシャツのように

彼の体に密着し、

彼が当たっている暖炉の炎のように

彼を温かく

包み込みたいと思いました。

バリバリと、心の蓋が

次々と壊れていきました。

 

同時に彼女の顔には、

恋に落ちた淑女の紅潮が

優しく広がっていきました。

ローラを見つめるダルトン氏の視線が

妙な感じになりました。

 

ローラは、はっとしました。

知らず知らずのうちに本心が

顔に出てしまったのではないだろうか。

自分を笑い者にし、

ダルトン氏を困らせる不適切な愛情が

バレてしまったのではないだろうか。

 

恐怖に怯えたローラは、

危機に陥る度に武器となる理性を

発揮しました。

彼女は簡単に、危機を回避するための

最も適切な言葉を見つけ出しました。

 

ローラは、

ダルトン氏の本性を見抜き、

惜しみなく愛してくれる女性が

早くその空席を

埋めてくれるといいけれど、

その人は、今、どの辺りまで

来ているのかと尋ねました。

 

ダルトン氏の視線が

漆黒の深淵に沈みました。

ローラは安堵感で胸が高鳴りました。

彼は陰のある表情でやや無愛想に

とても遠くにいると答えました。

 

ローラは、彼が

ロンドンのことを話しているのだろうと

思いました。

そして、ランス嬢を思い出し、

ああ、やはりそうなんだ。

やはり二人はもう約束していたんだ。

そう。ダルトン氏が何の計画もなく

誤解を招くような

行動をするはずがない。

そんな質の悪い不良ではない。

ランス嬢への心配は、

ただの自分の杞憂だった。

良かったと思いました。

 

ところが、どうしたことか。

思っていたのに反して、

鼻がツンとし、

胸がチクチクと痛んできました。

 

ローラはにっこり笑うと、

列車があるので、距離なんて、

もう何の問題もない。

どこに住んでいる女性か

知らないけれど、会うのに

二日以上はかからないと思うと

話しました。

彼はクスッと笑いました。

自嘲的な笑いでした。

 

ダルトン氏は、

彼女が自分のそばに来るには、

距離よりも大きな障害があると

言いました。

ローラは、

それは何かと尋ねました。

ダルトン氏は、

自分が彼女を愛していることを

彼女は知らないと答えました。

 

ローラは目をキョロキョロさせました。

ロンドンを離れる前に見たランス嬢は

ダルトン氏に夢中になっていました。

ダルトン氏は彼女の気持ちに

気づかなかったのだろうか?

もしかしてランス嬢以外の女性に

思いを寄せているのだろうか。

 

ローラは全く理解できませんでした。

他人の恋心を見抜く感覚に

自信を持ってきましたが、

彼には通用しませんでした。

しかし、はっきりと彼に

誰が好きなのかと尋ねることも

できませんでした。

そのような露骨な質問は

礼儀に反しました。

 

彼の沈んだ表情を

見ていられなくなったローラは

自分に手伝えることはないかと

尋ねました。

ダルトン氏は、

ロンドンで手に入れられなかった

その愛を、どうして、ここで

手に入れることができるのだろうかと

聞き返しました。

 

ローラは、

その人に手紙を・・・

ああ、それは無理ですね。

それとも、ロンドンを

再び訪れるのはどうだろうかと

提案しました。

ダルトン氏は、

ホワイトフィールドを

長く空けることはできないと

断りました。

 

彼は窓の外を見つめました。

その姿は寂しそうに見えました。

愛する女性の心を手に入れられなかった

男性の苦しい心情が

そのまま表れた顔でした。

 

ローラは、

次第に憂鬱になっていきました。

そして、そうなるほど、彼女は

感情を無視することに

必死になりました。

彼女は片思いの男性が

他の女性の心を掴む方法を探すために

一生懸命考えました。

賢い彼女は、

すぐに答えを見つけ出しました。

 

ローラは、それでは、

狩猟の会を開いたらどうかと

提案しました。

ダルトン氏は、

「狩猟の会ですか?」と

聞き返しました。

 

ローラは、

狩猟の会を開けば、

ロンドンの紳士淑女を全て

ホワイトフィールドに

集めることができる。

ロンドンで挨拶を交わした全ての人に

招待状を送るように。

狩りはもちろん、ダンスパーティー、

晩餐会、カードゲーム、演奏会、

ピクニックなど、ホワイトフィールドで

ありとあらゆる華やかな娯楽を

楽しむことができるようにする。

皆が列車に乗って駆けつけるだろう。

その中には、

ダルトン氏が愛する女性もいるはず。

ホワイトフィールドを見れば、

きっとダルトン氏を好きになるだろうと

最後の文を強調して言いました。

 

ローラは、

彼が興味を持つだろうと思いましたが、

彼は、まるで家に

ネズミの群れを呼び寄せろと

言われたかのように

嫌悪感を示していました。

確かに彼は

名高いミス・ハヴィシャムだから。

 

ローラは、

隠遁生活を楽しむダルトン氏は

気が進まないかもしれないけれど

少なくとも一週間は女性を

ホワイトフィールドに

留めておくことができる。

その間に、その人の愛を得ることは

簡単なことだと思うと言いました。

 

一週間と聞いて、

彼の顔から不快な表情が消えました。

ローラは、

そんなに長い時間、愛する女性と

同じ家で過ごせるなら、ダルトン氏は

きっと喜ぶだろうと思いました。

 

ダルトン氏は、

そのような社交の集まりを

どう準備すれば良いのか

全く分からない。

執事も知らないだろう。

自分たちの家で開いた

最後の大規模な舞踏会は

曾祖父の時代だったから。

ロンドンから、

数十人の紳士淑女が来ると聞けば

使用人たちは、

青天の霹靂のような

気持ちになるだろうと言いました。

 

ローラは、

それは困ったことだ。

メニューの選定やテーブルの配置など

最初から最後まで

手間がかかることが多いのに、

先頭に立って指揮を執るべき執事も

経験がないなんてと嘆きました。

 

ダルトン氏は、

ペンドルトン嬢か

手伝ってくれるのはどうかと

尋ねました。

ローラは「私が?」と聞き返しました。

 

ダルトン氏は、

ペンドルトン嬢はロンドンで

数多くの舞踏会や晩餐会に

出席しているし、 タウンハウスで

素晴らしい晩餐とお茶を

ご馳走になったこともある。

あなたほど大規模なイベントを

実施できる人はいないと言いました。

 

ローラは、

そうするためには、通勤するように

何度もホワイトフィールドを

行き来しなければならないので、

子どもたちの授業に

大きな支障が出ると反論しました。

しかしダルトン氏は、

大丈夫。 ダンビルパークでも

自分の結婚問題は

子どもたちの学業よりも

重要視されている。

姉に事情を説明すれば、きっと、

あなたを送り出してくれるだろう。

ダニエルとジョージも

休暇を取ることができると言いました。

ダルトン氏から、

さきほどの沈んだ表情が完全に消え

生き生きとして見えました。

愛する女性を自分の邸宅に泊める機会を

非常に楽しみにしているようでした。

 

ローラはその瞬間、

ひどい吐き気を催しました。

生まれて初めて味わう感情でした。

ローラは、その気持ちを表す言葉を

すぐに見つけられませんでした。

 

ローラは、

手伝うことを承知しました。

ダルトン氏は、

満面の笑みを浮かべながら

ローラに手を差し伸べました。

ローラは彼の手の上に

自分の手を置きました。

彼はローラの手の甲に

口づけをしました。

 

唇を離した彼は、

あなたがいなければ、

自分一人で何ができるだろうかと

小さく呟きました。

ローラは微笑みながら

手を引っ込めようとしました。

しかし、彼は

ローラの手を離しませんでした。

彼の目は、

手袋をはめたローラの小さな手を

じっと見下ろしていました。

彼の視線が触れる場所に、

チクチクとした痛みが

感じられるようでした。

 

ローラは顔全体に

熱が上がるのを感じながら、

一体、自分にまた

どんなお願いをしようとしているのかと

わざと冗談を言いました。

 

彼はゆっくりと視線を上げて

ローラを見つめると、

集まりに参加して欲しいと頼みました。

ローラが「えっ?」と聞き返すと

ダルトン氏は、

招かれた他の貴族たちのように、

一緒に集まりを

楽しんで欲しいということだと

答えました。

予期せぬ頼み事であり、

彼女の立場では不可能な要求でした。

 

彼女は、すでに

貴族ではありませんでした。

すべてを捨てて

他人の家で雇われて働いている

労働者でした。

そんな彼女が、あえてそこに

再び足を踏み入れることは

できませんでした。

 

ローラは、

ダルトン氏が招待してくれたことに

感謝しましたが

気持ちだけ受け取ると答えました。

 

ローラは「なぜ?」と

聞かれると思いましたが、彼は

彼女が何を考えているか

分かっていました。

 

ダルトン氏は、

自分の最も大切な友人が

家政婦のように隠れて働くだけの

存在にしたくないと

主張しました。

ローラは、

自分が断ったことを許して欲しい。

自分は、

本当に応じることができない。

ダルトン氏を助けるという

目的にそぐわないから。

ダルトン氏は

パーティーの主催者として、

招待した人々に相応しい友人を

紹介しなければならない。

自分をそこに招待することは、

あなたの義務を怠ることだと

返事をしました。

 

ダルトン氏は、

あなたを招待することは

彼らの格を高めることだと思うと

反論しました。

しかしローラは、

彼らはそうは思わないだろうし、

あなたが愛する女性も

同じだろうと言いました。

 

ダルトン氏は、

それなら自分は、その淑女に

非常に失望するだろう。

自分の幼少期を救ってくれた

恩師の娘を

血縁や階級で軽んじるなら、

自分としても嫌だと答えました。

 

ローラが

何か言い返そうとしたところ、

彼は空いている手で

握っているローラの手を覆い

強く押さえました。

彼の大きな両手の中に、

ローラの手がギュッと握られました。

じわじわとした圧迫感が

ローラの手をギュッと締め付けました。

ローラは、まるで

口が塞がれたかのように

声を失ってしまいました。

 

ダルトン氏は、

あなたがいなければ、

自分は何もできない。

あなたの助けがなければ、

自分の舌は固まり、目が凍りつき、

足が地面に張り付いてしまうだろう。

恥ずかしいことだけれど、

自分は愛という問題において

全てをあなたに頼っているからだと

話しました。

ローラの眼差しが揺れました。

 

ダルトン氏は、

どうか、自分のそばにいて

自分を教え導いて欲しい。

自分は羊飼いの導きを受ける

羊のように、

あなただけに従うと言いました。

 

彼女の胸の中は、

これほどまでに

自分にすがりついて来る

ダルトン氏への哀れみ、

彼の愛が、別の女性に

向けられているという苦しみ、

彼が他の女性に求愛する姿を

見守らなければならないかも

しれないという恐怖など

あらゆる混乱した感情で

ぐちゃぐちゃになりました。

 

しかし、

その中で最も大きな感情は、

彼にとって自分が、これほどまでに

必要な存在であるという喜びでした。

友人以上ではないにしても、

この男性が、信頼してくれて

頼ってくれる存在であること。

そして彼のために、自分が

何かをしてあげる能力があるという

事実に、ローラは悲しくなるほど

幸せになりました。

 

ローラは頷きました。

彼は満面の笑みを浮かべました。

彼女の降伏を次々と引き出せたので

愉快な気分になったようでした。


彼は自分の手の中にある

ローラの小さな手を

優しく撫でながら、

人生で、

社交行事を楽しみにすることはないと

思っていたけれど、

世の中に断言できることはないものだ。

自分はあなたに全てを任せる。

費用は惜しみなく使っていい。

すべてを自分の家、自分の使用人

自分の家財のように考え、

ホワイトフィールドの主人のように、

やりたいことを何でもやって欲しいと

嬉しそうな声で話しました。

 

ローラは、

普段の穏やかな姿を保とうと

必死に努力しました。

 

雨が止みました。

火のそばで話をしている間に、

服は随分と乾いていました。

二人は小屋を出ました。

薄暗い栗の木の森を通り過ぎ、

日差しが差し込み始める

白い白樺の道に入りました。

 

ローラのそばを歩いている

ダルトン氏は、

ローラのショールを片手に持ち、

もう一方の手を

ズボンのポケットに入れたまま、

小さく口笛を吹きました。

気分がとても良さそうに

見えました。

 

ローラは父のスケッチブックを

しっかり抱きしめたまま

空を見上げました。

涙が出そうでしたが、

彼女は、ぐっと堪えました。

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目の前にいる人が

遠い人だなんて、

何という悲劇なのでしょう。

でも、思いがけない

ローラの提案のおかげで、

彼女をホワイトフィールドの

女主人のようにすることに

成功したダルトン氏は心の中で

「やった!」と

叫んだのではないでしょうか。

ローラは準備のために

毎日、ホワイトフィールドに

通ってくれるし、

1週間も滞在してくれるなんて

天にも昇るような

気持ちになるのでは?

ローラは、人の恋心には気がついても

自分がダルトン氏に

愛されていることに気づかないほど

自己肯定感が低い人。

ホワイトフィールドの女主人として

やっていけるという自信を持たせるのは

良いことではないかと思いました。

 

ところで、二人が廃屋に入るのを

誰も見なかったのでしょうか。

もし、誰かに見られていたら、

独身の男女が二人だけで

何をしていたのかと噂になり、

評判の落ちたローラのために

ダルトン氏が責任を取るという形で

結婚できるのにと思いました。