自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ミス・ペンドルトンの恋 104話 ネタバレ 原作 あらすじ 自分でも知らなかった自分の姿

104話 ダルトン氏がローラの部屋を訪ねて来ました。

ローラは驚き、

どうしたのかと尋ねました。

ダルトン氏は、

渡すものがあると答えました。

 

ローラはショールを羽織って

ドアへと歩いて行きました。

ドアを開けると、

タキシード姿のダルトン氏が

立っていました。

彼は、夕食後、

着替えを済ませていませんでした。

 

ローラはネグリジェ姿で

髪を緩く編んだ自分の姿を意識して

顔を赤らめました。

 

ダルトン氏は、

湯気が立ち上るスープと

ワインが入った小さなグラス、

アーモンドがたっぷりと入った

クッキーが置かれている盆を

持っていました。

彼はローラが、

夕食をほとんど食べていなかったと

指摘しました。

 

ローラはお礼を言って、

盆を受け取ると、

ドアを閉めようとしました。

しかし、ダルトン氏は

閉まろうとするドアを掴んで

押さえました。

 

彼はローラに

どこが具合が悪いのかと尋ねました。

ローラが黙っていると、ダルトン氏は

あなたの状態を正直に話して欲しい。

心配で何もできないと訴えました。

ローラの心臓が激しく鼓動しました。

 

彼女は、

ただ疲れているだけ。

寝て起きれば良くなるだろう。

もう戻ってくださいと頼みました。

 

ダルトン氏は、

自分があなたを、

あまりにも苦労させてしまった。

申し訳ないと謝りました。

 

ローラは涙が出そうになり、

目に力を込めながら、

なぜ何度も謝るのか。

ダルトン氏は自分に対して

悪いことをしていないと

返事をしました。

 

ダルトン氏は、

あなたにお願いすれば、

何でも聞いてくれる。

あなたは、

天使のように優しくて穏やかだ。

だから全てをあなたに

頼りたかった。

それが、

あなたの負担になるかもしれないとは

考えられなかったと嘆きました。

 

ローラは心の中で、

負担だなんて。むしろ、

あなたに必要な存在であることが

自分にとっては喜びだ。

あなたにとって

もう必要のない存在になる日が怖くて

逃げ出そうと考えていると

返事をしました。

 

彼にとって

もう必要のない存在になる日。

その日のことを考えると

思わず涙がこぼれました。

ダルトン氏の表情が固まりました。

 

「ペンドルトン嬢!」

ローラは、すぐに振り返って

部屋の中に入りました。

彼女の後ろから

ダルトン氏が後を追って

入ってくる音が聞こえました。

 

ローラは盆をテーブルに置き、

手で涙を拭いました。

彼女は自分の背後に立つダルトン氏を

はっきりと

意識することができました。

 

ローラは、

休みたいので出て行って欲しいと

頼みました。

ダルトン氏は、

あなたが泣いているのを見て、

どうして、

そのまま行けと言うのかと

言い返しました。

 

ローラは、

ダルトン氏が解決できない問題だと

答えました。

ダルトン氏は、

慰めることはできると告げると

さらに一歩ローラに近づきました。

そして、

どうか、自分に話して欲しい。

何でも打ち明けて

自分に頼って欲しい。

自分も、あなたの役に立てる

存在になりたい。

いつでも頼りにし、相談できる人。

その人がいなければ、

人生の真ん中に

大きな穴が開くような人。

その穴を他の何ものでも 

埋めることはできないように思える

そんな存在だと話しました。

なぜか彼の声には、

苦しみが滲み出ていました。

 

そして、彼は

ローラの肩に手を触れて、

あなたには、そうでなくても、

自分にとって、

あなたは、そういう人だからと

言いました。

 

ローラの体に、

ぞっとする寒気が走りました。  

彼の声から、彼の手のぬくもりから

ある予感がしました。

 

いいえ。そんなはずはない。

ローラは直感を否定しました。

あり得ない。

真実であってはならない予測でした。

 

ローラはショールで顔を拭いました。

そして三歩前に進みました。

 

彼女は、

真夜中にこのように一緒にいるのは

不適切なこと。

すでに自分の評判は

ダルトン氏のせいで

台無しになってしまったと

非難しました。

 

ダルトン氏は、

それはどういう意味かと尋ねました。

ローラは、

独身男性の家で女主人の役目を

果たしているので当然のことだ。

自分が・・・

ダルトン氏の愛人ではないかという

誤解を受けたと答えました。

 

一瞬の沈黙。

ダルトン氏の息遣いが

聞こえませんでした。

 

彼は、

誰がそう言ったのかと尋ねました。

ローラは背筋がぞっとしました。

鋭く冷たい声でした。

 

ダルトン氏はローラに

話すよう催促しました。

ローラは、

それを知ったら、どうするのかと

尋ねました。

 

ダルトン氏は、

銃で撃って死なせると答えました。

ローラは体をくるっと回しました。

彼の顔は、一見、

落ち着いているように見えましたが

眼差しは、凶暴な獣のように

危険に燃え上がっていました。

 

ローラは、

自分たちの行動を振り返ってみると

自分たちの友情は分別がなく、

不注意だった。

互いに下心がなくても、傍から見れば

誤解を招きかねない。

今回の集まりを無事に終えたら、

これからは互いに気をつけよう。

今後、ホワイトフィールドを訪れない。

ダルトン氏が

ダンビルパークを訪れるのは、

当然、甥たちと姉への愛情からなので

自分が気をつける。

たとえ会うことがあっても、

二人きりになることは

避けるようにしようと、

断固として話を終えた後、

化粧台まで歩いて行き、座りました。

そして編んでいた髪を解いて

櫛で梳かし始めました。

しばらくの間、

髪の毛を梳かす音だけが続きました。

 

彼は、「・・・計画なんて、

何の役にも立たない」と呟くと、

体をくるっと回して、

部屋の外へ歩いて出て行きました。

 

扉が閉まりました。

ローラは櫛を置きました。

緊張が解けて、

全身の力が抜けました。

彼女は化粧台に突っ伏しました。

 

「違う、違うはず」

ローラは、

自分を捉えて離さなかった予感を

無理矢理打ち消しました。

 

もし、そうなら、ダルトン氏は

最悪の悪戯をしたことになる。

軽率で残酷で利己的な人間だ。

ダルトン氏が

そんなことをするはずがない。

 

その夜、

しばらく寝返りを打っていたローラは

結局、ダルトン氏が持って来た

ワインを飲み干し、

ようやく眠りにつきました。

 

夢の中で、ローラは久しぶりに

ロンドン時代に戻りました。

社交界の令嬢と呼ばれていた頃、

軽やかな装いに包まれ、

郊外へ出かけたピクニック。

川辺の小さな森の小道。

岩に座って

日傘で地面をつつきながら浴びた

涼しい夏の風。

そして、自分のそばに座っていた

ダルトン氏。

自分にまっすぐ突き刺さる

強烈な眼差し。

 

私は想像することができる。

ダルトン夫人が、

あなたと喜んで一緒に暮らすことを

許す姿を・・・

なぜなら、私が結婚するなら、

ペンドルトン嬢が

ホワイトフィールド・ホールで

過ごさざるを得なくなるからだ。

その状況なしには、

私の結婚は成立しない。

 

夢の中の彼女は

イアンを両腕で抱きしめました。

そして、

自分の胸に彼をギュッと抱きしめ、

「私もそうです。私も

あなた以外の人と結婚するなんて

夢にも思いません!」と

遠慮なく叫びました。

狩猟に熱中する貴族や紳士たちは

夜明けから

狩猟地の前に集まりました。

大人数のため、

6つのグループに分かれて

行動しました。

家門同士の親交によって

結ばれた同盟であり、

当然ながら、男性たちは皆、

互いの狩猟の成果に

プライドをかけていました。

 

最も成績が良かったグループは

若いジェントリで構成された

青年のグループでした。

彼らは、毎日、

かなりの量の戦利品を持ち帰り、

多くの女性たちを感嘆させました。

 

集まりの三日目の朝の狩りで、

このグループは、過去二日間の成果を

驚くほど上回りました。

新しく加わった

フェアファクス氏の狩りの腕前は

かなり優れていましたが、

それは、ほんの少しの助けにしか

なりませんでした。

グループのリーダー役をしていた

イアン・ダルトンが

何かに取り憑かれたかのように

常軌を逸して

銃撃を繰り返したためでした。

 

彼が狙った場所では、

必ず獲物の鳴き声と共に、

何かがドサッと倒れる音が

聞こえて来ました。

集まりのメンバーは皆、

ダルトン氏を感嘆の眼差しで

見つめていました。

彼の長年の友人

フェアファクス氏を除いて。

 

狩りが終わり邸宅へ戻る途中、

フェアファクス氏は、

一行が遠く離れていることを

確認すると、

自分より先を行っていたダルトン氏を

追いかけ、

何か腹が立つことでもあったのかと

尋ねました。

ダルトン氏は「ない」と答えました。

しかし、フェアファクス氏は、

彼の嘘を見抜き、

ダルトン氏の銃を撃つ様子を見ると、

人を撃てない代わりに動物を撃って

死なせているように見える。

もしかして

ペンドルトン嬢と問題でも起きたのかと

尋ねました。

ダルトン氏は眉を顰めて

「うるさい」と文句を言いました。

 

フェアファクス氏は、

お前の恋愛事情に、

口を出すつもりはないので、

別の話をすると告げると、

もう一度周囲を見回しました。

それから、彼は、

ペンドルトン家の造船事業に

投資することにした人は

お前だよねと尋ねました。

 

ダルトン氏は、答える代わりに

肩にかけていた銃を素早く装填し

道の右側のモミの枝の上を撃ちました。

ドサッという音と共に、

一羽の鳥が草むらの下に落ちました。

ダルトン氏が合図すると、

付いて来た猟犬が

獲物を咥えて来るために

森の中へ走って行きました。

 

フェアファクス氏は、

巨額の資金が投入されたという

噂を聞きつけて、

出資者たちが大勢集まって来た。

どのような計画なのかと尋ねました。

 

猟犬が獲物を咥えて

飼い主のもとに駆け寄りました。

イアンは犬の頭を一度撫でてから、

獲物を背負って歩く

使用人たちの方へ合図しました。

よく訓練された猟犬は

飼い主の手が合図した方へ走りました。

 

ダルトン氏は、

実業家のお前が、それを知らなくて

聞いているのかと聞き返しました。

フェアファクス氏は、

お前の口から直接聞きたいと

答えました。

 

ダルトン氏は、

建造が半分進んだところで、

投資金を引き揚げるつもりだ。

事業構想が、根本から滅茶苦茶なので

文句を言いたければ、

いくらでも言えると答えました。

 

フェアファクス氏は、

本当にやるのかと尋ねました。

ダルトン氏は、

「そうだ。やるつもりだ」と答えると

再び銃を装填し、

草むらの方へ引き金を引きました。

またしても、

一羽の鳥が墜落しました。

 

フェアファクス氏は、

止めろ。狩猟地の動物を、

全て絶滅させるつもりなのかと

非難しました。

ダルトン氏は、

人間を撃ちたい衝動を

必死で抑えているのだから止めるなと

反論しました。

 

フェアファクス氏は

「分かった、分かった」と

返事をすると、

でも、少しよく考えてから

行動するように。

ペンドルトン家は、

随分前に、土地が1/4に減ったし

そのわずかな土地から得られる収入も

子供たちが作った借金の利息で

全て消えているらしい。

今回の事業が失敗すれば、

ペンドルトンは、もう終わりだ。

路頭に迷うことになると言いました。

 

ダルトン氏は冷たく笑うと、

それは実に愉快な展望だと

言いました。

果たしてペンドルトン嬢にとっで

愉快なことだろうか。

ペンドルトン嬢が知ったら、

一体、お前に何と言うだろうか。

お前のことを残酷だと思ったら

どうするのかと尋ねました。

 

ダルトン氏は

何も言いませんでした。

やがて森の端を抜けると

広い平野に辿り着きました。

 

彼は銃を安全な状態にして

肩にかけた後、

ジャケットの胸ポケットから

銀製のシガレットケースを

取り出しました。

彼はフェアファクス氏に

ケースを差し出しました。

彼はタバコを一本取り出して

口に咥えました。

そして、お返しに友人のタバコに

火を点けました。

 

ダルトン氏は、

彼女を愛しながら、

自分でも知らなかった自分の姿を

発見したと告げると、

煙を吐き出しました。

睡眠不足だったのか、

毛細血管が切れた白目が

赤くなっていました。

 

ダルトン氏は、

これまで自分は、

欲望であれ怒りであれ、

全てに淡白だと思って来たけれど

全て勘違いだった。

自分は、非常に衝動的で残酷だ。

幼い頃から受けた宗教教育が

無意味に思えるほど

欲望に振り回されていると

打ち明けました。

 

フェアファクス氏は、

全ての人間がそうだと言いましたが

ダルトン氏、

お前は愛を失っても、

よく乗り越えた。

プロポーズを断られて、

数日間、狩猟地で狩りをして

気持ちを切り替えた。

そして全てが冗談だったかのように

その女性と友達になった。

しかし、

自分はそうすることができない。

10年間毎日狩りだけをして生きても

彼女を忘れることは

できないだろうと言いました。

 

フェアファクス氏は、

それなら、

ペンドルトン家に復讐するのは

止めた方がいいのではないか。

彼女の好意を失うリスクは

避けるべきだと助言しました。

 

しかし、ダルトン氏は、

彼女に傷を与えた人間を

許すことはできない。

彼女を失うなら、

それは自分の運命だ。

そして自分は、

彼女を失わせた自分を

許さないと言うと、

ガラスのように透明な秋の空を

見上げました。

 

ダルトン氏は、

今日、自分が撃ちたかったのは

自分自身だ。

もしかすると彼女を

失ってしまうかもしれないと

嘆きました。

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ローラもダルトン氏も

互いに相手のことを

狂おしいほど愛しているのに

気持ちが通じ合わないのが

もどかしいです。

ローラは、

一度、他の男性から

手酷く裏切られているので

なかなか男性を

信じられないかもしれませんが

昔の彼は、

互いの傷を舐め合うような

関係だったけれど、

ダルトン氏とは、

互いに高め合う関係。

それに気づいて、

ダルトン氏の気持ちを信じて

彼の胸に飛び込んで欲しいです。

 

それにしても、

アビゲイル夫人から受け継いだ

莫大な遺産は、

もう、スッカラカンで

おまけに借金までしているなんて。

ジェラルド・ペンドルトンは

息子たちの育て方を

完全に間違えたと思います。