自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ミス・ペンドルトンの恋 109話 ネタバレ 原作 あらすじ プロポーズ

109話 ダルトン氏はローラに、自分を愛する気持ちが少しもないのかと尋ねました。

ローラは

「・・・ありません」と答えました。

ダルトン氏は、

自分を見て話すようにと頼みました。

ローラはため息を飲み込みながら

彼の方へ顔を向けました。

彼の黒い瞳が自分を貫くように

見つめていました。

 

ローラは神に、

自分の嘘を許して欲しい。

自分の言葉が、

彼に真実として映るように

助けて欲しいと祈りながら

「ありません」と答えました。

 

彼女の願いは叶いました。

彼の顔は深い絶望で崩れました。

 

結局、あなたは自分を愛していない。

友情以外の感情を抱いていない。

自分を愛しているなら、

世間に後ろ指を指されても

何でもないと思うはず。

いや、自分の心を知りながらも

これだけ恐ろしいほど

冷静でいること自体が不可能だろう。

あなたは自分を愛していない。

はっきり分かったと言いました。

 

彼を騙すことに成功し、ローラは、

心の中でため息をつきました。

彼は、もう自分を諦めるだろう。

ここまで拒絶されて、なお

恋い慕い続ける紳士はいない。

もしかすると、自分の姿を見るのも

嫌になったかもしれない。

ローラは、関係の終わりを

予感することができました。

ひどく胸が痛むことでしたが、

避けられないことだと

自分に言い聞かせて、

心を落ち着けました。

 

ところが、ダルトン氏は突然、

着ていたタキシードのジャケットの

胸ポケットに手を入れて、その中から

角ばった何かを取り出しました。


ダルトン氏は、

かつて、ペンドルトン嬢は

こう話していた。

結婚生活を維持するには

情熱的な愛よりも友情の方が

適していると。

愛は過度な欲望を呼び起こし、

満足できない時に

失望と憎しみが芽生えると言った。

その時は、

あなたの意見に反対したけれど、

改めて考えてみると

友情を基盤とした結婚も

悪くないように思うと告げました。

 

ローラは不吉な予感がしました。

彼が手にしている小さな箱が

あることを、はっきりと

連想させたからでした。

 

ダルトン氏は、

自分たちは友達のように

仲睦まじい夫婦として暮らせるだろう。

望むなら、

寝室を別々にしても構わない。

見返りを求めず、

ダルトン家のすべてを分かち合おう。

だから・・と告げながら

カチッという音と共に

小さな箱を開けました。

ダイヤモンドの指輪が

妖艶な光を放ちながら

目の前に現れました。

 

「私と結婚してください。

ペンドルトン嬢」

ローラは喉に何かが詰まったようで、

何も言えませんでした。

驚き、呆れ、呆然とし、

少し怖くさえ感じました。

なぜ、

こんなにも冷たく拒絶した自分に

再び求愛するのだろうか。

彼ほどの男性が、

一体、何に事欠くというのか?

 

ローラは繊細にカットされた

ダイヤモンドを見て、

めまいさえ感じました。

大きさと石座の細工を見ると、

代々受け継がれてきた

結婚指輪であることは

間違いありませんでした。

 

ローラは、

申し訳ないけれど、

指輪をしまってもらえないかと

頼みました。

彼は微動だにしませんでした。

ローラは

こんなに、ひどい言い方をする

自分を許して欲しい。

この指輪をしまってもらえないかと

もう一度、頼みました。

ダルトン氏は、

それはできないと答えました。

 

彼は、

ここ数日間、あなたに無視されたことで

痛切に悟った。

あなたの愛を得ることに

自分の命が、かかっていることを。

あなたと離れたら、

自分は地獄のような苦しみの中で

じわじわと死んでいくだろう。

死を避けるためにも、

自分はあなたの愛情を

得なければならないと

はっきりと話を続けました。

彼の声には

切実さが込められていました。

 

彼女は再び、

ダルトン氏の顔色を見ました。

影が落ちている青白い顔から、

彼が、ここ数日間、

大きな心労を抱えていたことが

分かりました。

彼は悲し気に見え、

必死に彼女の愛を乞うていました。

だからこそ、ローラは、

「すみません。

私はあなたと結婚できません」

としか言えない自分の立場を

非情に苦しく思いました。

 

彼の瞳が揺れました。

美しい黒い瞳が水を湛えたかのように

悲しげに濡れていきました。

彼はかすれた声で、

あなたを失えば、自分は死んでしまう。

眠ることもできず、食事もできず、

領地も顧みず、

永遠にあなただけを想いながら

天に戻ることになるだろう。

それでも、自分を見捨てるのかと

尋ねました。

 

ローラは無理に頷きました。

彼は、そのまま、うなだれました。

ダルトン氏の表情からは

深い悲しみが感じられました。

 

ローラは胸が痛みました。

彼に大きな傷を与えてしまった

自分が憎くなりました。

 

何かしら慰めてあげなければ。

ローラは彼の苦痛を和らげるために

かけるべき言葉を考えてみました。

しかし、特に思い浮かぶものは

ありませんでした。

彼の言う通りなら、彼は、

死亡宣告を受けたも同然の境遇でした。


ローラは彼に

友情を続けられるという希望でも

与えてみようかと深く悩みました。

ところが突然、彼は指輪を取り出し、

そしてローラの左の手首を

しっかりと掴みました。

 

「あっ!」

考え込んでいたローラが防ぐ間もなく

彼は素早くローラの薬指に

指輪をはめました。

 

彼はローラをじっと見つめました。

水分をたっぷり含んだ瞳は

盲目的な光を帯びていました。

 

あなたを逃がすわけにはいかない。

あなたは自分と

結婚しなければならないと告げる

彼の声からは、

まるで大切な人の襟元を掴んで離さない

少年のような頑固さが感じられました。


ローラは、

そんなことはしないで欲しい。

この指輪をあなたに返せるように、

どうか腕を離して欲しいと頼みましたが

ダルトン氏は、

腕を離した瞬間、

あなたは指輪を外すだろう。

それなら、永遠に、

こうして、あなたを捕まえておくと

言いました。

 

ローラは、

自分の腕を、

いつまでも掴んでいたとしても

自分の口から、あなたの望む答えが

出ることはない。

このまま牧師の前に引きずられて行き

結婚の誓いを立てさせられても、

自分は「いいえ」としか答えないと

主張しました。

 

ダルトン氏は

「本当に?」と尋ねました。

ローラを掴んだ彼の手が

微かに震えていました。

彼は、

何があっても「いいえ」と言えるのかと

尋ねました。

ローラは「はい」と答えました。

ダルトン氏は、

「自分が、死んでも?」と尋ねました。

ローラは目を大きく見開きました。

 

ダルトン氏は、

あなたがこの指輪を外す瞬間、

自分はすぐにピストルを探して

自分の頭を撃ち抜く。

あなたが逃げても、

結婚の誓いで「いいえ」と言ってもと

言い放ちました、

 

ローラは、

「・・・本気・・・なの?」と

尋ねました。

ダルトン氏は「はい」と答えました。

ローラの顔が青ざめました。

彼は両手でローラの左手を挟んで

そっと押さえました。

 

誰かの目には、今のイアンの行動が

ドラマチックな求愛に

見えるかもしれませんが、

ローラの目には、

欲しいものを手に入れようと騒ぐ

子供のようにしか見えませんでした。

 

ローラは、

彼がこれほどまでに

無鉄砲に振る舞うことに

腹を立てました。

一体、自分が何だと言うのか。

何よりも大切な命をかけるだなんて。

一体、自分は何だと。

 

ローラは彼に掴まれた左手を

さっと引き抜きました。 そして

バシッと、全力で彼の頬を叩きました。

彼は顔を背けたまま瞬きをしました。

右頬に火傷のような

ヒリヒリする痛みを感じ、

口の中に血の味が広がりました。

 

彼はゆっくりと首を回して

ローラを見つめました。

彼女は、今度は右手を上げ、

肩の後ろまで腕を反らすと、

風を切る音を立てながら

バシッと再び彼の頬を叩きました。

 

左の頬が熱くなりました。

彼は顔全体がヒリヒリしていました。

特に左側をひどく叩かれて

唇が裂けてしまいました。

しかし彼は、痛みよりも

ローラに殴られたという事実に

驚きました。

ローラが暴力を振るうなんて

想像もできませんでした。

まるで犬が喫煙し、

ライオンがジャグリングをするように

自然の理を超えた何かに

直面した気分でした。

 

冷静さを失い、

前後の見境がつかなくなっていた彼は

次第に正気を取り戻しました。

それほどまでにローラの平手打ちは

衝撃的でした。

 

ローラは、

本当にがっかりだ。

たかが愛情を得るために

自分の命を使って脅迫するなんて、

キリスト教国家の民として

恥ずかしくないのかと非難しました。

彼女の声には、

はっきりと叱責の響きがありました。

 

ローラの反応に胸が痛んだものの、

彼は自分の行動を

本当に恥じていませんでした。

それほど切羽詰まっていました。

この方法以外に、

彼女を引き止める口実は

思い浮かびませんでした。

 

彼は、普段の品のある

イアン・ダルトンに戻り、

口元に流れる血を

手の甲でさっと拭きました。

そして、

あなたに軽蔑されても

無理はない行動だった。

しかし、自分の気持ちは変わらない。

自分は、

あなたの愛なしでは生きられない。

物理的に命を絶たなくても、

あなたが去れば自分は病み、

早死にしてしまうだろうと訴えました。

 

ローラは、

しっかりするように。

あなたはメロドラマの主人公ではない。

愛を失うと、すぐに

死んでしまいそうになり、

胸が引き裂かれ、人生に何の意味も

見出せなくなるけれど、

それは一時的なもの。

愛のために死ぬ人はいないと

冷たく返答しました。

 

ダルトン氏は、

恋煩いで命を落とす人は

数え切れないほど多いと反論しました。

 

ローラは、

それは愛のために死にかけている

自分の状態を楽しんで、

回復できないほど

健康を損なってしまう場合だけ。

あるいは、

自分の全てを失ったと思い込み、

将来が見えなくなって

自ら命を絶つ場合もある。

いずれにせよ、

愚かであることに変わりはない。

お腹いっぱい食べて

忙しく生活していると、

忘れられる感情のために

貴重な命を捨てるのかと

言い返しました。

 

ダルトン氏は、

どうして愛という感情を

そんなに過小評価するのかと

尋ねました。

 

ローラは、

世の中が過大評価しているからだ。

愛は贅沢な感情的快楽だ。

ロココ調の水彩画のように

ただの幻想で、ただの抜け殻だ。

愛は、破産や失墜した評判、

生活の不便さの

どれも防いでくれない。

全てを乗り越える愛を

一度でも自分の目で確かめていたら

自分もこのように

断言しなかっただろうと言いました。

 

イアンは顔を顰めました。

彼女は普遍的な愛について

語っているように見えますが、

実は、彼の感情を

過小評価しているのでした。

 

ダルトン氏は、

なぜ、そのように言うのか

理解している。

両親のせいで、幼い頃から

ずっと傷つきながら生きてきたことを

知っているから。

しかし、愛そのものに

疑いを持たないで欲しい。

自分たちは歴史を繰り返さない。

合法的な夫婦となり、子供たちは、

ダルトンの姓を継ぐことになる。

そして、自分の愛は

永遠に変わらないだろうと告げました。

 

ローラは、

永遠という言葉を口にすること自体、

あなたが夢想に浸っている証拠だ。

自分はローラ・ペンドルトン。

結婚前に生まれた私生児。

名声を汚すシミ。

自分の子供は、自分のせいで

陰口を言われることになる。

ダルトン家の名前は、

ある程度の侮蔑を防ぐ

盾となるだろうけれど、

息子はパブリックスクールで、

母親への侮辱を聞き、

娘は結婚市場で、母親の存在のせいで

欠陥のある令嬢として

分類されるだろうと主張しました。

 

ダルトン氏は、

それが、そんなに気になるなら、

子どもを産まなければいいと

返事をしました。

ローラは

「後継者は?」と聞き返しました。

ダルトン氏は、

いなくても大丈夫だと答えました。

 

ローラは、

あなたは後継者を残す義務がある。

家の長男として

全ての財産を相続したなら、

当然、義務も果たさなければならない。

そして何よりも、結婚して

自分を抱かないつもりなのかと

尋ねました。

 

ローラの口から、

これほど直接的な話が出たのは

初めてでした。

ダルトン氏は顔を赤らめながら、

先ほども言ったように、

あなたが望むなら別々の部屋を・・・

と答えましたが、ローラは

先ほどの、あなたの様子を見ると、

あなたは、

結婚して1ヶ月も経たないうちに、

自分の寝室のドアを開けて

入って来る人だと言うと、

ため息をつきました。

 

そして、

こんな不毛な言い争いは

もう終わりにしよう。

自分は未来の子供たちのためにも、

決して地主階級の男性と結婚しない。

あなたの好意は有難く受け取るし

友情も、大切な思い出として

胸に刻んでおく。

しかし、そこまでだと、

きっぱり言うと、

彼が無理やりはめた

ダイヤモンドの指輪を外して

彼に差し出しました。

彼は指輪をじっと見つめました。

 

彼女にはめた指輪が再び戻って来た。

彼の愛が彼女に受け入れられず、

跳ね返って来た、

彼の胸がズキズキと痛みました。

 

彼は素直に指輪を受け取り、

ケースに入れました。

そして、

これから自分たちはどうなるのかと

尋ねました。

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結婚前に生まれた私生児。

名声を汚すシミ。

そのように何度も罵倒したのは

伯父ではないかと思います。

ペンドルトン家に住むようになってから

事あるごとに

そんなことを言われ続けて虐待され、

しかも、祖母と伯父が

自分の出自のことで、

激しく言い争っているのを

見ていたら、ローラが、

自分の子供を同じ目に遭わせたくないと

思うのも仕方がないと思います。

そして、ローラが愛に対して

失望しているのは、

ジョン・アシュトンに

捨てられたことが

大きく影響していて、

その後、深く愛し合っているように

見えた夫婦、あるいは恋人同士の仲が

壊れるのを見る度に、愛に対する失望が

強化されていったように思います。

ダルトン氏は、それを知らないので

ローラがダルトン氏の愛を

過小評価していると

思ってしまいましたが、

ローラが、そうならざるを得ないほど

彼女の愛に対する失望感は

大きいのだと思います。

ダルトン氏のことを愛しているけれど

自分の出自や、お金がないことで

いつか彼の愛が

消えてしまうのではないかと

恐れているのではないかと思います。

平手打ちまでされて、

ダルトン氏は前途多難ですが、

ローラを救えるのは

彼しかいないと思います。