自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ミス・ペンドルトンの恋 124話 ネタバレ 原作 あらすじ その姿を両目に焼き付けたい

124話 ローラは、ハイド嬢へのローティス嬢の気持ちに気づいていました。

自分は寄宿学校で

初めての恋人を作った。

彼女は2年先輩で、

卒業を1年後に控えていた。

先輩は定められた年に卒業し、

その翌年に婚約者と結婚した。

胸が張り裂けそうだった。

先輩を失うことに比べれば、

片足が使えなくなることなんて

痛みのうちに入らなかった。

その次の恋人とは

アフリカで出会った。

アメリカから来た人で、

離婚してから5年ほど経ったそうだ。

自分たちは、何年も一緒に暮らした。

法律さえ許せば、

彼女と結婚しただろうと話す

ローティス嬢は、口を開いている間

ずっと持っていた杖の先で

床をトントンと叩きました。

 

続けてローティス嬢は、

その人は、

自分のコーヒー農園で起きた火事を

消すために、炎の中に飛び込んで

命を落とした。

破産よりも大きな苦痛で、

自ら命を断とうとしたけれど、

ことごとく失敗した。

結局、自分は、人生を続けることが

その人の意思だと考えるようになった。

そして生前、

彼女がいつも褒めてくれた文章の才能で

生計を立てることを決意したと

話しました。

 

ローラは、

ローティス嬢がたくさん傷いたと

言いました。

ローティス嬢は、

後悔はない。

2人に出会えたから自分は幸せだった。

しかし、ジェーンとの関係は違うと

放すと、

杖で床を叩くことを止めました。

 

ローティス嬢は、

自分が愛した人たちは、

何度もそのような恋人関係を

経験していた。

彼らは本能的に

自分がどんな人間か見抜いて、

自信を持って近づいて来た。

しかし、ジェーンは、

本当に自分と同じ人間なのか

全く分からないと言いました。

 

ローラは、

ハイド嬢に直接聞けばいいのにと

勧めました。

ローティス嬢は、

ジェーンも分かっていないだろう。

目に見えない感情の問題だから。

何よりもジェーンが

自分を崇拝しているのが一番の問題だ。

崇拝と愛は異なる。

しかしジェーンは、

自分をあまりにも好きすぎて、

崇拝と愛を

混同してしまうかもしれない。

あるいは自分の気持ちを

受け入れなければならないという

義務感を感じるかもしれない。

それはジェーンにとっても

自分にとっても最悪だと答えると

肩をすくめました。

そして、

なぜ自分が勇気を出せないのか

分かりますよねと尋ねました。

 

ローラは苦々しく微笑むと、

「はい」と答え、

そして、なぜ自分に

あんなに熱心に忠告されたのかも

分かっていると話しました。

 

ローティス嬢は笑いながら

再びバースの通りを見下ろしました。

本を腕いっぱいに抱えた美しい女性が

目に留まることを願いながら。

 

ローティス嬢は、

あなたとあの男性のように、

ジェーンが自分と同じ気持ちだと

確信できるなら、自分は

1秒たりとも躊躇わない。

人間は愛するために

生まれて来たのだから。

自分が愛した2人が教えてくれた

最も貴重な教えだと話しました。

 

ローラは彼女の後ろ姿から

目を離せませんでした。

ローティス嬢は小柄なため、

背中も小さかったけれど、

ローラの目には、彼女は

大きな山のような人でした。

 

愛においてあれほど勇敢な人だとは。

 

ローティス嬢は

切ない恋をしていました。

しかし、ローティス嬢自身は

悲しい人ではありませんでした。

誰よりも素敵で強い人でした。

 

ローラは低くため息をつきました。

なぜか彼女が羨ましく思えました。

傷つき壊れても情熱を恐れない

その勇気を。

2日前のこと。

ガス灯が暗い周囲を

真昼のように照らしている

バースの夕方。

100年の伝統を誇る帽子店

「イザベラ・ウィロー」の

店主トーマス・ウィローは1人残って

売上を精算していました。

従業員が全員退勤した帽子店の中には

硬貨が鳴る音、紙幣が擦れる音、

羽ペンで、

帳簿に何かを書き込む音だけが

響いていました。

その時、チリンという音と共に

ドアが開きました。

 

申し訳ないけれど、

本日の営業は終わったと告げた

ウィロー氏は、持っていた紙幣を

危うく、投げ捨てるところでした。

店舗の入口に

紳士が一人立っていました。

頭の先からつま先まで埃まみれで

顔の半分が血で濡れた

惨めな姿の男でした。

 

社長は彼をじっと見つめた後、

すぐに、

「旦那様、どうしましたか?」と

尋ねました。

旦那様と呼ばれた紳士は

コツコツと店内に入りました。

歩き方は普段と同じでしたが、

表情は

あまり良くありませんでした。

 

彼は、

救急箱を持って来てと頼むと、

階段を上って姿を消しました。

ウィロー氏は、

紙幣を再び金庫に入れると

3階へ走って行きました。

 

そこは職人たちが帽子を作る

作業場でした。

彼は、引き出しの片隅にある

救急箱を持って4階へ上がりました。

 

イザベラ・ウィローの4階は

この建物の最上階で、

時代遅れの在庫が積み上げてある

倉庫でした。

 

4階のドアを開けて入ったウィロー氏は

眉を顰めました。

天井に届きそうなほど積まれた

帽子の箱のせいで

視界が完全に遮られていました。

視界に劣らず、

空気も息苦しいのは埃のせいでした。

処分困難なレベルにまで

在庫が積み上がり始めてから、

ウィロー氏は、

ここをきちんと掃除したことも、

換気をしたこともありませんでした。

 

過去3年間で、

イザベラ・ウィローの在庫は

創立以来、例を見ないほど

増加しました。

客が全て、新しくできた百貨店に

押し寄せたためでした。

年配の貴族たちは、

依然としてここを訪れましたが、

着飾ることを好む若い客が

ぱったりと途絶え、数年間、

赤字を免れませんでした。

 

店を譲ってくれた祖母が

天国で泣いているだろう。

ウィロー氏は、憂鬱な表情で

箱の間を縫って歩きました。

通路が次第に狭くなり始めたため、

ウィロー氏は体を斜めにして

カニ歩きで

進まなければなりませんでした。

 

ようやく箱の隙間を抜け出した

ウィロー氏は窓際に近づきました。

そこには、5坪ほどの

小さなスペースがありました。

木箱をつなぎ合わせて作ったベッドと

洗面器、燭台、

テーブルとして使っている

硬いトランク。

そこに救急箱を持って来いと言った

紳士が座っていました。

 

紳士は洗面器の水でタオルを濡らし、

顔に付いた血を拭いていました。

顔を覆っている血痕を拭き取ると、

惨めな姿が露わになりました。

血が固まった口元と

紫色の痣のある頬骨、長く裂けた額。

紳士は手招きしました。

すぐに救急箱をくれという意味でした。

 

ウィロー氏は、

これで大丈夫なのか。

医者を呼んできた方が

いいのではないかと

尋ねましたが、紳士は

大丈夫、額が少し裂けただけだと

答えました。

 

ウィロー氏は

強盗に襲われたのなら

警察官に相談した方がいいと

勧めましたが、

紳士は何も言いませんでした。

ただ黙って額をアルコールで消毒し

包帯を巻くだけでした。

 

この人は、

一体どこで何をして来たのだろうか。

ウィロー氏は、

好奇心と恐怖が入り混じった目で

紳士を見下ろしながら考えました。

 

この紳士は、

約1週間前に店を訪れました。

優雅さを感じさせる美しい顔に

感嘆したのも束の間、紳士は、突然

この店の窓際を

宿泊スペースとして貸してほしいと

要求しました。

 

ウィロー社長は当然ながら断りました。

ここは宿泊施設ではなく、

高級帽子を作って

品格のある客に紹介する

神聖な空間だからでした。

 

ところが紳士は、

突然着ているコートから

ポンドの札束を取り出して

レジの上に置くと、

部屋代として月500ポンド払うと

告げました。

ウィロー社長はポンドをそそくさと

かき集めました。

赤字を埋めるためには

やむを得ない選択でした。

 

店には当然、人が泊まるスペースが

ありませんでした。

彼は、もし500ポンドを

返せと言われたらどうしようと

不安になりながら、

この倉庫を貸しました。

意外にも紳士は一切不満を見せず

倉庫に巣を作りました。

 

紳士は時々、洗濯物や食事、

郵便物を頼むことがありました。

使い走りをしているうちに、

ウィロー氏は、紳士が

ヨークシャー出身の

イアン・ダルトンであることを

知りました。

 

富裕層を相手にする職業なので、

この名前をぼんやりと

聞いた記憶がありました。

ダルトン家は

ヨークシャーの土地の半分以上を持つ

由緒ある家系でした。

ウィロー氏は

彼の正体に非常に驚くと共に、

疑問はさらに大きくなりました。

あの誰もが羨むような大地主が

一体、

この潰れかけている帽子店の倉庫で

何をしているのだろうか。

 

ウィロー氏は、若い地主の動向に

神経を尖らせました。

彼は窓辺の前に1日中立って

店の真向かいにある

ローレリアホテルを眺めていました。

 

彼の身元が確かでなければ、

ウィロー氏は彼を

私立探偵だと考えたはずでした。

食事中も、着替えをしながらも、

ホテルの入り口から

目を離さないその様子は、

事件解決のために

執拗に張り込みを続ける

私立探偵そのものだったからでした。

 

ウィロー氏は、

顔にできたかさぶたを消毒している

謎の紳士を見下ろしながら、

探偵を100人雇える人が、自ら、

そんな仕事をするはずがない。

謎だと、心の中で首を振りました。

 

治療を終えた紳士は

ウィロー氏に救急箱を渡しました。

ウィロー氏はそれを受け取ると

再び狭い通路をカニ歩きして

抜け出しました。

 

すぐに、

倉庫の中に紳士だけが残りました。

ウィロー氏を混乱させた

若い紳士イアン・ダルトンは、

座っていたトランクから立ち上がり

蓋を開けました。

その中には、

執事のラムズウィックを通じて

届けられた、複数の旅行用の所持品が

入っていました。

彼は、髭剃りの時に使う鏡を持ち上げて

顔を見ました。

傷で汚れた情けない顔でした。

 

「畜生」

イアンは悪態をつきながら

鏡をしまい込みました。

そして埃まみれになった服を

着替え始めました。

服の下に隠れていた彼の肌は

全身あざだらけでした。

 

彼はロンドンで

アン・スティールに会った翌日

バースに到着しました。

バースに足を踏み入れた瞬間、

彼がしたことは、書店で

観光ガイドブックを買うことでした。

 

彼はパンフレットで紹介している

ホテルや高級ホテルを1つ1つ回り、

宿泊名簿から

ローラの名前を探しました。

しかし、いくら探しても

彼女の名前を見つけることは

できませんでした。

 

彼は、偶然ローラを

見つけられるかもしれないと思い

繁華街を歩き回りました。

彼女が本を好きなことに着目し、

バースで最も大きな書店に

1日中、

居座っていたこともありました。

もしかしたら、

美しくて素敵な昔の恋人と

腕を組んで歩いているローラを

見つけるかもしれないと恐れながら。

 

そんなある日、もしかしたらと思い

鉱泉水ホールを訪れた彼は、

運命のようにローラを見つけました。

彼女は、

見知らぬ女性たちと一緒にいました。

彼女がジョン・アシュトンと

一緒にいないという事実を確認すると

安堵の気持ちが押し寄せました。

そして、

すぐに嬉しさが込み上げて来て

涙が出てしまいました。

 

ローラは笑っていました。

これまで見たことのない

キラキラと輝く姿で。

ここ数日間、不安の中で

思い描いていた姿よりも

ずっと美しかったです。

 

彼は目元に溜まった涙を拭い、

ローラの顔を見つめました。

この1週間、

その姿を両目に焼き付けることを

どれほど願ったことか。

 

ローラなしでは生きられないと

彼は改めて実感しました。

あの姿を毎日見つめなければ、

生きているとは言えませんでした。

 

ローラたちが鉱泉水ホールを出ると

イアンは彼女たちの後を追って

貸切馬車に乗り込みました。

彼女たちが到着した場所は

ローレリアホテルでした。

彼は、すぐに

ホテルの向かいの帽子店に入り、

有り金を全て使って

倉庫を借り上げました。

 

彼は普段、周囲から

清潔好きだとからかわれるほど

清潔な男性でした。

いつもハンカチを常備して

体に埃が1つも付かないように管理し

土埃が舞う場所に行くと

頭から足先まできれいに

シャワーを浴びていました。

 

そんな彼が、

ネズミさえ肺病で運び出されるような

倉庫で生活しているのは、

普段なら想像もできないことでした。

しかし、彼には、

選り好みをする余裕が

ありませんでした。

ローラを目に焼き付けながらも、

彼女に見つからない場所が

切実に必要でした。

 

彼女に自分の存在を

悟られてはなりませんでした。

手紙には、追いかけて来たら

もっと遠くへ逃げてしまうと、

はっきり書かれていたから。

 

彼は1週間、

ローラが姿を現すのを待ちながら

窓の前に立っていました。

しかし彼女は無情にも

ホテルの外に一歩も出ませんでした。

恋しさが失望に変わるのは

一瞬でした。

 

むしろ良かった。

彼女が外に出て来なければ、

ジョン・アシュトンと

顔を合わせることもないだろうから。

 

彼は、

そうやって自分をなだめながらも、

ホテルの入口から

目を離せませんでした。

彼女の顔が見たくなりました。

顔がダメなら髪の毛一本でも。

あるいは、彼女の影でも。

彼は中毒に陥ったかのように

ローラを渇望していました。

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イアンはローラに会えて

涙が出るほど嬉しかったのですね。

そして、

ローティス嬢に気づかれるくらい

彼女を穴が開くほど

じっと見つめていたのですね。

そんなイアンが可愛いです。

1週間、埃の中で、

ローラに恋焦がれながら、

彼女の姿を待ち続け、

ようやくローラが

ホテルの外に出て来てくれて

すごく嬉しかったのですよね。

それなのに、ジョン・アシュトンと

腕を組んでいるローラを見てしまった。

嫉妬の炎がメラメラと燃え上がり、

ジョン・アシュトンに声をかけずには

いられなかったのではないかと

思います。

でも、イアンさえ

ローラを追いかけなければ

彼女は逃げることもなかったし

もしかしたら、ジョン・アシュトンと

再会しなかったかもしれないので

イアンにも責任はあると思います。

 

ところで、イアンは、

ハイド嬢と水切り勝負をしたのに。

ローラがペンドルトン家から

追い出されて、

安宿に泊まっていた時に、

ハイド嬢の家に泊まれるように、

フェアファクス氏を通じて

手配したのに。

ローラとハイド嬢と

イアンとフェアファクス氏の4人で

教会へも行ったのに、

見知らぬ女性たちだなんて、

イアンにとって、ローラ以外の女性は

道端に落ちている石ころと

同じなのでしょうね。