自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

再婚承認を要求します 295話 外伝 33話 ノベル ネタバレ 先読み アレイシアとエベリー 明らかになった真実

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外伝33話 エンジェルの恐ろしい仕返しが始まります。

◇アレイシアの不安◇

エルギは救出されるや否や

母親を連れて

別の場所へ行ってしまった。

魔法使いも無事に救出された。

海に落ちて消えたのは

誰かも分からない1名だけ。

 

エルギが生き残ったのは

幸いだけれど

母親を連れて離れてしまったのは

良いことではないので

アレイシアは頭を痛めていました。

 

このような状況で

クローディア大公はアレイシアに

パーティに行く準備をするように

言いました。

 

こんな時に、

パーティで笑っていたいのかと

尋ねるアレイシアに

大公は、

 

行きたくて行くのではない。

第4騎士団の団長が

エルギとブルーボヘアンの人達を

救ってくれたことに報いる

パーティだから。

 

と答えました。

 

アレイシアは

大公1人で行けば良いと

言いましたが

彼は、アレイシアが参加しないと

彼女が作った大公妃のイメージと

違うから、何か言われると

告げました。

 

アレイシアは腹を立てましたが

明るい雰囲気の所へ行けば

少し頭が冴えるだろう。

これからのことを

考えなくては。

 

と思いました。

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◇両親との再会◇

船舶事故の際に

エンジェルが救助活動を

してくれたおかげで

エルギ公爵と他の人々が助かったので

人々は喜び

パーティーは明るい雰囲気に

包まれていました。

普段以上に人々が集まっていました。

 

アレイシアは

第4騎士団の団長に

息子を助けてくれた

お礼を言おうと思い

人混みをかき分けて

団長を探しましたが

ぱっと見ても目立つという

第4騎士団の団長の姿は

見えませんでした。

 

エルギ公爵が助かっただけでなく

彼は他の人々も助けたと

聞いた人々が

アレイシアに挨拶に来るだけでした。

 

他の人々の中に

本物の大公妃がいたので

アレイシアは作り笑いをするしか

ありませんでした。

 

そんな調子で何時間か耐えた後

アレイシアは疲れたので

邸宅に帰ることにしました。

 

アレイシアに誰かが

近づいてきましたが

そちらを見る元気も

ありませんでした。

 

どうか話しかけないで

疲れているから。

 

と心の中で言いました。

しかし、隣に来た人は

話しかける代わりに

息を飲み込んだので

反射的にアレイシアは

そちらを向きました。

 

アレイシアは驚いて

息が止まりました。

彼らは、クロム公国にいるはずの

アレイシアの両親でした。

記憶より年を取っていましたが

薬を飲ませて、娘を海に捨てた

両親でした。

 

アレイシアは心臓がドキドキして

パッと後ろを向きましたが

父親はアレイシアの名前を呼び

彼女の腕をつかんで

自分の方へ向かせました。

 

アレイシアは

 

気の利かない夫婦だ!

ダメだったら!空気を読んで!

 

と心の中で2人に

悪口を浴びせました。

 

けれども、彼らは

自分たちが捨てた娘が

別の名前で生きていることを

知りませんでした。 

娘が大公妃になったとばかり思い

驚いて彼女を捕まえたのでした。

アレイシアは父親の腕を

振り切りました。

 

彼はアレイシアの名前を呼んで

引き留めました。

しかし、彼女は

自分はそんな人間ではないと

言って

再び父親の腕を振り切りました。

しかし、大声を立てていたので

何人かの人たちが

彼らの方を向いていました。

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◇大公妃の親戚◇ 

顔を覆う帽子を

被っているエンジェルは

遠くからその様子を眺め

部下に目配せをしました。

あらかじめ待機していた部下が 

本当の大公妃の親戚のそばへ行き

 

なぜ、あの人たちは

大公妃を変な名前で呼ぶのだろう?

大公妃の名前は

アレイシアでしたっけ?

 

と、それとなく言いました。

 

パーティにやって来た

大公妃の遠い親戚たちは

彼女が療養のため

別荘で過ごすようになって以来

交流がほとんどありませんでしたが

大公妃をとんでもない名前で

呼ぶ人が現れたと聞いて

何事が起ったのかと

そちらへ行きました。

これを機会に、

大公妃と話をして

以前のぎこちない関係を

解消したいという欲望もありました。

 

ところが

大公妃だと言っている人は

大公妃ではありませんでした。

 

彼女の親戚は

自分たちの親戚に似ているけれど

全然違う人だと言いました。

 

アレイシアは、

彼らが何者か尋ねると

大公妃の親戚だと答えました。

 

大公妃は親戚との交流が

全くない。

結婚式以前にも会っていなかったと

聞いていたアレイシアは

驚きました。

 

アレイシアは大公を探しましたが

彼は王と話をするため

他の部屋へ行っていたので

パーティ会場にいませんでした。

 

何かおかしいと思った親戚は

アレイシアに、

 

あなたは誰なのか?

なぜ大公妃の振りをしているのか?

 

と尋ねました。

 

その声があまりにも高くて

大きいので

周りの人たちは

シーンとなりました。

 

アレイシアと親しくしていた貴族は

彼女が大公妃だと言いました。

 

アレイシアは作り笑いをして

本物の大公妃の親戚を、

おかしな人だから

無視するように言いました。

 

自分たちのことを

おかしな人と言われて

カッとなった大公妃の親戚は

その貴族に

大公妃の名前は

ロコレッド・マロノではないかと

尋ねました。

 

貴族は、そうだと思うと答えると

大公妃の親戚は鼻で笑いながら

家紋が刻まれた

お守りを取り出して見せました。

 

そして、

 

自分たちはマロノ家の人間で

大公妃は自分たちの家系の出で

遠い親戚であること、

大公妃とは長い間

付き合いがなかったけれど

顔ははっきりと覚えていること、

そして、アレイシアは

大公妃とよく似ているけれど

別人だ。

 

と訴えました。

 

人々の視線がアレイシアに集まり

彼女の両親も

何かおかしいと思い

彼女を捕まえていた手を

下ろしました。

 

アレイシアは

突如として正体がばれてしまい

混乱していました。

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◇次の手◇ 

エンジェルの命令を受けて

待機していた

ブルーボヘアンの貴族が

アレイシアの両親に

 

彼らが彼女のことを

アレイシアと呼んでいた、

彼女が誰なのか知っているのか?

 

と尋ねました。

 

アレイシアの両親は驚きました。

 

彼らは

自分たちの名誉を守るために

娘を海に捨てて死なせたと

嘘をつくほど

対面を重んじていました。

娘が何か尋常でない事件に

巻き込まれているようで

気が狂いそうでした。

 

エンジェルのもう一人の部下が

 

とても親しそうに話しかけていた。

 

と言うと、

アレイシアの父親は

もうダメだと思い

 

海に身を投げた娘が

どうしてここにいて

私たちの顔を

見分けられないのかわからない。

 

と嘘をつきました。

 

アレイシアの母親も

娘が記憶を失っていて

なぜか自分を

大公妃だと思っているようだ。

 

とすかさず言いました。

 

そして、再び父親は

 

あなたたちのうちの一人でも

大公妃でないと言ってくれたら

自分が大公妃だと

思わなかっただろう。

 

と言いました。

 

口裏を合わせたような

両親のやり取りを聞いて

アレイシアは突破口を見出しました。

 

彼女は、両手で腕を抱えて

混乱に満ちた恐ろしい顔で

息子はどこにいるのかと

叫びました。

 

アレイシアが、

顔の火傷の痕を見せると

人々は、彼女が

エルギ公爵を救うために

燃えている家の中に

入って行ったことを

思い出しました。

 

気が狂って、

自分を大公妃だと

思っているようだ。

 

と貴族の一人が呟きました。

 

しかし別の貴族が

 

彼女は火事になる前も

王太子妃だと言っていた。

大公は自分の妻の顔も

知らないのか?

この女を

初めてここへ連れて来たのは

大公だ。

 

と叫びました。

 

あちこちで、ざわめきが

大きくなったり小さくなったりを

繰り返していました。

 

この騒ぎのせいで

人々は、本来のパーティの

目的を忘れていました。

 

そんな時、

エルギと大公妃について

王と話し合った大公が

戻って来ました。

 

何気なく入ってきた彼は

自分に注がれる

人々の視線にギョッとして

鳥肌が立ちました。

 

偽物の妻は顔を手で覆い

ひたすらエルギ公爵を探していました。

 

大公は直観的に気付きました。

 

何か間違っていた・・・

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◇家族が欲しい◇ 

空気と景色の良い別荘の前で

エベリーは

エルギ公爵と大公妃との

別れを惜しんでいました。

 

もう少し一緒にいようかという

エベリーの提案に

エルギ公爵は

他にも彼女を

待っている人がいるからと

言って、断りました。

 

エベリーは、大公妃に

休まず魔法をかけ続けることは

大変苦労したけれども

嬉しそうに、あらゆる物を

キョロキョロ見回す大公妃を

気にかけていました。

 

大公妃の手を

離せないでいるエベリーを

彼女は手を広げて

抱きしめました。

エベリーは訳もなく

泣きそうになりました。

 

彼女は、

一度も家族の情を

受けたことがないので

エルギ公爵と大公妃が

互いに相手を大事に思い

相手を気遣う様子を見る度に 

目頭が熱くなりました。

 

しかし、エルギ公爵の言う通り

自分を待っている人たちが

たくさんいるので

エベリーは、また来ると言って

もう一度、大公妃を抱きしめ

エルギ公爵と握手をしました。

 

エベリーは、エルギ公爵を

ムカつくと言ったことを

謝りました。

 

彼は、自分の友達は

目の前で遠慮なく悪口を言うと

言ったので、

エベリーは、

その人は本当に悪い人だ、

愚かだと伝えてくれと

エルギ公爵に言いました。

 

しかし、その友達が

ハインリだとわかると

彼女は伝えないでと

頼みました。

 

その後もしばらく

エベリーはぐずぐずしていましたが

ようやく馬車に乗りました。

 

エベリーは馬車の中で

自分にも家族がいればいいなと

思いました。

 

結婚すれば家族ができるけれど

そのためだけに結婚をすれば

自分にも相手にも

失礼だと思いました。

 

エベリーは

ソビエシュやナビエのように

鳥を飼ってみようかと思いました。

 

エベリーは楽しいことを

考えながらも

自分を助けた後

消えてしまったダルタのことを

思い出すと

心が痛みました。

 

それがとても辛くて

エベリーはそのことを

考えないようにしました。

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◇真実を知る◇ 

東大帝国へ戻って来たエベリーは

1日休んだ後

 

ソビエシュが大丈夫か確かめて

師匠を訪ねて魔法理論を勉強し

助けを求めてきた人を治療する、

 

という元の仕事に戻りました。

 

その4日後、

突然、エベリーの財産管理人が

やって来ました。

 

定期的に会ってはいるものの

まだ、その時期ではないので

エベリーは不思議に

思いました。

 

財産管理人は、エベリーの実の姉が

彼女を探していたことを伝えました。

 

財産管理人は

 

話すかどうか迷ったけれど

エベリーの身分を考えれば

相手がエベリーに会うのは

難しそうだ。

もし訪ねてくることがあれば

心の準備が必要だ。

 

と言いました。

 

ここ数日、エベリーは

家族がいればいいなと

思っていましたが

突然、現れた家族に

とまどいを覚えました。

 

彼女は混乱していましたが

わざと明るく

誰なのか尋ねました。

 

財産管理人は

 

髪の色と目の色は同じ。

雰囲気はかなり違う。

年は近い、

名前はダルタ。

エベリーの話をしたら

とても驚いて出て行った。

 

と答えました。

 

心臓が破裂する音が聞こえました。

エベリーの瞼が震え

たった今、聞いた言葉を

理解する前に

涙が一滴ぽたりと垂れました。

 

エベリーはもう一度

 

誰ですか?

 

と尋ねました。 

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大公の言葉から

アレイシアは火傷を負った後

頻繁にパーティに出ていた様子。

時には、

アレイシアを知っている人が

パーティに出席することも

あったかもしれません。

 

アレイシアは

その人たちと顔を合わせないように

気を付けていたかもしれませんが

昔のアレイシアを知っている誰かが、

彼女がブルーボヘアンの

大公妃をやっていることに

気付いて

それがエンジェルに伝わったのかも

しれません。

 

ソビエシュや大公のように

自分の対面を守るために

平気で噓をついたり

真実を捻じ曲げようとする人たちの

末路を見た気がしました。

 

それにしても、エンジェルは

本当に怖い男だと思います。

その彼に負けていないナビエ様は

すごい人だと思います。

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