110話 カルロイはルーを庇って、ケガをしてしまいました。 マハの宮医は、 数週間ほど治療を受ければ 良くなる。 ベルアマルの尻尾に毒があるけれど 治療法があるので安心するようにと 告げました。 そこへ、皇帝が怪我をしたと聞いた エイモスが、 一体、ど…

109話 カルロイと再会したルーは、彼のことが気になっています。 フレルムは、 ベルアマルという水生生物に乗って ２人の奴隷が決闘を繰り広げる 海上競技で、 マハでは、身分に関係なく、 最も人気のある見世物。 ベルアマルは、 古代の魔物の子孫だそうだ…

108話 ミレニンにパーティーへ誘われたルーは、お願いでなければ、あえて自分が返事をする必要はないのではないか。答えは一つだけだからと言いました。 それを聞いたミレニンは プッと吹き出し、 確かにそうだ。 そんなことは、 考えたことがなかった。 そ…

107話 カルロイは、壁際に立っていたルーに気づいてしまいました。 外へ出たカルロイは 噴水台の上に座り、 薬を飲み過ぎたせいで 頭がおかしくなってしまったに 違いない。 あれはリリアンではない。 リリアンが、 マハにいるわけがない。 しかも、皇宮にい…

106話 ミレニンは、キアナがパーティーに友達を連れて来るとブレイズに断言しました。 ミレニンは、 キアナの友達という人を カルロイも知っているのかと尋ね、 その人は、クロイセンの 没落した貴族らしいけれど とても美しいと聞いていると 話しました。 …

105話 マハ皇帝から招待されたパーティーにカルロイも出席するとルーは聞きました。 ルーは、 どういうことかと尋ねると キアナは、 このパーティーは カルロイを歓迎するパーティーだと 答えました。 ルーは、 カルロイがマハに来ていると聞いて 心臓がドキ…

104話 キアナに話したいことがあると言われたルーでしたが・・・ ルーはキアナに 話したいこととは何かと尋ねました。 ビクッとしたキアナは、 躊躇いがちに、 カルロイがマハへ来ることを 伝えました。 それを聞いたルーは驚きました。 キアナは、 カルロイ…

103話 マハへ向かう船の中で、カルロイは死ぬこともできないと嘆いていました。 照りつける太陽の下で、 ルーは、 もう、無理、耐えられないと呟き 倒れそうになりました。 馬車の中で、 ルーは隣に座っているメアリーに 扇子で扇いてもらっていました。 ２…

102話 マハに向かう船上で、ルーは船酔いに苦しんでいます。 メアリーはルーに、 本当にもうすぐ到着するそうなので 少しだけ我慢して欲しいと言って 彼女の背中を叩きました。 宮医は、 普通、 鎮痛治療を受けたら 乗り物酔いも良くなるのだけれど、 陛下は…

101話 ティニャはカルロイに、一度ルーに会って来いと叱りつけました。 ティニャは、 ルーが皇后を退くという話をしても カルロイは平気な様子だったので、 何も言わないでいたら、 毎晩、皇后宮へ来て、 自分を憐れんでいるなんて 何をやっているのかと 叱…