2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧
366話 アニャはドミスに、カルレインが男性を愛するようになったと話しました。 ◇重要なのは自分の幸せ◇ ドミスは、自分が何を聞いたのか 分からないような顔をしていました。 アニャはため息をつきました。 ドミスは、かろうじて口を開き アニャが 自分をか…
365話 アニャはカルレインが皇帝の側室になったと聞いて驚きました。 ◇危険な想像◇ 500年前には 男性側室がいなかったので、 アニャの頭の中で 危険な想像が膨らみました。 ドミスが死んだショックのあまり、 カルレインは 急に側室になったのかと、 アニャ…
364話 月楼の王子は、ギルゴールの侍従は夜しか歩き回らないと、3人の聖騎士団長に告げ口しました。 ◇指名手配犯◇ 3人の聖騎士団長は、 休もうとした計画を変え、 武器を素早く取り出せるように 装備を点検すると、 吸血鬼が本当に 侍従に偽装しているかを…
363話 ザリポルシ姫がロードの居場所を知ったと聞かされ、ラティルはとまどいました。 ◇時間稼ぎ◇ 姫がここからまっすぐ向かったのは、 タナサンにある洞窟で、 その中には空っぽの棺があり、 アニャがいました。 姫はアニャをロードと 誤解したのだろうか。…
362話 棺の中に横たわっていたドミスが目を覚ましました。 ◇目覚めさせてはいけない 痕跡は、全て消したかという 百花の質問に、 何人かの聖騎士たちは、 死体と戦闘の痕跡をすべて片付け、 棺は運び出したと答えました。 続けて、片付けに行った時、 アニャ…
96話 カルロイは、ルーのに人生とって意味のあるものとなるように、真剣に生きることを決意しました。 カルロイはティニャに、 離れの改装は 順調に進んでいるかと尋ねました。 ティニャは、カルロイが そんなことを気にしている理由を 尋ねると、彼は、 各…
99話 とうとう恵美が逮捕されました。 麗奈が株主総会の開かれている 会場に戻ると、仁志は、 株主たちの投票により 二つ目の議案である 九条麗奈本部長を理事に選任する件が 承認されたと宣言していました。 麗奈は微笑みました。 そこへ浅井が入って来て、…
361話 洞窟の奥深くにアニャがいました。 ◇棺の中身◇ アニャが現われたことに、 カルレインは戸惑い、 正気を取り戻すことが できませんでした。 なぜ、ここにいるのか。 カルレインは呆然としながら アニャに尋ねました。 カルレインに付いて来た 吸血鬼た…
360話 ラティルは、ベッドの上で側室たちに囲まれている様子を百花に見せて、彼を動揺させる方法を考えつきましたが・・・ ◇暴君皇帝のハーレム◇ カルレインの瞳が 激しく震えていました。 心の中で あらゆる邪悪な想像をしているのは 明らかでした。ラティ…
359話 ラティルはザリポルシ姫を探す手伝いをするとタンベクに告げました。 ◇姫に最後に会った者◇ タンベクが帰った後、 ラティルはタッシールを呼び、 暗号で書かれたメモを渡すと、 その解読を指示しました。 その後は、 聖騎士たちが来る場合に備えて、 …
358話 ランスター伯爵は、ドミスの中にいる自分に気づいているようで、ラティルは鳥肌が立ちました。 ◇話をしたい◇ ついにドミスも、 ランスター伯爵の視線に 気づいたようで、 どうして自分を そんな目で見ているのかと尋ね、 眉をひそめました。 狐の仮面…
357話 ザリポルシ姫は、慌てて帰って行きました。 ◇返せなかったお守り◇ どうして、姫は あんなに慌てて帰ったのか。 ラティルは、そう呟きながら インク瓶の蓋を開け、 そこへペンを浸していると タッシールがやって来ました。 彼は、いつもの笑顔を 口元に…
356話 カルレインは大神官の手紙を、筆跡を偽造できる吸血鬼の所へ持って行きました。 ◇筋肉が薄い◇ 筆跡偽造の専門家は、 カルレインから渡された 手紙を受け取り、 興奮してニヤニヤしました。 吸血鬼である自分が 大臣館の手紙を 入手することになったの…
355話 ラティルはドミスが死んだ場所に百花がいたことを思い出しました。 ◇500年前の人?◇ ラティルは混乱しました。 ドミスが亡くなったのが5年前、 いや15年前なら、 これほど混乱はしない。 ドミスが亡くなったのは500年前。 その時、百花を見たなんて、 …
98話 智彦は麗奈に手を出したら同じ目に遭わすと、雅紀に警告しました。 雅紀は、 智彦に何ができるか 楽しみだと言いました。 智彦は、それが何であっても 雅紀にできることは自分もできると 言いました。 雅紀は舌打ちをし、 立ち去る智彦の後ろ姿を 睨み…
95話 ルーはラ・ソルティオに来ていて、そこにはシェフのベクスがいますが・・・ 皇后は食欲がないので 朝食は簡単にして欲しいと 言われたベクスは、 前の晩、完璧に用意した夕食も 皇后は食べなかった、 話にならないと言って 腹を立てました。 しかし、彼…
354話 ラティルはザリポルシ姫を呼んで、本音を聞くことにしました。 ◇本音を聞くための酒◇ ラティルは、 ミロの姫を招待するよう指示した後 彼女自身の専用シェフを呼び、 味と香りがフルーツジュースのような 強い酒はあるかと尋ねました。 シェフは、 な…
353話 同じベッドで何人も一緒に寝るのが好きかとラティルは聞かれましたが・・・ ◇自分と同じ水準の二人◇ 驚いたラティルは、 自分は変態ではないと 必死で否定した後、 誰が二人に、 そんなことを吹き込んだのかと 冷たい声で尋ねました。 幸いなのか残念…
352話 浮気者の伯爵の話を聞くために、大神官とクラインはカジノに入り込むことに成功しました。 ◇怪しい話◇ 経験もないのに、 突然、ディーラーの仕事を任されても うまくできるはずが ありませんでした。 客にチップを渡さないだの、 VIP席に初心者が入っ…
351話 タッシールがロードの味方をするのを不思議に思うカルレインでしたが・・・ ◇気分の悪い話◇ タッシールは笑い出し、 不思議なことは何もない。 自分は皇帝と結婚したので、 抜き差しならずに 彼女の味方になったと 返事をしました。 カルレインは、 タ…
350話 ザリポルシ姫は皇子と恋仲になって、宮殿に入り込むことにしました。 ◇純朴な皇子◇ 先皇帝の側室の一人であるナシャは 彼の死後、 慣例に従い、別宮の一つを受取り、 息子のポリス皇子と そこで暮らしていました。 ポリス皇子は、 ナシャから手渡され…
349話 ラナムンは、自分のベッドの上にカルレインが寝ている理由を尋ねました。 ◇沈黙◇ ただでさえ冷たいラナムンの声が さらに沈んでいました。 カルレインは返事をせず、 まず立ち上がりました。 ラナムンと同じベッドで 向き合いたくありませんでした。 …
348話 クラインは、自分とラナムンとの違いについて、ラティルを問い詰めましたが・・・ ◇理由はない◇ 実際、そんな違いなどないので、 ラティルは、何と答えるべきか 困りました。 ラティルがクラインと寝ていないのは 他の側室たちとも 寝ていないからでし…
97話 浅井は、必ず麗奈が死なないようにすると言いました。 麗奈は、 浅井がそう言ってくれたことに お礼を言い、 護符を必ず持ち歩くように、 自分もそうすると言いました。 浅井の後ろ姿を見送りながら、 麗奈は、 護符の力を借りてでも、 自分たちは3人…
347話 ギルゴールに、また詐欺を働いたとラティルは指摘されました。 ◇詐欺師◇ ラティルの驚いた表情を見た ギルゴールの目が、 三日月のように曲がりました。 そして、彼は、ラティルが 周期的に詐欺を働くと指摘すると 彼女は、いつ、どんなことで 詐欺を…
94話 ルーは、カルロイと離れる時が来たと思いました。 ルーは、 自分がいなくなるまで、 目を閉じていて欲しい。 自分が去る姿を見たら、 カルロイが辛いと思うから。 自分は相変わらず カルロイのことが嫌いだけれど 彼が辛い思いをするのは 悲しいから。 …
346話 サーナット卿は皇帝が好きだとアランデルが言うのを、ラティルは聞いてしまいました。 ◇自分のはずがない◇ これは一体どういうことなのか。 ラティルは目を丸くしました。 サーナット卿は、 誰のことが好きだって? アランデルは、 今、何を言っている…
345話 ロルド宰相は、あの子の父親はゲスターだと言いましたが・・・ ◇ギャンブル?◇ いきなり訪ねて来た父親が あの子は自分の子だと言い出したので ゲスターは訳が分からず、 あの子とは、 一体誰なのかと尋ねました。 しかし、ロルド宰相は ゲスターが何…
344話 ラティルは妊娠したと嘘の発表をしました。 ◇罪悪感◇ 家族を欺くという罪悪感に 押し潰されそうになっていた ラティルは、母親が近づいてくると 無理矢理、満面の笑みを浮かべ、 母親を呼びました。 その次の言葉が思い浮かばなくて ラティルは両腕を…
343話 ラティルをそっとベッドに寝かせた後、ラナムンは何と言ったのでしょうか? ◇本当に生まれたら◇ ラナムンは、 これからはずっと 一緒に寝なければならないと 言いました。 ベッドに横になったラティルは ラナムンを見上げながら、 どうしてそんなこと…