自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 358話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ いつまでも聖騎士に煩わされるラティル

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358話 ランスター伯爵は、ドミスの中にいる自分に気づいているようで、ラティルは鳥肌が立ちました。

◇話をしたい◇

ついにドミスも、

ランスター伯爵の視線に

気づいたようで、

どうして自分を

そんな目で見ているのかと尋ね、

眉をひそめました。

狐の仮面は、ため息をつきましたが

いきなり微笑むと、

大したことではない。

知らないうちに、

連れて歩いているのだから仕方がないと

答えました。

ドミスは、訳が分かりませんでした。


ラティルは

500年前の狐の仮面が

自分に気付くことができたのなら

話をすることも

できるかも知れないと思い、

心の中で、

 

ゲスターの先輩、

ゲスターのご先祖様

狐の仮面を被った方、

ランスター伯爵、

私の声が聞こえますか?

 

と話しかけてみましたが、

狐の仮面は、

ラティルの存在を感じるだけで、

声までは聞こえていないようでした。

◇記憶を受け継ぐ◇

ラティルは目が覚めると

すぐに上着を着て廊下に出ました。

当直の近衛兵は驚き、

どこへ行くのかと尋ねながら

ラティルを追いかけて来ました。

彼女は、ゲスターに会いに行くと

答えると、

近衛兵は妙な表情を浮かべました。

皇帝は寝ている間に側室が恋しくなり

目が覚めたようだと

思っている様子でしたが、

彼らが何を考えても構わないので、

ラティルは、すぐに

ハーレムへ足を運びました。


ゲスターは眠っていましたが、

早朝にラティルがやって来たので

驚いて目をこすりました。

彼はラティルに

どうしたのかと尋ねると、

ラティルは夢を見たと答えました。

 

ゲスターはラティルに

悪夢を見たのかと尋ねると、

彼女を慎重に捕まえて

ベッドへ連れて行って座らせ、

早速イチゴの香りがするお茶を

運んで来ました。

そして、彼は、

自分も悪夢を見ると怖いので

そばにいてあげると話しました。

 

ゲスターは、ラティルが来た意図を

誤解しているようでした。 

ラティルは首を横に振り、

怖くて来たのではなく、

聞きたいことがあって来たと

話しました。

 

ゲスターはちらっと

壁にかかっている時計を見ました。

彼が、

まだ夜明けなのに、

寝ている時間なのに、

聞きたいことがあるだなんて、

不思議に思っているのは明らかでした。

 

ラティルは、

500年前の狐の仮面とゲスターは

同じ人ではないようだけれど、

もしかして、ゲスターの

先祖、または師匠なのかと尋ねました。

 

ゲスターは目を丸くしました。

夜明けに訪ねて来た上に、

先代の狐の仮面の質問するので

さらに不思議に思っている様子でした。

 

ゲスターは、どうして急に

そんなことを聞くのかと尋ねました。

ラティルは、自分が前世の記憶を

夢で見るということを

知らせても良いかどうか悩んだ末、

ラティルが転生し続けることを

知っている人には

教えてもいいと思い、

その事実をゲスターに告げました。

けれども、相手の考えを読む能力は

絶対に明かさないつもりでした。

ラティルは、その夢で

500年前の狐の仮面を見た。

ゲスターとは声も髪の色も体型も

皆違っていたと話しました。

ゲスターは、

まだ混乱していました。

 

ラティルは、普通、

前世の記憶を見る時、

自分はドミスだから、

彼女の視点で見ている。

今までは、そのように

記憶を見て終わりだったのに、

今日、夢で500年前の狐の仮面が

ドミスに

彼女の中に入っているものは

何かと尋ねたと話し

ため息をつきました。

 

もしかしたら、

自分を指したのでは

なかったかもしれないけれど、

その時はとても驚き、

当然、自分の話だと思いましたが

ゲスターの先祖が

そんな話を伝えるはずがないので

彼に聞くことでも

なかったかもしれないと、

ラティルは話しているうちに

頭の中が整理されて来ました。

 

ラティルは訳もなく

夜明けに走って来てしまったと思い、

ゲスターの背中を叩き、

寝ているところを起こしたことを

謝り、また寝るようにと言いました。

 

そしてラティルは立ち上がりましたが

ゲスターも一緒に立ち上がり、

狐の仮面の記憶を受け継いでいると

慌てて答えました。

 

ラティルは再び座り、

ドミスの中に他の人がいると思った

記憶があるかと尋ねました。

ラティルは興奮して

ゲスターの両手を握り

目を輝かせました。

ゲスターは

顔を赤くして首を横に振り、

そんな記憶はないと答えました。

 

ラティルは眉をひそめました。

彼女が見たのが過去の記憶なら、

当然ゲスターが受け継いだ記憶にも

その記憶があるはずなのに、

どうしてないのか。

あまりにも些細なことなので

忘れたのかと尋ねると、

ゲスターはしばらく

ラティルの目をじっと見つめ、

首を横に振り、

それは違うと思うと答えました。

 

なぜかは分からないけれど

ゲスターは確信している様子でした。

ラティルは、ゲスターが

どのように狐の仮面の記憶を

受け継ぐかは分からないけれど

確信できる根拠があるのだろうと

考えて納得しました。

それとも、もしかして

自分が見ているのは

過去ではないからなのだろうか。

他の可能性を考えていたラティルは

首を横に振り、

決定を下すには、

まだ情報があまりにも足りないと

思いました。

◇姫の失踪◇

数日が経ち、

ラティルは500年前に

狐の仮面が自分を見抜いた理由が

気になりましたが、

それ以来、ラティルは

ドミスの夢を一度見ただけで、

その中に、狐の仮面は登場せず、

ドミスが自分を苦しめた 

ランスター伯爵家の下男と下女たちに

ゆっくり復讐をしていく内容が

全てでした。

 

ある日、

ラティルは侍従長から、

レアンが元食料品管理人と

やり取りしたメモを手に入れた。

許可されていない高級酒を

持ち込むふりをしながら、

メモを入れて運んでいたと

報告を受けました。

 

元食料品管理人は、

許可なく持ち込んだ高級酒に

視線を向けさせ、

許可された食材の入った箱の

ラベルの裏に

秘密のメモを隠して送ったようだ。

けれども、担当者が変わったため

正式な食材に手を出すことができず

許可なく差し入れた酒のラベルの裏に

メモを隠したので

発見できたと侍従長

説明しました。

ラティルは頷きました。  

 

しかし、侍従長は、

全てのメモが暗号で書かれているので

解読が必要だと言って

5枚のメモを差し出しました。

また、本当のメモは

わざとそのままにして、

その内容だけを写したと話しました。

 

メモを押収すれば、

敵は情報が流出したことを知り

また別の方法を探し出して

秘密裏にレアンと連絡を取るだろう。

このメモの内容が

分からない状況なので、

自分の手のひらの上で

秘密の連絡をやり取りするように

しておいた方が良いと

ラティルは思いました。

 

ラティルはメモを受け取り

ノートに差し込みました。

タッシールに解読を

頼むつもりでした。

 

そうしているうちに、

他の侍従が入って来て、

戸惑った顔で

また聖騎士団長のタンベクが

訪ねて来たと告げました。

 

ラティルの口元が

反射的に下がりました。

このうんざりする聖騎士たちは、

なぜしきりに自分を訪ねて来るのか。

訪ねて来ても、

自分を疑わないと言ってくれれば

いいけれどと思いました。

 

ラティルはため息をつきながら

メモをいったん引き出しの中に入れ、

タンベクの入室を許可しました。

 

すると扉が開き、

暗い表情のタンベクが

中に入って来ました。 

ラティルは彼女の表情を見るや否や

良くない事情で

訪ねてきたことに気づきました。

タンベクから挨拶を受けたラティルは

自分は元気だったけれど

彼女は元気ではなかったようだと

指摘し、

今度は何の用で来たのかと、

担当直入に質問しました。

 

タンベクが重々しいため息をつくと、

秘書は急いで椅子を持って来て、

タンベクが

座れるようにしてくれました。

ラティルは、

人払いした方がいいかと尋ねると、

タンベクは、

秘密と言えるほどのことではないと

答えました。

ラティルは話すよう促すと、タンベクは

ザリポルシ姫のことを

知っているかと尋ねました。

 

やっとのことで姫の疑いを晴らし

送り出したのに

一体いつまで、その名前を

聞かなければならないのか。

ラティルはうんざりしましたが

彼女が何度も

タリウムの宮殿を訪れたことは

秘密ではなかったので、

知らんぷりはできず、

彼女は2回も国婚を申し込んだけれど、

断ったら、恋愛結婚をして

皇室に入ろうとした。

しかし、ハーレム見物を一度したら

気が変わったのか

そのまま帰ってしまったと

話しました。

タンベクは、そんな話までは

知らなかったようでした。

 

続けてラティルは、

そのせいで、

姫に恋をしていた腹違いの弟が

こっぴどく振られと話しました。

純真なタンベクの顔が赤くなりました。

 

ラティルは、その姫がどうしたのかと

尋ねました。

するとタンベクの顔が

急に暗くなったかと思うと、

姫が行方不明になったと答えました。

ラティルは本当なのかと尋ねると、

タンベクは肯定し、

彼女の部下の聖騎士28人が死亡し、

姫の副官兼侍女だった

ピアル卿だけが生き残っているけれど

彼女も今は意識がないと

答えました。

 

ラティルは本当に驚きました。

無事に宮殿を離れた人たちが

なぜ、そんなことになったのか

理由を尋ねましたが

タンベクは、

分からない。

それでもピアル卿が馬に乗って

近くの神殿に到着し、

意識を失う前に、

何とか話してくれたおかげで

その事実を知ることができたと

答えました。

 

ラティルはタンベクに、

一体、どこで誰が

そんな目に合わせたのか

分からないのかと尋ねると

タンベクは、

ピアル卿が意識を失う前に

最後に口にしたのは、

お守りが偽物だったという言葉だと

答えました。

 

ラティルは、今後は別の理由で

驚きました。

お守りがすり替えられたことに

気づいたなら、姫たちは

怪物と戦ったのかと思い、

タンベクに尋ねましたが、

彼女は分からない。

調査をしなければならないと

言いました。

そしてタンベクは

ラティルの顔色を窺いながら、

姫が最後に立ち寄ったのは

ここなので、

自分はここへ来たと告げました。

 

ラティルは、

姫が最後に立ち寄ったのは

本当にここなのか。

彼女がここから出る時は、

姫と侍女の2人だけで

28人の聖騎士はいなかったと

主張しました。

 

タンベクは、

姫は他の所に立ち寄ったかも

しれないけれど、

公式的に立ち寄った所がここなので、

ここを調査すれば、

姫がどこに行ったのか分かると思うと

主張しました。

 

ラティルは無理やり微笑みました。

彼女たちは、

自分を煩わしてばかりいると

一瞬、言いそうになりましたが、

そんなことをすれば、

自分がロードのように

見えてしまうかもしれないと

思いました。

 

しかも、タンベクは、一度、

自分を疑ったことがあるので

ラティルは、外面的に

ロードのイメージを

避ける必要がありました。

 

彼女は姫の失踪に対して

遺憾の意を表した後、

自分は姫を探すのを

一生懸命手伝うので、

早く聖騎士たちを連れてくるようにと

指示しました。

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ラティルの

居ても立っても居られないという

気持ちは分からないでも

ないけれども、

まだ夜も明けていないうちから

ゲスターを叩き起こす。

おそらく、彼は

少しムカッとしたのでは

ないかと思いますが、

ラティルに悪夢を見たと言われれば

慰めて求めて来たと思うのも自然。

それなのに、ラティルは

話があると言う。

ゲスターは、まだラティルが

妊娠していると

思っているでしょうから、

彼が、

その衝撃を引きずった状態で

この仕打ちはないと思います。

しかもラティルは

ゲスターが誤解していても

気が咎めることもない。

 

タッシールのように大人なら

同じことをされても

まあ仕方がないと思い

笑って済ませるでしょうけれど

ゲスターは腹黒な上に

考え方が少し幼稚だと思うので、

ラティルは彼に対して、

つれない仕打ちをすべきではないと

思いますが、人の性格は、

そう簡単に変わらないので、

ラティルは自分の思うままに

行動するのを

止められないのでしょう。

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