再婚承認を要求します
外伝75話 別宮で療養中のナビエとソビエシュの元へカルル侯爵がやって来て、ラスタが流産しそうだと報告しました。 ソビエシュは、 悪夢を見ているかのように カルル侯爵を しばらく見つめた後、 それはどういう意味なのか。 宮医は、大きな病気ではないと …
外伝74話 具合の悪いナビエを、ソビエシュは応接室で心配しています。 朝の4時、まだ空が暗い頃、 ソビエシュは微動だにせず、 閉まった扉を見つめていました。 侍女たちはもちろん、 騎士たちまでも そのような皇帝に驚愕し、 彼をチラチラ見ていました。 …
外伝73話 ソビエシュの態度にナビエは混乱しています。 イライザ伯爵夫人の言うように、 ソビエシュは、 頭がおかしくなったのか。 ローラの言うように、 彼は本当に後悔しているのか。 しかし、ナビエは、彼が、 心から後悔しているのかどうか 自信がありま…
外伝72話 ソビエシュが待ちかねていた魔法学園の学長がやって来ました。 ソビエシュが、 自分を探していると聞いた 学長は、魔法学園に戻らず、 すぐにソビエシュを訪れたと聞き、 彼は、すぐに学長を中へ入れるよう カルル侯爵に指示しました。 彼が出て行…
71話 ソビエシュはナビエに愛していると言いましたが・・・ 言葉が終わるや否や ソビエシュの目の前で 扉が閉まりました。 まだ後ろにいる侍従は、 魂が半分抜けたような顔で、 この状況から抜け出したいと 切望しました。 皇后が来たことを、 単に報告しに…
外伝70話 ソビエシュが目覚めると、そこは現実の世界でしたが・・・ 大声で立ち上がったソビエシュは、 湿ったものが額から落ちると 下を見下ろしました。 彼の隣に、 おしぼりが落ちていました 。 ソビエシュは 冷たいおしぼりを握って横を見ると、 宮医が…
外伝69話 ソビエシュは侍従に、ナビエの所へエビ料理を運ばせ、彼が戻って来ると、ナビエが何と言っていたか期待していましたが・・・ 侍従は、 ナビエはエビだけ受け取り、 ソビエシュの状態については 何も聞かなかったと 容赦なく答えました。 ソビエシュ…
外伝68話 ソビエシュは魔法学園の学長に会って話をすることを望んでいます。 宮医は 軽い風邪だと言っていたけれど、 それでも念のため、 ゆっくり休んで欲しいという カルル侯爵の助言に従い、 ソビエシュは、今日1日は ゆっくり休むことにしました。 体調…
外伝67話 ナビエはソビエシュが本当に変だと思っています。 ナビエは心から ソビエシュの状態がおかしいと思い、 彼の様子が昨日から変だ。 少し体調が悪いのではないかと 遠回しに尋ねました。 ソビエシュは、 ナビエの手が触れた頬に 自分の手を乗せました…
外伝66話 ナビエは断固としてソビエシュを拒絶しました。 ソビエシュは もっとナビエと一緒にいて、 彼女の声を聞き、 彼女の一つ一つの反応を 見守りたかったけれど、 彼が熱心に話せば話すほど、 ナビエの表情は どんどん疲れていくようでした。 それを見…
327話 自分たちの離婚は成立していないと、ソビエシュは大神官に訴えました。 大神官は、ソビエシュを見つめながら この離婚は、ソビエシュ皇帝が 申請したものであることを もしかして忘れたのかと尋ねました。 何人かの人々が、 一緒に小さく頷きました。 …
326話 相変わらずソビエシュは、ナビエの面影を求めています。 ◇西宮で◇ 廊下の窓から風が入り、 寒気を感じたソビエシュは 襟を立てて、廊下を歩き続けました。 代々皇后が使っていた 部屋の扉を開けると、 侍女たちが同時に挨拶をしていた声が 聞こえるよ…
262話 マスタスはコシャールの元へ行くことになりました。 ◇マスタスの旅立ち◇ マスタ少しは出発前に ナビエに別れの挨拶をし 侍女たちと話をしました。 ローラとローズは泣いていました。 そして時間が来ると 彼女は白い馬にまたがり 出発しました。 ナビエ…
261話 思いがけず、ソビエシュと出会ったナビエでしたが・・・ ◇愛する人に似ている子◇ しばらくの間 ナビエとソビエシュは 黙ったまま、 見つめあっていましたが 同時に、互いの身体を 気遣う言葉を発しました。 ソビエシュは ラリをずっと見ていました。 …
260話 いよいよ新しい連合の発足です。 ◇幸せですか?◇ 会議室で いくつかの手順を踏んだ後 最後に大神官が書類にサインをし 帝国連合が発足しました。 嬉しい反面 帝国連合に所属する騎士団の 第1騎士団長職として コシャールの名前が書かれていたので ナビ…
259話 エルギ公爵のことを心配しているハインリですが・・・ ◇馬車の中で◇ ナビエは詳しいことを 聞きたいと思いましたが その場にいない ハインリの友人のエルギ公爵について 根掘り葉掘り聞くのは 失礼なので、止めることにしました。 ナビエは、 ランドレ…
258話 カフメン大公の偽りの愛の告白によりコシャールとシャレット姫の結婚が破談になりました。 ◇ホワイトモンド王の嘆き◇ コシャールとの結婚を止めて カフメン大公と結婚すると シャレット姫から聞いた ホワイモンド王は 怒りを抑えることが できませんで…
257話 ハインリは手紙に、ソビエシュならエルギ公爵を助けられると書いてきましたが・・・ ◇治癒魔法◇ ハインリは ソビエシュの所にいる 治癒魔法が使える魔法使いのことを 言っているのだと エルギ公爵は思いました。 1人で何日も 続けざまに治癒魔法を使う…
256話 鳥になって飛んで行ってしまったラリを探すナビエでしたが・・・ ◇ラリの行方◇ ナビエはあらん限りの大きな声で ラリの名前を呼びながら 必至でラリを探しました。 ケガをしたらどうしよう、 大きな鳥に襲われたらどうしよう。 ナビエは恐怖で 目の前…
255話 東大帝国と西大帝国が手を結ぶことになりそうです。 ◇連合脱退◇ 東大帝国と西大帝国が 連合から脱退すると 部下から報告を受けたエンジェルは 眉間にしわを寄せ 舌打ちをしました。 両国が連合から脱退すれば 連合は両国に関与する 名分がなくなるので…
254話 ナビエの父親がソビエシュの代理人として選ばれました。 ◇一番の適任者◇ ソビエシュの業務の代行を頼まれ 戸惑うトロビー公爵にソビエシュは、 彼を選んだ理由として 1人は高齢で 2人は他国の王族と結婚し その国で暮らしている。 もう1人は、 違う国…
253話 エンジェルをやり込めたナビエ、天晴です。 ◇熱いものでいっぱい◇ 人々は人為的に魔法使いを 作れる事実に 興奮していたようでした。 エンジェルだけは ナビエの言葉を信じないで 頭を傾げていました。 そしてエンジェルが 何か言おうとした時に ドン…
252話 檻の中の騎士の運命は・・・ ◇拷問◇ ランドレ子爵は誰よりも 当惑した顔をしていました。 ナビエは、聖者の言葉を ランドレ子爵の裏切りと 解釈しましたが 彼の意志とは 関係のないことだったのかと 思いました。 他の貴賓たちも当惑して ひそひそ話を…
251話 はたしてランドレ子爵へのナビエの返事は? ◇ランドレ子爵への返答◇ ランドレ子爵は部屋の中へ 入って来ました。 ハインリとランドレ子爵、 2人の緊張している 男性の間にいるナビエは ランドレ子爵に、 騎士たちを救ったか尋ねました。 ランドレ子爵…
250話 ランドレ子爵に本当のことを話してと言われたナビエでしたが・・・ ◇真実を告白すべきか◇ 生真面目で正直な人ですよね。 しかし、正しい志を持って 行動するとしても いつも役に立たないのです。 ナビエは聖者の警告を 思い出しました。 おそらく、ラ…
249話 鳥はどこへ行ったのか、不思議に思うエンジェルでしたが・・・ ◇鳥の行方◇ 窓の外へ逃げて行っても 確実にわかる位置に ナビエ皇后の部屋を割り当てた、 窓と廊下もすべて閉めておいたので 逃げるなら、 ナビエ皇后の部屋しかない、 それなのに鳥はい…
248話 ハインリを助けに来た騎士たちのピンチです。 ◇戦闘◇ 鳥かごを持った騎士は 隙を作るので 何とか逃げてください。 あの方の部屋は2階の端です。 ドアを開けておくと 言っていたので そちらに隠れるか そこから外へ逃げてください。 と言いました。 ハ…
247話 ハインリと再会できたナビエでしたが・・・ ◇ハインリの救出方法◇ ナビエは、エンジェルに どうしたのか? 知っている鳥なのか? と聞かれました。 何を考えているかわからないけれども おそらく 良いことを考えていなさそうな エンジェルが、目を細め…
246話 エンジェルに捕まっているハインリの運命は・・・ ◇ナビエの決意◇ ハインリを探していたマッケナが 久しぶりに戻って来ました。 ハインリを見つけられず 仏頂面をしていたマッケナでしたが ナビエの肩越しに エンジェルが置いていった 鳥かごの中の鳥…
245話 ナビエの良い案とは?そしてエンジェルの目的は? ◇キツネとの対決◇ ナビエは、東大帝国の大使館員が 夜の部屋へ隠れるまで 時間を稼ぐために 赤ちゃんが泣いて出かけられないので もう少し待って欲しいと エンジェルに伝えるように 副官に命じました…