2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧
519話 ギルゴールは、雪のように白い神殿にいる議長に会いにやって来ました。 ◇ローブをかぶった人◇ 議長は目を少し大きく開いて ギルゴールを見ると、 信じられないといった声で、 ギルゴールの名を呼びました。 そして、なぜギルゴールが ここにいるのかと…
518話 ラティルは、子供の悲鳴が聞こえた方へ走って行きました。 ◇激しい怒り◇ 闇を突き抜けて階段を疾走すると、 速いスピードで先に飛んで行く、 怪物の後ろ姿が見えました。 それは尻尾のついたボールのような 真っ黒な怪物でした。 その怪物が口を開けて…
517話 一方、ラティルと別れたサーナット卿は・・・ ◇変化◇ サーナット卿が怪物の首に向かって 最後の一撃を放つと、 そこから飛び散った血で、 再び全身が濡れました。 地面に着地したサーナット卿は ハンカチを取り出して、 顔に付いた血だけを かろうじて…
516話 空から怪物が降って来て、首都の家々を押し潰しています。 ◇怪物の襲撃◇ ラティルが、突然、城壁から 飛び降りようとすると、 メラディムは慌てて彼女を捕まえ、 落ち着くように。 ここから飛び降りたら死ぬと 叫びました。 ラティルは、 しかし、私の…
118話 カルロイがルーにべったり張り付いているのでルーは困惑しています。 ルーはカルロイに、 人が見ている所では、 少し、自制しなければ ならないのではないかと 忠告しました。 しかし、カルロイは断り、 彼女の耳元に口を近づけ、 自分は、リリアンの…
515話 ラティルはサーナット卿に、子供が持てるかと聞きましたが・・・ ◇やはりダメ◇ 子供と聞いて、 サーナット卿の目は とても大きくなりました。 ラティルは、 子供がいなければならないと思うと 呟きました。 後継者がいなければ、 他の皇族に皇位継承権…
121話 幸せな毎日を送る麗奈、一方、璃香は・・・ 食卓を囲んでいる中田家。 子供をおぶっている璃香を、 碧人の母親は怖い顔をして、 こちらへ来いと呼ぶと、 器を璃香に渡し、 食べてみるよう指示しました。 璃香が、その理由を尋ねると、 母親は、 璃香は…
514話 怪物を退治したラティルは、宮殿に戻りました。 ◇衝撃◇ ラティルは、 すぐにゲスターを呼ぶと、 ネズミの穴くらいの 小さな入り口を利用して、 前にタナサンの国境の村でやったように そこにつながっている地下通路を すべて塞ぐことができるかと 尋ね…
513話 クラインが泊まっている旅館に現れた、あの女とは? ◇見えない怪物◇ アクシアンはクラインに どうしたのかと、慌てて尋ねました。 クラインは、 先ほど入ってきた赤毛の女性を指差し、 あの女だと答えました。 アクシアンは扉を見つめましたが、 全く…
512話 突然現われた、ポリス皇子の従姉のエイレナはトゥーラに近づいています。 ◇命令できるのは自分だけ◇ トゥーラの目の前まで 近づいて来た女性は、 彼が抱いているカバンを指差しながら それは何かと尋ねました。 トゥーラはビクッとしましたが、 平気な…
511話 夜遅くに、トゥーリを連れずに1人で歩いているゲスターをネイトンは怪しんでいます。 ◇ゲスターは怪しい◇ ネイトンは、体系的に武術を 学んだわけではないけれど、 生まれつき、 身体を使うのが得意だったし 宮殿で働いていると 足音を殺して歩くこと…
510話 ネイトンはロルド宰相の企みについて、ラティルに告げ口しました。 ◇怪しい使用人◇ 力を合わせなければならない時期に 対抗者のラナムンを攻撃するよう 指示するなんて、 ロルド宰相はひどすぎると、 ラティルは舌打ちしました。 ロルド宰相とアトラク…
120話 智彦は育休を取得した後、出勤しましたが・・・ 栄治は、智彦が育休から復帰後、 数カ月も経っていないのに もう1年休むと言い出したので 驚きました。 しかし、智彦は、 自分の考えが間違っていた。 双子だから、2年取得すべきだったのに 1年しか…
509話 ラティルはアニャに、頭のおかしな幸せな人に転生してよかったねと言われましたが・・・ ◇たくさんの肖像画◇ ラティルは、今、アニャが 自分に悪口を言ったようだと 不機嫌そうに呟きました。 アニャは面倒くさそうな表情で それなりに言語を単純化し…
117話 クロイタンへ向かう船の中で、ルーはカルロイの好きなものと嫌いなものについて尋ねました。 カルロイは、 好きなものは特にないと答えました。 彼の幼い頃、 周りの人たちは皆同じように、 自分が持っているものが 一番貴重で良いものだと 口を揃えて…
508話 ラナムンとアイニが話をしているのを見て、ラティルは思わずサーナット卿の手を握ってしまいました。 ◇ラナムン vs.サーナット卿 ラナムンとアイニは、 順番にラティルに挨拶しましたが、 二人の視線は、 ラティルとサーナット卿の手に 注がれていまし…
507話 今のラティルは、自分とだけペアでなければいけないと、サーナット卿は言いました。 ◇ファーストキス◇ ラティルは、 サーナット卿を見上げました。 彼の大きな目が 揺れ動いているように見えました。 彼の顎が、 ラティルの額に触れたかと思うと、 熱…
506話 トゥーラがラティルを訪ねて来た理由は ◇消えたアナッチャ◇ ラティルは夕方になるのを待ち、 食事を食べずに、 カルレインと一緒に出かけました。 トゥーラに会わなければならないので 仮面で顔は隠しませんでした。 傭兵団の建物を訪ねると、 吸血鬼…
505話 ラティルはサーナット卿を夕食に誘いましたが、彼は用事があると言って断りました。 ◇用事は何?◇ サーナット卿は、 個人的なことなので、 大丈夫だと答えました。 しかし、大丈夫だと言う割には サーナット卿の表情が良くないので ラティルは心配にな…
504話 ラティルがロードだと知ったクラインは、とんでもない妄想を抱いています。 ◇魔王と純粋な姫◇ 顔に熱が上がってきたラティルは クラインの肩に手を当てたまま 固まってしまいました。 次の彼の妄想は、 なぜか背景がベッドで、 クラインはベッドに腕を…
503話 ラティルがやって来た途端、クラインは逃げてしまいましたが・・・ ◇鬼ごっこ◇ 知らないふりをしてあげるべきか、 全部見えていると言うべきか ラティルは悩みましたが、 躊躇いながらも、彼女は クラインの毛先をつかんで そっと引っ張りました。 す…
502話 クロウは黒魔術師たちを集めるのに失敗してしまいましたが・・・ ◇未練は残すな◇ 洞窟に戻って来たクロウは、 アニャドミスに、 手ぶらで行って手ぶらで帰って来たと 皮肉を言われました。 彼女は棺桶に横たわったまま 読書中でした。 そして、アニャ…
119話 麗奈は智彦と幸せなクリスマスを過ごしています。 ソファーに並んで座っている 麗奈と智彦。 智彦は麗奈の肩を抱き、 麗奈は智彦にもたれかかりながら 今年も、このように智彦と クリスマスを迎えることができて 本当に嬉しいと言いました。 智彦は、 …
501話 ラティルを見つけたタナサンの人々は、彼女を歓呼しました。 ◇王と王妃の懸念◇ タリウムの皇帝が乗った馬車が 広場で人々に囲まれていたという 知らせは、やがて タナサンの王の耳に入りました 人々は馬車を囲んで歓呼し、 タリウム皇帝が、 国を救っ…
78話 ラ・ソルティオへ来たければ、いつでも来ていいとルーはカルロイに告げました。 カルロイは頬を赤く染めて、 「え?」と聞き返すと、ルーは、 カルロイも一度くらいは、 ラ・ソルティオを きちんと見て欲しいと思った。 美しい所だからと答えました。 …
500話 ラティルはギルゴールに何を尋ねたのでしょうか? ◇剣の持ち主◇ ラティルはギルゴールに タナサンの仕事が終わったので、 もう家に帰るのかと尋ねました。 何の変哲もない質問でしたが、 ギルゴールの目元が和らぎ、 彼は 「家?」と聞き返しました。 …
499話 ラティルはギルゴールに、タナサンの騎士の1人を捕まえろと指示しました。 ◇犯人だと証明する方法◇ ギルゴールは、 ラティルが言葉を吐くや否や 前に走って行き、 矢に当たった人の首を掴むと、 首が折れそうになるくらい、 その人の首を振りながら、 …
498話 グリフィンがタナサンから戻って来たので、ラティルはタナサンの状況など、グリフィンに矢継ぎ早に質問しました。 ◇避ける蝶◇ グリフィンは、 危険かと聞かれれば、危険ではない。 しかし、ややこしい状況だ。 誰かが吸血蝶を操っているのは明らか。 …
497話 対抗者のふりをして捕まっていた聖騎士をどうするか、ラティルは悩んでいます。 ◇ロードのお願い◇ ラティルは聖騎士に 少し待って欲しいと告げると、 聖騎士に声が届かず、 姿も見えない所まで ゲスターを引っ張って行った後、 彼の腕を離し、 話があ…
496話 黒い炎を蹴ったラティルに、クロウは、お前は誰だと尋ねましたが・・・ ◇大混乱◇ 蹴ってはいけなかったのだろうか。 ラティルは黒魔術師たちが なぜ、あんなに驚いた表情なのか 理解できませんでした。 ゲスターに聞けば、 答えが分かると思いましたが…