自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 510話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ アニャドミスが欲しがっている物

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510話 ネイトンはロルド宰相の企みについて、ラティルに告げ口しました。

◇怪しい使用人◇

力を合わせなければならない時期に

対抗者のラナムンを攻撃するよう

指示するなんて、

ロルド宰相はひどすぎると、

ラティルは舌打ちしました。

 

ロルド宰相とアトラクシー公爵が

仇同士であることは知っているけれど

互いを攻撃し合うのは、

平和な時期にすべきことで、

このような時期に、

内紛を起こそうとするロルド宰相に

ラティルは失望しました。

 

ラティルが目を向けると、

ネイトンは礼儀正しいけれど

申し訳ないという態度で、

ゲスターは、

絶対に駄目だと言って宰相を止めた。

だから、自分も

ラティルに話しているけれど

このことが、ゲスターの迷惑に

ならなければいいと心配しました。

 

ラティルは、

当然、ゲスターとは関係ないと

返事をすると、ネイトンは

照れくさそうに両手を合わせて

頭を下げました。

 

ラティルは、

ネイトンが賢いと褒めると、彼は

ゲスターとラティルの役に立てて

嬉しいだけだと言いました、

 

そして、ネイトンは

何度か頭をペコペコすると

その場を離れました。

ラティルは、

その後ろ姿をしばらく見てから、

再び本宮へと足を運びました。

 

ずっと静かだったサーナット卿は

ラティルの後を追いながら、

彼は怪しい。

あえて、その話を

ラティルにするのはおかしい。

そんなに心配なら、

ラナムンにした方がいいと思うと

冷たく言いました。

 

ラティルは、

ラナムンに話をすれば、

ゲスターを裏切ることになると

反論しましたが、サーナット卿は

ラティルに話すのも、

ゲスターを裏切ることになると思うと

言い返しました。


けれども、ネイトンは

そう思われるのを恐れて、

ゲスターは宰相の意見に反対したと

ずっと言っていたと

ラティルは言いました。

そして、ニヤリと口元を上げると

トゥーリは確かに裏切っていたと

付け加えました。

 

それでもサーナット卿は、

怪訝そうな顔をし、

あえて、ラティルの元へ駆けつけ

知らせるなんて、

何か企みがありそうだと疑いました。

ラティルは、

トゥーリを追い出すという企みは

あるだろうと返事をしました。

 

サーナット卿は、

ラティルがそれを知っていたことに

驚くと、彼女は、

堂々とトゥーリに敵対しているのに、

知らないわけがないと言いました。

そして、笑いながら

サーナット卿のわき腹を突つき、

内容自体は嘘ではないだろう。

あれだけ頭を働かすのが上手なのに、

すぐばれる嘘はつかないだろうと

言いました。

 

サーナット卿は、

どうするつもりなのか。

トゥーリを呼んで

叱るつもりなのかと尋ねると、

ラティルは、

ロルド宰相に指示を受けただけで、

まだこれといった行動をしていない。

トゥーリは、ロード宰相の前では

「はい」と返事をしたけれど、

裏では、ラナムンを

攻撃しないかもしれないと言いました。

もちろん、

その確率は低いということは

口にしませんでした。

 

サーナット卿は

依然として不満そうな表情でしたが、

ラティルが直ちに

何か行動を起こしそうになかったので、

これ以上、説得しませんでしたが、

歩いている間に何度も

後ろを振り返りました。

あの使用人には、

注意しなければならないと思いました。

◇アイニの出発◇

翌日、アイニが

カリセンに出発することになりました。

ラティルは、クラインに付けた以上に

多くの護衛を

アイニに付けようとしましたが、

彼女は、これほど多くの護衛は

必要ないと言って、

ラティルが付けようとしていた

吸血鬼の傭兵たちをすべて断りました。

 

ラティルは、

危険な目に遭うよりは

たくさん連れて行った方がいいと思う。

敵がアイニを

狙っている状況だと言いました。

それからラティルは

数日前にトゥーラとヘウンに

会ったことを思い出し、

その2人が首都に来たこと、

アナッチャが敵に連れて行かれて

行方不明になったこと、

アイニも、首都のど真ん中で

消えてしまうのではないかと、

トゥーラとヘウンが

とても心配していたことを

話しました。

 

2人が首都へ来ていることに

アイニが驚くと、ラティルは、

ヘウンを直接見たわけでは

ないけれど、一緒に来たはずだ。

トゥーラが、

ずっと会話をしているように

話していたからと伝えました。

 

トゥーラとヘウンの話が出ると、

アイニは先ほどより少し、

気弱な様子になりました。

それに気づいたラティルは、

引き続き2人について言及し、

アイニに、護衛をたくさん

連れて行かせようとしましたが、

アイニは首を横に振り、

ラティルが心配する気持ちは

わかるけれど、

吸血鬼の傭兵たちの助けは

受けたくないと断りました。

 

ラティルは息詰まる思いで、

一言、言おうとしましたが、

アイニが傭兵たちと一緒に

立っているカルレインを

不愉快そうに一瞥するのを見て

口をつぐみました。

 

ドミスの記憶に振り回されて

カルレインを追いかけ回していたことが

今のアイニには、

消してしまいたいくらい恥ずかしい

暗い歴史に

なってしまったようでした。

 

アイニがカルレインと

これ以上関わりたくない様子なので

ラティルは渋々頷き、

それ以上は勧めず、

気をつけて行って来るようにと

言いました。

アイニはお礼を言うと、出発しました。

 

しかし、アイニの馬車が出るや否や、

ラティルは

黒死神団の吸血鬼の傭兵たちを呼び、

アニャドミスがアイニを狙って

いつ現れるか分からないので、

彼女に見つからないよう、

気をつけて付いて行き、

彼女を護衛するよう、

密かに指示しました。

その後、ラティルは

タッシールを通じて

黒林の暗殺者たちを呼び、

同様の命令を下しました。

どちらが強いかと言えば、

吸血鬼たちの方が強いけれど、

吸血鬼には様々な制約があるので

それをカバーするため、

黒林も呼んだのでした。

これで、ようやくラティルは安堵して

ため息をつきました。

 

ラティルはサーナット卿に

2人が無事に帰ってくることを

願うしかないと言うと、彼は、

アニャドミスが、

まだ襲撃して来ないのが

少し気になる。

大規模にダークリーチャーを

作ろうとしているのか。

それとも他に、

何か企んでいるのかと心配しました。

 

ラティルは、

自分もそれが分からなくて心配だ。

地下道もまだ発見していないと

言いました。

 

ラティルは、次第に遠ざかる

馬車の行列を眺めながら、

重い首を横に振ると、

そちらへ背を向けました。

本当に、アニャドミスは

今何をしているのかと思いました。

◇アニャドミスの狙い◇

アニャドミスは、

捕まえて来たアナッチャを

嬉しそうに鑑賞し、

彼女が逃げた理由を尋ねました。


クロウが黒魔術で作った

小さな檻の中に

アナッチャを入れたアニャドミスは、

近くの村から持って来た

フワフワのパンを食べながら

自分が3回までは

大目に見てやると言ったからなのか。

3回のノルマを達成したかったのか。

自分と遊びたかったのかと

笑いながら尋ねました。

 

アナッチャは歯ぎしりをして

アニャドミスを睨みつけました。

ラトラシルと仲直りするのは

嫌でしたが、

トゥーラが、自分のために、

母親が平安に過ごす姿を

見せてくれと言ったので、

ようやく考え直したのに、

まさか、ラティルの所へ行く途中で、

あの頭のおかしいロードに

捕まるとは思いませんでした。

しかも、あの赤毛のロードの

発言と行動は、

ラトラシルとは違った意味で

鳥肌が立ちました。

 

アナッチャは唇を噛みしめました。

元々、彼女は、

ラティルをロードだと疑い、

赤毛の吸血鬼が現れたことで

その女性がロードだと思いましたが

レッサーパンダが、

ラティルを裏切るのを見て、

再び、その考えが混乱し、

トゥーラと話をした後には

ロードが2人いるのかも

しれないということで

意見がまとまりました。

だから、あの赤毛の女は

ラトラシルの正体が何であれ、

ロードで合っているし、

しかも、彼女は、

とても執拗で危険でした。

自分のような弱い黒魔術師くらい、

逃げたら放っておけばいいのに、

彼女は自分の血を吸おうとしました。

それに、なぜ再び捕まえに来たのかと

疑問に思いました。

 

アニャドミスは、

そんなアナッチャの

燃えるような瞳を見つめて

笑い出すと、

アナッチャは怒る姿もきれいだと

褒めました。

彼女は、頼まれた仕事を

きちんとやり遂げたのに、

なぜ、捕まえたのかと尋ねました。

アニャドミスは、

アナッチャが逃げたからと

答えました。


彼女は、

自分はロードの役に立たない。

城に案内したことで、

自分の役割は十分に果たしたと思うと

主張しました。

 

アニャドミスの目尻が

緩やかに下がりましたが、

彼女は「逃げたではないか」と

同じ言葉を繰り返しました。

 

アナッチャ唾を飲み込みました。

ロードは全員、狂っているのか。

ラトラシルも怪しい性格で

手ごわかったけれど、

少なくとも彼女は、

言葉が通じました。

しかし、アナッチャの目には、

アニャドミスは

言葉も通じないようでした。

 

彼女は、逃げたという理由で

自分を捕まえたのかと尋ねました。

アニャドミスは、さらに口元を上げて

「うん」と返事をしました。

 

アナッチャは心の中で

悪態をついていると、

アニャドミスは、

10%はその理由だと答えたので

アナッチャは理性を取り戻し、

「10%?」と聞き返すと、

アニャドミスは、

90%は「姿を変える物」だと答え、

それは、アナッチャの物ではないかと

尋ねました。


全く予想できなかった言葉に

アナッチャの目が大きくなりました。

誰にも話したことがないのに、

なぜ、赤毛のロードが

それを知っていて、話しているのか

見当もつきませんでした。

 

アナッチャは、

それはアイニが持っていたものなのに、

どうして知っているのかと尋ねました。

アニャドミスは、

アナッチャがアイニを拉致したので

アナッチャの所へ渡ったはずだと

答えました。

 

アナッチャは、

あの赤毛の女は

単に狂った性格ではなく、

頭がいいと思いました。

 

パンを食べ終わったアニャドミスは

立ち上がると、槍を手にして、

アナッチャが閉じ込められいる

檻まで歩いて行き、腰を曲げて

彼女と目を合わせると、

その品物を素直に渡してくれれば

助けてやる。

自分もアナッチャの命は

奪いたくないと言いました。

アナッチャは唾を飲み込みました。

◇夜遅いのに◇

ロルド宰相がゲスターに会いに来てから

トゥーリの動きを注視する人が

増えてきました 。

アトラクシー公爵から注意を受けた

カルドンとラナムン。

ネイトンの告げ口を聞いた

サーナット卿とラティル。

そして、ネイトン本人でした。

皇帝にアプローチするためには、

ゲスターを利用する必要があり、

そのためには、トゥーリを叩いて

追い出す必要がありました。

ネイトンはトゥーリの指示通り

倉庫を整理しながら

口元を上げました。

 

タナサンからタリウムに来る間は

簡単にゲスターのそばに

くっついていられました。

彼はタリウムに来ても、

ゲスターを通じて、

皇帝と会うことが多いと

確信しました。

しかし、

いざタリウムに到着してみると、

すでにゲスターには

右腕で左腕のようなトゥーリという

護衛兼侍従が付いていました。

そのためネイトンは、

皇帝どころか

ゲスターのそばにいることさえ

困難でした。

そのため、ネイトンはトゥーリを

取り除こうとしました。

彼は、トゥーリのどのような行動でも

皇帝に知らせて、

追い出してやるという野望を

抱きました。

 

ネイトンは、

倉庫の整理を早く終えると、

嬉しそうに笑って

倉庫の外に出るために

扉の取っ手を回しましたが

意外にも扉が開きませんでした。


ネイトンは慌てて

取っ手を回しました。

まさかトゥーリが、

自分が告げ口したことを突き止めて

こんなことをしたのかと

理由もなくトゥーリを疑っていると

幸いにも扉がきしむ音を立てて

再び開きました。 

 

少し、故障したのだろうか。

安堵したネイトンは、

すぐに倉庫の外に出ると、

遠くから歩いて来る

ゲスターを発見しました。

 

彼は、どこに行くのだろうと

ネイトンは訝しみました。

今は夜の11時で、

ここは、人里離れた倉庫でした。

トゥーリが自分を苦しめるために

選択した時間帯と場所でした。

ところが、こんな人里離れた夜遅く、

ゲスターが護衛のトゥーリを連れずに

1人で歩いていました。

そういえばタナサンの王は、

ゲスターは対抗者でもなく

身体も弱いのに、

なぜあえてここまで来たのか

分からないと訝しんでいました。

 

何か怪しいと感じたネイトンは、

目を細め、足音を殺して

ゲスターの後を追い始めました。

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対抗者のアニャの魂の半分は

アイニに転生していて、

アニャドミスは

カリセンで人気の雪りんごを

知っていたことから、

彼女はアイニの全ての行動、

あるいは一部の行動を

見ることができるのではないかと

思います。

だから、アイニが

姿を変える指輪を持っていることも

知っていたのでしょうけれど、

アイニの見たり経験していることが

アニャドミスにお見通しだとしたら

敵にラティルたちの手の内を

見られているということなので、

とても恐ろしいことだと思いました。

 

倉庫の扉が開かなかったのは、

ゲスターのせいで、

彼は、わざとネイトンに

自分を追いかけさせたのでしょうか。

今後、彼がどうなるのか心配です。

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