自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 410話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ アイニとの朝食

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410話 ラティルはサーナット卿に嫉妬したことを、恥知らずだと考えました。

◇アイニの話◇

ラティルは、

サーナット卿がアガシャと

婚約するのは気に入らないけれど、

サーナット卿が

アガシャと結婚したからといって

ヒュアツィンテの時のように

大泣きするわけでもないような気がして

混乱しました。

一体、この気持ちを

何と言えばいいのか

ラティルは分かりませんでした。

 

ラティルがぼんやりしている間に、

侍女が身なりを整えてくれたので

ラティルは食堂に降りて行きました。

 

彼女はゆっくり上座に座ると、

程なくしてアイニが現れました。

彼女は急いで来ようとしたためか、

最小限の装いでしたが、

そんな姿でも、

きれいで清楚に見えました。

 

ラティルはアイニを初めて見た時、

彼女の魅力的な姿に

委縮したのを思い出し、

かすかに笑いました。

あの時は、

こんな風に再会するとは

想像もしていませんでした。

 

アイニは、ラティルが

食事に招待してくれたことに

お礼を言いました。

ラティルは、早い時間に

突然、アイニを呼んだことを

謝りました。

 

アイニが席に座ると、

下女たちが料理を運んで来ました。

彼女たちが下がると、

ラティルとアイニは

スプーンを手にしました。

 

少しの間、互いの安否を尋ねた後、

ラティルはポケットから

アイニのイヤリングを取り出し

彼女の前に置くと、

彼女の物かどうか確認しました。

アイニはイヤリングを見下ろして

苦笑いし、「はい」と返事をすると

ラティルが自分を

探してくれていたようだと

確認しました。

 

ラティルは、アイニを探すために

あちこち人を送った。

もう帰って来いと

言わなければならない。

昨日話したように、

もう片方はカリセンに送ったと

話しました。

 

アイニは、

このイヤリングを残して行った時の

苦労を思い出したのか、

ソワソワしながら、

手にしたイヤリングを眺めました。

 

ラティルはその表情を見ながら、

最初は拉致されたようだけれど、

なぜ、トゥーラと一緒に

ここに来ることができたのか。

イヤリングを発見した日に、

アナッチャを見つけたけれど、

捕まる直前に、

絶壁の下に飛び降りた。

ひょっとして、

アナッチャが死んだので、

逃げることができたのかと尋ねました。

アイニは、

アナッチャは生きていると答えました。

 

アナッチャは

簡単に死ぬ人ではない。

何となく生きていると思ったので

ラティルは頷きながら、

「ああ、やっぱり。」と呟きました。

 

アイニは、

イヤリングをナプキンで包み

ポケットに入れると、

今は、おそらくロードに

会いに行ったと話しました。

 

ラティルは驚き、

なぜ、アナッチャが

ロードに会いに行ったのかと

尋ねました。

アイニは、アナッチャが

まだ野心があるように見えたと

答えました。

 

ラティルは、

アナッチャは本当にしつこい。

ある意味、凄いと

言うべきかもしれないと

ぼやきました。

アイニはラティルの言葉に

同意しました。

 

ラティルは、

アイニが執拗なアナッチャから

無事に解放されて良かったと

言うと、

アイニは苦しそうな表情で、

アナッチャは、

ロードに会いに行く途中、

ロードが自分の命を奪おうと

していることを知ったので、

トゥーラに自分を脱出させたと

打ち明けました。

 

ラティルは、アナッチャが

そんなに優しいことをしたことに

驚きましたが、アイニは、

アナッチャは、

自分を食屍鬼にしたいと思っているのに

ロードは自分の命を

奪いたいと思っているので、

自分を生かしておくことにしたと

説明しました。

 

意図は不純だけれど、

結果は良い方に出たと思い、

ラティルは舌打ちをしました。

しばらく会わない間に、

随分、アイニが

穏やかになったような気がしたのは

本当にたくさん苦労したからだと

ラティルは思いました。

 

アイニは、アナッチャ自ら、

自分の命を奪おうとして

自分を生かしてくれたけれど、

少なくとも助けてくれたと

話しました。

 

ラティルはアイニに、

そのロードはどこにいるのか

尋ねました。

アイニは、分からないと答えました。

ラティルは

残念がるふりをしましたが、

ただ聞いてみただけだし、

ゲスターがアニャドミスの居場所を

知っているので、

がっかりしませんでした。

 

ラティルはアイニに、

しばらくカリセンに帰らないのかと

尋ねました。

アイニは、対抗者として

もっと強くなりたいので、

ラナムンと一緒に

訓練を受けたいと答えました。

 

ラティルは

ギルゴールがラナムンを

訓練すると言った途端、

アイニを探しに行ったので、

彼は訓練を受けていないと言って

微妙に笑うと、アイニは

大丈夫。

大変だからといって

足を引っ張ることはないと

力強く言いました。

 

ラティルは、

アイニが以前とは違い、

自分の顔色を

よく窺っていることに気づくと、

素早く表情管理をしながら、

アイニは自分の手で

ロードを捕まえたいと

思っているのかと尋ねました。

アイニは「はい」と返事をして

頷きましたが、

ラティルを横目で見ているうちに

しょんぼりした声で

以前は、迷惑をかけたと謝りました。

 

ラティルは、

別荘で起きたことかと尋ねましたが

アイニは、

ラティルがロード、あるいは

近くにロードがいるのではないかと

疑ったことだと答えました。

 

彼女は、別荘で起こったことは

話したくなさそうでした。

あの事件の後、

結局、公爵は死んで食屍鬼になり、

クラインは死ぬところでした。

アイニがダガ公爵と

不仲になったとしても、

自分の父が亡くなった日のことを

話したくないだろうと

ラティルは思いました。

 

とりあえず、ラティルは

気になることは、すべてアイニから

聞くことができました。

 

対抗者は2人ともタリウムにいて、

アイニは、ラティルをロードだと

疑わなくなった。

アニャドミスは脅威的だけれど、

彼女の登場により、

ラティルは望み通り

自分がロードだという容疑を

晴らすことができました。

彼女は笑いそうになるのを

堪えるために、

わざとパンを大きく噛んでいると、

アイニはあまり食べていないので

食べ物が口に合わないのかと

尋ねました。

彼女は真剣な様子で

ラティルに頼みがあると言いました。

 

彼女はアイニに、

気楽に話すようにと促すと、アイニは

先程よりも躊躇いがちに、

ラティルが黒魔術師と一緒にいるのを

知っている。

そのため、ラティルは闇と手を握った。

その人は、ここにいると

慎重に話しました。

 

ラティルの頭の中に

ゲスターが思い浮かびました。

アイニはゲスターを見たのかと

考えていると、彼女は

あのタッシールという商人が

黒魔術師ではないかと尋ねました。

 

ラティルは驚きのあまり

咽びそうになりながら、

「タッシールが?」と聞き返しました。

 

アイニは、ラティルが

黒魔術師を

そばに置いているからといって

ラティルを責めるつもりはないので

わざとそうしなくてもいいと

言いました。

ラティルは、

わざと知らないふりをして

聞き返したわけではないと

弁解しました。

 

アイニは、

ラティルや、その黒魔術師を

責めようとしているのではなく、

ラティルとギルゴールのせいで

首だけになったヘウン皇子を

助けて欲しいと言うと、

フォークを強く握り、

唇をぎゅっと閉じました。 

 

ラティルは

アイニをおびき寄せるために、

ヘウンを、

公開的に処罰したことを思い出し、

目をそらしました。

アイニは、それに気づきましたが

優れた黒魔術師なら、

ヘウン皇子の身体を

取り戻すことができるのではないかと

懇願しました。

 

ラティルは、

ヘウンはどこにいるのかと尋ねました。

アイニは、当然の如く、

ヘウンがそばにいると

答えようとしましたが、

突然目を見開いて

ヘウンの名前を叫びました。

 

なぜ、あんなに驚いているのか、

ラティルは不思議に思いながら

アイニを見ていると、

彼女は険しい表情で

隣の席をさっと見ると、

急いで表情を整え、

ここにいたら

危ないかもしれないと思い、

わざと別れて来た。

たぶん、

トゥーラ皇子が持っていると思うと

答えました。

 

それにしては、今、アイニの顎が

落ちそうだったと

ラティルは思いましたが、

あえてこれを言うことで、

彼女に恥をかかせることは

しませんでした。

 

おそらく、アイニは

逃げるのに夢中で

ヘウンを忘れて来た。

ラティルは

トゥーラが手に持っていた

大きな包みが

しきりに気になっていましたが、

その中身が、

ヘウンの首だったのかもしれないと

考えました。

 

ラティルは、

なぜ、アイニがそんな誤解をしたのか

分からないけれど、

タッシールは黒魔術師ではないと

話しました。

アイニは、

そんなはずがないと反論しましたが、

ラティルは、

それは確かだ。

でも、ヘウンの首が見つかったら、

一緒に調べてみると返事をしました。

アイニは顔を真っ赤にして

頷きました。

 

そうこうしている間に

ラティルが食事を終えると、

アイニもフォークを下ろし、

ラティルに挨拶をして、

帰ろうとしましたが、

彼女は、アイニを呼び止め、

プライベートな質問をしてもいいかと

尋ねました。

 

アイニは、

ラティルがどんな質問をするのか

見当もつきませんでしたが、

ここはラティルの家で、

アイニはラティルの恩恵のおかげで

ここに留まることができたので、 

最大限、問題を起こしては

いけないと思いました。

 

しかし、ラティルは

アイニがヘウン皇子を愛する時、

どんな気持ちだったかと

躊躇いながら尋ねたので、

アイニは呆れたような表情をしました。

 

それでもラティルは、

質問を撤回したりしませんでした。

ラティルがまともに恋愛したのは

ヒュアツィンテだけなので、

彼女は、他の人たちが恋をする時

どんな気持ちになるのか

気になっていたからでした。

 

他の人たちも恋をする時、

自分と同じようにするのか

確認することで、

いつもそばにいたサーナット卿が

消えることに対する不安を

感じているのか、 それとも、

破廉恥にも、サーナットに

他の感情を抱いているのかが

分かると思いました。

 

しかし、アイニは

意地悪そうに笑いながら

そのようなことを

一番よく知っているのは

ラティルではないかと

問い返すだけでした。

ラティルは、人の目には

自分が一番ベテランに見えると

思いました。

 

反論できないラティルに

今度はアイニが、

プライベートな質問を

してもいいかと言って、

ギルゴールは本当に

ラティルの側室なのかと尋ねました。

彼女は「はい」と答えると、

これは、

あまりプライベートな質問では

ないと思いながらアイニを見ました。

 

彼女は何かが気に入らないように

眉をひそめて宙を見ていたので、

ラティルは、

どうしたのかと怪しみながら

次の言葉を待っていると、

アイニは躊躇いながら、

気をつけるようにと忠告しました。

 

それを聞いたラティルは爆笑し、

自分もギルゴールが

制御不能だということは知っていると

言いました。

しかしアイニは首を横に振ると、

彼は少し軽そうなので、

浮気をしないように

気をつけろという意味だと言いました。

 

そして、すぐに彼女は

何かよくないことを思い出したように

顔をしかめましたが、

ラティルに挨拶をすると

食堂を出て行きました。

 

一人になったラティルは

両手で顔を覆い、

ギルゴールとのことを思い出して

ぎこちなく笑いました。

アイニは、ギルゴールがサビと

浮気していると

思っているようでした。

 

一方、アイニは

ヘウンを忘れてしまった自分を

責めながら、

客用宮殿へ歩いて行きました。

トゥーラがヘウンを

きちんと連れて行ってくれているか

とても心配しました。

◇寂しいヘウン◇

トゥーラは、たらいに水を汲み、

ヘウンの髪を洗いながら、

そんなに悲しい目で見つめても無駄。

あの皇后がヘウンを忘れて

行ってしまったのに、

自分にどうしろというのかと言って

舌打ちしました。

 

ヘウンはしょんぼりして

目を伏せました。

いざという時は、

しっかり持って行ってくれて、

そのまま放って逃げろと言っても、

そうしないと言い張り、

それらの危機を

すべて乗り越えた最後の瞬間に

自分のことを忘れてしまった

アイニを、

責めてはならないと思いながらも、

少し寂しさを感じました。

 

だからといって、

ずっと、口を閉じたままで

いるわけにもいかないので、

ヘウンは石鹸の泡が

入らないように目を閉じて、

トゥーラに

これからどこへ行くのか

彼もロードの所へ行くのかと

尋ねました。

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アイニは、

アナッチャから逃げ回っていた時、

自分がヘウンを

守らなければならないという気持ちが

心の支えとなり、辛い思いをしても、

耐えることができたのだと思います。

 

けれども、トゥーラが自分を

タリウムまで連れて来てくれて、

ギルゴールを発見したことで、

アイニは、

もう逃げなくても大丈夫だと

安心感を抱いたと思います。

そして、ギルゴールが

自分の師匠になってくれると

言ってくれたことで

彼女の心の支えが

ヘウンからギルゴールに移り、

彼に付いて行くことしか

考えられなくなり、

アイニはヘウンのことを

忘れてしまったのではないかと

思います。

薄情といえば薄情かもしれませんが、

ヘウンを守ることよりも、

自分が強くなることの方を

優先させてしまっただけなのだと

思います。

 

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