自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 401話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ アイニを見逃すアニャ

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401話 アイニを襲っている山賊に誰かが短刀を投げました。

◇八方塞がり◇

茂みの向こうから歩いて来たのは

あの吸血鬼の女でした。

アイニは、大きな石を、

さらに強く握りしめました。

自分の部屋を訪ねて来て、

盟約が何とかかんとか

説明していった、あの女性が

なぜここに現れたのか

アイニは不思議に思いました。

 

一方、山賊たちは

相手が吸血鬼であることを知らないので

それほど強そうでない人が来ると

鼻で笑い、

アニャが手ぶらなのを見て、彼女が

金目の物を持っていないことにも

クスクス笑いました。

彼らは、 ヘウンの頭のことは

すっかり忘れてしまったようでした.

アイニは石をつかんだ手に

さらに力を入れました。

 

アニャは表には出さなかったものの

黒魔術師を探しに来たら、

突然、対抗者である皇后を見つけたので

これはどういうことなのかと

戸惑っていました。

もちろん、ドミスは、

あの対抗者も探していて、

彼女の命を奪いたくて

やきもきしていますが、

正直、アニャは

よく分かりませんでした。

 

アニャは、まだ対抗者の命を

奪う気はありませんでした。

 

盟約のおかげで、皇后は、

対抗者でありながらも

宮殿に黒魔術師を置いている。

それならば、

黒魔術師を探しに

カリセンへ行くべきではないか。

もちろんドミスが探している

黒魔術師は、

タリウムで問題を起こした

黒魔術師だけれど・・・

 

とにかく、ドミスは今、

混乱しているように見えるし、

性格もおかしくなった気がする。

対抗者の命を奪いたいと思うのも

本気ではないかもしれない。

 


アニャドミスが聞いたら、

口から怒りを噴き出しそうなことを

アニャが考えている間、彼女が

自分たちを無視していることに

腹を立てた山賊たちは、

彼女に飛びかかりましたが、

アニャは彼らの頭をつかんで

どこかに投げた後、

腕を組んでアイニを見つめ続けました。

 

なぜ、アニャは

自分をしきりに見ているのか。

アイニは緊張しながら、

アニャを一緒に見つめ、

相手が自分に敵意があると判断すると

持っていた大きな石を投げました。

アニャは短刀で石を跳ね返しましたが、

それはヘウンの上に落ちました。

 

うめき声を聞いたアニャは地面を見て、

どこかで見たような頭を見つけると

「あれ?」と呟きましたが、

その隙にアイニは

アニャに体当たりをしようとしました。

しかし、アニャは避けました。

 

アニャは、

対抗者がこんなに弱いのは、

やはり盟約が何かの役割を

果たしたからだと呟きました。

そうでなくても、

自分が一番弱いのではないかと

自虐していたアイニは、

その的を得た言葉にかっとなりました。

 

アニャは、

まずアイニを落ち着かせることにし

なぜ、皇后がここに1人でいるのかと

尋ねましたが、

どこからかトゥーラが走って来たので

アニャはアイニに向けていた剣を

トゥーラへ向けました。

剣と剣がぶつかる音がし、トゥーラは

横に飛んでいくかと思ったら、

大きな木を踏み、

再びアニャに飛びかかりました。

 

2人が戦っている間、

アイニは四つん這いで前に進み、

めまぐるしく戦っている

トゥーラとアニャの足の間に

手を伸ばして、

ヘウンの髪の毛を引っ張り、

素早く彼の頭を抱いて

ゆっくりと立ち上がりました。

 

アイニは、この隙に

逃げようとしましたが、

数歩も経たないうちに

杖のようなものに殴られ

ヘウンを落としました。

ヘウンの頭はゴロゴロ転がって

木の根元で止まりました。

 

アイニを殴ったのはアナッチャでした。

彼女は、笑いながら、

どこへ逃げるつもりなのかと

からかいましたが、

アイニは返事をする代わりに

彼女に向かって飛びかかりました。

予想外のアイニの攻撃に、

アナッチャは仰向けになり

悲鳴を上げました。

 

アイニは、アナッチャが

黒魔術を使う以外は

普通の人間だということを

知っていたので、

少しも彼女に押されることなく

むやみに拳を振るいました。

 

最初、アナッチャは驚きましたが、

息子が頭を切られて死んだ後から

あらゆるものを見て、

経験しながら生きてきたので、

アイニに押されてばかりいないで

一緒に拳を振るい始めました。

 

アニャとトゥーラは

剣を交えて戦っていましたが

アナッチャとアイニが

殴り合いをしていて、その間に、

ヘウンの頭が転がっているのを見ると

戦うのを止めて、

2人の間に入りました。

アイニとアナッチャは

殴り合うのを止め、

互いに相手を睨みながら退きました。

アイニはすぐに

ヘウンの頭を拾いました。

 

遅ればせながらアニャは

トゥーラが誰であるかに気づき、

なぜ、アイニと一緒にいた

黒魔術師と食餌鬼が

ここで、こんなことをしているのか。

タリウムに現れた黒魔術師は

彼らなのかと尋ねました。

トゥーラは、その通りだと答えました。

 

アニャは、

アイニとアナッチャを交互に見ながら

何か問題が起こって

2人は仲違いしたのかと考えましたが

アイニが抱いているヘウンの頭に

視線を移し、

もしかしてあの首のせいで、

問題が起こったのかと考えました。

 

いずれにしても、

ドミスが望む人たちを、

ここで全員見つけたので、

ドミスにとっては良いことでした。

 

返事を避けて自分を見つめている

アナッチャにアニャは、

ロードであるドミスが

アナッチャを探していると

告げました。

意外な言葉にアナッチャは驚きました。

 

アニャは、

タリウムに現れたという黒魔術師を

探して来いと言われて、

自分はその途中だったけれど、

まさか、それが

アナッチャたちだったとは

思わなかったと言いました。

そして、

再びアイニをちらりと見ながら

あの対抗者は

アナッチャたちと一緒にいたのに、

今日は少し仲が悪そうだと

指摘すると、アナッチャは

ひどく殴られたせいで、

乱れた髪を整えながら、

アイニを連れて行って

食餌鬼にして使うつもりだと

冷たく答えました。

 

アイニはギョッとして

半歩、後退しました。

ヘウンを抱いた彼女の腕に

力が入りました。

 

アニャは、ヘウンの頭とアイニと

トゥーラを交互に見ながら、

それはダメだ。

ロードは、あの対抗者の命を

奪いたがっていると告げました。


ヘウンを抱いたアイニの腕に

さらに力が入りました。

まさに八方塞がりで

どちらへ行っても死んでしまう。

死んだ後に安らかに眠るか、

操り人形になるかの違いだけでした。

 

アニャは、

青白い顔のアイニと

逞しいアナッチャと

曖昧な表情のトゥーラを

交互に見ながら、

とにかく目的地が同じようなので

一緒に移動しようと言いました。

◇見て見ぬふり◇

こういうことになったものの、

アニャは、まだ、あの対抗者の命を

奪いたくないという気持ちは

変わっていませんでした。

命を奪うのはいつでもできるけれど

死者を生き返らせることは

できませんでした。

ドミスが正気に戻る前は、

取り返しのつかないことは

避けた方が良いと思いました。

 

アイニを操り人形にしたいと

考えていたアナッチャは、

それはできないと言われたことが

あまり気に入りませんでした。

 

そして、しばらく休むために

ある洞窟に落ち着いた時、

アナッチャは、

アニャが焚火にくべる木の枝を

拾いに行った隙を狙って、トゥーラに

皇后を連れて逃げろと指示し、彼に

後で連絡する。

2人で決めた合図を

全部覚えているかと確認しました。


アニャは焚き木を拾っている間、

この会話を聞きましたが、

気づかないふりをして、

話を盗み聞きしました。

 

トゥーラは、大丈夫なのかと

母親を心配しましたが、

アナッチャは、

大丈夫だから逃げろと指示しました。

そして、自分はロードと

手を組むつもりだけれど、

トゥーラは、

これに巻き込まれる必要がないと

言いました。

 

トゥーラは頷き、

壁にしゃがみこんでいる

アイニの手を取り、

ヘウンの首を持つと、

洞窟の外にこっそり抜け出しました。

アニャは、これにも

気づかないふりをしてくれました。

 

そのように逃げ出して

しばらくしてから、

アイニはトゥーラの手を振り切り

彼に何を企んでいるのかと尋ねました。

トゥーラは、

何も企んでいないと答えました。

 

しかし、アイニは、

企んでいないはずがない。

トゥーラとアナッチャは、

自分の命を奪って

操り人形にすると言っていた。

それなのに、今は助けている。

これで何の企みもないのかと

尋ねました。

トゥーラは肩をすくめ、

企みはないと答えました。

 

アイニは、トゥーラを

嘲笑いました。

彼はアイニの怒った姿を眺めながら

将来、アイニの命を

奪うかもしれないけれど

少なくとも、今日ではない。

今、自分がしようとしているのは

アイニを生かすことだからと

言いました。

 

アイニはヘウンの頭を掴み、

躊躇いながら、

自分をタリウムへ連れて行って欲しいと

頼みました。

トゥーラは、了承しましたが、

自分から逃げないで欲しいという

条件を付けました。


アイニがそれでも

警戒を緩めないでいると、

トゥーラは肩をすくめ、

自分は、今はこんな姿に

なってしまったけれど、

それなりに大切に育てられたので

ホームレスにはなりたくないと

本音を漏らしました。

◇混乱◇

その時刻。

ヒュアツィンテは

ラティルからメモをもらって

混乱していました。

 

これは、アイニ皇后の

イヤリングかという質問とともに、

イヤリングの絵が描かれていましたが

絵だけではわかりにくく、

この絵で終わりなのかと、

ヒュアツィンテは考え込みました。

しかし、鳥の足に、もう一つ、

メモが付いているのを見て

それを取りました。

 

そこには、

アイニ皇后が拉致されたと

聞いていたけれど、

こちらまで来たようだ。

けれども、違うかもしれないと

書かれていました。

 

本当にそうなのか、違うのか。

ヒュアツィンテは、

さらに混乱しました。

◇悪い冗談◇

その頃、ラティルは

図書館を歩き回っていた時に

ゲスターに会い、

気まずい思いをしました。

ゲスターもラティルを見ると、

顔を赤らめ、頭を下げました。

 

ラティルは、

逃げ出したいと思いましたが、

ここで、いきなり逃げれば

次にゲスターに会う時は、

もっと気まずくなるので、 

あの時は大丈夫だったかと

勇気を振り絞って尋ねました。

 

ゲスターは、顔を赤らめて、

少し腫れているけれど

大丈夫だと答えました。

 

ラティルは、

たくさん腫れているのかと

尋ねると、ゲスターは、

まあまあ腫れていると

答えたので、ラティルは

薬を塗って、

フーフー吹いてあげようかと

冗談交じりに尋ねました。

ところが、ゲスターの顔が

さらに赤くなるのを見て、

そんな意味で

言ったわけではないと

心の中で叫びました。

しかし、ゲスターの顔は

すでに真っ赤になり、

血がだらだら流れ出てきそうでした。

 

これは、やばいと

ラティルは心の中で

悲鳴を上げましたが、

ここで、そんな意味ではないと

釈明するのも変でした。 

 

ラティルは口をパクパクさせ、

静かに悲鳴を上げながら

外に飛び出しました。

幼い頃から

自分のことが好きだったという

ゲスターの楽しい思い出が

変な思い出に

覆い隠されてしまうのではないかと

心配になりました。

 

そして、あの日、

強く引っ張っただけでなく

彼を反対側に押してしまったので

さらに心配になりました。

自分が治療してあげると言うのは

少し変なので、

ザイシンの所へ行って、

ゲスターの治療を頼もうと思いました。

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アイニにアニャにアナッチャ、

皆、名前に「ア」が付くので

今回は本当に混乱し、

アイニとアニャを間違えそうに

なりました。

 

その姿を想像したら

ゲスターですら

恥ずかしくなるような冗談を

平気で言ったり、

ザイシンが

ラナムンの大事なところを

治療した時、

双方ともに、かなり抵抗したのに、

また、同じことを頼もうとするなんて

ラティルは、

少しデリカシーが足りない気がします。

自分のせいで

ゲスターが大変な目に遭ったので

早く治してあげたいという気持ちは

分からないでもないですが、

もう少し、男性の心理を

思いやるべきだと思います。

 

方や皇帝の側室、方や皇后。

深窓の貴族の令嬢が

髪を振り乱して戦うようになるなんて

当の2人は

想像もしていなかったと思います。

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