自分時間を楽しく過ごす 再婚承認を要求しますの先読みネタバレ付き

子供の頃からマンガが大好き。マンガを読むことで自分時間を楽しく過ごしています。再婚承認を要求します、ハーレムの男たちを初めとして、マンガのネタバレを書いています。

ハーレムの男たち 793話 ネタバレ 先読み 原作 あらすじ レアンがいない隙に

f:id:myuieri:20210206055100j:plain

 

793話 カルレインは白魔術師が見つかったと言いました。

◇カルレインは天才◇

カルレインの話が終わると、

ラティルは口を開けたまま

閉じることができませんでした。

ラティルは、

それは本当なのかと尋ねました。

カルレインは「はい」と答えました。

ラティルは彼の腕を

しっかりとつかみました。

耳元で、

心臓の鼓動が聞こえるほどでした。

 

ラティルは、

本当によくやったと褒めましたが

カルレインは、

登録された居場所に

白魔術師はいなかったと話すと

ラティルは彼の腕を離しました。

高揚していた気持ちが

あっという間に下がりました。

 

ラティルは、

それでは見つからなかったのでは

ないかと尋ねました。

カルレインは「はい」と答え

偽の居場所を登録したようだと

説明しました。

 

サーナット卿は、

ラティルがカルレインに

失望したことに安堵しながらも

残念な気持ちもありました。

 

ところが、カルレインの言葉は

それで終わりではなく、彼は、

白魔術師協会に、その者が

偽の居場所を登録していると

報告したと話しました。

 

その言葉にラティルは目を丸くし

「報告したって?」と聞き返すと

カルレインは、

白魔術師たちは、自分たちだけで

よく団結している。

いくら仲が悪くても名前は載せておく。

彼も白魔術師協会を

去るつもりがないのであれば

居場所を訂正するために、

そこに現れると話しました。

 

ラティルは

カルレインの腕を両手でつかみ、

彼は天才だと感嘆しました。

カルレインは微かに笑うだけで、

驕ることはありませんでした。

その心強い姿に、ラティルは

胸がいっぱいになりました。

 

嫉妬を覚えたサーナット卿は

訳もなく窓の外に視線を向けながら

ところでアイニは、

なぜ皇帝を訪ねて来たのだろうかと

呟きました。

◇侍女たちの疑い◇

ベゴミア様は

なぜ皇帝を訪ねて行ったのかと

ベゴの黒髪の侍女一人が

ぶっきらぼうに尋ねると、

金髪の侍女は、

急いで扉の外に顔を出して

周囲を見回した後、

すぐに扉を閉めてソファへ戻り、

声を小さくするようにと忠告しました。

 

赤毛の侍女は、

何をそんなに怖がっているのかと

鼻で笑いました。

金髪の侍女は、

ベゴミア様が偽者だとバレたら

レアン様ではなく、偽者ではなく

自分たちが一番血を見ることになると

説明しましたが、二人の同僚は、

あまり耳を傾けている様子では

ありませんでした。

金髪の侍女は、

バカたちを相手にしているようで、

今の状況にイライラしてきました。

 

しかし、黒髪の侍女は

自分も気になっている。

あの偽者は、あまりにも怪しい。

一体、誰がベゴミア様の真似をして、

ベゴミア様は自分の身分を貸したのか。

それに、レアン様と仲間だと言いながら

なぜしきりに偽者は、

一人で皇帝に会いに行くのかと

話しました。

その言葉に、皆、静かになりました。

 

しばらくの沈黙の後、赤毛の侍女は

レアン様が戻って来たら、

このことを知らせた方がいいだろう。

大したことでなければ、レアン様が

大丈夫だと言ってくれるだろうと

話した後、

ところで、レアン様は、

いつ戻って来るのか。

どこに行かれたのかと尋ねました。

◇繊細に育った◇

レアンは、

アニャが兵士たちを指揮するのに

苦労する姿を見ていました。

アニャは、レアンが

そう遠くない所にいることを

知らないまま、

離脱するな、脇道に逸れるな、

ふざけるなと、

しきりに兵士たちを大声で怒鳴りつけ、

鷹のような目で指示を出しました。

しかし、兵士たちは、アニャの指示を

しばらく聞くふりをするだけで、

すぐに勝手な行動をしました。

大きな隊列から、彼らが

外れることはありませんでしたが

その内部には

規律がありませんでした。

アニャは困ったと思い

眉を顰めました。

 

人間離れした強い人が、

なぜ、そこで腹痛を起こすのか。

どうやって、この師団を

作り上げていくのか。

兵士たちが今、アニャ卿を見て

何と囁いているか知っているのかと、

レックスが人狼の件で訪ねてきて

一度抗議したので、

アニャも兵士たちが、

自分に、とても失望していることは

知っていました。

しかし、百花やレックスが

いなくなった途端、兵士たちが

このように勝手に振舞うことに

呆れました。

 

地位や気合で

一時的に規律を整えるのは無理。

相手をするのが難しい怪物が現れれば

すぐに規律が乱れるだろう。

緊急な状況になっても、兵士たちが

自分を信頼できるように

しなければならない。

 

アニャは、その方法を考えるのに

しばらく夢中になっていた時、

これがあの有名な対怪物小隊の

内部なのか。がっかりだと

聞き慣れた明るい声が

聞こえて来ました。

 

アニャは、声のする方へ

首を回しました。

レアン皇子が、2人の護衛を従えて

低い丘を降りて来ていました。

 

驚いたアニャは

レアンを見つめましたが、

彼は馬に乗ったまま、

兵士たちを見回すと、

タリウム帝国初の

公式怪物部隊ということで、

大いに期待していたけれど

本当にめちゃくちゃだと

大声で挑発しました。

 

レアンの登場に、

ざわついていた兵士たちは

彼が堂々と吐き出す挑発に

表情が固まり始めました。

 

それでもレアンは気にせず、

いっそのこと、一般兵士たちに

怪物との戦い方を

3、4日間教えて送り出した方が

良いのではないかと

笑いながら皮肉ると、

兵士たちの歩幅が、訓練の時のように

まっすぐに変わりました。

彼らが、突然一糸乱れず動くと、

レアンは、にっこり笑いながら、

アニャを見ました。

彼の髪の上を太陽の光が通り過ぎ、

とりわけレアンを眩しくしました。 

 

アニャは、

その美しい姿を

じっと見つめていましたが、

さっと体を回して

前列に行ってしまいました。

レアンは、

その冷たい歩き方に戸惑いました。

彼は、アニャが自分を見つめながら

一度、笑ってくれるだろうと

思いました。

感動までしてくれなくても

助けてあげたことに感謝してくれると

思いました。

だから、兵士たちに

悪口を言われることを覚悟してまで、

こんなことを言いました。

 

レアンは慌てて彼女の後を追いました。

最前列にいたアニャは、

レアンが追いかけてくると、

さらに前に行ってしまいました。

レアンも

その後を追っているうちに、

二人はいつの間にか

兵士たちと離れて

先を行くようになりました。

 

兵士たちに

声が届かない距離であることを

確認したレアンは、

アニャが怒っているのかと

小声で尋ねました。

 

アニャは「はい」と

きっぱりと答えると、

冷ややかにレアンを見つめました。

レアンは慌ててその理由を尋ねました。

なぜアニャが怒っているのか

本当に理解できなかったからでした。

 

アニャは、

レアンが邪魔したからだと

不愛想に答えました。

レアンは、

自分が邪魔したのかと聞き返しました。

アニャは、

助けているふりをして邪魔をしたと

答えました。

 

レアンはさらに当惑しました。

彼は、なぜ自分が

あのように行動したのか

分からないほど、

アニャは気が利かないと思いました。

 

レアンは、

自分が兵士たちに悪く言ったのは、

彼らが自分の機嫌を窺ってでも、

きちんと隊列を組むことを

望んでいたからだと言い訳をすると

アニャは険悪そうに顔を顰め、

「だからです」と答えました。

 

その言葉に、レアンが驚いていると

アニャは、

なぜ、自分の部下たちが

皇子の顔色を

窺わなければならないのかと尋ねると

冷たく背を向けて再び進み始めた。

レアンは、

兵士たちが近くに到達するまで

動くことができませんでした。

護衛がレアンに

大丈夫ですかと慎重に尋ねると、

レアンは正気に戻りました。

 

その後、レアンは

アニャに声をかけるのが大変だったので

後ろから静かに付いて行きました。

彼らは兵士たちと少し距離を置き、

ゆっくり、後を追いました。

アニャは、

わざと後ろを振り向きませんでした。

 

そのようにして、

どれくらい移動したのか。

兵士の一人が

そっとアニャに近づき、

素早く後ろを目で差しました。

 

訝しがりながら、

後ろを振り向いたアニャは、

口を大きく開けました。

レアンは、風が吹くと

倒れそうになる稲穂のように

移動していました。

 

呆れたアニャは正面を向き

放っておけと指示しました。

しかし、兵士は、

それでも彼は皇族なので、

もし何かあったら、

自分たちの責任になるのではないかと

心配そうに呟きましが、アニャは

自分たちと

一緒に来たのではないので放っておけ。

移動中、大変になったら、

別行動するだろうと、

再び指示しました。

 

それから、5分か10分ほど歩いた頃、

後ろから、

激しく咳き込む音がしました。

振り向くと、レアンが馬の上で

バランスさえ取れないほど

激しく咳き込んでいました。

 

どうしたのかと、

アニャは呆れて彼を見つめると、

仕方なく彼に近づいて行きました。

兵士の言葉のように、

ここでレアンが落馬したり

怪我をしたりした場合、

困るのは自分であり、

自分と親交があると知られている

皇帝でした。

 

アニャは、

怒りを抑えきれなくなり、

レアンのそばに行くや否や、

皇子を乗せて歩いているのは馬で

皇子は乗っているだけなのに、

なぜ、そんなに息を切らしているのかと

冷たく尋ねました。

 

レアンは、

ティーパーティーにでも使えそうな

レースのついたハンカチを取り出し

口元を拭きながら、

自分は、少し繊細に育ったからと

言い訳をしました。 

アニャは、誰かに自分の脳を

ギュッと握られるような

衝撃を受けました。

 

アニャは、

それでは帰るようにと告げました。

しかし、レアンは

向こうに用事があると答えました。

アニャは、

何の用事かと尋ねると、レアンは

プルドゥで争っている

後継者の一人は自分の旧友で、

助けを求められので、

行くところだと答えました。

 

レアンの目的地が

自分と同じだということを聞くと

アニャは、

頭がズキズキしてきました。

レアンがまた咳をし始めると、

二人の護衛はびっくりし、

レアンの背中を叩きながら、

頑張れと励ましたり、

大丈夫か、医者を探して来ようかと

心配しました。

 

騒いでいる彼らを見て

アニャはため息をつくと、

馬車を手に入れて来るように。

残りの人たちは、しばらく休憩と

指示しました。

 

兵士2人が隊列から抜け出し、

村へ向かって

急いで走り始めました。

レアンは護衛の助けを借りて

馬から降りました。

 

その時、アニャは

雲の下でクルクル回っている

グリフィンを見つけました。

 

アニャは、

皇子によく仕えるようにと

護衛たちに話すと、

人影のない茂みまで

歩いて行きました。

グリフィンは、

まっすぐ下に降りてきて、

ある岩の上に座りました。

 

アニャはグリフィンに

どうしたのかと尋ねました。

グリフィンは、

ロードのお使いに来たと答えました。

アニャは「お使い?」と聞き返すと

グリフィンは、

レアンが席を外している隙に

彼について調べるので

レアンを捕まえておいて欲しいと

答えました。

 

自分に、体力の弱い皇子を連れて

移動しろと言うのか。

 

アニャの目が落ち窪みました。

◇レアンがいない隙に◇

グリフィンは、

「おつかいして来ました」と

叫びながら、開いている窓から、

冬の冷たい風と共に入って来ました。

ラティルはニヤリと笑うと

グリフィンの頭を撫でて

よくやったと褒めました。

 

数日前、レアンを監視している

レッサーパンダが、

彼が、遠い所へ出かけるようだと

教えてくれました。

そこでラティルは

グリフィンをそちらへ送ると、

レアンが対怪物小隊と

同じ方向に進んでいることを

知りました。

その事実を知るや否や、

ラティルはグリフィンに

アニャに話を伝えるよう

指示しました。

 

なぜ、レアンが

あえて、そこに行ったのかは

分からないけれど、

これは良い機会だ。

この隙に、レアンを

しっかり叩くことにすると言うと

ラティルは満足そうに微笑みました。 

 

再び窓から、冷たい風が入って来て

机の上の書類が散らばりました。

サーナット卿は、

散らばった書類を集めて

机の上に置きました。

毎日処理しても、

果てしなく積もる書類でした。

 

ラティルは、

ぎっしり詰まった文字を

見下ろしていましたが、

パッと立ち上がると、

監獄に行ったレアンの腹心に

会ってみると言いました。

◇なぜ、皇帝が?◇

ラティルは、

レアンの腹心が酔っぱらうほど

酒を持って行くよう指示しました。

監獄に閉じ込められていれば

することがないだろうから、

酒を渡せば飲むだろうと

考えたからでした。

 

その後、腹心が

酒を飲んで酔っ払ったようだと

看守から話を聞くと、

ラティルはのんびりと、

直接、監獄へ行きました。

看守たちは皇帝が自ら現れると

驚いて集まって来ました。

 

ラティルは、

静かに行って来るので

それぞれ用を足せと、

彼らに集まって来ないよう指示した後

看守を一人だけ連れて

レアンの腹心が閉じ込められている

牢屋を訪れました。

 

いつもレアンの後ろで

冷たい表情をしていた腹心は、

以前の、きれいな身なりが消え

鉄でできた冷たい床に

座っていました。

近くに行くや否や

濃い酒の匂いが

プンプン漂って来ました。

ラティルが目配せすると、

案内して来た看守も

すぐに遠ざかりました。

 

ラティルは鉄格子を

手の甲でトントン叩きました。

壁にもたれて、

酒瓶をいじっていた腹心は顔を上げ

ラティルを発見するや否や

目を見開きました。

なせ、皇帝がここへ来たのかと

腹心は心の中で呟きました。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain

f:id:myuieri:20210206071517p:plain

サーナット卿は

ラティルの騎士だけれど、

彼女の方が彼より強いし、

ラティルのそばにいて

慰めたりすることはあるけれど

ラティルのために、

自ら、色々と行動を起こすことは

なかったように思います。

それなのに、

カルレインが手柄を立てて

ラティルが感動している姿に

嫉妬するなんて、

間違っていると思います。

 

レアンは、アニャの気を引くために

わざと体が弱いふりをしている?

もし、本当にレアンが病弱だとしたら

彼が皇帝になった時に、

外戚が力をつける可能性があるので

レアンを皇帝にするのを

反対する人々が出て来たはず。

話の流れから、

ラティルが皇太女になる前に、

レアンが皇帝になることを

反対する人はいなかったと思うので

彼が体が弱いというのは

嘘だと思います。

冷静なレアンなら、

自分が留守をしている間に

ラティルが何かするのではないかと

警戒していると思いますが

それを怠っていたとしたら

恋というものは

本当に恐ろしいものだと思います。

f:id:myuieri:20210206060839j:plain