2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧
178話 ラティルはクラインを置いて行ってしまいました。 ◇吸血鬼の立場◇ クラインは、 少しも視線を外すことなく、 ラティルの後ろ姿を眺めました。 しかし、ラティルの心は クラインから離れ、 彼女はカルレインの部屋の 扉の前にいました。 ラティルは、 …
177話 一体、タッシールの両親からのプレゼントは何なのでしょうか? ◇軽いのが良い◇ ラティルは箱の中を見て 驚きました。 中に入っていたのは、 彼女が予想もしていなかった 大きなクマのぬいぐるみでした。 彼女は、 その大きな身体を見下ろしながら お前…
176話 アイドミスは本物のドミスでないと分かりました。 ◇戻って来ないカルレイン◇ 宮殿に戻り、 着替えて仮面を脱いだラティルは カルレインが言った言葉は本当だった。 彼が会ったドミスは偽者だった、 と呟くと、 周りに誰もいないことを確認してから 散…
175話 サディに化けている時に、タッシールと会ってしまいました。 ◇タッシールの尾行◇ 気分は悪いけれど、 ドミスはカルレインの居場所を 知っているかもしれないと思いながら 彼女を探しに来たラティルは、 いきなり出会ったタッシールが 後を付いて来るの…
174話 お前は誰だとギルゴールに言われたトゥーラでしたが・・・ ◇ロードは誰?◇ ギルゴールは詐欺に遭い、 変な物を購入させられて、 期待していた品物から 不良品を見つけたような 顔をしていました。 ギルゴールは 気持ち悪い物を見たと言う表情で トゥー…
173話 邪悪な存在に触れると色が黒くなって割れてしまうという石をラティルが持ったところ・・・ ◇偶然であって欲しい◇ 一瞬、ラティルと大神官の息が 止まりました。 ラティルは手のひらの上を見ると 石は細かい砂になり イヤリングの耳にかける部分だけが …
172話 アイニは白い髪の男が誰なのか考えていました。 ◇白い髪の男の正体◇ 傭兵たちが、食事をしているのか、 瞑想しているのか分からない 雰囲気の中 アイニは、前日に現われた 見知らぬ訪問者のことを 思い出していました。 繊細な天使のような顔と 残酷な…
171話 ドミスに化けたアイニの所へギルゴールが現われました。 ◇狂気の男◇ 白い髪の男は、とても美しいけれど アイニが見た中で、 一番、鳥肌が立つ雰囲気でした。 斧を持って現れたレドロさえ、 そのようではありませんでした。 相手の真っ赤な瞳を見たドミ…
170話 カルレインに、最初から最後まであなただけと言われたラティルでしたが・・・ ◇消えたカルレイン◇ カルレインの言葉に ラティルは心臓がドキドキしました。 彼女は冷ややかなふりをして、 それは答えではないと指摘しましたが 声は冷たいどころか、 温…
169話 爆破専門魔法使いを探しているギルゴールが訪れた場所は・・・ ◇ギルゴールの訪問◇ 1人で食事を終えたレアンが 部屋の中に入ろうとした時、 中から、かすかにバイオリンの音が 聞こえてきました。 レアンは扉を開きましたが バイオリンの音は止みませ…
168話 ラティルは、ギルゴールに手渡された剣に見覚えがありました。 ◇見覚えのある剣◇ 最後の決戦を前に、 ドミスを取り囲んでいた人々。 その中で、 1人だけ違う制服を着ていた女が 身に着けていたのが、この剣でした。 少し見ただけなのに、 こんなには…
167話 自分が吸血鬼であることを、サーナット卿は打ち明けました。 ◇サーナット卿の心の声◇ ラティルは 頭の中が真っ白になりました。 一体何を話せばいいのか。 吸血鬼に一度噛まれたのに 大丈夫なの? 一度噛まれたのと、そうでないのと 何の違いがあるの…
166話 ラティルがサーナット卿の手のひらを切った目的は? ◇戸惑う人たち◇ サーナット卿は、固唾を飲みました。 当惑した様子でしたが、 表面上は落ち着いているようでした。 彼は、少し痛いと答えました。 彼の返事を、 ラティルは信じられないのか、 本当…
165話 ラティルはカルレインの部屋の異変に気付きましたが・・・ ◇カルレインの傷◇ ラティルは 開いた窓とカルレインを 交互に見ました。 それにつられて、他の人たちの視線も ラティルと一緒に動きました。 宮医の1人が、 誰が窓を開けたのですか? 危険で…
164話 カルレインはザイシンの治療を拒否しました。 ◇拒否する理由◇ 前に、サーナット卿も これといった理由がないのに、 ザイシンの治療を拒否しましたが、 今度は、カルレインが 同じことをしていました。 大神官の治療は、 どんな医療器具も使わないので …
163話 カルレインは、ラティルとギルゴールが一緒にいるところを見てしまいました。 ◇サディとギルゴール◇ 1人で夜の街を歩き回っていたラティルは 頭の上から聞こえて来た トントンという音に驚いて 頭を上げました。 高い塀の上に ギルゴールが傘をさして …
いつも ブログをお読みいただき、 ありがとうございます。 実は、この記事は マンガの92話が公開された後に 書き始めたのですが、 なかなか書き終わらないうちに なんと112話まで 公開されてしまいました(^^;) 113話は、ソビエシュとラスタの 結婚式のシーン…
162話 ギルゴールに恋愛をしようと言われたラティルでしたが・・・ ◇対抗者?◇ ギルゴールは微動だにせずに ラティルに赤い視線を送りました。 傘を打つ雨音が、 突然大きく感じられました。 風が吹き、雨が首筋に当たると 背中がぞくぞくしてきました。 ラ…
161話 ギルゴールを見つけたラティルは、彼に花束を渡しました。 ◇初対面の女◇ 天使のような見た目のギルゴールが 華やかな花束を抱いた姿は 神殿に描かれた絵のように 美しかったものの、 戸惑った顔をしていました。 ギルゴールは、 女をじっと見つめ 自分…
160話 ラティルはカルレインにドミスについて尋ねましたが・・・ ◇聞いて良かった◇ ラティルは、前日の夜遅く、 カルレインと交わした会話を 思い浮かべながら 静かに食事をしていました。 陛下に全てを申し上げたいが・・・ それなら、話せばいいでしょ。 …
159話 ラティルのドミスへの疑惑は解明されるのでしょうか。 夜遅く、ラティルは カルレインを訪れることを 知らせるために、 前もって使いの者を送りました。 その後、彼女はハーレムに入り カルレインの部屋の前に行くと あらかじめ、入口に立っていた 彼…
158話 ラティルはドミスに化けたアイニに、カルレインのことが好きなのかと聞かれました。 ◇ドミスと対峙◇ ラティルは当惑しましたが その気持ちを隠すことはせず 堂々とドミスを見上げました。 彼女は不機嫌そうに小さく笑うと ラトラシル皇帝の特使が 自分…
157話 タッシールはラナムンへ届いた手紙について調査することにしました。 ◇世界を救う英雄◇ 話をしていたタッシールは 突然「あっ」と言うと このくらいのことは ラナムン自身で処理をしたかと 尋ねました。 彼は首を振りました。 手紙を受け取る度に 燃や…
156話 ラナムンに乱して欲しいと言われたラティルでしたが・・・ ◇変わらず無表情の顔◇ ラティルは、 この言葉の意味を どのように解釈すべきか 混乱しました。 色々な解釈が できるかもしれないけれど その言葉を聞くや否や、 彼女は ベッドの上で乱れたい…
155話 攻撃された地下城はどうなったのでしょうか? ◇復讐する相手◇ 夜通し城壁に変な光を放った人は 朝日が昇るまで、 攻撃を続けていましたが 姿を消しました。 トゥーラは お昼過ぎに目を覚ますや否や 狐の仮面が 自分を気絶させたことを思い出して 怒ろ…
154話 ラティルはドミスの名前を、うっかり口にしてしまいました。 ◇感情に流される◇ どうして、 ドミスの話をしてしまったのか ラティルは自分の言葉を拾って ゴミ箱に捨てたくなりました。 その名前を口にしたところで カルレインが良い返事を するわけが…
153話 カルレインに怒っているようだと言われたラティルでしたが・・・ ◇ぎこちなさ◇ ラティルは、 怒っていると思わなかったので 当然、怒った顔をしているとは 思いませんでした。 彼女は、カルレインの質問に 答える代わりに、 カップを持ち上げて 湯気を…
152話 ラティルはドミスの記憶を見続けています。 ◇ドミスの失望◇ 再び、ドミスの夢を 見るようになったことに気づくや否や ラティルは頭がクラクラしました。 額が熱くて頬のあたりは ひんやりしたので ドミスは、 どこか痛いのかと思いました。 そういえば…
151話 ドミスに化けたアイニを前にして、カルレインは・・・ ◇ドミスでない証拠◇ アイニは、 カルレインが何を言っているのか 理解できないような顔をして、 彼を眺めました。 アイニは、 何を言っているのかと カルレインに尋ねましたが、 彼が返事をする前…
150話 カルレインの昔の友達と聞いてラティルは・・・ ◇悪友◇ 昔の友達とは誰のことだろうか。 ラティルは好奇心で カルレインの顔色をうかがいましたが 彼は、自分の友達でなく 他の人の友達の話を聞いているように 淡々としていました。 どうしたらいいか…